8.10 二のダッバの経(80) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様は修行者たちに語りかけました。 「ビクたちよ」と。「尊き方よ」と、修行者たちはお釈迦様に答...
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第6章9走るの経 (現代訳・解説)
6.9 走るの経(59) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で。お釈迦様は、漆黒の闇夜のなか油の灯明が燃やされている野外に坐っておられたのです。 大勢の蛾(が)が油...
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第6章9走るの経 (普及版)
6.9 走るの経(59) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で。お釈迦様は、漆黒(しっこく)の闇夜のなか灯明が燃やされている野外に坐っておられたのです。 大勢の蛾(...
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第6章8遊女の経(現代語訳・解説)
6.8 遊女の経(58) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、ラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)にて、ラージャガハには、一人の遊女に執着し、心が縛られた二組の人の集まりがいます。言い争い、紛争...
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第6章8遊女の経 (普及版)
6.8 遊女の経(58) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、ラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)にて、ラージャガハには、ひとりの遊女に夢中になった、二組のグループが、面倒ごとや暴力抗争をくりか...
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第6章7スブーティの経 (現代訳・解説)
6.7 スブーティの経(57) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園において。尊者スブーティが、お釈迦様から遠く離れていないところで、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて思考なき...
ウダーナ ~ ブッダのつぶやき 第6章7スブーティの経棒の経 (普及版)
6.7 スブーティの経(57) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園にで。スブーティが、お釈迦様から遠く離れていないところに、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて思考なき心の統一...
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第6章4・5・6第一・二・三の異教の人々経の解説の後半
自己と世界・楽と苦 について仏教以外の説を語りながら修行の進んだ弟子にブッダの法(教え)を説く。当時の思想に対するブッダの回答の形をとりながら同時に縁起の理法をそれぞれの側面から説明しているのは6・4と同じだが説明の仕方が変わる (1)我(アートマン)も世界も<常恒で...
ウダーナ ~ ベスト・オブ・仏教 第6章4・5・6第一・二・三の異教の人々経の解説の前半
第6章4・5・6第を一・二・三の異教の人々経は、お釈迦様が教える相手により理論的に、当時のインドの理論を使って、インドの理論好きなお弟子さんたちに向けて説いた経典です。 インドは0を発見した理論の国です、その当時の理論を引き合いに出しながら、対立することなくお弟子さんを...
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8.10 二のダッバの経(80) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様は修行者たちに語りかけました。 「ビクたちよ」と。「尊き方よ」と、修行者たちはお釈迦様に答...
8.10 第二のダッバの経(80) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様は弟子たちに語りかけました。 「弟子たちよ」と。「尊き方よ」と、弟子たちはお釈迦様に答え...
8.9 一のダッバの経(79) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)でマッラ族の子息の尊者ダッバが、お釈迦様のおられるところに行き、ご挨拶(あいさつ)して、か...
8.9 第一のダッバの経(79) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はラージャガハ(王舎城)に住んでおられた。 ヴェール林のカランダカ・ニヴァーパ(竹林精舎)でダッバが、お釈迦様のおられるところに行き、ご挨拶(あいさつ)して、かたわらに坐った。ダ...
8.8 ヴィサーカーの経(78) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 東の聖園にあるミガーラ・マートゥの高楼(鹿母講堂:ミガーラの母のヴィサーカーが寄進した堂舎)で、ミガーラの母のヴィサーカーの可愛がっていた孫が...
8.8 ヴィサーカーの経(78) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 東の聖園にあるミガーラ・マートゥの高楼で、ヴィサーカーの可愛がっていた孫が命を終えたのです。 「ヴィサーカーさん、濡れた衣濡れた髪で、朝も早...
快 挙 パーリ仏典経蔵の個人全訳 アラナ精舎 経典ライブラリー https://sites.google.com/view/arana-tipitaka/ パーリ語の大家 正田大観さん個人によるパーリ経蔵の個人全訳 厳密な妥協なき訳は、お釈...
8.7 分かれ道の経(77) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はコーサラ国で、遊行しておられます。 お供の修行者である尊者ナーガサマーラとともに。尊者ナーガサマーラは道が途中で分かれ道になっているのを見て、お釈迦様こう申し上げた。 「尊き方よ、わ...
8. (77) あるとき、お釈迦様はコーサラ国で、お供の弟子であるナーガサマーラとともに、歩く旅をしていた。 ナーガサマーラは道が途中で分かれ道になっているのを見て、お釈迦様こう申し上げた。 「尊き方よ、わたしたちはこちらの道を行きましょう」 このように言われたとき、お...
8.6 パータリ村の者たちの経(76) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、マガダ国でビク衆と共にパータリ村へ遊行の旅をし、パータリ村の信者たちは、「世尊がマガダ国で大いなるビク衆と共に、遊行の旅をし、パータリ村に到着したらしい」と耳にしました。パー...
8.6 パータリ村の者たちの経(76) あるとき、お釈迦様は、マガダ国で弟子衆と共にパータリ村へ歩く旅をし、パータリ村の信者たちは、お釈迦様に、こう申し上げた。 「 尊き方よ、世尊よ、わたしたちの休息堂を、お使いください」 お釈迦様は沈黙をもってお受けになりました。 ...
8.5 チュンダの経(75) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、マッラ国で、大いなる修行者の僧団と共に、遊行の旅を歩みながら、パーヴァー市のあるところに着きパーヴァーに住んでいる、鍛冶屋の子のチュンダのマンゴーの果樹園で。鍛冶屋の子のチュンダは、 ...
8.5 チュンダの経(75) あるとき、お釈迦様は、マッラ国で、弟子衆と共に、歩く旅をし、パーヴァー市のあるところに着きパーヴァーに住んでいる、マンゴーの果樹園で。鍛冶屋の子のチュンダは、お釈迦様が来られると耳にしました。 チュンダは、お釈迦様にから説法で真理を教えられ...
8.4 四の涅槃のこと経(74) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、お釈迦様は修行者たちに、涅槃に関する法(真理)の法話によって、教えられ、観(すす)められ、...
8.4 第四の涅槃に関することの経(74) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティー(舎衛城)に住んでおられまた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、お釈迦様は弟子たちに、悟りに関する真理の法話によって、教えられ、観(すす)められ、励まし、喜ばせた。...
8.3 三の涅槃のこと経(73) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、お釈迦様は修行者たちに涅槃に関する法(真理)の法話によって、教えられ、観(すす)められ...
8.3 第三の涅槃に関することの経(73) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティー(舎衛城)に住んでおられまた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、お釈迦様は弟子たちに、悟りに関する真理の法話によって、教えられ、観(すす)められ、励まし、喜ばせた。...
第8章のテーマは涅槃(さとり)です。 ウダーナ第8章の中でも1~4は、ブッダが涅槃を語った極めて稀な経典です 8.2 二の涅槃のこと経(72) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられました。 ジェータ林のアナータピンディ...
8.2 第二の涅槃に関することの経(72) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティー(舎衛城)に住んでおられまた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園(祇園精舎)で、お釈迦様は弟子たちに、悟りに関する真理の法話によって、教えられ、観(すす)められ、励まし、喜ばせた。...
7.5 ラクンダカ・バッディヤの経(65) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、ラクンタカ・バッディヤは、大勢の背後から、お釈迦様のおられるところに近づいてきた。 お釈迦様は、ラクンタカ・バッディヤがは...
7-5ラクンダカ・バッディヤ と 15武器を執ること 物語では ウダーナ7-1、7-2教と同様にラクンダカ・バッディヤ尊者が、今度はお釈迦様の前に、瞑想の達人として現れます。 修行者の後からやってくる外見悪いラクンダカ・バッディヤ尊者を...
7-3第一の執着する者たち と 1 欲 望 7-4第二の執着する者たち と、1 欲 望 物語では ウダーナ7-3と7-4では、お釈迦様がkāma(欲望)に捉われた、多くの人々、世間の人々や修行者達の姿を見ての言葉です。 アッタカ・ヴァッカは、欲望(kāma...
7-2第二のラクンダカ・バッディヤ と 14迅 速(後半921~934)16サーリプッタ 物語は、ウダーナ7-1とほぼ同じ 詩では ウダーナでは、輪廻より離脱したひと、悟りを開いたひとを説く、これは理想の修行者 の姿です。アッタカ・ヴァッカでは、理想の修行者...
ウダーナ副読本 ウダーナ7章と アッタカ・ヴァッカ(スッタニパータ第四章) との関係について ウダーナ(感嘆の言葉)は、悟りを開かれた目覚めた人、覚者であるお釈迦様が、日常の生活のなかで子供たちに話しかけたことばから、悟りをひらいた人と会話のように、私達には別次元のことば...
7.10 ウテーナの経(70) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はコーサンビーに住んでおられた。 ゴーシタの聖園で、ウテーナ王が庭園にいたころ宮殿が焼け落ちてしまい、サーマーヴァティー王妃と五百の婦女が命を終えたのです。 大勢の弟子は午前中に衣を着...
7.9 井戸の経(69) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、マッラ国で、大いなる修行者の僧団と共に、遊行の旅を歩みながら、トゥーナという名のマッラ国のバラモン村のあるところに着きました。 トゥーナ村のバラモンたちと家長たちは、 「サキャの家から出...
7.9 井戸の経(69) あるとき、お釈迦様は、マッラ国で、弟子衆と共に、歩く旅をしていた、マッラ国のトゥーナ村で、バラモンたちと家長たちは、 「サキャの家から出家したサキャ族であるサマナ・ゴータマが、マッラ国で弟子衆と共に 歩く旅をし、トゥーナに到着した」と...
7.8 カッチャーナの経 (直訳詩) Yassa siyā sabbadā sati, 常にきづきが、あるなら Satataṃ kāyagatā upaṭṭhitā; 身体の、きづきが常に、そこにある No cassa no ca me siyā, 私は、あったであろうでな...
7.8 カッチャーナの経(68) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、尊者マハーカッチャーナが、お釈迦様から遠く離れていないところで、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて、身...
7.8 カッチャーナの経(68) あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、マハーカッチャーナが、お釈迦様から遠く離れていないところで、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて、身体の在り方についての気づきが内に全面にし...
7.7 虚構を滅する経(67) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様は、みずからの虚構の想いと名称を捨てることを観察しながら、坐っておられたのです。 お釈...
7.7 虚構の滅尽の経(67) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、お釈迦様は、みずからの虚構の想いと名称を捨てることを観察しながら、坐っておられたのです。 お釈迦...
7.6 渇愛を滅する経(66) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、尊者アンニャーシ・コンダンニャが、お釈迦様から遠く離れていないところで、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて...
7.6 渇愛の滅尽の経(66) あるとき、お釈迦様はサーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、アンニャーシ・コンダンニャが、お釈迦様から遠く離れていないところで、瞑想姿で身体を真っすぐに立てて、渇愛の滅した解脱を観察しながら、坐って...
7.5 ラクンダカ・バッディヤの経(65) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、尊者ラクンタカ・バッディヤは、大勢の背後から背後へと、お釈迦様のおられるところに近づ...
7.4 第二の執着する人々の経(64) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、サーヴァッティーで、人間たちは、欲望の対象に限度を超えて執着し、楽しみ、むさぼり、縛られ...
7.4 第二の執着する者たちの経(64) (物語は7-3と同じ) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、サーヴァッティーでは、ものをやたら欲しがり、楽しみ、むさぼり、縛られ...
7.3 第一の執着する人々の経(63) このように、わたしは聞きました。 あるとき、お釈迦様は、サーヴァッティーに住んでおられた。 ジェータ林のアナータピンディカ長者の聖園で、サーヴァッティーで、人間たちは、欲望の対象に限度を超えて執着し、楽しみ、むさぼり、縛られ、夢中...