90歳になる両親の生活をサポートする為に会社を辞めて実家で暮らすことにしました。 これから始まる少し認知症っぽい両親との暮らしを綴っていきたいと思います。
父が母に冷蔵庫からビールを持ってきて欲しいと言った。母は冷蔵庫を開け、そこで止まってる。目の前にあるビールを探せないのだ。 父が母に小さな缶のやつって言う言い方をしたからビールだとわかっていてもイメージが湧かないのかもしれない。
孫の名前が出てこない。父が、ほらこの間来た女の子で…と言っている。えっ〜忘れないでよ! それを聞いた母がまた違う子を思い浮かべたのか2人の会話が噛み合わない。なんだか可笑しくなった。助け舟は出さずに知らん顔した。
少しずつ秋めいて来て涼しく感じる事が多くなった。あまり動かない父は代謝が悪いのかとても寒がる。夕飯の時も食堂の窓が開いていて寒いと怒りだした。こんな寒い部屋に案内するとは何事だと…あぁ〜ぁ張り切ってちょっと変わった夕飯を作ったけど食べた気がしなかった。 怒られている母は黙って耐えている。かわいそうだ。
床屋に連れて行って欲しいらしくいつ暇か聞かれた。どうやら月曜日に行きたいらしい。でも月曜日は都合が悪いから火曜日でもいいかと言ったら火曜日でもいいと言うので話はついた。 と思ったらまた月曜日に床屋に行くと言っている。はぁ〜何回かこのやりとりが繰り返すんだろうなあ。
介護認定の認定調査員がやって来た。 父が変な事言い出さないかとても不安だったけど、至って普通だった。75の質問や運動機能のチェックなど淡々とこなして… ただ今の季節は?って言う質問に少し考えて初夏と答えていた。夏の終わりだとは分かっていても言葉が初夏って出てしまったのでは無いかなぁ。 判定までに1ヶ月半ほどかかるらしい。
とにかくうるさい。二つ離れた奥の部屋にいても、そこでテレビを観ているかの様な音量だ。 もう少し音量を下げてほしいと言ったところ父が怒りだし、怒りに火が着いたのか私の悪口を延々と母に言ってる。いつもの事だ。自分の思い通りにならないと怒り出す。そして私が同居したのが悪いかの様に言う。
父が毎日のように外食をしたがる。車で何処かに出かけたいのだろう。長い距離を歩けないから駐車場から入り口までのレストランを探すのが大変。自ずと広い敷地にあるファミレスになってくる。困ったなぁ…あまり行きたくない。 メニューを見て頼んでも数分後に何を頼んだか忘れている。そんなもんだね、90だもん。
父が突然、今日年金が入るから銀行に行ってきて欲しいと言い出した。あれ⁉️今日は違うし…しかも今度は10月だし…それにこの件は数日前にも同じ事を言い出して年金は2ヶ月に一度の振込だと説明したんだけどなぁ。その時はわかっても納得していなかったんだなぁ。
午前中外出していて帰宅がお昼を回ってしまった。両親のお昼ご飯を気にしながら急いで帰って来たら、ちゃんとご飯を炊いて鯖の缶詰開けて朝ごはんの残りの漬物や海苔で食べていた。 なんだ〜私が居なくても出来るんだ❗️ 私もあまり気を張らずに出来そうなことはお任せして気楽にやっていこう。
年老いた両親2人だけの生活に危うさを感じて仕事を辞めて実家に戻って来た。 あぁ〜ぁ、わかってはいたけどゴミ屋敷状態。 業者に頼んで2トントラック4台分ほどのゴミが出た。片付けながら、どうしてこんななの❓いったい何を考えて生活してきたんだ…と情けないやらあたまにくるわで…今更90歳の両親に文句を言ったところで何も変わらないな。 通帳の管理、薬の管理も出来ていなかった。 4ヶ月経って漸く落ち着いた生活になってきた。 さてさて、また、同じ内容の会話をしながら夕飯です。
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