【23:20】 スピードを上げながら左右に手分けして視線を散らしながら、私達は進んでいく。しかし、男性の車は影も形も見当たらず…やがて私は諦めてアクセルを緩め…
ど素人が書くグダグダな小説モドキですが、どうぞ読んで笑ってやって下さい (´;ω;`)ウゥゥ
「冷蔵庫…までの時間…? 」「はい」 店員は恐る恐る震える様な声で言うが、私の頭の中はそんな事全く考えちゃいなかった。 腕時計をチラリと見る。時刻は午後3時。…
いつも弊社の書き物をご覧頂き誠にありがとうございます。早いもので2月も残すところ今日、明日の2日間になってしまいました… 今更ながら時の経つのは早いものです。…
「お願いします…と、言うか、私はここで奥様ともお会いしてはいませんから… 」 私と奥さんがこのスーパーで偶然とはいえ、接触した事を仲川宏が知れば、彼は余計、頑…
「洲本啓二さんが? 」「そうなのよ… 」 意外な所で、対象者である洲本啓二の名前が出てきたので驚いてしまう私だった。そのままの勢流れに任せて、私は彼女の話に耳…
「あっ!? 」「えっ!? 」 視線の先に、仲川宏と同居している女性が買い物カゴを脇に抱えて売り場に立っている姿に気が付いた。そして、同時に彼女もそんな私の存在…
いつも弊社のブログに遊びにお越し頂きありがとうございます。 本日の「桜の花弁が舞い散る頃」ですが、調査に追われとうとう書き上げられませんでした。って言うか、ま…
チョコレートなんて実に儚い食べ物だ。 せっかく楽しみに取っておいたン千円相当の箱チョコなんて、食べてしまえば一瞬。まるで蒸発でもしてしまったみたい。 「ささ……
そのまま3日が経ったが、杳として洲本啓二の居場所は手掛かりさえ掴めなかった。気持ちばかりが焦ってしまい、会社にも出勤する事も無く、ただ、ぼんやり考え込む日々。…
「あんた、この人に教えてやんなよ」 この言葉を聞いた瞬間、仲川宏が洲本啓二の居場所を知っている事を確信出来た。まだ、調査を引き受けてほんの数時間しか経っていな…
「だったら俺も知らねぇよ。もう用はねぇから帰れ! 」 瞬間、「しまった! 」と後悔したがもう遅い。私の不用意な発言で彼を怒らせてしまったのだ。 「ちょっと待っ…
つい、先程4階で聞き込みした男性が言っていた様に、仲川宏はもうひとつの出入り口から階段をズカズカと駆け上がり、2階奥のドアを開く。遅れてついていった私だったが…
「すみません… 」 そう言いながら軽自動車に近付いた私だったが、瞬間、降りてきた男性の姿を見て固まってしまう。 男性は濃いグレーのツナギを着ていて、背はスラリ…
「こんにちは!! 」 何度かノックしてはみたが、全く反応が無く、私の声だけが空しく響く。辺りは静まり返っていて、人がいる気配がまるでしない。仕方なく、向かい側…
進んでいくうち、ハッキリとその輪郭を見せた目的地だったのだが、1棟だけのそこは、白壁が経年の劣化でくすんでいて、畑の中にポツリと建っているからだろうか、妙に恐…
「悪い事は言わん。宏はやめとけ… 」 そう忠告する男性の態度は「触れてはいけない」雰囲気を醸し出すには充分だった。勿論、私だって許されるものならば関わりたくは…
「あぁ、中学校を卒業する頃には立派なワルだったよ。この辺じゃ武さんの評判は逆にすこぶる良かったから、『鷹が鳶生んだ』って皆、揶揄しよった… 」「…… 」「そう…
弊社のヘッポコ書き物をご覧頂き誠にありがとうございます。 本日は業務に追われ、限界を迎えてしまったので1日お休みを頂きます( TДT)ゴメンヨー さて、現在…
「はぇ~あんた探偵さん! 」 私の名刺を見て女性も同様に驚いている。まるで宇宙人でも見るような視線で私を見ていた。 「いきなり申し訳ありません。実は洲本さんっ…
時折後ろを振り返りながら、私は車に乗り込んだ。 彼女が言う通り、日常茶飯事的にふらついたりするのかも知れないと考えてはみるが、彼女が一人暮らしの事を思えば、突…
「それでは宜しくお願いします… 」「はい。確かに承りました。こちらこそ宜しくお願いします」 駅のすぐ傍にある町営住宅の前で木下幸代さんを降ろした私は、彼女とそ…
「えぇ?でも動かれた分、お金はかかるでしょうに… 」 そう言って戸惑いを見せる彼女。確かに人が動く以上、何かにつけて経費は発生するものだが、それは敢えて口には…
「まだ若いから…亡くなっているって事は無いでしょう」 50を過ぎた私や行方の分からない息子でも、彼女から見たら「若い」のだろう。そう思った。 「確かに、もしも…
木下幸代さんの話を要約すると、50年ほど前に当時の夫と離婚した彼女は、そのまま前夫に息子を引き取られる形で以来、2人と音信不通になったままだという。 息子に会…
小柄だが背筋は伸びていて、品のいい眼鏡を掛けた木下幸代さんは、70代の半ばくらいの印象でしかなく、少々面食らってしまう。もしも私が同じくらいの年齢になった時、…
水曜日。私はいつもより少しだけ早起きをして身支度を済ませると、意気揚々と車に乗り込む。今日は木下幸代さんの話を伺う日だ。 いつもなら、すぐに調査現場へ行ける様…
「私が?Sさんの何を? 」「だから、ちょこれーと」「バカ言っちゃいけない。何で私がそんな事しなくちゃいけないんだ? 」「だってしゃちょうすぐたべるでしょ! 」…
「おはようさん! 」 元気よく、ハイテンションでドアを開けると、既に出勤していたYくんの間抜け面が目に入る。 「おはようっす! 」 相変わらずヘンテコなしゃべ…
週が明けて月曜日。今日は朝から特別な場合を除いて、スタッフが出勤してくる日になっている。 相変わらず私の隠された秘密は、運が良いのか悪いのか、何とか今日まで発…
安堵した私が、その復元されたチョコをそっと握って再び、冷蔵庫に戻ろうとした時だった。 「こんちは---!! 」「ギャッ!! 」 焦った私は、握っていたチョコレ…
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【23:20】 スピードを上げながら左右に手分けして視線を散らしながら、私達は進んでいく。しかし、男性の車は影も形も見当たらず…やがて私は諦めてアクセルを緩め…
【23:10】 対象者は小さく手を振った後、すぐに自身の車へと乗り込む。それを見届けたもう1台の車は、バックランプを点灯させ、静かにゆっくりと動き出した。 「…
【23:03】 ゆっくりと私達の車の前を通り過ぎようとする車を見て、ひーは言った。 「あれはちがうよ。このあいだみたくるまじゃない! 」 そもそも、テンパって…
【22:56】 やがて時間は23時になろうとしていた。 「おそいね」「だな… 」 周囲の民家にポツポツ点いていた明かりも随分と少なくなった気がしていた。エンジ…
【21:40】 やがて私達は、位置情報が示す場所へと辿り着く。古びた工場の跡地で、所有者はいるのだろうが、ここに勝手に車を駐車したからと言って誰も咎めないのだ…
そんなひーの失敗があって、やがて1カ月が過ぎた。再び対象者が動き出すのを悶々としながら待ってはいたのだが、こちらの期待に反して彼女が動く事は無く… 「一体どう…
翌日、私は朝からひーに電話を掛けてみる。昨夜彼女に言い過ぎた後悔はあったが、一度吐いた言葉が元に戻る訳でもなく… 「おつかれさまです」「お疲れ様。今日は何時頃…
いつも弊社のぼログ( ´艸`)をお読み下さりありがとうございます。 やっと熊本へ帰ってきました!関東地方があんなに寒いとは思ってもみなかったのでいきなり風邪は…
「おい!ひー!!テメェ分かんないってどういう事だよ!! 」「…… 」 ひーの言葉遣いが特殊である事は充分分かっていたつもりだったが、完全に冷静さを失ってしまっ…
ビジネスホテルの中で1人、祈るような気持ちで待っていた。そんなに難しい事を要求した訳じゃないのだが、どうしても不安が付き纏い、頭から離れない。 「おっ!? 」…
電話を切って1時間ほどが経っただろうか。思っていたよりも早く、ひーは私に電話をしてくる。待っていた私は安堵し、すぐに電話を取った。 「お疲れ様。どうだ?車はあ…
いつも弊社のおもんない書き物をご覧頂き、誠にありがとうございます… 実は…週明けから関東方面に出張しておりまして、熊本へ帰るのは来週になります。 しかし(-_…
私が久しぶりに県外へ出張している時の事だ。 1件だけ、地元へ残してきた気になる案件があった。対象者が、月に1回程度だけ動くかどうかというものなのだが、わざわざ…
ひーとやらが、うちで仕事をする様になって早いもので1カ月が過ぎた。彼女は未だ1日の大半を掃除係程度で過ごしていたのだが、少しずつ仕事にも慣れ、状況によっては、…
「♪…薄紅の秋桜が秋の日の… 」 なんて、懐かしい「秋桜」の歌詞を口ずさみながら、朝からずっと黄昏てしまっている私。時間はちょうど12時を指していた。 「社長…
「なんかいる…(-_-;) 」 朝から出勤してドアを潜ると、目の前になんかいる。 「あ、おはようございます! 」「あ、あぁ…おはようございます… 」 私とその…
「はっはっはっ!ありゃダメっすよ――――!はっはっはっ!! 」「テメェ…他人事だと思いやがって… 」 「山内さん」が帰った後暫く経ってから、Yくんは思い出した…
「おれ…とにかくかせがなきゃ」「稼がなきゃ…って事? 」「うん」 仕事の内容云々ではなさそうだった。聞けば、最近は母親も病気がちで思うように家族収入が得られず…
「りれきしょ…あぁ、Sがもってけっていったやつ? 」「そう、Sさんが持ってけって言ったヤツ… 」 まるで年中さんを相手にしている様に私は言う。怒りと悲しみと笑…
「ん? 」「? 」 確かにドアの開く音がしたが、その後半透明なパーテーションの向こうに何も変化は無い。 「おいYくん。今、確かに何かドア開く音したよな? 」「…
【20時30分】 いつもより30分ほど遅れて全ての照明が消された店舗の勝手口から、垣内恵美達が出てくる姿が見える。周囲は暗く、あくまでシルエットしか見えないの…
店を出た女性は、振り返る事無くフィアットに乗り込むと、エンジンを掛けたようだった。垣内恵美から報告を受けたのであろう、店長らしき男性は急いで女の元に駆け寄って…
「あれ、卓の女じゃないっすか!? 」「えぇ、間違い無いです。卓の女… 」 フィアットだとすぐに分かったのだが、頭の中にまさか卓の女が垣内恵美の勤務先にまで来る…
【13時00分】 「テメェ…ふざけんなよ… 」「別にふざけてないっす。人が仕事してる時にさっさとメシ喰ってるヤツが悪いっす」「はぁ!? 」「ギャハハ八!! 」…
【12時32分】 ひーとYくんの代わりに弁当を買って来た私は、それぞれを2人のデスクの上に並べる。 「おい、悪いが先に喰うよ… 」「っす! 」「うん、いいよ」…
【12時06分】 「恵美の件で電話しました」「うん? 」 不思議なもので、狩野先生と話しをしたタイミングでの連絡に少々驚いた私だった。同じ事を考えている時間と…
「来週だと…水曜日か木曜日であればどちらでもいけます」「そうか…では木曜日にしましょう」「分かりました。先生、場所はどちらで? 」「梅ちゃんどこかいいお店は知…
【11時45分】 「ただいま… 」「っす! 」「おっ、珍しいな… 」「おつかれ! 」「お疲れってあんた… 」 事務所のドアを開けると、珍しくYくんがデスクの上…
【11時05分】 卓の住むマンション、それもエントランスが見える場所へ仕掛けた監視カメラを回収する為に、私は午前中のうちから車を走らせていた。 昨日テレビで見…
いつも弊社のヘタッピ小説をお読み下さり誠にありがとうございます。 本日、何事もなかった様に更新するつもりだったのですが…急な案件が入ってしまいこれから県外へ旅…
【23時00分】 結局、垣内恵美はマンションへと帰宅し、今はシャワーでも浴びているのか、ドアの横にある換気口から白い蒸気が漏れているのが見える。 「さすがに明…
【22時20分】 出来れば行って欲しくは無かったのだが、垣内恵美の乗る自転車は社長達が挙げていたスーパーの敷地内へと消えていく。 「やっぱここっすね… 」「で…
【21時38分】 バスから1人。垣内恵美は少し疲れた表情を見せてバスを降りる。彼女からは見えにくい場所でその様子を窺っていた私は、尾行するタイミングを計ってい…
いつも弊社のブログを読んで下さり誠にありがとうございます。 お決まりですが本日の更新を「休憩」させて頂きます(´;ω;`)ウゥゥ 早いもので11月に入り、少し…
【21時18分】 驚いた事に、垣内恵美は私が想像していたよりもずっと自ら足を運んだビルの中から出てくるのが早かった。完全に油断していたので、焦りながら車のシー…
【20時48分】 「九品寺バス停です…お待たせしました」 アナウンスと共に、私には全く気付く様子の無い垣内恵美が背中にそっとコートの肩の部分で触れてバスを降り…
【20時28分】 「ふぅぅ… 」 バス停に並ぶ列の中で、私は微かに次に並ぶ人を盾に身を隠し、微妙に垣内恵美に気付かれぬ様、身を潜めている。 年明けにたった1度…
「寒いっすねぇ… 」「ですね… 」 私とYさんは今夜から垣内恵美の行動を洗う事になった。勿論、別口でのんちゃんが接触する事になってはいたのだが、つい、先日まで…
【22時14分】 卓より先にエントランスを潜った女性は自らの部屋ポストを確認し、中に何も無い事を知ると卓の待つエレベーターの中へと足を踏み入れる。同時にエント…
【21時32分】 2人は手を繋ぎスーパーの中へと入っていく。 「おい、ひー! 」「なに? 」「悪いが俺は、女性のマンションに行く。ひーは店の中に入って2人が何…