「またあんたやったっすねぇ… 」「そうですよ社長! 」「ばかだねぇ… 」「…… 」 事務所の中では、スタッフの視線が私に突き刺さっていた。着手金も貰わずに安易…
ど素人が書くグダグダな小説モドキですが、どうぞ読んで笑ってやって下さい (´;ω;`)ウゥゥ
「冷蔵庫…までの時間…? 」「はい」 店員は恐る恐る震える様な声で言うが、私の頭の中はそんな事全く考えちゃいなかった。 腕時計をチラリと見る。時刻は午後3時。…
いつも弊社の書き物をご覧頂き誠にありがとうございます。早いもので2月も残すところ今日、明日の2日間になってしまいました… 今更ながら時の経つのは早いものです。…
「お願いします…と、言うか、私はここで奥様ともお会いしてはいませんから… 」 私と奥さんがこのスーパーで偶然とはいえ、接触した事を仲川宏が知れば、彼は余計、頑…
「洲本啓二さんが? 」「そうなのよ… 」 意外な所で、対象者である洲本啓二の名前が出てきたので驚いてしまう私だった。そのままの勢流れに任せて、私は彼女の話に耳…
「あっ!? 」「えっ!? 」 視線の先に、仲川宏と同居している女性が買い物カゴを脇に抱えて売り場に立っている姿に気が付いた。そして、同時に彼女もそんな私の存在…
いつも弊社のブログに遊びにお越し頂きありがとうございます。 本日の「桜の花弁が舞い散る頃」ですが、調査に追われとうとう書き上げられませんでした。って言うか、ま…
チョコレートなんて実に儚い食べ物だ。 せっかく楽しみに取っておいたン千円相当の箱チョコなんて、食べてしまえば一瞬。まるで蒸発でもしてしまったみたい。 「ささ……
そのまま3日が経ったが、杳として洲本啓二の居場所は手掛かりさえ掴めなかった。気持ちばかりが焦ってしまい、会社にも出勤する事も無く、ただ、ぼんやり考え込む日々。…
「あんた、この人に教えてやんなよ」 この言葉を聞いた瞬間、仲川宏が洲本啓二の居場所を知っている事を確信出来た。まだ、調査を引き受けてほんの数時間しか経っていな…
「だったら俺も知らねぇよ。もう用はねぇから帰れ! 」 瞬間、「しまった! 」と後悔したがもう遅い。私の不用意な発言で彼を怒らせてしまったのだ。 「ちょっと待っ…
つい、先程4階で聞き込みした男性が言っていた様に、仲川宏はもうひとつの出入り口から階段をズカズカと駆け上がり、2階奥のドアを開く。遅れてついていった私だったが…
「すみません… 」 そう言いながら軽自動車に近付いた私だったが、瞬間、降りてきた男性の姿を見て固まってしまう。 男性は濃いグレーのツナギを着ていて、背はスラリ…
「こんにちは!! 」 何度かノックしてはみたが、全く反応が無く、私の声だけが空しく響く。辺りは静まり返っていて、人がいる気配がまるでしない。仕方なく、向かい側…
進んでいくうち、ハッキリとその輪郭を見せた目的地だったのだが、1棟だけのそこは、白壁が経年の劣化でくすんでいて、畑の中にポツリと建っているからだろうか、妙に恐…
「悪い事は言わん。宏はやめとけ… 」 そう忠告する男性の態度は「触れてはいけない」雰囲気を醸し出すには充分だった。勿論、私だって許されるものならば関わりたくは…
「あぁ、中学校を卒業する頃には立派なワルだったよ。この辺じゃ武さんの評判は逆にすこぶる良かったから、『鷹が鳶生んだ』って皆、揶揄しよった… 」「…… 」「そう…
弊社のヘッポコ書き物をご覧頂き誠にありがとうございます。 本日は業務に追われ、限界を迎えてしまったので1日お休みを頂きます( TДT)ゴメンヨー さて、現在…
「はぇ~あんた探偵さん! 」 私の名刺を見て女性も同様に驚いている。まるで宇宙人でも見るような視線で私を見ていた。 「いきなり申し訳ありません。実は洲本さんっ…
時折後ろを振り返りながら、私は車に乗り込んだ。 彼女が言う通り、日常茶飯事的にふらついたりするのかも知れないと考えてはみるが、彼女が一人暮らしの事を思えば、突…
「それでは宜しくお願いします… 」「はい。確かに承りました。こちらこそ宜しくお願いします」 駅のすぐ傍にある町営住宅の前で木下幸代さんを降ろした私は、彼女とそ…
「えぇ?でも動かれた分、お金はかかるでしょうに… 」 そう言って戸惑いを見せる彼女。確かに人が動く以上、何かにつけて経費は発生するものだが、それは敢えて口には…
「まだ若いから…亡くなっているって事は無いでしょう」 50を過ぎた私や行方の分からない息子でも、彼女から見たら「若い」のだろう。そう思った。 「確かに、もしも…
木下幸代さんの話を要約すると、50年ほど前に当時の夫と離婚した彼女は、そのまま前夫に息子を引き取られる形で以来、2人と音信不通になったままだという。 息子に会…
小柄だが背筋は伸びていて、品のいい眼鏡を掛けた木下幸代さんは、70代の半ばくらいの印象でしかなく、少々面食らってしまう。もしも私が同じくらいの年齢になった時、…
水曜日。私はいつもより少しだけ早起きをして身支度を済ませると、意気揚々と車に乗り込む。今日は木下幸代さんの話を伺う日だ。 いつもなら、すぐに調査現場へ行ける様…
「私が?Sさんの何を? 」「だから、ちょこれーと」「バカ言っちゃいけない。何で私がそんな事しなくちゃいけないんだ? 」「だってしゃちょうすぐたべるでしょ! 」…
「おはようさん! 」 元気よく、ハイテンションでドアを開けると、既に出勤していたYくんの間抜け面が目に入る。 「おはようっす! 」 相変わらずヘンテコなしゃべ…
週が明けて月曜日。今日は朝から特別な場合を除いて、スタッフが出勤してくる日になっている。 相変わらず私の隠された秘密は、運が良いのか悪いのか、何とか今日まで発…
安堵した私が、その復元されたチョコをそっと握って再び、冷蔵庫に戻ろうとした時だった。 「こんちは---!! 」「ギャッ!! 」 焦った私は、握っていたチョコレ…
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「またあんたやったっすねぇ… 」「そうですよ社長! 」「ばかだねぇ… 」「…… 」 事務所の中では、スタッフの視線が私に突き刺さっていた。着手金も貰わずに安易…
【23:00】 帰り道中、私は俯く彼女に何も話し掛ける事が出来ず、終始無言のまま事務所へと辿り着いた。杉田隆二の自宅を見に行くというイレギュラーな行動が入って…
【22:45】 「今夜はどうやらここまでのようですね… 」「…… 」 こんな遅い時間に、隣近所の呼び鈴を鳴らして聞き込む訳にもいかず、私は日を改める提案をした…
「まぁいいでしょう…その…彼が住んでいた家はどこにありますか? 」「中央区の本荘になります」「マンション?戸建て? 」「アパートです」「アパート… 」 IT関…
「すみません。いただきます… 」 大堀麻衣は、そう言ってカップに口をつけた。人を年齢や仕事で判断してはいけないのだろうが、驚くほど礼儀正しい。そんな彼女を見て…
【22:05】 「すみません…何にもありませんが… 」「あ、いえ…ありがとうございます」 淹れたてのコーヒーを目の前にそっと置くと、彼女は軽く会釈する。私は運…
【21:55】 約束の時間ギリギリの到着だった。事務所の建物が目に入ると、1階の駐車場に真っ白な軽自動車がポツンと停まっているのが見える。ヘッドライトに照らさ…
「お疲れ様。悪いな… 」「まったくだよ!もっとはやめにいってよ!! 」「すまねぇ… 」 そう言って訝しむひーを宥めながら私は帰り支度をしている。昨日、頭の中で…
地元熊本へ帰ります。 様々な刺激を受けて有意義な出張となりました。勿論、ここでの調査が終わった訳では無いのですが、少しの間信頼出来る仲間(?)に託してここを…
私だけ今夜で出張は一旦終了となります。熊本に残した少しばかりの仕事を終わらせる為にです。勿論大切な案件に変わりはありませんのでそちらが終われば再び東京へと、と…
ずーっと開店休業状態で申し訳ない限りです… 少しずつ出張先での仕事も終わりに近づいてきました。とにかく右往左往するばかりの毎日でしたが、どうやら週末には熊本へ…
いつも弊社のブログを読んで頂いている皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。ホテルへ帰りそのまま⚪︎んでしまう毎日で今日もお休みになってしまいます🚗での張…
いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。思うように書く時間が確保出来ない事もあり、本日の「無題」はお休みさせて頂きます。先日もお話した通り、現在…
「あの… 」 私はやっとの思いで声を絞り出した。 「はい? 」「そこまでお話されたんです。良かったら詳しい事情を聞かせて欲しいのですが、お時間を取る事は難しい…
「あの…秘密は守られますか? 」 急な前置きだったが、私はすぐに「はい。勿論です」と即答した。すると、彼女の息を吸い込む音がする。 「お金を…貸しているって言…
いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。 どことは言えませんが、関東出張に入りました。なかなか厳しい現場ですので朝早くから夜まぁまぁな時間まで大…
「…… 」「…… 」 無言が続くと、それにつられて私も無言になってしまう。きっと意を決して連絡をくれたまではいいが、ここまで無言できてしまうと、私も対応に困っ…
12月に入り、尋常では無い程忙しい日々に追われている。 既に晦日までの予定は全て決まっていて、会社として行う関係取引先への歳暮や、年賀状を作る暇すらもない。…
さて、次のお話を書かなければならない所ですが、出張準備の為、今日もお休みを頂かなくてはなりません( TДT)ゴメンヨー 少しでも楽しいお話、何か問題提起をし…
いつも弊社のブログをお読み下さり誠にありがとうございます 今回はスピンオフと言えば大袈裟になってしまいますが、弊社のスタッフ「ひー」の素顔について触れてみまし…
「そうか…母親がスナックをねぇ… 」「はい。長年やってたみたいですけど、最近畳んだままどこへ行ったのか… 」「気の毒な話だね。母親ばかりか我が子にも会えないん…
「ごめん…ごめん… 」 謝りながら泣きじゃくる恵美を見て、深く後悔した。彼女の行動を半ば知っていながら、こんな対応しか出来なかった自分に腹が立ってしまう。 冷…
「確かにそうね。うちの社長、食い意地だけは本当にヤバいわよ」「食い意地…それって何?どういう事? 」 恵美はまた呆気に取られて私を見ている。その姿が余計に可笑…
「それで…何回くらい、その利息とやらを支払ったの? 」「もう、去年の11月くらいから…何度も払った。もうどれくらい払ったかも覚えてはいないわ… 」「そうだった…
いつも弊社のブログをご覧の皆様、お疲れ様です。 本日も昨日に続き、「千里眼」をお休みさせて頂く事になりました(´;ω;`)ウゥゥ全くだらしのない限りです。 ど…
いつも弊社の書き物をご覧頂き、誠にありがとうございます 本日の「千里眼」はお休みさせて頂きます。と、言うのも今日は作中にもたまに登場する「井上道場」主催の「W…
「そんな無茶な話ってある? 」 聞いている私の腹が立った。素人の私だってそれが犯罪行為だって事くらいは分かる。思わず憤慨して声を荒げてみたものの、それが何の解…
ビールをダイレクトに胃袋に流し込んだからか、ジワリと身体の芯が熱くなる感覚がある。思わず咳き込みそうになってしまったが、それをグッと堪え、恵美の方を見た。 恵…
焼き鳥の焼ける匂いが煙に乗って店の中をぐるりと包んでいる。 本来なら食欲を刺激する匂いなのだろうが、こんな話が始まってしまった以上、とてもじゃないが追加で何か…
「闇金って…恵美、あなた、そんなのどうして分かったの? 」 さすがの恵美も周囲の視線が気になったのか、私の方へ顔を寄せ小声で話す。 「それが…督促の電話が入っ…
いつも弊社の書き物をご覧いただき誠にありがとうございます。本日は急遽証拠撮影が入り現場に出ていますなーんか毎日忙しない感じで落ち着きませんね。渋滞で移動ひとつ…
「お母さんが? 」 恵美にお金の無心をするくらいだ。彼女のお母さんも相当に困っていたのだろう。気持ちは何となく理解出来ない訳でも無いが、それが何故、彼女をここ…
「私ね…私ね… 」 涙を浮かべながら、同じ言葉を繰り返す恵美を見て、背中を擦って「大丈夫」と言う事しか出来ない私。カウンターの向こうの男性は、そんな私達に配慮…
「のんはもう飲まないの? 」 瓶を手に取った恵美は、私にそう尋ねた。 「ありがとう」 そう言いながらグラスを差し出すと恵美は付き合ってくれる事を嬉しそうにしな…
「何よ、反撃って? 」 思わず驚いてしまう。すると恵美は両手を広げ冗談と言わんばかりに笑った。 「あなたが思う程のものじゃないわ。ささやかな抵抗ってヤツよ」「…
「知ってたの? 」 恵美に罪は無いことくらい百も承知なのだが、思わず問い詰める様に聞いてしまう。彼女は少し俯き加減でグラスを見つめている。 社長から「焦るなよ…
「あのさぁ…… 」 そこまで言いながら恵美は何度も躊躇っている。こちらから話しかけると途端に口を噤んでしまいそうな気がして、何も言えずにただ、彼女の言葉を待っ…
「美味しそう! 」 私は和え物、恵美は煮込みをそれぞれ手に取ると、小鉢の中身を箸でつまんで、口の中へと放り込んだ。和え物は、私の口の中で、程よい甘味と酸味が口…
古い開き戸を横に引くと、想像していたよりも比較的若い声が聞こえてきた。 「いらっしゃい。お2人? 」 店の外観は古いまま、記憶通りだったのだが、中には来上がり…
「何でのんは梅木さんの会社に行ってるの? 」 確か、前にも同じ質問を軽くされた記憶があったので、答えは単純だった。 「前にも言ったじゃん。私自身がお世話になっ…