読書日記1153
読んだ本 くぼたのぞみ『J・M・クッツェーと真実』白水社 (2021) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『マイケル・K』を積読していたときに、ふと手にとって読んでからはクッツェーに魅了された。 読みやすく、時おり人間の闇や深いトピックを扱うことが多いので自分には合う作家だと感じている。 本書を読んで『マイケル・K』や『恥辱』の、翻訳者目線での読み方、加えて世界的な評価や読者層の受け止められ方などが語られた。 「そうも読めるのか」 「たしかにそう考えることもできる」 とうんうんしながら読んだ。 たしかに『恥辱』はフェミニストからすれば批判の対象…
2023/09/30 00:05