草ぼうぼうの街(色鉛筆作品743)と 「西遊記」を読んで
この絵は、スケッチブックの紙に描かれていて、切り取られていました。「草ぼうぼうの街」とあるのは、宝塚のこと。明石から宝塚に居住を移した頃、武内は雑草がいたる所にあるのを見て、「雑草がいいね。」と言っていました。「宝塚は花の多いところだ。」とも。次に、「草ぼうぼうの街に住みたい。」という絵も描いていました。その頃の絵と思われる。この絵は、“線“がいいなと思い選びました。太い鉛筆の線が独特のタッチで描かれ、ギシギシとぶつかり合う音が聞こえてきそう。街と草のせめぎあいだ。水色と蛍光色が軽いタッチで使われているのもいい。そう思いながら絵を見ていると、「こんな絵がいいの?」と横から武内の声が。わたしは、「分り易いのを選んでいるのよ。」と言い、「あなたが選ぶのは、難しいから。少しは分り易くないと。」と付け足した。する...草ぼうぼうの街(色鉛筆作品743)と「西遊記」を読んで
2023/08/24 18:55