1995年公開。監督はデヴィット・ウィンチャー。出演はブラット・ピット、モーガン・フリーマン、グウィネス・パルトロー、R・リー・メイ、ケヴィン・スパイシー。ジャンルはサスペンス。 キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件の解決に挑む2人の刑事を描いた作品。 全体的に漂うダークな雰囲気と特殊メイクによるグロ全開の殺人現場は観ていて、恐ろしい。 何よりもブラット・ピットが若い。誰しもが若い頃はあるが、ここまで青いというか、本作の新米刑事役にぴったりである。また相棒であるベテラン刑事役はモーガン・フリーマンである。フリーマンはずっとお年寄り(?)なので、違和感はないがブラピがとにか…
2010年公開。監督はダーレン・アフロノスキー。出演はナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス。ジャンルはサイコスリラー。 主人公は神経質であり、メンタルが非常に弱い。そんな繊細でありながら、強く演技に没頭する女性を描いた本作。 途中から演技の為にと題し先生からキスされたりと(完全なるセクハラであるけしからん)バレエを通して成長(?)していく主人公をナタリー・ポートマンが熱演する。 しかしまあー母から監視されてバレエ漬けの日々というのは辛いものである。 そんな日々からのプレッシャーから性に目覚めて自慰を施そうとするところ、気付くとそこには母が・・・ あのシーンを観たときは、俺何…
1994年公開。監督はロバート・ゼメキス。脚本はエリック・ロス。出演はトム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ、ミケルティ・ウィリアムソン。ジャンルはヒューマン、ロマンス。 元々の原作はウィストン・グルームによる『フォレスト・ガンプ』だが、脚本家エリック・ロスにより原作からは大きくかけ離れた作品となっている。 監督のロバート・ゼメキスはバック・トゥ・ザ・フューチャーでお馴染みの監督であり、キャスト・アウェイでもう一度タッグを組んだ。 ロバート・ゼメキスと言えば何気ない合成映像が特徴的だ。本作では主人公のトム・ハンクスが既に亡くなったジョン・F・ケネディやジョン・レ…
2017年公開。監督はアンディ・ムスキエティ。原作はスティーブン・キングによる『IT』。出演はビル・スカルスガルド、ジェイデン・リーバハー、ジェレミー・レイ・テイラー、フィン・ウォルフハルト。ジャンルはホラー。 本作は1989年公開映画の『IT』のリメイクであり、不気味なピエロ「ペニーワイズ」に翻弄される人々を描く。 このペニーワイズがITという存在であり、冒頭の主人公の弟が下水道で見つけるシーンからお前どんだけ登場すんねんと言わんばかりの尺泥棒なのである。まさにアメリカ版呪怨であり、呪怨のトシオ並に登場するもんだから視聴者も段々ペニーワイズに恐怖を感じなくなる。 それどころか、陽気にも見える…
2008年公開。監督はクリストファー・ノーラン。出演はクリスチャン・ベール、マイケル・ケイン、ヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマン、アーロン・エッカート。ジャンルはアクション。 DCコミック『バットマン』の実写作品。クリストファー・ノーラン監督によるダークナイト・トリロジー三部作のうちの二作品目ということで、バットマン・ビギンズから観るべきかどうか悩んだが、観たいものから観ればいいっしょということで鑑賞しました。 見どころはなんといってもジョーカー演じるヒース・レジャーだろう。そんな彼は本作を最後に映画界から去ってしまった。 睡眠薬などの過剰摂取による急性薬物中毒により死去してしまったのだ…
2019年公開。監督はカイル・ニューアチェック。脚本はジェームズ・ヴァンダービルト。出演はアダム・サンドラー、ジェニファー・アニストン、忽那汐里。ジャンルはコメディ、ミステリー。 ネトフリ公開映画ってことで、動画配信サービスながら絶大なユーザー数を誇るネトフリがそれなりに力を入れて作ったであろう本作。 それなりってのがポイントで大々的にはつくっていないってのが見どころである。 にしてもフレンズで名を轟かせたジェニファー・アニストンである。年来は50近いのに若くてびっくりした。フレンズのときより綺麗になっとるやないか・・・ てかそんなアニストンは、なんやかんや旦那に不満をいだきつつも、大切にして…
2012年公開。監督はライアン・ジョンソン。出演はブルース・ウィリス、ジョセフ・ゴードン、エミリー・ブラント。ジャンルはSF。 タイム・トラブル系第2弾ということで前回は『プリデスティネーション』をご紹介しましたが、今回は本作である。 米国と中国の共同制作と言うことだが、どこにチャイニーズ要素があるんだ?というツッコミはあえてしよう。 主人公と犯罪組織ルーパーの上司との会話で「中国はこれから伸びるから中国語を習え」的な会話。あと未来の主人公の奥さんがおそらく中国人である。以上の2点が本作に含まれるチャイニーズ要素である。 てか2012年の時点で中国は日本抜かして経済大国になってるし、これから伸…
1955年公開。監督はウィルフレッド・ジャクソン、ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロニモ。 原題である『Lady and the Trump』を直訳するとお嬢様と風来坊となる。 ディズニーアニメーション映画として、1950年代に制作されたとは思えないクォリティである。作中に出てくる犬たちの表情や動きが非常になめらかである。 それまでのディズニー映画は『白雪姫』、『ピノキオ』などもとの原作が童話のものが主流だったが、本作は完全オリジナルである。 また実写版『わんわん物語』はディズニープラス配信作となり2020年公開となった。 様々なディズニー映画が実写版となりどちらを観ようか迷ったが、アニメ版…
2021年公開。監督はケイト・ショートランド。出演はスカーレット・ヨハンソン、フローレンス・ピュー、デヴィット・ハーバー、レイチェル・ワイズ、オルガ・キュリレンコ、レイ・ウィンストン。原作はスタン・リー『ブラック・ウィドウ』。ジャンルはアメコミ、アクション。 本作の公開は2020年5月1日に日米同時公開の予定であったが、新型コロナウィルスの影響により公開を延期。 同年3月の時点で吹き替えなどの作業も完了していたが、やむを得ない判断だったのだろう。なんだかんだで公開については中止説なんかも流れていたが2021年7月8日から公開をすることとなった。 ディズニープラスではプレミアアクセスによって視聴…
2001年公開。監督はスティーブン・スピルバーグ。原作はブライアン・オールディス『スーパー・トイズ』。出演はハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ、フランセス・オコナー。ジャンルはSF。 元々はスタンリー・キューブリックのプロット、アイディアによるものであり、監督を務める予定だったが彼が死去したため、スピルバーグに受け継がれた。 キューブリック監督のもと制作も行われていたが、消滅。その後、遺族からの熱望により本作が実現した訳だ。 『2001年宇宙の旅』などキューブリック作品は難解だと世間からの評価が分かれる。 だからこそ視聴者は考える訳で、考えるヒントを与えるが答えは自分で導き出すもの…
2000年公開。監督はラース・フォン・トリアー。出演はビョーク、デヴィット・モース、ピーター・ストーメア、カトリーヌ・ドヌーヴ。ジャンルはミュージカル、ヒューマン。 人気女性歌手ビョークを主人公にし、ミュージカル風な表現とカメラワークぶれぶれよろしくの撮影とジャンプカットを多用しておりスピーディな展開が特徴的。 失明した母親の不遇な人生と空想のミュージカルの明暗があまりにもくっきりと別れており、現実でなにをやっても報われない主人公に視聴者は涙しただろう。 おまけにビョークが東洋人ぽい顔立ちをしているもんだから、日本人は感化されやすいのかもしれない。彼女は日本文学にも造詣が深く三島由紀夫を愛読し…
1998年公開。監督は本広克行。出演は織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、ユースケ・サンタマリア、小泉今日子、いかりや長介。副題は『湾岸史上最大の3日間!』。ジャンルはアクション・コメディ。 連続テレビドラマ『踊る大捜査線』の劇場版。1998年邦画年間興行収入1位を記録。2000年元日に地上波初放送がされると視聴率は28.7%を記録した。今では金曜ロードショーの映画はこの視聴率の半分ぐらい?本作の好評からかシリーズ、出演者単体のスピンオフ企画まで行われるようになった。 『交渉人 真下正義』とか『容疑者 室井慎次』とか。てか室井さん捕まっちゃったのか?その辺は分からない。 本作では主人公青島…
1979年公開。監督は長谷川和彦。脚本はレナード・シュレイダー。出演は沢田研二、菅原文太、池上季実子。ジャンルはアクション。 まだ肉がつく前の沢田研二てことでやはりカッコ良い。 彼はタイガースという音楽グループからソロ活動にうつり、「危険なふたり」、「勝手にしやがれ」など数々のヒット曲を発表し、人気はうなぎ登り。絶頂期を迎える。しかし、その後の彼の活動はめぼしいものはなく、転落へと向かった。メディアから姿を消し、一躍時の人となった沢田研二。愛称はジュリー。 時代に取り残された男なのか時代についていけなかった男なのか未だ謎に包まれている。 そんなミステリアスな男が見せる男らしい演技。 そして対照…
2008年公開。監督はルイ・レテリエ。原作はスタン・リー、ジャック・カービーによる「ハルク」。出演はエドワード・ノートン、リヴ・タイラー、ディム・ロス、ティム・ブレイク・ネルソン。ジャンルはヒーロー・アクション。 マーベル・コミック実写版映画であり、マーベル・シネマティック・ユニバースでは「アイアンマン」に次ぐ2作品目である。 監督は「タイタンの戦い」、「グランド・イリュージョン」のルイ・レテリエ。 主演は「真実の行方」、「アメリカンヒストリーX」のエドワード・ノートン。なんと彼は大学では日本語を学んでおり新日家である。マーベルとの方向性の違いからか、ハルク役は本作のみとなっている。その後のマ…
2008年公開。監督はジョン・ファヴロー。原作はスタン・リー、ラリー・リーバー、ドン・ヘック、ジャック・カービーらによる「アイアンマン」出演はロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロー。ジャンルはヒーローアクション。 マーベル・シネマティック・ユニバース、アベンジャーズシリーズに続くクロスオーバー作品の第一号ということで、経営的にも「スパイダーマン」の版権をソニーに売ったりと、かつかつの経営状況だったマーベルスタジオを救った名作でもある。 薬物漬けにより俳優人生もお先真っ暗な主演ロバート・ダウニー・Jrの成功も本作の功績が大きいだろう。 そして、今後続くアベンジャーズシリーズの中でも、ア…
2013年公開。監督はジョン・カーニー。出演はキーラ・ナイトレイ、マーク・ラファエロ、ヘイリー・スタインフェルド、アダム・レヴィーン、ジェームズ・コーデン。ジャンルはヒューマン。 監督は「ONCE ダブリンの街角」のジョン・カーニー。 主演のシンガーソングライター役に「プライドと偏見」、「イミテーション・ゲーム」のキーラ・ナイトレイ。 そのシンガーソングライターのプロデューサーである飲んだくれ親父がアベンジャーズ「ハルク」のマーク・ラファエロ。娘役に「トゥルー・グリッド」で数々の賞を受賞した女優・歌手のヘイリー・スタンフィールド。 さらにシンガーソングライターの恋人役であるのはマルーン5のアダ…
2008年公開。監督はロドリゴ・ガルシア。出演はアン・ハサウェイ、パトリック・ウィルソン、デヴィット・モース、アンドレ・ブラウアー。ジャンルはサスペンス。 監督のロドリゴ・ガルシアの父親はノーベル文学賞作家のガブリエル・ガルシア。一流作家の元で育った。 主演のアン・ハサウェイは説明不要だが、当時は25~26ぐらいなのでまだまだ若い。でも今とそこまで変わっていない。彼女だけではないが、第一線で活躍している役者は年を重ねても若い者が多い。ある一定の年齢を越えると変わらなくなるというか。と言っても彼女は1982年生まれで現在38歳。 38歳ってまだ若いじゃんと取るかいい年だねと取るかは人それぞれだが…
2014年公開。監督はマイケル・スピエリッグ、ピーター・スピエリッグ。原作はロバート・A・ハイラインによる短編小説「輪廻の蛇」出演はイーサン・ホーク、サラ・スヌーク、ノア・テイラー。ジャンルはSF、サスペンス。 スピエリッグ兄弟は一卵性双生児の双子である。兄弟・双子監督は以外にも多く、「フロム・ヘル」、「ザ・ウォーカー」を手掛けたフューズ兄弟や「オー・ブラザー!」のコーエン兄弟など意外と多い。 監督2人で揉めたりしないのかと疑問に思うが、阿吽の呼吸と言うか長年連れ添ってきた関係性があるからこそ、素晴らしい作品に繋がるのではなかろうか。 本作は「タイムマシンに乗って過去に戻れたら未来は変えられる…
2017年公開。監督はセス・ゴードン。出演はドゥエイン・ジョンソン、ザック・エフロン、プリヤンカー・チョープラー、アレクサンダラ・ダダリオ。ジャンルはコメディ。 カリフォルニア・サンタモニカ湾を舞台にベイウォッチ(水難監視救助隊)のライフガード達が奮闘するテレビドラマ「ベイウォッチ」のリメイク版。 本作ではフロリダ州マイアミに舞台が変更されている。おそらく主演のドゥエイン・ジョンソンのホームタウンによるものだろう。 ライフガードはプールや海水浴場などでレクリエーションを楽しむ者の安全を見守る緊急対処員である。 そもそも日本ではあまり馴染みのない職業である。しかし、欧米諸国では売れない俳優・芸人…
1995年公開。監督はマイケル・ベイ。出演はマーティン・ローレンス、ウィル・スミス、ティア・レオ―ニ、チェッキー・カリョ、テレサ・ランドル。ジャンルはアクション、コメディ。 監督は「アルマゲドン」、「パールハーバー」で有名なマイケル・ベイ。彼のデビュー作である 元々ラッパーとして活躍していたウィル・スミスはシットコムでテレビ出演をしてブレイクした。そこから勢いに乗り「ハートブレイクダウン」で映画デビューし、本作で映画界としての地位を確立させた。いわば彼の出世作である。次回作の「インデペンデンス・デイ」も本作と同じく大ヒットとなった。 ウィル・スミスの相棒役のマーティン・ローレンスはコメディアン…
2009年公開。監督はアレックス・プロヤス。出演はニコラス・ケイジ、ローズ・バーン、チャンドラー・カンタベリー、ララ・ロビンソン。ジャンルはディザスター、SF。 監督は「アイ・ロボット」、「グロウ/飛翔伝説」(知る人ぞ知るw)を手掛けたアレックス・プロヤス。主演は「天使のくれた時間」、「ゴーストライダー」で有名なニコラス・ケイジ。彼の息子の友達の奥さんには「ネイバーズ」のローズ・バーンが出演していた。 本作の最大の見どころは50年前のタイムカプセルから出てきた数字が羅列している手紙だ。 この数字によって数々の予知が起こり、登場人物たちに恐怖を振りかざす。 そしてラストのジャッジメント・デイは「…
2001年公開。監督はスティーブン・ソダーバーグ。出演はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、エリオット・グールド、アンディ・ガルシア、ドン・チードル、ジュリア・ロバーツ。ジャンルはクライム、アクション。 いわゆるケイパーものの作品であり、若かりし頃のジョージ・クルーニー、ブラッド・ピットがとにかくかっこいい。 そして華やかなラスベガスを舞台に描かれており、出演陣も豪華で話題を呼んだ作品。今思うとこんな出演陣ありか?と言った感じ。公開当時からそう言われていたのかもしれないが。マット・デイモンがオーシャンズの中でも下っ端であり、どじるシーンもあったり貴重な映像である。因みに監…
1994年公開。監督はリュック・ベンソン。出演はジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン、ダニー・アイエロ。ジャンルはアクション。 不朽の名作と名高い本作。 プロの殺し屋が一人の少女に恋をする。少女は殺し屋を誘惑する。殺し屋は少女の魅力にどっぷり遣ってしまう。まるで麻薬のように。これじゃ風俗行くのやめられない親父と一緒じゃないか。なんてことを思う人もいるだろうし、これなんてロリコン映画?なんて飛びつく人もいるかもしれない。 ロリコンに極めて敏感な日本人は、本作のナタリー・ポートマンの演技・仕草にどきっとする瞬間が少なからず50回程度はあっただろう。 彼女は当時13か14歳かそ…
2015年公開。監督はペイトン・リード。原作はスタンリー、ジャック・カービー。出演はポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、コリー・ストール、マイケル・ダグラス。ジャンルはアメコミ、アクション。 本作は「ショーン・オブ・ザ・デッド」監督のエドガー・ライトが脚本を手掛けている。というかそもそもはエドガー・ライト監督でプロジェクトは進められていたのだが、マーベルとの方向性の違いにより「イエスマン」を手掛けたペイトン・リードに変更となった。 アリの能力を持ったヒーローで、1.5cmまで小さくなるってことでスケールも小さいかなと侮るなかれ。 そこで繰り広げられる戦闘シーンは、観る者を退屈にさせる事は…
1989年公開。監督はデヴィッド・S・ウォード。出演はトム・ベレンジャー、チャーリー・シーン、コービン・バーンセン。ジャンルはスポーツ、コメディ。 弱小球団クリーブラント・インディアンスの奮闘劇をおバカに、野球の分からない人でも楽しめる内容にした本作。 選手たちも個性派が多く、元服役囚のリッキー・ボーン(チャーリー・シーン)やベテラン選手ジェイク(トム・ベレンジャー)、野球を金持ちの道楽と考えるロジャー(コービン・ハンセン)、キャンプ初日に現れたお調子者だが俊足のウィリー、キューバから亡命してきた主砲ペドロなど、この球団大丈夫なのか?と視聴者は心配するだろう。 おまけにインディアンスといえば本…
2005年公開。監督はスティーブン・スピルバーグ。原作はH・G・ウエルズ「宇宙戦争」。出演はトム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ジャスティン・チャットウィン、ミランダ・オットー、ティム・ロビンス。ジャンルはSF、パニック。 主人公レイを演じるのは我らがトム・クルーズだ。今からもう15年近く前の作品になるがトム・クルーズ変わらねえなーというのが正直な感想である。 子どもっぽくすぐムキになってしまう性格が、娘レイチェル役のダコタ・ファニングを惹きたてている良いスパイスだ。 「ET」、「未知との遭遇」など宇宙に関する作品を手掛けたスピルバーグ作品の中でも、「宇宙人による侵略」をテーマにした本作は異質…
2018年公開。監督はテイラー・シリダン。出演はジェレミー・レナ―、エリザベス・オルセン、グラハム・グリーン、ジョン・バーンサル。ジャンルはスリラー。 役者人がマーベル勢が多かった。馴染みのある顔に対して感情移入しやすい説はどうだろうか?ありそうな気がする。 ネイティブ・アメリカン社会の闇は白人が原住民を支配してきたからこそ存在している。ネイティブは白人に対し嫌悪感を示す。そういったリアルな人権問題が本作では描かれており、単にネイティブが白人にレイプされ殺されただけでは済まされない問題なのである。 本作は海外でも評価が分かれる。 日本民族は自分たちが侵略されるなんて、想像もつかないほど平和ボケ…
1987年公開。監督はブライアン・デ・パルマ。出演はケビン・コスナー、ショーン・コネリー、チャールズ・マーティンスミス、アンディ・ガルシア、ロバート・デニーロ。ジャンルはアクション・クライム映画。 禁酒法時代のアメリカ・シカゴは酒の密売・密輸や裏金の闇取引など犯罪が多発していた。裏社会を取り締まる暗黒界のボスである「アル・カポネ」逮捕に向けて財務官「エリオット・ネス」を中心に捜査チーム「アンタッチャブル」が結成される。 主演のケビン・コスナーは本作をきっかけにハリウッド・スターの仲間入りを果たす。主人公の自伝を基に制作された映画であり、ノンフィクション映画でもある。しかし、実話とは異なる部分が…
2002年公開。監督・主演はチャウ・シンチー。出演はン・マンタ、パトリック・ツェー、ヴィッキー・チャオ、ウォン・ヤッフェイ。ジャンルはカンフー。「少林足球」そのまま訳して「少林サッカー」。 チャウ・シンチー、ン・マンタ名コンビの事実上最後の作品である。 それまでは何度かインタビューでお互い共演がささやかれたりもしたが、ン・マンタは2021年2月27日に死去。 両者には不仲説が浮上したりと様々なスキャンダルもあった。 シンチーは共演者からのクレームも数多く、デビューしてから香港映画の看板俳優と歩むようになり、喧嘩をしたスターは後を絶えない。 本作でウォン・ヤッフェイはガラス瓶で頭を殴られるシーン…
1997年公開。監督はアンドリュー・ニコル、出演はイーサン・ホーク、ユマ・サマーン、ジュード・ロウ。ジャンルはSF. 近未来SF映画。 制作は今から25年近く前にのぼるが、色あせない作品である。 遺伝子をテーマにした本作は、遺伝子操作による「適正遺伝子」と自然現象による「不適正遺伝子」という2つの遺伝子が存在する。 医療は進化し出生後は乳児の推定寿命までが分かるようになっていた。遺伝子の優劣による差別は拡がりハンデを背負うものは、職業も限られるようになった。 本作では宇宙飛行士を夢見る主人公がいるが、宇宙飛行士も限られた職業だった。 こういったテーマはどことなく重いし固い。 全体的にダークな雰…
1990年公開。監督はポール・バーホーベン。原作はフィリップ・K・ディックの「追憶売ります」出演はアーノルド・シュワルツェネッガー、レイチェル・ティコティン、シャロン・ストーン。ジャンルはSF。 近未来SFアクションと言うことで、シュワちゃんが州議会議員選挙でネタにするほど有名な本作。 舞台が近未来ってことで、現実離れした世界に驚く。 広い意味で宇宙を題材にした作品と言う意味では先駆者と呼べる。そしてリコール社での記憶旅行は今でいうところのVRみたいな感覚と言ったところか。マトリックス的な感じかな。 当時はCGもそこまで発達していないんで、所々「ん?」と思うような箇所が見受けられるのは致しかた…
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