製品開発エンジニアがデータ解析のノウハウを垂れ流します。 統計解析/検定や実験計画、自作ツール。 エンジニアの心構えなど。
Quade(クェード)検定について記述します。 Quade(クェード)検定 Quade検定はFriedman検定と同様に、2元配置や乱塊法のようなブロック因子を考慮した対応のある1元配置の実験計画のノンパラメトリックな検定手法です。Quade検定はウィルコクソンの符号順位検定 (Wilcoxon signed rank test) を2因子以上を扱えるようにした拡張版にあたり、アメリカの生物統計学者Dana Quadeの名に因むそうです。同じくノンパラメトリック検定であるFriedman検定では、対応するデータ内で順位付けをする際にバラツキを考慮しませんが、今回紹介するQuade検定は各データ…
Friedman検定修正版のIman-Davenport(イマン・ダベンポート)検定です。 Iman-Davenport(イマン・ダベンポート)検定 Friedman検定はノンパラメトリック検定で、対応のある2群以上の多群の差を検定する手法です。Friedman検定の特徴として保守的である(=有意差が出にくい)という問題があり、修正版のIman-Davenport検定[1]が提案されています。 Iman-Davenport検定の計算方法 Friedman検定では対応するデータ集合に対して順位付けを行い、この順位を各郡ごとに足して。[math] \displaystyle R_i [/math]…
Kruskal-Wallis検定に続いてFriedman検定です。実務でも使う機会は多いはずですが、Kruskal-Wallis検定が普通でないとFriedman検定は使わない気がします。でも適用機会は多いので。 Friedman検定 Friedman検定は、乱塊法のために開発された手法です。ノンパラメトリック検定の一つで、対応のある2群以上の多群の差を検定します。対応のある一元配置分散分析や二元配置分散分析に対応するノンパラメトリック検定と捉えると良いです。対応する各行毎にデータの順位付けを行い、検定対象となる各列毎に順位和を求めて検定統計量を行います。 Friedman検定の計算方法 Fr…
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