心機一転 すべての記事を一旦非公開にした。 ここ数日自分が書いた文章を読んでいたんだけど、急に恥ずかしくなった。
今日の僕の晩御飯はカロリーメイトチョコ味。一本一本味わって食べた。明日でカロリーメイト生活とおさらば。 体調のガス欠が発生し、将来の不安、現在の情けなさ、解決しなければならない課題の重圧、何もできない自分への妄想的自己叱責に打ちひしがれている。 こうなってしまう日の夜は長い。 耐えることが僕の仕事だが、耐えることしかできないことはやはりキツく、早期の健康回復を近いたいと思えば思うほどに、焦りと焦りと焦りが、全身の毛穴から毒液となって噴き出して、その毒液がさらに体内へ吸収されるかのような心地になる。 病気だから仕方がないと他人から心配されることは、本当に恵まれているが、いつまでもこのままではいら…
『なんでも「はじめて」大全:人類と発明の物語』──調べ物が好きな人へ
なんでも「はじめて」大全: 人類と発明の物語 作者:スチュワート・ロス 東洋経済新報社 Amazon 分厚さに気後れせずに目次を開いて、自分の興味関心のそそる章や節を読めば、歴史への興味の第1歩となる書籍であることは間違いない。本書は我々の生活に関係するありとあらゆるモノやコトのはじめてを、簡素に平易な言葉で解説してくれる。 網羅的とは言えない。正確さについては著者が前書きで触れている通り、確定できないものや起源に諸説あるものなども取り扱っている。この不完全さが、「この物事の歴史についてもっと深く知りたい」という欲求を掻き立てる。「裏を取る」練習に最適な一冊だと思われる。読書に関心のある中学生…
不調の予感は裏切られ、好調も好調、午前中から友人との通話に次ぐ通話、雑談に次ぐ雑談を経て現在に至る。まだ話足りないとさえ思う今は、おそらく躁状態に近いか、それそのものなのだろう。明日への心配は現在のところこれっぽっちも無いが、ガス欠が予期される。落ち込んだとしても、それ自体に落ち込むな、自分。お前の脳みそは、そういう状態なのだから。 本日お世話になったのはカロリーメイト・メープル味だ。空腹感の中で味わう2本のカロリーメイトの美味いこと美味いこと。おそらくカロリーメイトの中でも随一に味が濃く、愛用者からも賛否両論あるかと思うが、僕のベストカロリーメイトはキミにきめた! 褒められるべき食生活ではな…
日記 昨日までと打って変わってあまり動けず。不調の始まりかもしれない。 昨日は所属する惑星鬼天竺というバンドの『針路i』について語ったところで力尽きたので、食事記録も読書記録も滞った。今日もブログを更新するのはキツめの体調だが、別に起き上がって更新するわけでもないし、何かしら文章で残しておけば、「ああ、あのときこんなことでうだうだ言ってたのだ」と振り替えれるし、食費を書籍代に使ったという愚行を二度と繰り返さないように、戒めとして同じことを継続的に別の視点から書き続けるのだ。 食事 といっても、この一週間に食事ログの変化はない。書籍代に消えた食費代で買えるバランス栄養食品、そのな強いて言えば、食…
惑星鬼天竺という音楽ユニットをやっている。 平沢進・P-MODELの楽曲を主にカバーしているユニットであったが、今年はじめにオリジナルを投稿してから、なるべくオリジナルを投稿しようという方針に変えた。そこから6ヶ月がたち、ようやく2つめのオリジナル作品が投稿された。『針路i』だ。 www.youtube.com 今回の楽曲もかなり中二病的な仕上がりになっている。これが初披露されたのは、今から約6年も前に遡る。僕はまだ大学生だった。 歌詞の内容をざっと説明すると、「権力によってでっち上げられた希望ある方向へ無批判的に向かうことにより、その権力でさえ予見できなかった、引き返せない哀れな未来への到達…
日記 動画をひとつ作り終えた。近日中に公開されると思う。音楽の動画で、惑星鬼天竺というバンド?ユニット?名義で世に出す予定のものだ。特に大きな問題が無ければ、明日か明後日にはネットの海に放流するだろう。 ある物事が進むことと、別の物事が進まないことは、見事に対応している。トレードオフの原則は経済学だけにとどまらず、人生の原理を説明しているように思われる。同時に物事を進める才能が欲しい。もちろん同時に、とはマルチタスクという意味ではない。どれもこれも満遍なく少しずつ歩みを進め、気がついたら全ての課題を達成していた……!という器用さという意味である。 つまり、動画がめっぽう進んだので、今日は他の物…
日記 なけなしの生活費を書籍購入にあててしまったので、しばらく食事がパチもんのカロリーメイトだけになる。最近食欲もないので丁度いいとか思ってしまったが、すぐに後悔した。食欲が回復する想定をまるでしていない。 僕はお金の使い方を全く心得ず、単純な未来予測もできないまま30歳も間近まで生きてきてしまった。 僕はお金をうまく使うことができない。どうして高校時代は貯金ができたのに、今はできないのだろうか。 一つは、病気のため稼ぎが安定せず、収入が少ないから。もう一つは、自分の収入に見合わぬ支出をしているのであり、何故かと言うと購入したい書籍が多いからである。この世に読みたい本や欲しい本がたくさんあるの…
日記 しくじった。 僕はTwitterでは政治的な発言をしないようにしようみたいなことをつぶやいておきながら、極めて政治的かつ現在の日本における一大イベントである「オリンピック」について、お気持ち表明をしてしまった。 開会式の実施によるこの心変わりようは見事だ。宮台真司氏が確か言っていた言葉で、「日本は一夜にして民主主義者になり、一夜にしてフェミニストになり、一夜にして環境保護主義者になる。日本人の本質は、その空っぽさ」というのがあったと思うんだけど、まさにそれを感じざるを得ない。— Achelou (@Achelou_y) 2021年7月23日 オリンピックに否定的な意見を発言したり、RTし…
ほぼなんもしていないです。お疲れさまです。こういう日もあるわ。
日記 起きた瞬間に悟った。今日は何をやってもだめだと。とりあえず寝ながらスマホでできることをしている。途中本も少し読めた。ブログはスマホでも可能なので、なんとか続けようと思う。評価☓。 食事 ぶっかけ冷やしそばを食った。しかしこれは選択ミス。まず基本セットである「ゆで卵、サラダチキン」では無いこと。予言通りになった。三日坊主の本能が、僕の計画を邪魔する。あまり参考にしていないが、茂木健一郎氏の言葉で、「三日坊主ならば、それを繰り返せ。目標には近づく」というのを思い出したので、明日はそれを武器に今日の負債を取り戻したい。 ついでに計算外だったのが、食欲が無かったので消化に良さそうなものをと思った…
日記 将来の不安にうち震えている。多くは妄想であると思われるが、自分の人生の詰みっぷりについて熟考してしまい、取るもの手につかず。 一度考え出すとなかなか収まらず。評価△。 まったく動けなかった訳ではなかったので、とりあえず△。おそらく明日は動けないので、課していたミッションは、今日やれるところまでやっておこう。ということで、早めにブログを片付ける。 音楽 平沢さんが7/28に新しいアルバムを出す。平沢さんは毎回アルバム前に1曲フル尺でネット配信をしてくれるのだが、今回は2曲も放流してくれた。ありがたい。 www.youtube.com 1曲目は、ライブ『24曼荼羅』でも演奏され注目されていた…
日記 昼過ぎに起きる。全体的に緩慢とした一日だった。物事にガッツリ取り組むというより、ゆったりとしたテンションでいろいろできた。評価○。 牛のように一歩ずつできた感じがして、今、機嫌大変よろしい。 明日もそんな感じでよろしく脳みそ。 音楽 macaroomのAsahiさん本人に昨日の記事を読んでもらえたようで、とても嬉しいと同時に恥ずかしい。「こういう音楽がもっと売れてほしい」とかどの立場から言っているんだ、とか思ったが、Asahiさんは優しい方で、ご不快な思いはされなかったようだ。そんなわけで、今日はmacaroomを掘っていたのだけれど、これなんかめっちゃ好きだ。 2016年のアルバム『h…
午後の紅茶のカフェインが脳にこびりついたせいか、眠れずに今このエントリーを書いている。眠ろうとする時、人は暇である。暇であると、思考は回遊し、考えても仕方のないことが頭の中をぐるぐるめぐる。うっかり底に落ちる寸前で、音楽を聴こうと立ち止まる。やけに耳に残り、たびたび聴きたくなる元たまの知久寿焼氏の曲があったので、それを目当てにSpotifyで検索したら、「macaroomと知久寿焼」の存在を知る。 目当ての曲というのは、知久寿焼氏の『電車かも知れない』である。原曲は出てこなかったのだが、macaroomと知久寿焼名義のバージョンが配信されていたので聴いてみると、これがめっちゃ良かった。 知久ソ…
服用を義務付けられている薬には、食欲増進の副作用がある。これが厄介者で、体重がもう一度3ケタに突入しそうだ。 病気のため、低収入かつ料理へのモチベーションが湧かない、というか、湧けない僕は、ジャンク小麦と謎肉ソーセージ、ギガ糖類で作られた惣菜・菓子パン、添加物たっぷりの具が入ったおにぎりなどを、日々泣きながら食している。悲しいのではない。少しでもデトックスをと身体が反応するのだ。極めつけは、睡眠薬の残り香によって混濁した朝の意識を覚醒させるためのエナジードリンクだ。Monster最高。 アサヒ飲料 モンスター エナジー 355ml×24本 モンスター Amazon こんな食生活なので、涙の成分…
ちくま新書の『世界哲学史』シリーズを読んでいて、少し困ったことが起きている。このシリーズだけではなく、読書全般に言えることではあるのだけれど、読み勧めていくと興味のあることやより深く理解したい事が爆発的に増えてしまい、ちょっとしたパニックに陥る。 この原因は、いま自分の興味関心に従って、優先順位を付けることができていないことにあると思われる。漫然とした目的意識で本を読んでいると、あれもこれも読んでおきたい……という節操のない状態になってしまう。 また、僕自身のざっくりとした理解への不安がつのる。『世界哲学史』は網羅的な哲学史の解説書シリーズではない。扱う章ごとの自体や場所で繰り広げられた哲学の…
「現在進行形の情報」と「ある程度過去形の情報」のバランスを取りながら情報を摂取しなければならないと個人的に反省する。センセーショナルな情報を入手したのち、感情的または直感的な反応を示すことは、極力避けるべきだぞ、自分。 Twitterで流れてくる多種多様な社会問題へのお気持ち表明、(ニセ)専門家による140字分析などは、「現在社会でどのような問題が起きているのか」ということを知れる点で良いことだ。だがその分析や主張の妥当性については、Twitterだけでは判断がほぼ不可能であり、それを材料にして自分が意見をすることは、慎重にすべきだぞ、自分。 なぜ慎重にするべきか。1.140字で根拠を述べるこ…
世界哲学史7 ――近代II 自由と歴史的発展 (ちくま新書) 筑摩書房 Amazon 『世界哲学史』を読み進めていくうちにニーチェを扱う部分に出くわしたとき、永劫回帰の解説があった。これが分かりやすいと言うか、僕のような凡人にも、その理屈について初めて腑に落ちて理解できた気がした。 なぜ今まで理解できなかったのかというと、まあそれはニーチェに挑戦しては挫折し、嫌気が差して以来、まともに読もう!ということにならなかったことが一番の原因なんだけど、ネットで仕入れられる知識だけで、よく理解もせず、とりあえず良しとしてしまったことも大きな要因だ。 かなりの頻度でお世話になっているコトバンクで「永劫回帰…
大麻博物館『日本人のための大麻の教科書』──大麻への誤解を文化から解きほぐす
日本人のための大麻の教科書 「古くて新しい農作物」の再発見 作者:大麻博物館 イースト・プレス Amazon 「ダメ。ゼッタイ。」の教育の賜物か、僕の大麻への認識は、本書を読むまでは「違法薬物」であった。ラッパーやアウトローなミュージシャンが嗜好品としての大麻解禁を声高に叫び、楽曲の中でもそれを歌っているというところも、僕の偏見を助長するひとつの要素であった。僕はコワイ人たちに対する偏見を持っているからだ。近づいてはならない、と。 彼らに特に恨みは無いが、彼らに対する僕の偏見が、「実際のところ大麻ってどんな植物なのか」という疑問を解消するために調べることを遅らせた。 図書館をソーシャルディスタ…
「落ち込んでも本だけは読める」というフェーズに到達した。もちろん理解度や進行度は、通常時よりも劣るが、しかし本が構築する世界に気をそらすことができるので、安易な落ち込みや希死念慮に陥ることを防ぐことができるフェーズだ。 現在、図書館で気になった本を取り寄せ読みすすめるのと同時に、人文書をより読みやすくするため、哲学の通史を総ざらいするということをしている。自分が持っている資料だとPHP文庫で復刊された『世界十五大哲学』と、ちくま新書のシリーズ『世界哲学史』しか通史理解を手助けしてくれるものがないので、これをド頭から書き込み入れて読んでいる。 うろ覚えになっている部分がかなり多く、これを頭に入れ…
最近、僕の敬愛するアーティストたちが、ラディカルな思想の持ち主であることをあからさまに主張するようになり、ファン層がそれに振り回されるという事象が観測され始めている。 この問題はネットが生まれるよりも前から存在しているが、ネット、特にSNSが普及して以降、ファン層がより直面する機会が増えた。具体的なケースは、名誉毀損に該当する可能性があるため控える。 かくいう僕も、自分の推しの発言に一喜一憂したり、自分のお気持ち表明しなければ思考や感情を整理できなかったりするという事態に追い込まれていたのだが、少し冷静になってみると、そんなに騒ぐことではなかったと反省している。 「音楽を楽しむときに、音楽の中…
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心機一転 すべての記事を一旦非公開にした。 ここ数日自分が書いた文章を読んでいたんだけど、急に恥ずかしくなった。
お久しぶりついでに、近況を書き散らすことにする。 【健康面】 気分の浮き沈みは相変わらずあるものの、さんぽを再開したことによりここ2週間程度の体調、気分変調は安定している。体重は相変わらず肥満体型だけれど。 散歩はなるべくノルマ7000~10000歩を目指し、食生活はあすけんで記録だけしている。 ダイエット食「沼」は1年半続けた結果、半端なく飽きてしまい、今は雑多に自炊したり、お茶漬けで済ませたりしている。ただ、PFC管理なんてやってないから、沼よりも不健康にはなっていそうだ。野菜が高い。巨大なS&Bのカレー粉の缶が、後生だから俺だけでも使い切ってくれと囁いてきている。気が向いたらまた使ってや…
若本規夫のすべらない話 作者:若本 規夫 主婦の友社 Amazon 僕は中学生から高校生にかけて、声を褒められたことがきっかけで、声優になってみたいと思ったことがある。色々調べて、絶対に無理だとわかったので、淡い青春の夢想に終わった。その時期に、一番格好良くって大好きだった声優さんの1人が、若本規夫さんだった。サザエさんのアナゴさんの声、とか言わなくてもいいくらいの大御所声優。 初めて若本さんの声を、「若本規夫」という名前で認識したのはいつだったんだろう。多分、『ドラゴンボールZ』のセルとかかな。 この人やばいなと思ったのは、高校生になってから見かけた、『HELLSING』のアレクサンド・アン…
長らく更新していなかったこのブログを、ちろっと気まぐれに更新してみようと思ったので書いてみる。 文章書くという営みは、ブログという形では無いにしろ続けていた。 もちろん、まともな文章ではない。 TRPGのキャラクターシートという、同好の士以外の人には絶対に見られたくない文章を、恥部として量産する日々を、この2023年は送っていた。 恥部と自虐したが、キャラクターシートの作成は、まるで中学2年生の頃に戻った心地で、大変に楽しい。 TRPGをうっすら知っている外野の人たちからしたら、実に痛々しい行為に映るかもしれない。いい年こいた大人が、おままごとの延長線上にある遊びに熱を入れているのだから。 し…
限りある時間の使い方 作者:オリバー・バークマン かんき出版 Amazon 久々にビジネス書っぽいビジネス書を読んだんだけど、これはアタリだった。 こういう感じの本は、「身も蓋もない当たり前のこと」を正直に書いているもののほうが面白い。「人生が好転する思考術」とか、「悪用禁止の闇心理学」とか、「キャリアをブーストさせるコミュニケーションテクニック」とか、抽象的でよくわからない、具体性にかけるアドバイスばかり書いているいい加減な本よりも、「現実を見よ」という論旨の書籍に出会えたほうが、読み手にとって気づきを得られる可能性があると考えている。 本書の論旨は、「時間管理・タスク管理など、"効率の良い…
シャーロック・ホームズとシャドウェルの影 (ハヤカワ文庫FT FTラ 5-1) 作者:ジェイムズ ラヴグローヴ 早川書房 Amazon 「シャーロック・ホームズ×クトゥルー神話」というまさかのマッシュアップ作品。 僕はホームズはほぼ読んだこと無い。 『緋色の研究』と、短編集『シャーロック・ホームズの冒険』くらい。あとBBCのドラマ『SHERLOCK』シリーズ。いいよねカンバーバッチ。すげえ面白かった。 クトゥルー(クトゥルフ)神話に関してもニワカだ。 TRPGのルールブック『クトゥルフ神話TRPG』、H・P・ラヴクラフト『クトゥルーの呼び声』『インスマス』『狂気の山脈にて』くらいしか読んだこと…
digital.susumuhirasawa.com 思想的な部分は相容れなくなっちゃったけど、相変わらず僕は平沢進を聴いている。 染みる~。気持ちいい~。 10年以上聴いちゃっている音楽は、作者がどんなになっちゃっても、とりあえず聴いてしまって、ちくしょーとか思いながら「ここが俺のツボなんやな」と再認識させられてしまう。分からされる。年甲斐もなく、戻ってくるのはココなんだ……とかなる。 原曲の面影を重視しながらも、結構改変されているアレンジ具合。安心感や安定感がありながら、同時に新しい刺激をリスナーに届けてくれる。いいじゃんいいじゃん。 なんなら、ここから平沢入ってもいいんじゃない?ライブ定…
現在、おおよそ人生の最底辺付近にいる。 付近とわざわざ付け加えているのは、最底辺は通過したと思えるからだ。うつを発症し、何もできずにただ希死念慮を頭の中で反芻する粗大ごみ以下の存在としてベッドの上に突っ伏していた2019年の2月より、今は遥かにマシだ。 双極症Ⅱ型に病名が変化したりしたけれど、薬があっているのか最近は気分の浮き沈みも安定してきている。一番恐れていた、理由なき電車への飛び込み欲求なども最近はめっきり少なくなった(これは本当に恐ろしいもので、未だに僕は電車を待つ時にはホームの一番内側の何かにしがみついている)。 最底辺にいるとき、「なぜ自分の人生はこうなってしまったのか」と過去の自…
Anki(あんき)っていう単語帳アプリなんですけど、これがマジで楽しい。 ja.wikipedia.org 普通は単語帳とか語学学習とかに使う用アプリ。 分散学習という学習方針に沿って設計されており、忘れた頃に「この問題の答え覚えとるか~~???」といい感じに出してくれる優れものです。 難しいことは省きますが、人間は忘れそうになった頃に復習すると長期記憶に情報が定着する(らしい)のです。その人間の記憶の特性を使ったアプリですね。 先程も書いた通り、Ankiは語学学習に特化した機能もあるので、そうした使い方を想定して作られているものだと思うのですが、僕は今それとは違う使い方をしています。 単純に…
脳の地図を書き換える 神経科学の冒険 作者:デイヴィッド イーグルマン 早川書房 Amazon ある日突然、病気や事故で目が全く見えなくなったり、耳が聴こえなくなったらどうしよう……という妄想にかられ、不安で夜も眠れないという時期があった。僕の場合なんだけれど、いままで自分ができていた当たり前の事が、ある日突然できなくなるという恐怖は、脳にこびりついて離れにくい。それに、荒唐無稽な話でもあるまい。将来、恐ろしく低い確率かもしれないが、ありえるかもしれないのだ……と色々考えてしまう。 だが、本書を読むと、そうした不安を抱いている場合ではないことに気がつく。脳は、我々の想像を超えるほどに柔軟なもの…
点を線で結べない男として、公開オナニーブログを長年やってきた。で、いつか線にならぬかという、ある意味自分の無意識に他力本願で任せていた。 お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが、このブログのタイトル『点の記録』は、故・スティーブ・ジョブズの名スピーチで繰り出された概念である「コネクティング・ザ・ドッズ」にもろに影響を受けた、今考えると安直すぎて恥ずかしいブログタイトルなんである。 点を打っていれば、自分もしくは読者にも、認知の点が打たれ、その点をとっかかりとして線でつなぎ、なにか新しい視座が生まれることを期待した願掛けなのだ。 だがこのブログの記事を見返しても、点になりそうなものが少ない。 …
「おならっぷばーん」という、一度読んだら一生頭から消えないインパクトのある名前のブログが消滅していた。とても残念だ。文章の切り口も文体も好きだった。 管理人のかたむきみちおさんは読書家で、読んでいる本(骨太な本ばかりだった)の内容と、日常の雑感を結びつける文章力は天才的だった。記事を読むたびに刺激を受けていた。単なる毒舌に終わらず、自虐も卑屈になりすぎず、気が利いていて、読んでいてスカッとするうえに、なんだか賢くなったような心地にさせてくれる内容だった。 Radiotalkで音声配信したり、投資を始めてみたり、You Tubeでバイク動画を更新されたりと、色々なテコ入れをされていて、運営に工夫…
完全に日記寄りの記事です。リハビリ。 DTMで仲良くなった人たちの集うDiscordに参加している。そのなかで、映画をウォッチパーティーしようという流れが発生した。 その第1段として企画されたのが、「時系列順MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)マラソン」である。一発目から重い。 攻殻機動隊とか銀河英雄伝説とかシュヴァンクマイエル作品とかアイカツとか、謎候補たちがひしめき合っていたのだが、ちょうど「アイアンマンを観たら面白かった」という人がサーバー内に居たこと、僕が「そういえばマーベル映画、ある程度観たけど全然記憶にないや」と発言したこと、そしてマーベル作品大体履修していてストーリーを…
信頼の置ける友人複数名より、「『銀河英雄伝説』はいいぞ」と進められ、110話近い宇宙戦艦の戦艦モノを一気に見ることになった。最初の3話目までは、失礼ながら話についていけなかったが、説明口調のセリフ回し(シン・ゴジラ的で好み)の会話劇と気がついたとき、さらに自分の想像以上のスケールの大きい戦記物であると察するに至り、また声優がこれほまでにない理想的なキャストであると知るところになって、これは見なければならないと考えて視聴の継続を決意した。 ラインハルト・フォン・ローエングラム率いる帝国軍と、提督ヤン・ウェンリー率いる民主政の自由惑星同盟率いる熾烈な宇宙戦争、および所属する各国の政治的な謀略によっ…
自分の音楽体験の根源は、自分だけのものである。自由にもっておいていい。 それはいかなる妨害をシャットアウトすることが許されるだろう。評論の世界で説得力を持つ"識者の声"や、自分よりもファン歴の長い人たちからの”アドバイス”はもちろん、さらには作者からの”お言葉”でさえも、個人が手綱を話さなければ、その人の音楽体験は、その人が完全にコントロールできる。 逆も言える。古参ファンのアドバイス、識者の声、作者のお言葉を、自分の感性や解釈よりも優先的に音楽体験に付け加えることで、それが豊かになるかもしれない。どちらの立場も尊重される。 ここまでを前提として、ここから最近個人的に思っていること。 アーティ…
記録する習慣をつけたい いまは、望ましい習慣を身に付けたいモードだ。 以前だったら、このモードはとても警戒していた。心が上向きになっているときには、自分の現状を把握する前に、その日の夜などに、翌日のやりたいことリストを作ったり、理想的な1日の時間の使い方をGoogle Calendarに登録してみたりする。 で、朝起きる。 その時の気分や体調が躁に傾いたならば、ほぼ確実に実行可能である。 しかし、鬱に傾いたならば、動かずに布団に伏し、予定が融けていく音を聞きながら、自分の無能さに打ちひしがれることを、1日かけて行う。 何度繰り返したことか。 今身につけようとしているのは、「記録をつける」だ。 …
「君はとても口が悪い。死ねとかすぐに言うのはとても不愉快だ。僕の前では言わないでほしい」 これは僕が以前お付き合いしていた女性に対し、付き合って3ヶ月目あたりで僕が口にした言葉だ。このとき、確か彼女は仕事先の愚痴(だったと思う)を言っていて、気に食わない人に対して、何気なく罵る言葉を使っていた。言い方も怨嗟に塗れた言い方ではなく、カジュアルな悪口といった雰囲気だった。 にもかかわらず、僕はそれをマジガチベタに受け取って、過剰に反応したのだ。そしてボロクソに否定したのだ。その後しばらく、その女性との関係性は悪化した。最終的に向こうの大人な態度によって、あるいは僕の怒りの収まりによって事態は収束し…
現実の事象や、自分が普段考えている問題意識、体験したことなどから、それについて書いている本に結びつけ紹介する、というやり方に憧れがある。 「日常から始める書評」だ。 「本書は~」から始まるのではなく、「そう言えば昨日、Twitterでこんな人を見つけた」とか、「この映画を見てたらこんな疑問を感じた」とか、「友人と話していていたらこの本を思い出した」みたいにして、自然な導入から入っていくパターンだ。 まず、このスタイルで前提になるのは、僕の人生経験だ。 エピソードトークだ。 だが、究極の出不精(理由はコロナ禍、病気、貧困など)なので、パターン化された単純な人生を送っている。憧れのスタイルで書評す…
僕のうつ期のネガティブ妄想にはパターンがある。代表的なものが、「なぜ俺はこんな病気になってしまったのだ」という、考えてもどうしようもない問題だ。比較的正常な精神状態である今ならば、「そんなの、考えたって仕方ないっしょ」と一笑に付すことができる。 僕が双極性障害になった原因は、自分にも、環境にも、対人関係にも、金銭面にも、社会全体にも見出そうと思ったらいくらでも見いだせる。見出した所で、自分でどうにかできるのは自分の認知パターンや健康状態くらいだ。その他の、自分ではどうしようもない部分に原因を求めて、それに責任を押し付けても仕方がない部分がある。 とはいえ、そうなると責任の比重が自分に偏るように…
「論理的である」ということを、僕のような論理的思考に欠ける人間は、いまいちピンと来ない。 帰納法、演繹法、三段論法、ロジカルシンキング、トゥールミン・ロジック……論理的な考え方とはどういうことなのかをインターネットで調べると出現する数々の思考パターン。目についた情報を手に取り、とりあえずそれを真似しようにも、果たしてそれが正解であるのかということをチェックするには、他者からのツッコミ待ちを期待する以外に、手段があまり無い。 すこし話はそれるが、読みつがれている文章読本に、岩淵 悦太郎の『悪文』というのがある。マスメディアや広告などに綴られた「悪い文章」をレビューすることで、「やってはいけないこ…
お久しぶりついでに、近況を書き散らすことにする。 【健康面】 気分の浮き沈みは相変わらずあるものの、さんぽを再開したことによりここ2週間程度の体調、気分変調は安定している。体重は相変わらず肥満体型だけれど。 散歩はなるべくノルマ7000~10000歩を目指し、食生活はあすけんで記録だけしている。 ダイエット食「沼」は1年半続けた結果、半端なく飽きてしまい、今は雑多に自炊したり、お茶漬けで済ませたりしている。ただ、PFC管理なんてやってないから、沼よりも不健康にはなっていそうだ。野菜が高い。巨大なS&Bのカレー粉の缶が、後生だから俺だけでも使い切ってくれと囁いてきている。気が向いたらまた使ってや…