奥様を亡くした彼は長い闘病の記録を語る事がある見舞いに行った病院のその街の景色を語るきっとその想い出が別れの景色なのかな同じ死別だけど私は私には彼の最期のその姿しかない別れの景色は走って走って祈った事だけよ「助けてって」彼には言えない私の想いのひとコマう
いつになってもどれだけ時が過ぎても心の中のあなたは拭えない心をチクっと刺すようにいつもそこにいる愛する人が出来ても愛してくれる人が出来てもきっとそのまま拭えないでいるの
雨降りのある日ソファに上がって窓を伝う雨を見ながら「パパが、お空で泣いてるのかな」空を見上げて小さな千明ちゃんが言いました。千明ちゃんのパパは先月、病気で亡くなりました。最期の時は2人でホスピスで送ったんです、そう話すお母様の目はしばらく赤かった。雨が降
川の流れの様に日々は流れて立ち止まって驚くの愛は置き去りのままにこの広い空のどこにあなたはいるのかしら
時は無情に流れて私だけ取り残されて今日は月命日ね・・何回何百回も重ねて時は過ぎていく時と共になぜの想いは消えていくの時薬・・いいえ違うのよ考えてもしょうがない、ってそう気付くの
携帯電話を握りしめて走って走ってお願いこれは嘘だよそう呟いて頬に風を受けながら躓いて転んで泣きながらあなたの姿を追っていた
何度かあなたに電話をかけて繋がらない電話に不安も何もなくて忙しいのねと、今夜の食事と2人で飲むお酒をずっと考えていた急に鳴ったあなたの電話はあなたではなく救急隊員の電話だった「彼は、心肺停止で病院に運びました」体育会系の最愛は筋肉質で屈強な人だ健康診断だっ
両手いっぱいにヨモギの葉を摘んであなたに電話をした呼び出し音だけが虚しくなっていた4月の風とヨモギの匂いが今でも甦るあの日の景色と香りとあなたと最期に交わしたあの日を私は忘れない
「飽きたら 迎えに行くね」よもぎの葉を摘む私をそこに下ろしてあなたの車を見送った飽きたら迎えに行くねそう私に言った最愛は2度と迎えに来ることはなかった少し哀しそうな目をいまでも忘れない
以前「これが最後だと解っていたら」で、ブログを綴っていました突然亡くした最愛の想いを書いていました亡くしたあの日からの年月と想いを再度綴りたくなりました
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