嫌いになれたらいいな。気持ちってどうしてどうにもならないんだろうか。好きな気持ちが報われるとは限らないのに…なのに好きになるんだろうか?課員の前で危機管理の話…
週末、係長と2人で永田町へ。大量のコピーを依頼しに行く。昇任試験の参考資料。あまりの多さに、気がひけた…。係長の知り合いだという、NK調査室の彼に頼んだ。「悪…
マーブルパンがチョコとクリームの二つ。雪の中、買ってきたの?雪だるまのパン。ありがとう。S朗さんが出かけた先。M島だと分かった。街のパン屋さん。人気のマーブル…
*****************どこかでまた、今も咲いている望まれない華。生まれては消え、生まれては消え、いつか存在した事すら思い出してはもらえない。残り香…
あの日、強がらないで自分の気持ちを大事にすれば良かった。『どうしたんだよ。』Fの言葉に泣いてしまいそうで『大丈夫。』としか言えなかった。あの日に戻れたら、違っ…
二人で帰る帰り道。駅から出るバスは本数が多くて大概いつも座れた。見慣れた景色がすごく好きになった。狭い座席に二人で座る。恋人同士で居られる時間。遅い時間のバス…
好きなら純粋に、ただ好きなだけでいいのに。理屈なんか抜きでいいのに。この恋は…。いつも自分自身に問いかけて、この関係が…正しくない事実を噛み締めながら、それで…
朝の通期電車は混んでいて向き合って立つと、丁度、抱き合う感じになる。「そのネクタイ好きよ。」時々、彼がしていた青いネクタイが好き。「あぁ、これ。 朝、電車で……
A布が終わる。次の現場は決まっていない。A布の現場は仕事も遊びも楽しかった。R本木にサヨナラ。警視庁少年課事件ファイル12,004円Amazonにほんブログ村
転勤してきたM由が最初に入った現場。T井戸。T井戸でのメンバーが先に現場に入っているJ東。試されているような…不思議な偶然。メールを期待するのをやめて、二人で…
「服装が変わった。」って、学生の頃とは違って、ロングヘアーをバッサリ切った。ずっと、伸ばしていなかった髪をまた、伸ばす日が 来るのだろうか?荷物を整理しなが…
週末は、一人でいるのが怖くて…同期と出かけたスキーもどことなく寂しかった。すごく努力してやり過ごした。S朗さんのいない時間を。にほんブログ村
メールの返事が怖くて、電話を遠ざけた。携帯電話は嫌い。相手の都合に拘らず、電話が繋がることが前提でかかってくる。出ない時は理由があるのに。メールも、そう。お構…
警視庁情報官Amazon(アマゾン)1〜4,200円それでも時々…着信を確認する。その度に、実感してしまう。S朗さんからのメールを待ってしまう。苦しい時間。自…
苦しいから、サヨナラを決めたのに…。サヨナラを告げたのに、結局…どちらにしても苦しかった。 にほんブログ村
警視庁情報官Amazon(アマゾン)1〜4,200円M由にはいつも考えていた事だから…だけど、S朗さんには、判ってもらえない。きっと、彼には判ってもらえないM…
休みが終わって次の現場は係長の居るJ東へ。決まった。偶然に意味はなかったのだけど…。大丈夫、苦しくなったりしない。(仕事をしよう。もっと…。)また、係長として…
友達も同期もみんなを裏切ってるようで、心臓をえぐられるような孤独に襲われる。M由の心全部を空っぽにして、そのうち、彼も彼の周りのすべてが押し寄せてきて、責め続…
二人の関係がM由を不安にしていた。不倫は正当化出来ないから、自分自身の正義が信頼出来なくなる。自分自身が分からなくなってしまう。にほんブログ村
S朗さんは家に着いてしまえば、家族を支えるパパに戻る。『いつかもっと、欲張りになって もっと苦しくなるよ。』って…。そうなってしまう前にサヨナラを言うべき…だ…
M子ちゃん、以前、『いつか、辛くなるよ。 苦しくなってくる。 それから、独占したくなって、 嫉妬するようになるよ。』って…言っていたよね…。(苦しくなる?)S…
(自分の気持ちなのに…。 思いどおりにはならないのは、 残酷だと思う。)どんなに自分の気持ちを否定しようとしても間違いだって気づいていてもどうにも出来ない。 …
諦める方法が他に分からないから信じられる約束がM由には無いって、不倫の虚しさを思い知るように、自分を痛めつける他に…なかった。それが、そのまま彼を愛してること…
言わないいけない。聞かなきゃいけない。M由は家を出る予定で、それから引越し先が多分S朗さんの住む街、多分、S朗さんの家から歩いて行ける場所になるって事。(今な…
S朗さんの笑顔にまだ引越しについて話せてないまま引越しが近づく…。年が明けたなら一人暮らしになるのはもう、決まっていること。きっと、一人で過ごす時間が増えてし…
NO窪の駅から13分そこに新しい部屋がある。新しい部屋は、S朗さんが住む街にある。(このまま…引越していいの?)自分でも自分に問いながら、彼と私の…どこかで繋…
帰りの待ち合わせ、一緒に食事をして、自宅近くまで送ってもらう。S朗さんが家にたどり着く前に、M由に電話をかけてくれる。それから一日の最後にもう一度…《おやすみ…
別れたいのに、別れられない。別れなきゃいけないのに、サヨナラが言えない。(自分の気持ちなのに…。 思いどおりにはならないのは、 残酷だと思う。)今、M由が、ど…
ふとした瞬間…時々、頭に浮かぶ。きっと…悲しんでいるんだろうな。どこかに魂とかあって…どこかでそういう何かで存在していたら、きっと悲しんでいるんだろうな。きっ…
今朝は二人とも…朝から本部。ずっと早い時間に赤坂で待ち合わせて、朝マック。S朗さんは、大胆で噂にはならないって思ってる。「偶然会ったことにすればいい。」と…(…
年末から…ずっと、自分らしくない気がした。これまで、平気だったじゃない。もっと、M由は自由だった。もっと自立していた。会えなくても不安になんて思わなかった。恋…
S朗さんが家族と過ごしていれば、電話しても…出てくれない。分かっていても会えない日は…M由を忘れてS朗さんが居なくなってしまうような気がしてる。電話が来ないっ…
三元日までおめでとうのメール以外、M由からの連絡はしなかった。S朗さんが過ごす家族との時間を思いながら、《やめるべき》って繰り返す心の声をかき消している。だか…
S朗さんはパパだ。M莉子ちゃんのパパでM由のパパじゃないなんてわかりきったこと。(ずっと、漠然と思っていた。 M由に何か欠けてしまった。)特別な日には…S朗さ…
「M由が初めて、 PCを持ってきた日ね。」S朗君がM由の方に向き直って、「覚えてる?僕がパソコンで 最初に何か説明したろ。」と、聞いてきた。「うん?覚えている…
家族と過ごすクリスマスの前に会いたかった。そうしたら、我慢出来る…はず。そう思っていて、会えた日。少しだけ、ホッとした。エレベーターの中でキスをして、S朗さん…
毎年奥さんの友達家族とクリスマス。S朗さんが腕を振るうローストチキン。S朗さんが嬉しそうに言う。「 M莉子は、 まだ、サンタを信じているんだよ。」「嘘?。」に…
すごく。苛立って、心が…冷たい。友達と会っても楽しめてない。誰にも…心が開けてない。(何だか、不安定で。)少し、仕事から離れたい。私生活を切り離して自分自身を…
週末、ショッピングにK祥寺に行く。駐車場に車を停めて、少し歩いてヘアーサロンの予約の時間まで、お洋服を見る。好きな洋服はマカフィーやトゥモローランドニューヨー…
(ふぅ。)色んなことが…頭を占拠して…、(自分に振り回されてるのかな。)******************学生気分に少しだけ戻りたい。久しぶりにみんなに会う…
******************懐かしい。不思議な光景に心が奪われた。夕焼けの空に、浮き上がったパルテノン神殿薄くて滑らかな布をまとった古代ギリシャの民が…
(きっと、消えない。 いつも、心の底には不安がある。)「不安があって、消えない。」「何が不安なんだ?」「…?何かな? 上手く言えないけど…。 すごく不安で仕方…
自宅近くまで来ると、いつもの角を曲がって、もう一つ角まで歩いて、それから自宅前でまた曲がる。街灯から外れたそこで向き合いキスをする。何の保証も確信も無く、係長…
人混みを抜けて…久しぶりに二人一緒に歩いて帰る道。駅から坂を下ってガード下をくぐると古い小さな商店街がある。ずっと、変わらないと思っていた街の景色が少しづつ変…
M由の存在が周りの誰かを傷つける前に、巻き込んだり苦しめてしまう前に、別れるべきだ…。M由は、S宿で逃げ出してからずっと…係長を愛していても好きな気持ちを抱え…
駅に着くと涙の跡が乾いてた。ホームに降りると…突然、誰かに路を遮られた。顔をあげると、T駅のホームなのに、 「追いついた。」って… いつもの泣きそうな笑顔の係…
置き去りにした係長が追いかけて来たのが分かった。『M由、待って。』係長の声が聞こえた。(立ち止まって、 振り返ったら… そうしたら、どうなるの?)ブランデーを…
係長は、離婚なんてしたりしない。M由だってそんなこと望んでない。だけど…今だって不倫の事実は変わらない。いつか別れなければいけない。どれだけ…愛しても、係長が…
感情が止まらないただ、溢れてくる係長が悪いわけじゃない。ただ応えることができなかった。(愛して どうなる… このまま…どうなるの?)今だって、係長の家族を傷つ…
長い沈黙の後、係長は、M由を真っ直ぐに見つめて、言葉を確かめるように、「愛している。」と…言った。グラスの水滴が集められ、流れて落ちるのをただ黙って見ているM…
S宿駅近くの小さな喫茶店に、入った。係長は、ウィスキーを頼んだ。少しだけ、係長から飲ませてもらう。強い香り。「奥さんとも、飲むことある?」と、聞いてみた。「ワ…
外は、暗くなっていて。S宿は、余りにも知った場所で、離れて歩く。手を繋げない恋人。先を歩く係長の背中を見ながら自分の中で、この気持ちが変わっていく日が来るだろ…
家族と過ごすS朗はM由のことを想ったりする?忘れている…?(きっと、 忘れられているでしょ。)S朗に会わない日M由は、いつも後ろめたい気持ちで自分が卑怯な気持…
M由はS朗を手放すことが出来なかった。S朗を手放すことが真っ直ぐな自分や正直な自分自身の愛を否定してしまいそうで、M由が失ってしまった物は何のための代償だった…
ずっと無言のままで、エレベーターが閉まる瞬間、振り返ったS朗君が抱きしめてきた。「こうしたかった。」M由も…抱きしめて欲しかった。隠していた感情は解放されてし…
最近は違ってしまった。赤ん坊を見ながら、やっぱり、振り返ってしまう。幸せな気持ちが薄れて、自分の笑顔がぎこちなく感じる。思考が流れていって、自分を振り返ってし…
親友の出産以前なら友人に赤ん坊が生まれて、会いに行くのは楽しみだった。お祝いのプレゼント🎁を選ぶのも楽しかった。小さな手で握ってくる。小さな5本の指があって…
仕事中に自宅で奥様に会わせたり…自宅のベッドルームでしたがる…S朗を既婚者だってことを悪びれたりしないで家族への罪悪感を感じていないようなS朗の不誠実さを全部…
いつものシャンパン🍾。すごくキレがあってフルーティで、箱のデザインがいつも素敵。Fさんの選ぶ物がすごく上手だと思う。開店のお祝いには、器にした。お店は指定建…
****************途中で、S朗さんは「 キスして。お願い…。」って…言う。『僕にキスして欲しい』(『キスして…』って? ここで?そうして欲しいの…
*****************あの頃、愛がまだよく分からなかった。愛することも愛されることも相手を理解することも伝え方も分からなかった。たくさんの『ごめん…
前に来た時は、こんなだったかな。久しぶりのY浜。覚えておこう。2人で来たこと。2人で食べたもの。S朗さんが買いたかったと言った土地を心に焼き付けておこう。あの…
水上バスで横浜に来た。少し歩いて…昭和の駄菓子屋さんレトロな雰囲気を模して、作られた空間。デートなのに、M由は多分…落ち込んでいて、気のせいか、S朗さんも…言…
今日もまた胸を締め付けるあの日の醜い自分を忘れたりはしない。どの景色を見ても誰と居ても胸を締め付ける苦しくて苦しくて泣いた夜が蘇る。S朗の家族を目の当たりにし…
偶然。同じお店に来た。同じ景色に、胸が痛んだ。意図せずに、同じお店に違う人と来た。今も、《幸せでいてほしい》って思っている。あの頃もそう思っていたし、ずっとそ…
バスの窓、ガラスに映る自分の隣にS朗さんが居ない現実を眺めていた。(ただ好きで、 好きだから一緒に居たいだけ。 …それじゃぁ、ダメなのかな。)(そんな風に思う…
右耳がくぐもって聞こえづらいのは、気候のせいかな?人の言うことを聞かないから、耳が悪くなる…のかも。にほんブログ村
駅で別れて一人で帰る道…。頭の中で、今日の日を反芻した。繰り返し思い返しては泣いてしまったことも『嫌だ。』と言葉にしたことも全部を…後悔した。結局…気持ちがつ…
S朗と歩いた桟橋。久しぶりに来た。何度もデートして、だけど、帰る場所は違うから待ってる人がいる場所。 S朗には、あった。フェリーから海鳥にサンドウィッチのかけ…
仕方なかった。何度も言い聞かせた。何度もね。NO窪から帰るのは、自分に言い聞かせるため。にほんブログ村
身体のずっと奥から頭まで繋がって何かが一瞬貫いていく瞬間。 頭頂までの全神経が痺れるように。一瞬で通り抜けて、それから指先まで拡がる。感じていく。味わうそれ……
その衝動を止められない。酷く醜い。すがるほど追い詰められ、自分自身を罰することも、助けることも出来なくて、ただ涙だけ。心が軋んでいた。もうすぐ、壊れてしまう……
すぐに引き戻されて、ずっと、動けないまま。片時も消えない不安感が全部の思考を止めてしまう。心が壊れていくのを自分では止められない不安が全身に拡がって、ただひた…
毎日、側に感じてた。毎日一緒に居たから。夜の空に明るい月を見つけるたびに思い出す。全部。声までさっきまで一緒に居たみたいに…。鮮明に思い出す。思い出すのは笑顔…
一番好きな季節が 一番辛い季節になった。自分を責めて、憎んでも、結局、自分のためにしか生きていけないのかな…?結局…自分のためにしか生きてない彼も私も、どんな…
ドイツ製のワイングラスは薄いガラスが唇にあたると、ワインの飲み口に繊細さが加わるみたい…。グラスを燻らせて、黙ってしまうのは、優しい甘さが 口な中で拡がるのに…
見上げた桜ライトアップされて、やっぱり思う。いつまでもこの景色に重ねて思い出す。いくつもの春を過ごした。隣に誰が居ても…夜桜を見上げる度に二人並んで、プラスチ…
*****************何かで目にした人。TBSの友達って…その名前を覚えてた。K崎さん。O窪で…彼と飲んで、それから、S朗さん電話してくれたよね。…
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嫌いになれたらいいな。気持ちってどうしてどうにもならないんだろうか。好きな気持ちが報われるとは限らないのに…なのに好きになるんだろうか?課員の前で危機管理の話…
本当にいつの間にかS朗になった。呼び捨て。S朗さんからS朗君にそれからただのS朗になった。
過去に生きている。 切なくなった。気付く人いるんだ。鋭いけど過去に生きているからヒトはみんな…。それでも胸が痛むよ。「見返してやるんだ。」決して抜けない棘にな…
ダメよ。シルエットも声も全然モザイクに感じない。本当にできるなら知りたくないのに見つけてしまう簡単に。
K祥寺の駅ビルのスーパーでの買い物。チーズ…。ワインにハムヨーグルト。二人の買い物は楽しい。週末の予定を考えながら、二人で過ごす時間。自宅でワインを飲む日は、…
毎日会った。先が見えないのに終わらない。いつまで一緒に居られるの?心の中の問いかけに答えないまま自分に嘘をついていた。飲み会の後、二人で帰る路。NO窪で降りて…
駅について、待合せまで時間がなくてタクシーで家まで帰って、運転手さんに、自宅の前で待ってもらった。そのままでも良かったけど、パンツスーツのまま、デートするのは…
どれほど大胆だったかを知ってしまったら、きっと、もっとずっと傷ついてしまうと思うから。残酷だなんて思わないで。どれほど容易く裏切りの種を蒔いてしまうか知らない…
「何が好き?」「何が嫌い?」他のことを考えながら、係長の質問に答えていた。綺麗なショールームアンティークのある通り島のお料理の看板で目が止まって。係長がまた、…
ぐるぐる歩いて、また辿り着いた公園。並んで歩くのを誰にも見られたくなかったから、少し距離をおいて、係長の背中を見てた。(寂しくなるのは、ダメだなぁ。こんな恋は…
また、繰り返す想い。思い出が蘇る。誰もいない人影の消えたアーケードの下笑い合って、歩く。子供みたいにはしゃぐS朗大好きな笑い声が耳に響く。大好きだった。あの声…
何度も別れを切り出して、何度もだめだと言い聞かせて。それでもS朗が好きだった。「今から帰るよ。」「うん。」帰るのは、あそこなのに。「ねぇ、M由。 僕のスタンス…
***************思い出すのは連絡が来ないS朗を待ちながら…、席を立てずにいたカフェ。***************S朗君が家族といる時間。約束の…
待ち合わせたのは、いつもの場所。S朗からの電話。地下のスーパーを通り抜けて向かうのがわかった。あのホテル。雨宿りって、言いながら。誰かと来たんだろうなって、つ…
エスカレーターを降りると丁度目の前に小さなドアがある。そこから外に出ると急に静かな裏どおりになる。「お店に入る?」「う〜ん。何が食べたい?」「甘い物でも食べよ…
待合せ場所は…K祥寺で先に仕事が終わったM由が好きな雑貨を見ながら待った。雑貨を見ているとあっという間に…時間が過ぎて、S朗からメールが来ていた。気付くのが少…
いい。元気ならいい。全部なくていい。全部いらないから、元気でいてくれるなら、もう、いいのに。そう言って、別れられたら良かったのに。顔を見たら、全部違ってしまっ…
O窪で待ち合わせて、二人で帰り道、お墓の横、狭い小路を歩く。柳の下。二人だけの時間。誰もいなかった。人の気配だったのかな?一瞬だけ、振り返って誰もいないはずの…
ホテルで抱き合って二人で洗い合う。髪の毛も身体も優しく洗ってくれる。後ろから抱き抱えられるとすごく安らぐ。疲れが取れていく。二人で入るお風呂が好き。首筋に息が…
また、繰り返す想い。思い出が蘇る。誰もいない人影の消えたアーケードの下笑い合って、歩く。子供みたいにはしゃぐS朗大好きな笑い声が耳に響く。大好きだった。あの声…
何度も別れを切り出して、何度もだめだと言い聞かせて。それでもS朗が好きだった。「今から帰るよ。」「うん。」帰るのは、あそこなのに。「ねぇ、M由。 僕のスタンス…
***************思い出すのは連絡が来ないS朗を待ちながら…、席を立てずにいたカフェ。***************S朗君が家族といる時間。約束の…
待ち合わせたのは、いつもの場所。S朗からの電話。地下のスーパーを通り抜けて向かうのがわかった。あのホテル。雨宿りって、言いながら。誰かと来たんだろうなって、つ…
エスカレーターを降りると丁度目の前に小さなドアがある。そこから外に出ると急に静かな裏どおりになる。「お店に入る?」「う〜ん。何が食べたい?」「甘い物でも食べよ…
待合せ場所は…K祥寺で先に仕事が終わったM由が好きな雑貨を見ながら待った。雑貨を見ているとあっという間に…時間が過ぎて、S朗からメールが来ていた。気付くのが少…
いい。元気ならいい。全部なくていい。全部いらないから、元気でいてくれるなら、もう、いいのに。そう言って、別れられたら良かったのに。顔を見たら、全部違ってしまっ…
O窪で待ち合わせて、二人で帰り道、お墓の横、狭い小路を歩く。柳の下。二人だけの時間。誰もいなかった。人の気配だったのかな?一瞬だけ、振り返って誰もいないはずの…
ホテルで抱き合って二人で洗い合う。髪の毛も身体も優しく洗ってくれる。後ろから抱き抱えられるとすごく安らぐ。疲れが取れていく。二人で入るお風呂が好き。首筋に息が…