前回に弟が認知症で介護が必要になったことをお話ししました。今後、弟の介護をどうすればいいのか?実家で在宅介護が良いのか、施設に入れるべきなのか?思い悩みました。弟は糖尿病の悪化のために入院中! 退院後の身の振り方は? 前回お話ししたように、弟の介護認定を受けるために医師の診断を受けたところ、糖尿病が悪化していて、そのまま即、入院となりました。 入院中に言語障害が見られたので、念のため脳のCT検査を行っところ、2度目の脳梗塞(軽度の脳梗塞)を起
近いうちに65歳の定年退職を迎える私は、定年後の生活を考えて、最近はシニアの方々のYouTubeを見る機会が増えました。皆さん、役職定年で気力をすっかり無くてゾンビのようになってしまったり、いっそのこと起業を目指して60歳で会社を辞めたりと、いろいろと心身ともに大変なようです。ひと昔だったら、60歳で定年退職した後は年金暮らしで悠々自適、という生活が約束されていた筈でした。しかし、今や多くの方々にとって、それは叶わない世の中になってしまったということですね。
大学の研究者等が、研究で生まれた発明について、特許出願よりも学会で発表することを優先してしまう場合があります。学会発表によってその発明は新規性(特29条1項)を失うことになり、せっかくの発明について特許を受けることができなくなってしまいます。しかし、そのような場合であっても、所定の期間内に手続きをすれば新規性を失っていない取扱いを受けることができる救済制度があります。それが、新規性喪失の例外規定です。特許調査実務においても、たま~に新規性喪失の例外規
特許調査で公報を読む際に知っていると、ちょっと便利なコツがあります。長い間パソコンを使っていて最近まで知らなかったことも、今さら少し恥ずかしいこともありますが、知っていると知らないのでは大違いなので、便利な技をご紹介いたします。「Ctrl」キーを押しながら、マウスのホイールを上下に動かすと、画面を拡大・縮小できる特許公報の小さい文字を読み続けると目が疲れて、もう少し文字を大きく表示させたいと思う時があります。こんな時、これまでの私はアプリの設定画面を
国内優先権の主張を伴う出願 特許法41条2項3項の括弧書きがポイント
出願日を抑えるために急いで特許出願したけれども、その後の研究で分かった成果を明細書に補充したくなる場合があります。しかし、明細書を補正する場合は新規事項の追加が禁止されています(特許法17条の2の3項)。だからと言って別の出願をした場合には、先にした出願によって出願が拒絶されるおそれがあります。このような場合の便宜を図るために考えられた制度が国内優先権制度ということになります。国内優先権主張を伴う出願に関係する条文特許法第41条を下記に示しま
特許権の効力 特許発明を独占的・排他的に使用・収益・処分する権利
特許権は設定の登録により発生する権利であり、対象となる発明を独占的・排他的に「使用」「収益」「処分」する権利です。特許権は、自ら実施することができる積極的な効力(実施権)と、他人に実施させない消極的な効力(禁止権)があります。「業として」「特許発明の実施」「専有」などが重要なポイントになります。特許権の効力に関係する条文特許法第68条 特許権者は、業として特許発明の実施をする権利を専有する。ただし、その特許権について専用実施権を設定したときは、専用実
パリ条約による優先権の主張を伴う出願における拡大先願の該当性
先日、拡大先願(特許法29条の2)の方の主旨等について書きました。先日挙げた例では、両方の出願Aと出願Bが共に日本出願の場合でしたが、もし、仮に出願Aがパリ条約による優先権の主張を伴う出願の場合はどうなるでしょうか? 第1国出願日を基準として拡大先願の該当性を判断するのか、それとも日本への出願日を基準として拡大先願の該当性が判断されるのか、という問題です。パリ条約による優先権の主張を伴う出願問題を整理すると、パリ条約による優先権の主張を伴う出
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前回に弟が認知症で介護が必要になったことをお話ししました。今後、弟の介護をどうすればいいのか?実家で在宅介護が良いのか、施設に入れるべきなのか?思い悩みました。弟は糖尿病の悪化のために入院中! 退院後の身の振り方は? 前回お話ししたように、弟の介護認定を受けるために医師の診断を受けたところ、糖尿病が悪化していて、そのまま即、入院となりました。 入院中に言語障害が見られたので、念のため脳のCT検査を行っところ、2度目の脳梗塞(軽度の脳梗塞)を起
実の弟が60歳代なのに認知症になった。ことの顛末を公開します。弟の認知症に気が付いた経緯 母と弟は東北地方に一緒に暮らし、私は東京に所帯を構えています。母は90歳近くになるので、介護保険をいつでも利用できるようにした方が良いと考えて、今年の1月に帰省した時に介護認定を受けるために、地域包括支援センターを訪ねました。 その際に、ついでにと言っては何ですが、弟の介護認定も受けようと考えました。弟は10年以上前に脳梗塞で倒れ、その後遺症で右半身が不
「先行文献調査」をご存知でしょうか? 研究・技術者(発明者)にとって最も身近な特許調査になります。「出願前調査」とも呼ばれ、特許出願が簡単に拒絶されないように、同じ発明が出願されていないか否かをあらかじめ調べるために行われる特許調査です。本記事では、この先行文献調査の手順について私の経験をもとに記載しています。最初に発明開示書を読んで発明内容を把握する調査対象の母集団を作成するために検索式を設計しなければなりません。そのためには、まず発明内容
「先行文献調査」をご存知でしょうか? 研究・技術者(発明者)にとって最も身近な特許調査になります。「出願前調査」とも呼ばれ、特許出願が簡単に拒絶されないように、同じ発明が出願されていないか否かをあらかじめ調べるために行われる特許調査です。本記事では、この先行文献調査とはどんな調査なのか?また、先行文献調査の手順について私の経験をもとに記載しています。先行文献調査とは、出願予定の発明が公知になっていないか否かの調査先行文献調査は、出願前調査とも
「90 60問題」をご存じでしょうか?何年か前に「80 50問題」が話題になりましたね。80歳代の老親が引きこもりの50歳代の子の面倒を看る立場に置かれている、という社会問題ですね。 それから年を経て、今では「90 60問題」に移り変わっているということです。実家は「90 60問題」を抱えている 私の田舎の実家では、老いた90代の母親と60代の弟が同居しています。弟は50代の時に脳梗塞を患い、後遺症で右半身が不自由なため仕事に就けず、老いた
60代の働き方は、次のようなパターンが一般的ではないでしょうか?60歳で会社を定年退職し、その後同じ職場で再雇用の契約社員として65歳まで働く。その後、厚生年金の標準的な支給開始時期に合わせて65歳で退職し、雇用される人生を終える、というのが最も多いパターンではないでしょうか?65歳以降も働かざるを得ない? 実際問題として、65歳以降も再雇用で会社に残って働き続ける人はほんの僅かで、殆どの人は65歳前に再雇用契約が打ち切られてしまいます。そのため、
今まで人生の最後について考えることはあまり無かった。少なくとも命が惜しいと切実に思うことはなかったと思う。 年金をもらう年齢になって、自分自身の人生の最後がいつ起こってもおかしくないと、最近考えることが多くなった。山での事故で命を失うリスク 今夏以降、ネットのニュースで毎日のように山での遭難、滑落事故が報じられている。特に60歳以上の高齢者の事故が目に留まるようになった。 最近ショックを受けたのは、黒部渓谷の「水平歩道」から70歳過
シルバー人材センターに登録して植木剪定の仕事に就いてから、ほぼ一年が経過しました。最初は草刈りや掃除の仕事ばかりでしたが、最近はキンモクセイやマキなどの樹木の剪定をさせてもらえるようになりました。 また、週に1日か2日間ペースのシフトでしたが、最近は週に4日間のペースで仕事があり、多いときは週6日間の時もあります。 加えて、以前勤めていた会社からの特許調査の依頼も月に2案件ほどあって、土曜日曜に特許調査の仕事をやることも稀にあります。 この
仙人池に映る逆さ剱岳のモルゲンロート 9月の3連休を利用して北アルプスの北部、裏剱とよばれる山域に行ってきました。今回の登山は、金曜日に夜行バスで室堂に移動し、土曜日から火曜日までの4日間で、欅平まで縦走する密度の濃い山行でした。 前回のブログでは室堂から仙人池ヒュッテまでの山行記を掲載しました。今回は、仙人池ヒュッテから阿曽原温泉小屋を経て水平歩道を通って欅平に至る山行についての報告です。第3日目 仙人池ヒュッテから仙人ダムを経て阿曽原温泉小屋まで
仙人池に映る逆さ剱岳のモルゲンロート 9月の3連休を利用して北アルプスの北部、裏剱とよばれる山域に行ってきました。今回の登山は、金曜日に夜行バスで室堂に移動し、土曜日から火曜日までの4日間で、欅平まで縦走する密度の濃い山行でした。今回は縦走ということで荷物を軽くするため3泊とも小屋を利用しました。4日間ともほぼ天候に恵まれ、思い出に残る山旅ができました。新宿 都庁から夜行バスで室堂まで移動(前日) 今回の山行のメンバーは、私が所属する山岳会のメンバー
昨日に続き、今日もシルバー人材センターの植木剪定の仕事で、終日、五葉松の芽摘みと剪定をしてきました。今回は少し進歩して、芽摘みと古葉を取って透かしをすると同時に、不要枝を剪定することを学びました。植木剪定の仕事に興味がある方の参考になれば幸いです。今回の脚立の軽トラックへの積み方 今日の仕事では脚立を複数使用するため、朝一で軽トラックに脚立を積み込みました。本日使用する脚立は、5尺が1台、6尺が3台、8尺が2台、10尺が1台、合計7台の脚立でした。
今日はシルバー人材センターの植木剪定の仕事で、五葉松の芽摘みを体験してきました。自分自身の備忘録を兼ねて、ブログに残すことにしました。植木剪定の仕事に興味がある方の参考になれば幸いです。脚立の軽トラックへの積み方 今日の仕事では脚立を複数使用するため、朝一で軽トラックに脚立を積み込みました。本日使用する脚立は、6尺が2台、8尺1台、10尺1台、11尺1台、12尺1台の、合計6台の脚立でした。 さて、軽トラックの荷台にどのように積めばよいのか?
私が所属するシルバー人材センターの植木剪定の対象には、個人宅の庭木の剪定のほかに市内のゴルフ場の植栽剪定、草刈りの仕事があります。ゴルフ場の植栽剪定の仕事 私が所属するシルバー人材センタの植木剪定の仕事には、大きく分けて3つあります。第一は個人宅の庭木の剪定です。第二には市内の公園の植栽の剪定です。そして第三には、ゴルフ場の植栽剪定の仕事です。 シルバーの仕事現場は市内に限られていますから、ゴルフ場は当然市内にあるゴルフ場です。ゴルフ場の仕事を
65歳で定年退職してからの経済状況、最近の収入の状況についてご紹介します。65歳で退職してから給与所得はなくなりました。その後は、月に5万円の収入を得ることを目標にいろんなことをやっています。今回は、その状況をお伝えしたいと思います。特許関連の仕事 特許調査請負業務の状況 前職の会社から出願前調査(先行文献調査)を請け負って仕事をしています。これは、70歳までの就業機会の確保という努力義務が企業に求められているからなのでしょう。 昨年10月か
私が所属するシルバー人材センターの植木剪定の対象には、市内の公園の植栽の剪定の仕事があります。季節的にそろそろ公園の仕事が始まるため、市内の公園の場所を確認するため、市内の12ヶ所の公園を下見してきました。公園の植栽剪定の仕事内容 私がシルバーで仕事をするようになった昨年の秋にも、数か所の公園の仕事を経験しました。シルバーの仕事の範囲としては、ツツジなどの低木の刈り込み剪定が中心になり、高い木はシルバーの作業の範囲外となります。 ツツジやアベリ
シルバー人材センターの植木剪定の仕事に就いてから7ヵ月が経過しました。最近どんな仕事をしているのか、今回はお話しします。本日の作業は五葉松のミドリ摘み剪定 今日は、梅雨入りしそうな今にも雨が降りそうな中での作業。作業内容は、五葉松のミドリ摘み剪定、芽切り剪定とも言いますが、でした。 市中の植木屋さんであれば、仕事を始めて半年ぐらいの新人に松の手入れをさせるなんてことは、とても考えられないことでしょう。シルバー人材センターでも、通常は考えにくいこ
5月の連休に2泊3日で仲間と北アルプスの蝶ヶ岳登山に行ってきました。今回の登山は、コロナ禍が明けて久しぶりの大型テントを使ったテント泊です。3日間とも天気が良くて絶好の登山日和でした。上の写真は、蝶ヶ岳山頂付近から眺めた穂高連峰(左から大キレット・北穂高・涸沢岳・奥穂高・前穂高)です。交通とルートおよびコースタイム 今回の山行のメンバーは、私が所属する山岳会のメンバー7人で、日程は5月3日~5日の2泊3日でした。 交通は、往路は新宿から特急あ
今年になってから先行文献調査の依頼がパタッと無くなったのですが、先日、三ヶ月ぶりに調査の依頼がありました。今月も調査依頼が無かったら会社に問い合わせてみよう、と思った矢先でした。調査対象の技術分野は、機械学習を利用した画像処理 先行文献調査の調査対象の技術分野はAI利用の画像処理の技術でした。私の専門は機械なのですが、この際贅沢は言っていられません。電気なら多少分かりますが、画像処理の特許はソフトウェアや数学の要素が絡んできて、理解が難しいです。
昨年の10月にシルバーの植木剪定の仕事に就いてから半年が経過しました。今回は、シルバーで植木剪定の仕事を始めるならば、何歳までに加入すべきかについて、経験をもとにお話しします。シルバー人材で植木剪定の仕事に就くなら60代のうちに 結論からお話しすると60代、できれば60代前半のうちにシルバー人材センターに登録して、植木剪定の仕事に就くべきだと思います。 私は退職後65歳でシルバー人材センターに登録しました。ちなみに植木剪定グループの同期は63歳
65歳で定年退職してから、はや10ヶ月が経ちました。退職後、すぐに健康保険の手続きや高年齢求職者給付金などの諸手続きで忙しくしながら、退職記念の旅行などの楽しい行事もあって、あっという間に最初の3ヶ月は過ぎてしまいました。 一方で昨年の10月から特許調査業務の請負業務を開始し、11月からはシルバー人材センターで植木剪定の仕事を始めました。そんなこんなで今年の1月までは週に5日間のペースで働き、充実した日々を過ごしてきました。 ところが、今年の2月ころ
「先行文献調査」をご存知でしょうか? 研究・技術者(発明者)にとって最も身近な特許調査になります。「出願前調査」とも呼ばれ、特許出願が簡単に拒絶されないように、同じ発明が出願されていないか否かをあらかじめ調べるために行われる特許調査です。本記事では、この先行文献調査の手順について私の経験をもとに記載しています。最初に発明開示書を読んで発明内容を把握する調査対象の母集団を作成するために検索式を設計しなければなりません。そのためには、まず発明内容
「先行文献調査」をご存知でしょうか? 研究・技術者(発明者)にとって最も身近な特許調査になります。「出願前調査」とも呼ばれ、特許出願が簡単に拒絶されないように、同じ発明が出願されていないか否かをあらかじめ調べるために行われる特許調査です。本記事では、この先行文献調査とはどんな調査なのか?また、先行文献調査の手順について私の経験をもとに記載しています。先行文献調査とは、出願予定の発明が公知になっていないか否かの調査先行文献調査は、出願前調査とも
「90 60問題」をご存じでしょうか?何年か前に「80 50問題」が話題になりましたね。80歳代の老親が引きこもりの50歳代の子の面倒を看る立場に置かれている、という社会問題ですね。 それから年を経て、今では「90 60問題」に移り変わっているということです。実家は「90 60問題」を抱えている 私の田舎の実家では、老いた90代の母親と60代の弟が同居しています。弟は50代の時に脳梗塞を患い、後遺症で右半身が不自由なため仕事に就けず、老いた
60代の働き方は、次のようなパターンが一般的ではないでしょうか?60歳で会社を定年退職し、その後同じ職場で再雇用の契約社員として65歳まで働く。その後、厚生年金の標準的な支給開始時期に合わせて65歳で退職し、雇用される人生を終える、というのが最も多いパターンではないでしょうか?65歳以降も働かざるを得ない? 実際問題として、65歳以降も再雇用で会社に残って働き続ける人はほんの僅かで、殆どの人は65歳前に再雇用契約が打ち切られてしまいます。そのため、