さて、久しぶりにブログも始めて行く事にします✨ 考える教育に必要な事は3つだけ! 「考える」への大きな誤解 多くの人が教育をする際、生徒や子供に「考える力」をつけさせてあげようとして、「自分で考えるようにしなさい」と教えます。 でも、実はこの教え方では一生生徒や子供が自分で考えるようにはなりません。 厳しくストレートに書くと、そもそも考えるとは何か?を理解しているのならば、この教え方はしないのです。 考えるとは何か? それは脳に蓄えられたデータの中にある「二つ以上のデータを組み合わせて答えを出す事」です。二つ以上とは何か?例えば「ダンス上手くなるには?」という問いに対し答えを「考える」とします…
www.youtube.com 「Street Dance Roots国際賞 2022」 ノミネート期間 8/31まで投票期間 11/10まで受賞者発表 12/10 (南カルフォルニアの会場にて) ノミネートも投票もこちら☟https://www.streetdanceroots.com/nomination さぁ、皆さんが「こいつこそがストリートダンサーにふさわしい!!!」と思うダンサーを選び、ノミネートをしてください! ノミネートされたダンサーは全世界の人々(ダンサーのみではない)の投票によって、12月10日に南カルフォルニアにて「2022年度の最優秀のストリートダンサー」が発表されます。…
こんにちわ、フィリップです。最近ROCKIN JAPAN がプレゼンスする「ROCKINトークセッション」というラジオを聞いています。 open.spotify.comこの中でOG達はクラシックの曲で踊る事に物凄く感情的になってまで強くこだわる事があるという話が出てきます。じゃあ、クラシックではなく新譜で踊るとROCKINではなくなるのか?また、それはOG達のエゴであって、新世代からするとそこまでこだわらなくてもよいのではないか?という話が出てきます。そこに対して私自身がずっと思っている事があるので、ここでラジオのフィードバックが出来ればと思います☟
センスを直訳すると「感覚」でも普段私達が捉えるセンスとは「才能」に近い感覚の事だと思う。 才能とセンスの違いとは? 才能は「才と能がくっついた字」。「才」は木材の「材」という字にも使われてるように「もともと備わっているよいもちまえ」を意味する。 つまり才能の才とは「能力の元となるモノ」もしくは「能力を活かすモノ」を意味する。結論、能力があってもそれを使う「才」がなければ意味がない。どれだけ筋肉があっても使い方を知らなければ力を出せないのと同義である。 するとこの能力を使う為の力が「才」であり、この「才」の部分がセンスという事になる。 英語で考えると分かりやすいのだが、 センス=sence才能=…
ども、年齢による肉体の衰退を止められないビッグフィルです。しかしなんという事でしょう。 しっかりゆっくり体を作って行きながら練習をすると、なんと、肉体の進化が止まらないではないか。 また、しっかりコンスタンスに練習をするとちゃんと肉体もついてくるようになる、 当たり前な事だが、忘れがちな事でもある。 ただ、30代に入り、仕事に専念し、コロナもあって練習から離れてみて分かった事がある。 こんな事があったのならそりゃあダンサーが社会不適合者になっても仕方ないと、すんなり思ってしまった次第である。 それは「肉体疲労による脳機能の低下」である。 人間の脳の受け皿は3つまでとされている。同時に処理できる…
オリジネーター達は偉大である。 現代のダンスは進化ではなく変化であり、レプリカのまま本物に磨き上がている人は事実上ほとんどいない。 かなりの暴論であり極論に聞こえるかもしれないが、これは実体験における理解であり、事実であると信じている。 私自身はブレイクダンスは進化し続けていると信じていた。勿論技や表現の幅がどんどん広がり、技の難易度もますます高くなり、 ダンサーとしての美意識もどんどん高くなっていて、かっこいいBBOYがますます増えている。 これ自体は凄く嬉しい事であり、ますます社会にも認められてこの上なく喜ぶべき事である。 そんな私がなぜ一人孤独に現代BBOYシーンに対し、本質が欠けている…
こんにちわ、BIG PHILLです。 7年前にダンサーにおける社会的地位に対する私の見方を記事にしたモノがFacebookの思い出で出てきたので、それをこちらのblogに載せたいと思います。元記事⇩https://www.facebook.com/photo?fbid=10206907637919375&set=a.1136939433592------------------------------------ ダンサーの社会的地位が低いのは所得の低さが原因ではない ダンサーは社会不適合者。 正直これはもう自分までの世代のイメージで 最近の若いダンサーを見ていると自分の時代よりはみんな礼儀が…
こんにちわ、フィリップです。この記事は私が7年前(2015)に書いたモノです。当時私は脳内に浮かぶ言葉と数秒後に口する言葉に既に誤差がある事に気づき、脳内の情報整理訓練の一環として、ほぼ毎日2000~6000文字の記事を書いていました。内容としてはまだエビデンスも薄く、主観と経験によるモノが強いですが、本質はしっかり捉えていると今読み返しても思うので、自分の振り返り用の保存版としてこちらのブログに残しておきたいと思います。 www.facebook.com ●音楽を聴く事を技術にしないで! 世界で最もFRESHなBBOYの一人WICKETが FOWNKという言葉を提唱している。 FOWNK(フ…
こんにちわ、フィリップです。 凄い昔の話ですが、あるインストラクターが生徒に対し 「自由に踊ってください」と指示を出しました。 すると多くの生徒が自由に踊るとは? というのを模索する中、一人だけ違った事をする生徒がいました。 その生徒はその日に習った振付を踊り始めたのです。 するとインストラクターは「自由に踊るように」と指摘をしました。 この時、私は思いました。 今この瞬間、このインストラクターは この生徒から「振付で踊る自由を奪ったのだ」...と。 このインストラクターは本当は「アドリブ」を教えたかったのと、 同時に「個性」を持たせたかったのです。 しかし、 即興性を磨くには動きの選択肢を予…
こんにちわ、フィリップです。 本当は色々と書きたい所ですが、 これはマガジンではなく個人ブログなので、 普通に普段思った事もこれからは綴っていきたいと思います。 そこで、今回お話したいのはコレです。 ●ダンサーはダンスで語るしかない! 言うまでもない事なのですが、 今日ふと改めて思ったので書こうと思いました。 実は私は日本ブレイクシーンにおいて、 ブレイクダンスへの美学は2003年以降に一度無くしていると思っています。 トップロックの美学 フットワークの美学 スタイルの美学 フリーズの美学 唯一日本に残っていたのはパワーの美学だけでした。 日本には誇るべき素晴らしいパワー職人の皆さんがいました…
2018年 Kulture Jam Japan主催時のBigPhill 結果は過程の断面でしかなく過程は結果の積み重ねでしかない。 では、結果と過程、 本質を物語っているのはどちらか? それは過程になります。 ズルをするやつは勝ち負け関係なくズルをするやつだし 努力をするやつは勝ち負け関係なく努力をするやつなのです。 ちなみに、結果を見て自分はもっとやれる事があったと、 最大限の努力をしていなかったと反省する人がいますが、 ハッキリいいますが「それは違います」 そんなモノは結果論であって、もし出来たのであれば、もうやっていたのです。 物理的に理論的に出来ていたとしてもそれが出来なかった、もしく…
こんにちわ、フィリップです。 先日DLEAGUEにて審査員であるテリー伊藤氏が問題発言をしたという投稿を散見しましたので、調べてみると「なるほど」と状況を理解しました☟ https://twitter.com/topsynnus5252/status/1506106422643339264?s=20&t=yd1aoiFyAQyj7mgxtXBrPg DLEAGUEにて審査員を務めるテリー伊藤氏 テリー伊藤氏の背景から考えてみる (この投稿はテリー氏を擁護する為ではなく、あくまで不必要な感情の噴出を回避し、より今回の出来事の本質への理解につなげる為のモノであると、ご理解の上でお読み進んで頂けると…
こんにちわ、BIG PHILLです。本日はダンスの起源について簡単に振り返りたいと思います。 ダンスの起源 アルタミラ洞窟(スペイン北部)の壁画 現在では「音楽を表現する」が一般的なダンスへの概念ですが、実はもともとは身体の動きそのものが伴奏として機能する「無音楽舞踊」が起源です。それは自己表現の為ではなく、宗教儀式や豊作を願う「祈り」でした。もっとも古い記録では、旧石器時代(約3万8千年前から1万6千年前の約2万2千年間)のアルタミラ洞窟(スペイン北部)の壁画にまで遡ります。 また、豊作祈願の踊りでよく見られる「足踏みでのリズム取り」が起点となって「ドラ」や「太鼓」のような打楽器が誕生したと…
こんにちわ、BIG PHILLです。本日はダンサーの社会的地位について話します。 実はダンスにおける「プロ」は成立しない 前回でお話したように今はまさにダンサーユートピア時代です。 bigphill1982.hatenablog.com ダンサーの社会的地位はますます向上し、職業も増え、メディアにネット、あらゆる場面で稼ぎを得る光明を見るでしょう。今のダンスシーンは大きく分けて三つの路線で盛り上がりを見せています。①スポーツ選手(オリンピック)②プロダンサー(DLEAGUE)③ネット(youtuber/tiktokerなど)主にこの三つの路線で、一般人の方々の目にも触れる場面が増えています。だ…
こんにちわ、BIG PHILLです。前回では、これまでのストリートダンスシーンにおけるプロフェッショナルのポジションを簡単にまとめてみました。☟ bigphill1982.hatenablog.com ダンス「ユートピア時代」突入 今、ダンスシーンは、Redbull bconeとDLEAGUEにオリンピック、未だかつてない盛り上がりを見せています。一方で、スポットライトをTikTokやyoutubeに移行し、独自の発信を楽しみながら気ままに続けるダンサーも増え、多様性のある新しい生き方を見せています。アンダーグラウンドではバトルといった競争ではなく、調和を重視した居心地よいJAMを展開するカル…
こんにちわ、BIG PHILLです。今、ダンスシーンはこれまでに見ない盛り上がりを見せています。 RedBull BCONE(個人における世界一) Battle of the year(クルーにおける世界一) オリンピック(スポーツにおける世界一) Dリーグ(ダンサーの社会的地位の確立) 日本にクラブシーンが輸入された「Soul Train」の70年代や、映画「Flash dance」による爆発的なブレイクダンスブームの80年代に生きた者からすると、 まさかここまでダンスシーンが発展するとは想像もできなかったでしょう。 lockers 70年代におけるプロのダンサーは「The Original…
ダンスとは、音楽のバイブスを受け取り、これにより降りてきたインスピレーションをそのまま体現したモノ。 「moveを作って踊る」ではなく、「踊ったらmoveになった」が本来の形です。 これは、「セットmoveをするのがダメ」、「ネタを作るのがダメ」という意味では決してありません。 セットやネタをして、「曲関係ないじゃん」「どの曲でも同じ」と感じてしまうような、元々作ってあるmoveをただ曲のカウントに合わせて踊る、という事が好ましくないのです。 例えセットやネタであっても、曲が変わる事で毎回違って見える、感じる。 これによって、セットやネタはダンスに昇華するのです。 詰まる所、アドリブで踊ること…
ダンサーには「カッコ良さ」という名の美意識が必要不可欠である。 何故なら、素人であろうと玄人であろうと、誰もが皆「カッコ良い」ダンサーに惹かれるからだ。 著名なダンサーを思い返してみると、それぞれ多様な個性を持っているが、その全員がカッコ良さを併せ持っている事がわかる。 「カッコ良い」と思う入り口となるのが、「外見」、その次が「振る舞い」だ。 髪型がボサボサ。 自分の体格に見合っていない服装。 真っ直ぐか曲げるかはっきりしないボディライン。 意識の向ける方向が曖昧な表情。 など 技術がいくら優れていても、上記のようなダンサーを果たしてカッコ良いと思うだろうか。 逆を言ってしまえば、技術がそこま…
BEAT、RHYTHM、GROOVE、VIBES、FLAVA…違いは何か。それぞれの定義とは。
『BEAT』、『RHYTHM』、『GROOVE』、『VIBES』、『FLAVA』 ダンスをしていると、よく耳にする言葉だ。 これらはどれもダンスを構築する上で、非常に重要な要素となる。 しかし、それぞれどういう意味なのか、明確に理解している人は少ない。 「あいまいな言葉」と捉える人もいるかもしれないが、実はどの言葉にも明確な定義が存在する。 「BEAT」はドラムの音 「RHYTHM」は手拍子 リズムから生じる循環的なエネルギーが「GROOVE」 グルーブから伝わる共鳴振動が「VIBES」 動きや表情から伝わるエネルギーが「FLAVA」 定義を理解するということは非常に重要である。 何故なら、成…
Break、Lock、Pop、House… ストリートダンスには様々なジャンルが存在する。 ジャンルの起源はそれぞれ異なるが、ジャンルごとの区切りに焦点を置くと、音楽に依存していることが分かる。 音楽にもまた、FUNK、HIPHOP、House、Discoといった様々なジャンルが存在し、これらはグルーヴに依存している。 そして、グルーヴはビートに依存する。 このようにして音楽のジャンルは定義されている。 しかし、ことダンスになると少し話は変わってくる。 何が言いたいかというと、 そのジャンルの音楽で踊ったからといって、そのジャンルのダンスになるとは限らない。 そのジャンルのステップで踊ったから…
音楽において、FUNKとHIPHOPは全くの別物、と捉えている方も多いかと思います。 しかしながら、FUNKとHIPHOPの関係はとても密接です。 James BrownがFUNKの父と言われているのは、「一つのフレーズを繰り返し演奏する」を始めた事がジャンルの分岐点となった点にこそあります。 そして、そこからさらに「サンプリングした音を組み立て構築する」というコンセプトを組み合わせて生まれたのがHIPHOPなのです。 とはいうものの、どういう事なのか想像し辛い人もいるかも知れません。 そんな人は是非、こちらの映像を見てみて下さい。 youtu.be BBOYのバイブル的作品とも言える、映画『…
5年前。 Be.b-boy 2016 3on3。 当時、平均年齢49歳だったANGEL DUST BREAKERS(Machine harada,Fuji,Taniguchi)がまさかの出場。 それだけでも驚きだったのに、彼らは年齢を忘れさせる貫禄のある踊りを魅せ、会場にいる全員を頷かせた。 間違いなく会場をロックした彼らは、忖度でなく、確かな実力で予選を通過。 この日ADBの新たな伝説の1ページを作ったのだ。 youtu.be このバトルの後、マシーン原田はMCからマイクを取り会場に向けこう叫んだ。 「30代でダンスやめようか悩んでる奴、続けろ!」 この言葉は、当時33歳だった私を含め、会場…
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