名古屋大学博物館の第32回特別展「飛騨の自然」のなかで、ワークショップとして「御嶽山のひみつ」と題して火山マイスターネットワークでワークショップを行う機会を頂きました。御嶽山や火山の話と、火山灰の観察会です。いよいよ、火山マイスターネットワークも県外進出!いざ、名古屋に向けて出発・・・仕事の関係で、前日に「特急しなの」で名古屋駅に到着しましたが、人・多すぎです。田舎者のオジサンはガクガク・ブルブルです...
上高地パークボランティア、今回はちょっと真面目なお話です。(・・・いつも真面目にやっているつもりなのですが・・・??)上高地では野生の熊や猿が出没しており、人的被害が出ることもあります。パークボランティアでは、公園内に出没する野生動物に対し、観光で訪れた方々に注意喚起のアナウンスも行っております。しかし、もともとこの地域は熊や猿のテリトリーであって、人間の方が後から入ってきた「新参者」なのです。ただ、我...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも3年目です。6月の誕生石には「パール(真珠)」や「ムーンストーン」がありますが、今回は2021年に新加入した「アレキサンドライト」のお話です。(写真は https://www.hanajima.com/jewelry/ より引用)アレキサンドライト(alexandrite)とは、聞き馴染みのない宝石と思われる方もいるかもしれません。日光や蛍光灯の下では緑...
2023年6月第1週末。数日前に列島各地で前線と台風の影響で大雨になりました。上高地も大雨の影響で、県道上高地線が通行規制に・・・。しかし本日は晴天なり。焼岳もバッチリです。6月第1週末といえば「上高地・ウエストン祭」、今年は第77回目です。ウエストンや全国各地のウエストン祭については、ブログ内記事「上高地あれこれ7・ウエストンって誰?」(←リンク)をどうぞ。今回はウエストン祭のお話ではありません。当日、松本市...
梅雨の前の5月の末。田代湿原から眺める穂高連峰、「初夏」を感じる季節になってきました。パークボランティアでは「野生動物対策」も行います。ご存じの通り、上高地には「クマ」も「サル」も出没しますが、本来は彼ら(彼女ら?)のテリトリーに人間が勝手に入り込んでしまっているのでこちらが「ごめんね・・・ごめんね・・・」と言うべきなのかもしれませんが、「お互いに仲良くして行きましょう」と折り合いをつけなければなりませ...
新発見の「北海道石」が話題になっていますので、岩石バカも乗り遅れない様に・・・ 調べてみました。北海道石(ほっかいどうせき)とは、北海道河東郡鹿追町および同上川郡愛別町で発見された日本産の新鉱物です。多環芳香族炭化水素(後で解説)が結晶化したもので「有機鉱物」に属し、化学式は C22H12 。紫外線を当てると蛍光を生じるそうです。ちなみに学名は「hokkaidoite(ホッカイドウアイト)」となります。(写真は ht...
2023年5月26日に、令和5年度 御嶽山火山マイスターネットワークの総会が行われました。昨年8月に2ヶ所のビジターセンターが開設され、センターでの初開催となります。(今回は「さとテラス三岳」にて開催)来賓の方々から祝辞を頂きました。木曽町町長 原 久仁男 様王滝村村長 越原 道廣 様木曽地域振興局 副局長 兵藤 裕一 様遠方なのでオンラインではありますが名古屋大学教授 山岡 耕春 先生錚々たる皆様からご挨拶を...
世の中に、「石灰岩マニア」・・・ってどの位いるのでしょうか?石灰岩って、結構、産出地が限定されていますね。出るところには大量に出る! 出ないところには全く出ない!「岩石大好き・石灰岩も大好き」な おバカさんが県内の有名な産地から、知る人ぞ知る産地まで、駆け巡ります。唐突に・・・「長野県 石灰岩巡り」シリーズ。このシリーズ、果たして需要があるのでしょうか・・・? かなり不安・・・。第1回目は「松本市・白骨(しらほ...
鉱物や宝石類には、全く別物に見える石でも、どちらも化学組成が同じものって、結構たくさんあります。良く知られているものは、「酸化アルミニウム Al2O3」。鉱物としては「コランダム (corundum) ・鋼玉」といい、純粋な結晶は無色透明なのですが、結晶に含まれる不純物によって発色が異なり、 ・赤色のコランダムは「ルビー」 ・赤色以外のコランダムは「サファイア」(青色に限らず赤色以外すべて)と呼び分けら...
ただの雑談です。職場の「山菜オジサン」から、春の山菜「コシアブラ」を頂きました。この時期、タラノメやワラビはお店でも見かけますが、コシアブラはあまり見かけない山菜ですね。でも、田舎ではよく食べる山菜ですよ。コシアブラは中国原産のウコギ科コシアブラ属の落葉高木で、春先に先端に伸びてくる新芽を食用にします。(写真は https://www.qkamura.or.jp/nyuto/blog/detail/?id=23348 より引用)「コシアブラ」・・・とは...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも3年目です。以前のブログで、5月の誕生石のエメラルドや翡翠を書きましたが、今回は「アベンチュリン」です。アベンチュリン・・・とは不思議な響きの言葉ですね。日本では、5月の誕生石は「エメラルド」や「翡翠」なのですが、「アベンチュリン aventurine」が採用されている国もあり和名は「砂金水晶」「砂金石英」「砂金石」など...
御嶽山ビジターセンターは2ヶ所あります。 ・木曽町三岳に 「さとテラス三岳」 ・王滝村田の原に「やまテラス王滝」「さとテラス三岳」は通年営業を行っていますが、「やまテラス王滝」は冬期休館。2023年は雪解けが早く、「やまテラス王滝」は4月29日から今季の営業が始まりました。両施設ともに2022年の開山シーズンにオープンしましたので、2023年のゴールデンウィークが、「初・GW」となります。そこで・・・火山灰の椀掛け観...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
4月17日から、今年の上高地シャトルバスが運行開始されました。いよいよパークボランティアのお仕事が始まります。シャトルバスは運行していますが、まだ開山式前。まず、4月27日の開山祭に向けて遊歩道などの掃除を行います。沢渡バスターミナル7時30分発のシャトルバス、繁忙期はこの時間で長蛇の列ですが、さすがにこの時期はガラガラです・・・上高地到着、穂高連峰・最高です。奥穂高岳に登っている人もいるでしょうね。焼岳もク...
宝石やパワーストーンを購入する際に、「天然石」「合成宝石」「人造宝石」などの表示を見ることがあります。この違いは何でしょう?(写真は https://www.askul.co.jp/p/KJ61410/ より引用)<天然宝石(天然石)> ・天然に産出した鉱物(真珠やサンゴなどの生体鉱物も含まれる)<合成宝石(合成石)> ・天然宝石と同じ成分で人工的に作られた宝石 ・天然宝石と同じ化学組成や結晶構造なので性質が酷似している ・不純物...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
ただの雑談です・・・。最近、浅間山の火山活動が活発になっており、噴火警戒レベルが「2」となっています。(2023年4月9日撮影)少しモクモクと煙が出ていますね、ちょっと心配です。浅間山の観察をして、小海・相木村方面に用事もあり、(どうせ、いつもの如く、どこかで「地質ブラブラ見学」してきたでしょう・・・)近くに寄ったので、佐久市の「ぴんころ地蔵」に参拝してきました。この「ぴんころ地蔵」とは?(佐久商工会議所HPよ...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?ダイヤモンドのお話、後半です。ここからは宝石としてのダイヤモンドを見ていきましょう。ダイヤモンドの逸話は書籍でも、ネットでもあふれていますので、あまり聞いたことが無い逸話をいくつか・・・物質の中で屈指の硬さを持ち、何をしても傷がつかないことから「不屈の信念」「王の権威」等を象徴する石として古代から信じられてきました。ダイヤモンドの語源はギリシャ語で「征服されな...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズもいよいよ3年目に突入・・・よく続いています・・・4月の誕生石は大御所「ダイヤモンド」です。いよいよと言うか・・・ついにと言うか・・・3年目にしてやっと登場です。誰でも知っている宝石なので、ネットにも書籍にも歴史や逸話、パワー効果がたくさん出ています。拙いながら、当ブログでは、あえて「斜めな視点」からダイヤモンドを見てい...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
ブログタイトルの「御嶽山」とも「上高地」とも、全く関係ありません。ほぼ雑談に近いコーナー 「本棚からゴソゴソ」。 趣味の蔵書の中から「是非おすすめ」「珍本・奇本」等の本たちを新旧取り混ぜて、ボツボツと紹介していきます。あまりネタばれしない程度に留めますのでご安心を。第25回目は「カネを積まれても使いたくない日本語」内館牧子 著 朝日新書 2013年7月発行タイトルにインパクトがあり、まず、それだけで購入...
2023年3月18日(土)、御嶽山ビジターセンター・さとテラス三岳にて「御嶽山写真展 トークタイム」の企画を行いました。この周辺には御嶽スキー場などのレジャー施設もありますが、冬季は観光にお越しになる方も少なくなってしまい、ビジターセンターもちょっと寂しい時期です。火山マイスター主催のトークセッションは初めての企画なので「試運転」。木曽周辺は梅の花が咲き始める陽気になってきましたが、当日は雨降りで気温も...
ただの雑談です。2023年3月11日。松本空港スカイパークの「春のランニングフェスティバル」(通称・春ラン)。毎年参加している、恒例のハーフマラソンです。昨年は氷点下でミゾレ混じりの悪路でしたが、今年は快晴!早朝7時、気温2℃。少々寒いですが気持ちの良い朝です。会場は自宅から近いのですが、オヤジになると「気が急く」ので、こんなに早く来てしまいます・・・ やはり歳は取りたくないですね・・・さあ、準備、準備! 昨年は...
不定期に飛び出す「残念ですシリーズ」の第4弾。今回は「木曽川泥流による埋没樹木 展示施設」の残念!です。場所は木曽町福島で、県道20号(開田三岳福島線)の王滝川の反対側の道路沿いです。まず、「木曽川泥流」とは何でしょう?約5万年前に御嶽火山の摩利支天火山群の活動によって山の東斜面に大規模な山体崩壊が発生し、岩屑なだれが周辺地域を埋め尽くします。この岩屑なだれは、まずは開田地区の西部や三岳地区の西野川を...
長野県・地質ぶらぶら その11「千曲川・河川堆積と上田泥流」
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも2年目の最終回です。3月の誕生石は「珊瑚(コーラル)」です。珊瑚は非常に古くから人類と関わりのある装飾品として知られています。磨くと美しい光沢を放って世界中で愛されてきました日本でもことわざにも「金・銀・珊瑚に綾錦(あやにしき)」と登場したり、仏教でも「七宝」の一つにも数えられ、とても身近な装飾品です。ご...
(自分勝手に)気合が入っている「富士山シリーズ」の後半です。「登ってみましょう」として山頂を目指します。「火山バカ」なブログですので、岩石の写真ばっかりです(T_T)きれいな風景の写真はなく、登山案内でもありません。ご勘弁下さい。さあ、出発。今回は山梨県側の「吉田ルート」です。チキン野郎は、シャトルバスで五合目まで一気に行ってしまいます。さあ、登って行きましょう、始めは緩やかな歩道になっています。吉田...
毎年2月23日は富士山の日!火山のお話では、欠かすことが出来ない「富士山」です。今回は「日本一の山・富士山」。なんて言っても「日本一」なので気合が入っており、富士山シリーズは前半・後半の2回に分けます。まず前半は「富士山の基礎知識」として、地質の面から富士山についておさらいしていきましょう。ご存じ富士山は日本最高峰の独立峰で、 ・山梨県の富士吉田市、鳴沢村 ・静岡県の富士宮市、富士市、裾野市、御殿場市...
2023年2月、松本市内では「建築芸術祭2023」が1ヶ月間にわたり開催されており、その中の展示の1つ「人工黒曜石」のアート展に行っていました。近代美術家の井村一登(いむら かずと)氏(東京都)が製作した作品展示です。展示会場は松本城の近く、「信毎メディアガーデン」の2階です。展示の「石」つながりで恐縮ですが、メディアガーデンの向かいには市街地名所「牛つなぎ石」があります。戦国時代、上杉謙信が武田信玄に塩を送...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
「鉱物 mineral・ミネラル」の定義は様々ありますが、一般的には 「地質学的作用により形成され、天然に産する 一定の化学組成を有した無機質な結晶物質。」とされています。ここでのポイントは「地質学的作用」であることです。一方、生体鉱物(バイオミネラルbiomineral)とは 「生物が関与して形成される固体・無機化合物の総称」と定義されております(他の解釈もありますが、概ねこんな感じ)。更に、様々な動植物によ...
たまには趣向を変えて「鉱山跡巡り」に行ってみましょう。松本市島々(しましま)地区にある「竜島(りゅうしま)鉱山跡」です。(下の写真の森の奥です)・・・ご注意・・・鉱山跡地やズリ場(鉱業で発生した捨石を積んだ場所)、採石場跡地などは私有地であったり立入禁止に指定されている場合があります。各地の鉱山跡地などを訪ねる時は、注意看板の指示に従って下さい。旧・東筑摩郡波田町にかつて稼働していた鉱山で、「竜島」また...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも2年目です。今回は「クリソベリル・キャッツアイ(金緑石)」です。(写真は https://minshop.ocnk.net/product/2885 より引用)「クリソベリル・キャッツアイ(chrysoberyl cat’s eye)」は、日本では2021年末に「2月の誕生石」として新加入した宝石です。クリソベリル(金緑石)の中に、銀色の線が浮かび上がって「猫の目」...
ブログタイトルの「御嶽山」とも「上高地」とも、全く関係ありません。ほぼ雑談に近いコーナー 「本棚からゴソゴソ」。 趣味の蔵書の中から「是非おすすめ」「珍本・奇本」等の本たちを新旧取り混ぜて、ボツボツと紹介していきます。あまりネタばれしない程度に留めますのでご安心を。第24回目は「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」桜庭一樹 著 富士見ミステリー文庫 2006年1月6版ライトノベルも案外好きで、今回は異色の作品を...
ただの雑談です。・・・現在は1月の寒中真っただ中。昨年の10月に、いつも山菜などを頂戴する近くのおばあ様から「甘柿がとれたよ」と、たくさん頂きました。ご自宅に甘柿の木があって、毎年、甘い柿が採れるそうです。今年は柿の当たり年か、どこの家の柿の木も鈴なりです。しかし、いくつか食べてみると、残念! 甘い柿なのですが、どれもかなり渋みが残っていました。甘柿のはずなのに・・・?と、ネットで調べてみると、(https://...
今回の雑談は「良い子はマネしないで下さい」・・・です。ベニテングダケ。綺麗なキノコですね。愛称は「マリオきのこ」。寒冷地にて育成するきのこで、ヨーロッパ、ロシア、北米など各地で広くみられるそうです。もちろん、日本各地に生えています。近縁種のテングタケよりは毒性が低いのですが日本国内では、基本的には「毒キノコ」に分類されています。(以下、解説はWikipediaを参考にしました)ベニテングタケの主な毒成分は「イ...
1995年(平成7年)1月17日・午前5時46分に兵庫県の淡路島北部沖の明石海峡を震源として、マグニチュード7.3の地震が発生しました。(写真は https://bunshun.jp/articles/-/26023 より引用)同日午前11時に、気象庁は当地震を「平成7年(1995年)兵庫県南部地震」と命名。この地震は、人口350万人余が密集する大都市の直下で発生し、「都市直下型地震」であったため、甚大な被害をもたらしました。メディア等は「阪神大震災」の...
前回は「露頭の観察ポイント」をご紹介しましたが、今回は、中央構造線の周辺を散策してみます。「分杭峠(ぶんぐいとうげ)」分杭峠は国道152号線にある峠の一つで、伊那市と大鹿村とを結んでおり、最高地点は標高1,424 m。中央構造線の断層谷を利用した街道です。読み方は「ぶんくい」ではなく「ぶんぐい」と濁るのが正しいそうです。「分杭」の名称は、昔、高遠藩が他領との境界に杭を建ててこれを目印としたことに由来するとい...
前回の続きです。中央構造線に沿って、各地に観察露頭があります。出来るだけたくさん、ブラブラしてきましょう。どこも屋外観察地ですので「24時間・無料」で観察できます(笑)(以下の解説は「中央構造線博物館HP」を参考にさせて頂きました)「板山(いたやま)露頭」(伊那市高遠町 長藤)高遠町の市街地から国道152号線を約4kmほど走ると、露頭へ標識があり、「正法寺」の裏の駐車場に車を停めて露頭まで歩いていきます。露...
長野県の南に位置する伊那市長谷(旧・長谷村)や大鹿村は、「南アルプス(中央構造線エリア)ジオパーク」に認定されています。(2022年現在、日本のジオパークは46地域あります)このエリアは、南アルプス沿いに中央構造線の地形と断層露頭がはっきりと観察できる絶好の場所で、 ・伊那市長谷には「中央構造線観察公園」 ・大鹿村には「中央構造線博物館」などが設置されています。この周辺は、プレートの移動によって形作られ...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも2年目です。1月の誕生石は「ガーネット(柘榴石)」一択のみ。 (ガーネットのブログ記事は「ここをクリック」)なぜか世界のほとんどの国で、1月の誕生石はガーネットしかありません。しかし、「ガーネット以外にない」と言われると、あえて探したくなる「ひねくれ者」がここにいます。そもそも誕生石とは、西洋文化を元にアメ...
2022年12月16日(金)・17日(土)の2日間、「御嶽山シンポジウム」~御嶽山・箱根山・草津白根山 水蒸気噴火および防災と観光~が行われました。御嶽山火山マイスターもお手伝いです。会場の木曽町文化交流センター、大きくてキレイな建物です。会場は2階の多目的ホール木曽地域振興局の方々も準備で大忙し。コロナ対策もバッチリです。会場はこんな感じ、お客さん、たくさん来るかな?火山マイスターブースの展示準備も着々と。...
木曽町福島にある「親水公園(しんすいこうえん)」に来ました。行人橋(ぎょうにんばし)の脇にある足湯の公園です。車でお越しの場合は公園に駐車場がありませんので、近くの公共駐車場から歩いて下さい。(関所駐車場から徒歩5分)ここは、福島宿を散策しつつ、木曽川を眺めながら「足湯」を楽しむオシャレスポットなのです、が・・・さすが「岩石バカ」、オシャレなセンスは全くありません。今回は「あるもの」を目的に、足湯には...
ブログタイトルの「御嶽山」とも「上高地」とも、全く関係ありません。ほぼ雑談に近いコーナー 「本棚からゴソゴソ」。 趣味の蔵書の中から「是非おすすめ」「珍本・奇本」等の本たちを新旧取り混ぜて、ボツボツと紹介していきます。あまりネタばれしない程度に留めますのでご安心を。第23回目は「寺田寅彦 随筆集 全5巻 」寺田寅彦 著 小宮豊隆 編 岩波文庫 2003年2月発行(第87刷)著者の寺田寅彦(てらだ とらひこ)は物...
2022年12月4日(日) 晴れ。「木曽ネイチャーマイスター養成講座」の火山講座が御嶽山ビジターセンター・さとテラス三岳で行われました。参加者は、大人・子供合わせて約20名。ビジターセンターでの講座を初めて担当し、内心ドキドキ・・・担当を分担し、センター内の展示物解説や、御嶽山の噴火解説、火山灰の話や「椀掛け」・観察実習、そして、火山講座では鉄板の「ポン菓子作り」等々、半日なのに盛りだくさん。座学は皆さん、熱...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも2年目です。12月の誕生石は「ターコイズ」や「ラピスラズリ」が一般的で2021年から「タンザナイト」と「ジルコン」が加わりました。今回は「ラピスラズリ」のお話です。ラピスラズリ (lapis lazuli) は、濃い藍色の中に白い模様や散りばめられた金色が表面に現れており夜空の雲や星々に見える神秘的な石で人気が高いです。日本で...
木曽町開田を巡ってきました。旧・開田村。現在は合併して木曽町に含まれています。「開田高原」と言ったほうが通るかもしれません。快晴! 開田から眺める御嶽山全景。久しぶりに良い絵が撮れました。所用で御嶽山ビジターセンター・里テラスに来たついでにマニアックな地質の見どころを案内して頂きました。まず「木曽川泥流の露頭」。御嶽火山では約5万年前(他説では6万年前)に大規模な火山泥流が発生し、これが「木曽川泥流...
河原や海岸で岩石の採集をしていると、たまに出会うことがある、憎い奴・「スラグ」。なにやらチョット危険な香りがしますね・・・キラキラ・凸凹・・・と惹かれるものがありますが、これらは基本的に「産業廃棄物」です。まあ「石」・・・といえば・・・石の仲間とも言えなくないですが・・・ただ捨ててしまう前に、ちょっと勉強してみましょう。「スラグ slag」は日本語で「鉱滓(こうさい)」と呼ばれており、鉄・ニッケル・クロムといった鉱物...
登山中、山頂までの目安には「あと××m」の標識がありますがこの標識、専門用語では「里程標(りていひょう)」というそうです。距離を記して道路の脇などに立てられた標識全般をを示す言葉で英語では「マイルストーン」とも表現されるそうです。さすがに現在では「あと××里」と「里(1里 約4Km)」で示すことはなくメートル表記のものが多いですが、登山道なら雰囲気的に「〇合目」の表示が「登山」っぽくて好きです。登山道...
オヤジの暴挙!11月13日(日)「2022・松本マラソン」に出場しました。フルマラソン(42.195Km)です。まあ、チョビチョビ練習もしているので、何とか行けるでしょう・・・という甘い考え。大会前日は松本市の厄除け・牛伏寺に「完走祈願」。更に「サイレンス スズカ頼み」・・・という他力本願っぷり。大会当日。朝5時にランナー用駐車場に着きました。まだ真っ暗。ここからシャトルバスでスタート会場(松本市総合体育館)へ。朝6時に...
2022年11月上旬、パークボランティア活動も最終です。閉山は毎年11月15日で、残り10日ほどで上高地も今シーズンは終了です。今年もコロナ・コロナで、観光客の皆様もかなり減少しましたが、終盤になり行動制限が緩和され、旅行補助金の影響もあって、だいぶ賑わいを取り戻してきました。さあ、早朝のひと巡り。ゴミ拾いしながら散策路を確認していきます。大正池の風物詩、冬季の浚渫船がお目見えしました。この船が現れると冬の到...
2022年11月6日(日)にて、今季の御岳ロープウェイの営業が終了となりました。現在の運営会社の撤退により、来年以降の営業・運行は未確定です。無くなってしまうことはない・・・と思いますが・・・最終日にロープウェイに行ってきました。御岳ブルーライン・快晴。気温 氷点下3℃駅舎からの御嶽山。本日、最終日。運行開始前の静けさ。・・・ 御岳ロープウェイ公式HPより ・・・ 御岳ロープウェイより皆様へ いつも御岳ロープウェイをご...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも2年目です。11月の誕生石は「トパーズ」と「シトリン」が一般的です。トパーズはすでに書きましたので、今回は「シトリン」のお話です。シトリン(Citrine)は黄色~薄褐色の結晶で、和名は「黄水晶」。基本的には「水晶(クオーツ)」と同じ二酸化珪素 SiO2 です。天然シトリンは、地中深くに結晶した「アメシスト(紫水晶)」...
ブログタイトルの「御嶽山」とも「上高地」とも、全く関係ありません。ほぼ雑談に近いコーナー 「本棚からゴソゴソ」。 趣味の蔵書の中から「是非おすすめ」「珍本・奇本」等の本たちを新旧取り混ぜて、ボツボツと紹介していきます。あまりネタばれしない程度に留めますのでご安心を。第22回目は「地球温暖化に関する書籍・賛否・おすすめ5選」人類の二酸化炭素排出による、地球の温暖化や異常気象・・・以前から「肯定派」と「否定...
今回は「石」と「岩」について考えてみます。日常生活の中では「石」と「岩」の違いなんて気にしませんね。使い分けに厳密な定義はありませんが、なんとなく ・「石」は、人間が扱える程度の大きさものも ・「岩」は、巨大すぎて運び出すことすら困難なものというイメージでしょうか。広辞苑によると、 ・石は「岩より小さく、砂より大きい鉱物質の塊」 ・岩は「石の大きいもの」とありますが・・・う~ん、スッキリしませんね。...
北アルプスは秋本番です。10月中旬、大正池~明神池区間の公園内巡視に行ってきました。早朝、沢渡バスターミナルに向かう途中、上高地線・新島々駅で、停車中の「なぎさトレイン」を発見。この列車を見かけると、良い事があります(多分・・・)上高地到着。巡視の前の燃料補給、本日のラインナップ。高カロリー気味ですが、これから園内を約15Km歩くので大丈夫・・・天気も上々、さあ、出発。大正池(中千丈の押出)からの焼岳、絵にな...
長野県内の「活火山以外」の火山を紹介するコーナー「俺だって立派な火山!」堂々、胸を張っている(かどうか・・・?)の活火山ではない火山に登って、「え? ここも火山!」と、その魅力を紹介していきます。「火山バカ目線」ですので、多分「登山案内」にはなりません。m(_ _)m第23回目は「志賀山(しがやま)」です。志賀山は上信越高原国立公園内にあり、山ノ内町の「志賀高原」を構成する山の一つで、志賀高原のほぼ中央辺りに...
たびたび・ただの雑談です。嬉しいことに、この頃、頂き物ばかりしています。自宅の庭で採れた秋の味覚「栗」の頂き物、今年は豊作だそうです。粒ぞろいの大きな栗、美味しそうなので早速、調理していきましょう。新鮮な栗は、まず「生栗」。これ、好まない方が多いですが、私の一番好きな食べ方です。単純に皮を剝いただけで、さすがに生っぽさが強いのですが、「コリコリ」「ガリガリ」とした食感がたまりません。昔、うちのおば...
市立 大町山岳博物館で開催されている「企画展・仁科三湖の成り立ち」に行ってきました。開催期間は 2022年7月23日 ~ 10月16日。今回の企画展は、仁科三湖(青木湖・中綱湖・木崎湖)と佐野坂丘陵の成因を調べるために、延べ50日間の詳細な現地調査を行って、33年ぶりに新たな地質図を作成し、仁科三湖と佐野坂丘陵の形成史をまとめたとの事です。仁科三湖って、私も何回か訪れましたが、糸魚川-静岡構造線による「断層湖」との...
ただの雑談です。知り合いの方から、秋の味覚「松茸」のおすそ分けを頂きました。小さいながらも地物の採りたて。さすが、香りが良いです。「永谷園のお吸い物」とは別物。めったにお目にかからないので、どうやって調理したらよいか?何かの本で「水でジャバジャバ洗ってはいけない」と読んだような気が・・・とりあえず、水拭きして、汚れを軽く削り落とし。憧れの「1本丸ごと・焼き松茸」。しかし・・・残念ながら我が家はIHクッキ...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも2年目です。10月の誕生石は「オパール」と「トルマリン」が一般的です。オパールはすでに書きましたので、今回は、「トルマリン」のお話です。トルマリン (tourmaline) は結晶を熱すると電気を帯びるため、和名では「電気石(でんきせき)」と呼ばれていますが、「トルマリン」という呼び名は単独の鉱物名ではなく、約10種類ほど...
2022年8月に2か所の御嶽山ビジターセンターがオープンしました。今回は、長野県立 御嶽山ビジターセンター「やまテラス王滝(おおたき)」をご紹介します。<施設のご紹介(HPより引用)> 標高2,190mにある「火山と自然の情報館」。 御嶽山王滝口の七合目、現在の王滝登山口にあります。 平成26年の噴火災害を契機として設置された施設で、 活火山である御嶽山に登る前に、火山活動や規制の状況を確認し 登山計画書を提出...
2022年8月に2か所の御嶽山ビジターセンターがオープンしました。今回は、木曽町 御嶽山ビジターセンター「さとテラス三岳(みたけ)」をご紹介します。<施設のご紹介(HPより抜粋)>平成26年(2014年)の噴火災害を契機として設置された施設で、御嶽山地域の観光情報の発信拠点として、地域の観光施設や見どころの紹介だけではなく、地域交流の拠点として、また、御嶽山火山マイスターの活動・人材育成の拠点となります。現地施...
中房温泉から「有明山(ありあけやま)」に登ってみました。今回の目的は「有明花崗岩」の観察です。事前情報では「上級向き」とのこと・・・実際登ってみて、 「まあ、なんとかなるでしょう・・」は大間違いです! 「初心者」「体力の低い方」はやめた方が良いです!初っ端から急登! 足場が狭いです・・・ブルブル 花崗岩は足場が滑りやすいです。それ程ではありませんが、カニの横ばい・鎖場根っこの急登・格闘、よじ登りの連続です...
長野県内の「活火山以外」の火山を紹介するコーナー「俺だって立派な火山!」堂々、胸を張っている(かどうか・・・?)の活火山ではない火山に登って、「え? ここも火山!」と、その魅力を紹介していきます。「火山バカ目線」ですので、多分「登山案内」にはなりません。m(_ _)m第22回目は「飯縄山(いいづなやま)」です。飯縄山は、長野市と飯綱町にまたがる標高1,917mの山で、妙高戸隠連山国立公園内にあり「北信五岳(ほくしん...
野暮用で「天竜川(てんりゅうがわ)」に来ました。長野県の諏訪湖を源流として、愛知県と静岡県を経て太平洋へ注ぐ川で、流路延長は213km、長さでは日本9位の一級河川です。天竜川って・・・河原に面白そうな石がゴロゴロ・・・岩石バカは心がウキウキ・・・天竜川の流域には様々な岩石で出来た山々があり、そこから砕かれた石が水とともに少しずつ天竜川に流れてきます。中央アルプスや伊那山脈からは花崗岩や片麻岩、中央構造線沿からは...
鉱物の構成元素のお話、後半です。前回は主に「必須ミネラル」でしたが、今回はそれ以外の元素です元素番号の小さい順にいきます。・・・(注)・・・各元素のパワー効果は、あくまで装飾品として身に付けている時に「もしかしたら期待できるかもしれない」程度のもので、科学的根拠は全くありません。パワーストーンを楽しむ「ロジック」の1つとしてお考え下さい。決して鉱物を摂取したりしないで下さいね。「リチウム(Li)」銀白色で...
当たり前の話ですが、「すべての物質は元素から」成り立っています。古代の中国では「握薬」といって、鉱物や石を握り、体の中に「鉱物の氣」を取り入れる治療法があったそうです。元素の集合体である「石」を握りしめたり、身に付けたりする行為は、もしかしたら、体や精神に何かしらの影響があるかもしれませんね。鉱物を理解するには、「元素の特徴」を知ることが大切です。科学として「元素の特性」=「パワーストーンの効力」...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも2年目です。9月の誕生石は「サファイア」が一般的ですが、、今回は、2021年に新加入した「クンツァイト」のお話です。(写真は https://www.up-stone.jp/smp/item/t16270.html より引用)クンツァイト(kunzite)・・・ちょっと発音しにくいですね。鉱物名は「リチア輝石」で英名は「スポジュメン spodumene」。リチア輝石の中で...
ただの雑談です・・・お盆も過ぎましたが、まだ暑い日が続いています。先日、「何か涼しいものはないか・・・」と思案し、「そうだ、思いっきりパフェを食べよう!」。岡谷市の商業施設・レイクウォーク内の「和食と甘味処・暖家(だんや)」に行ってきました。店内は明るく、座席もゆったり。ウエイトレスさんが「矢絣・袴」のハイカラさんスタイルでとても良いです。しかし、本日はハイカラさん目当てではありません。対戦相手は、暖家...
以前から欲しいと思っていた「双眼実体顕微鏡」。結構お高い値段なので、薄給(T_T)の身分には手が届きませんが、オモチャ程度なら・・・と、Amazonで「ポチっ」としてみました。実物を手にしてみると、本当に「オモチャ」なみの作りですが、 ・倍率は20倍・40倍の2段階。 ・ステージは半透明・白・黒を取換え可能 ・光源はLEDで、透過照明・投射照明の切替え可能 (電源が単三電池なので、どこへでも持ち運び可能) ・撮影時...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
ブログタイトルの「御嶽山」とも「上高地」とも、全く関係ありません。ほぼ雑談に近いコーナー 「本棚からゴソゴソ」。 趣味の蔵書の中から「是非おすすめ」「珍本・奇本」等の本たちを新旧取り混ぜて、ボツボツと紹介していきます。あまりネタばれしない程度に留めますのでご安心を。第21回目は「千文字(せんもじ)」小川環樹・木田章義 注解 岩波文庫 1997年発行内容は、タイトル通り「1,000」の「文字」です。「1,000の異...
(個人用検索ページ) 編集途中・稼働チェック中ブログ内記事の目次です。クリックするとリンクして記事に移動します。<長野県の活火山> 御嶽山(おんたけさん)・・・黒澤口・王滝口 焼岳(やけだけ)・・・上高地口・新中の湯口 アカンダナ山(あかんだなやま)・・・爆発事故の記録 乗鞍岳(のりくらだけ) ・・・亀甲砂礫 北横岳(きたよこだけ) ・・・坪庭・宮標石 浅間山...
長野県内の「活火山以外」の火山を紹介するコーナー「俺だって立派な火山!」堂々、胸を張っている(かどうか・・・?)の活火山ではない火山に登って、「え? ここも火山!」と、その魅力を紹介していきます。「火山バカ目線」ですので、多分「登山案内」にはなりません。m(_ _)m久しぶりの追加更新。第21回目は「風吹大池(かぜふきおおいけ)」です。以前のブログで、「今後、活火山認定される可能性がある山」として簡単に紹介し...
池田町に「フードサンプル展・2」を観賞に行ったついでに、近くの「大峰帯(おおみねたい)(大峰累層)」をぶらぶらしてきました。この露頭は県道274号線・宇留賀-池田線沿いにあり、何回か来たことがあって、静かで結構好きな場所です。ここは、「火山堆積物」と「扇状地堆積物」が連続しているなかなかレアな観察地です。以下の解説・図表は、文末文献より引用・加筆しております。(岩石の写真は、素人なので間違っているかも...
ただの雑談です・・・先日、思いがけず「平日の午後」というレアな時間に休みが取れたので、北アルプス展望美術館(池田町立美術館)で開催されている「フードサンプル展・2」に行ってきました。2018年に開催され、大好評につき第2回目とのこと、ワクワク・・・タイトル通り「食品サンプル」の展覧会ですが、食品の再現性が素晴らしく、また、食品サンプルによる「芸術作品」も多数出品されていて、展示数は約120作品ほどあり、見ごた...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも2年目です。8月の誕生石は「ペリドット」や「サードオニキス」がありますが、今回は、新加入した「スピネル(尖晶石)」のお話です。(写真は Wikipedia より引用)スピネル(尖晶石 せんしょうせき)とは、あまり馴染みがない名前ですが、2021年に8月の誕生石として新たに仲間入りをしました。「スピネル」とは単独の石の名...
最近、火山灰に凝っていると書きましたが、急に思い立って、身近な「AT」を探しに行ってきました。ATって・・・何??地質の「AT」はエヴァンゲリオンの「ATフィールド」とは全く関係ありません。(イラストは 新世紀エヴァンゲリオン/GAINAX より)m(_ _)m・・・。日本全国の地質屋さんが知っている「AT」は、正式名称「姶良Tn火山灰」。読み方は「あいらティーエヌ」や「あいら-たんざわ」等、表記も「AT」「ATn」等がありますが、...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
前回は鉱物の分類についてまとめましたが、特に注目は「珪酸塩鉱物」。地表に圧倒的多数で存在し、地質のお話で頻繁に出てくるので詳しく解説します。まず、地球表面に存在する「元素」を見てみます。リソスフェア(地殻+上部マントル)の元素の存在比は、 1位:酸素(O) 46.6% 2位:珪素(Si) 27.7% 3位:アルミニウム(Al)8.1% 4位:鉄(Fe)5.0% 5位:カルシウム(Ca)6.3% 6位ナトリウム(Na)2.8% 7位:...
今回は「鉱物の分類」についてのお話です。パワーストーンの解説書には、それぞれの石について「〇〇酸塩鉱物」など、厳めしい分類名が載っていますが、そんなに毛嫌いしないで、お気軽にどうぞ・・・。ちょっと分かれば、それほど恐れるものではありません鉱物の一般的な定義は「天然に産出する無機質で、一定の化学組成と結晶構造を有する固体物質」と、小難しく定義されています(が、覚えなくてもいいです)。地球に存在する鉱物...
最近、なぜか、「火山灰」に凝り出しています。子供の「麻疹(はしか)」みたいなものでしょうか・・・今年は梅雨明けが早く、極端に暑いので、川辺をフラフラ・ブラブラ・・・塩尻市の洗馬(せば)地区を流れる奈良井川の右岸、ここに「洗馬タフ(凝灰岩)」と呼ばれている露頭があります。観察やサンプル採取に向いている場所なのですが、ちょうど川筋が湾曲した部分が、結構、崩壊して削れてきています。脇にある畑で農作業をしていた...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも2年目です。7月の誕生石は「ルビー」や「カーネリアン(紅玉髄)」等がありますが、2021年から「スフェーン」が新加入しましたので、今回は「スフェーン(チタン石)」のお話です。(写真は https://www.weblio.jp/content/ より引用)あまり聞き馴染みのない石の名前ですが、2021年に全国宝石卸商協同組合によって新加入した誕...
御岳ロープウェイは、6月25日に今季の営業を開始。先日、噴火警戒レベルが2から1に引下がりました。ロープウェイの位置は、レベル2でも立入規制区域外なので営業可能ですが、やはり、ホッと一安心。今季もお世話になります。さっそく営業開始の翌日に搭乗。山麓駅は結構良い天気です。6月にしてはチョット暑め。「26」日に偶然、ゴンドラナンバー「26」に搭乗。ちょっとラッキー。山頂駅到着、入山規制のお知らせもしっかり出てい...
梅雨時期の休日。天気予報は「朝から1日中・雨」の予報でしたが、大ハズレ。雲はやや多いながらも晴れ間の覗く、気持ちの良い天気になりました。こんな日は、「悪い発作」が・・・今回の発作は、「なぜか急に火山灰層が見たく」なり、居ても立ってもいられず、近場の火山灰層の露頭へフラフラとお出かけです。塩尻市・洗馬(せば)にある「梨ノ木(なしのき)火山灰層」へ出発。松本盆地に堆積する火山灰層の良好な観察地です。自宅...
岩石バカの愛読書「信州すとーん記 ~石が語る歴史と風土~」(信濃毎日新聞社編 1992年発行)の中に、以前から気になっていた「石」があります。「贄川砥石(にえかわといし)」。旧・楢川村(現在は塩尻市に合併)の贄川(にえかわ)沢の山中で採掘されていた「砥石」なのですが、サビ色の縞模様が美しく、工芸品にも加工されていたとのことです。(写真は「信州すとーん記」より引用)ちなみに、木曽路・国道19号線沿いに「JR...
ブログタイトルの「御嶽山」とも「上高地」とも、全く関係ありません。ほぼ雑談に近いコーナー 「本棚からゴソゴソ」。 趣味の蔵書の中から「是非おすすめ」「珍本・奇本」等の本たちを新旧取り混ぜて、ボツボツと紹介していきます。あまりネタばれしない程度に留めますのでご安心を。第20回目は「制服概論(せいふくがいろん)」酒井 順子 著 文春文庫 2009年1月発行(20回記念には、ブッ飛んだタイトルもいいでしょう・...
「ブログリーダー」を活用して、ジオタスさんをフォローしませんか?
名古屋大学博物館の第32回特別展「飛騨の自然」のなかで、ワークショップとして「御嶽山のひみつ」と題して火山マイスターネットワークでワークショップを行う機会を頂きました。御嶽山や火山の話と、火山灰の観察会です。いよいよ、火山マイスターネットワークも県外進出!いざ、名古屋に向けて出発・・・仕事の関係で、前日に「特急しなの」で名古屋駅に到着しましたが、人・多すぎです。田舎者のオジサンはガクガク・ブルブルです...
上高地は、毎年6月の第一日曜日が「ウェストン祭」ですが、今年は・・・雨・・・雨・・・。雨にも関わらず、観光客の方々は多いですね。やはり、昨年より海外の方が増えているように感じます。「Welcome Kamikochi ! 」 ありがたい事です。ウェストン祭は今年で78回目になり、毎年ながら、ウェストン碑の前は賑わっています。何かの演奏?をしていますが・・・傘で全く見えません(T_T)と、まあ賑わっている訳ですが、本日はウェストン祭...
5月末、大阪府から中学3年生の団体研修の皆様がお越しになりました。木曽各所を見学しつつ、森林体験などで自然と触れ合い、その中の1つとして「御嶽山」にも訪れるとのことでした。(植樹体験の様子 写真は信濃毎日新聞掲載の写真より引用しています)火山マイスターも「火山の魅力発信」で、微力ながらお手伝です。受け持ち場所は「おんたけロープウェイ・山頂駅周辺」。数日前に、台風の影響で大雨が降りましたが、前日には天...
以前のブログ記事でも書きましたが、「サイエンス」と「スピリチュアル」はしっかり割り切って楽しむ事が大切と感じています。「サイエンス」として鉱物を正しく知り、「スピリチュアル」として鉱物と触れ合う。今回、こんなものを入手しました・・・謎の鉱物「ブラックシリカ」。新聞広告などに 「遠赤外線効果で、ポカポカ快適!」 「健康快適なマイナスイオン放出!」などの謳い文句を時々見かけます。しかし、「ブラックシリカ...
岩石大好き、石灰岩大好き。県内各地の「石灰岩」の産地を駆け巡るシリーズです。このシリーズ、需要があるかどうか・・・不明ですが、有名な産地から、知る人ぞ知る産地まで、とにかく「行ってきました!」第4回目は「木曽日義 砂ヶ瀬石灰岩」です。塩尻の善知鳥峠 → 平出遺跡 → 宗賀・桜沢 と、木曽路を南下して、今回は木曽町になります。旧・日義(ひよし)村(合併して現在は木曽町)の「砂ヶ瀬(すながせ)」に「とある石灰岩...
上高地で、今年も「カモ類の生息数調査」の時期がきました。5月中旬に1年1回だけですが、同一時期の同一時間に、国立公園内の9地点で観察されるカモ類の調査を行っています。早朝、上高地線終点・新島々駅を自家用車で通過の折、やっと出会えました・・・「二代目 なぎさトレイン」。今日は、良い事がありそうな予感がします。上高地到着、見事な快晴! 「なぎさトレイン」の御利益でしょうか。お約束の画角なのですが、いつ見て...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?というフザけたキャッチフレーズで、誕生石の話題を、1ヶ月に1種類づつ3年間続けてきました。33種類の石を紹介する事が出来て、一般的な「誕生石」として知られている石は紹介したと思いますので、今回でとりあえず一区切りとします。今後は不定期に、気の向くままの「癒し石」を紹介していきます。最後は趣が変わった誕生石・「ブラッドストーン」。ブラッドストーン(bloodstone)は大...
2024年のゴールデンウィーク。やっとコロナ禍も終息し、賑わいが回復してくる予感です。今年も、御嶽山ビジターセンターの企画として「ようこそ御嶽山へ ~火山のことをちょっとだけ体験~」と題し、観光途中で見学に訪れた方に火山実験などが体験できるイベントを行いました。開催初日の早朝、無事にイベントが行えるように、御嶽神社・黒沢口里社にお参り。神社の駐車場(太陽の丘公園)から御嶽山がキレイに見られました。良い...
ただの雑談です・・・知り合いの方から「菊芋(きくいも)」を頂きました。ご自宅で栽培しているとのことで1度お試しに食べてみては・・・とお裾分け。名前は聞いたことがありましたが、食べるのは初めてなので楽しみです。菊芋はキク科ヒマワリ属の多年草で、北アメリカが原産です。アメリカの先住民の食料だったそうで、今でも煮込み料理やサラダなどに用いられるそうです。英名は「Jerusalem artichoke(エルサレム アーティチョーク...
2024年4月下旬、今年も上高地シーズンが始まります。開山式は毎年4月27日に迎えますが、その前に「遊歩道のお掃除」。早朝・6時15分。シャトルバスの運行が始まったばかりなので、こんな時間の沢渡バスターミナルは、さすがに私だけ。でも、今シーズンはコロナ禍も終わったので混むんだろうな・・・大正池で下車、周りの積雪は殆んど解けていますが、除雪の雪山はまだ残っています。大正池にも、誰もいません・・・火山大好き・焼岳も独...
数年に1回、発作が起きます、名付けて「ホルンフェルス発作」。なぜか急に、意味もなく「ホルンフェルス」が採取したくなる怪現象・・・ちなみに「ホルンフェルス」とは、岩石がマグマなどの熱によって変成した「接触変成岩」のことですが、だからといって、特に珍しい岩石ではありません。前回の発作(2022年)の様子は → こちらの記事発症の原因は不明ですが、もしかしたら、遠い祖先が「ホルンフェルス」だったのかもしれません...
松本市在住なので、サッカー「松本山雅FC」ファンなのですが・・・息子が少年野球をやっていたのをきっかけに野球も好きになりました。応援するのは長野県のチーム「信濃グランセローズ」・・・2024年BCリーグも開幕し、第4戦は松本市でのゲームなので、早速応援に行ってきました。結構昔から信濃グランセローズのファンですが、2016年シーズンに「BPフェアリープロジェクト」と称したポジションごとに「女神が遣わせた妖精」という萌え...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも3年目です。そろそろ「定番の誕生石」は書き尽くしてきましたので、特定の月が決まっていませんが人気のある誕生石を紹介していきます。唐突ですが・・・2024年3月、あの「道頓堀のカーネルおじさん」が、老朽化が激しく廃棄された、との新聞記事がありました。(写真は https://www.sankei.com/article/ より引用)1985年の阪神タ...
ブログタイトルの「御嶽山」も「上高地」も、山のオフシーズンって、なかなか記事が無いのですが・・・久しぶりの「御嶽山」の話題です。御嶽山火山マイスターネットワークでは、2024年3月31日(日)に、松本市教育文化センターで第2回目の「出張 御嶽山ビジターセンター」を松本市で開催しました。(ブログ内リンク→ 前回の長野市開催の記事)開催にあたり木曽町からの協力も得られ、感謝です。御嶽山や火山について多くの方々に知...
ただの雑談です・・・何となく急に書きたくなり、一杯飲みながら書いています。2024年3月で、NHKの「ブラタモリ」のレギュラー放送が終了となりました。放送回数・約270回、全国を「ブラブラ」と歩きながら、歴史や地質を紹介してきた人気番組。メインのタモリさん、お疲れ様でした。(出典:NHK)タモリさんって、オジサン世代には「憧れの人物像」なのですよ。この番組でのタモリさんの「立ち位置」が好きで当ブログでの「長野県・...
ブログタイトルの「御嶽山」とも「上高地」とも、全く関係ありません。ほぼ雑談に近いコーナー「本棚からゴソゴソ」。 趣味の蔵書の中から「是非おすすめ」「珍本・奇本」等の本たちを新旧取り混ぜて、ボツボツと紹介していきます。あまりネタばれしない程度に留めますのでご安心を。第28回目は「中国仕女百図」彭 連煕 天津楊柳青画社 1998年出版春の訪れとともに、黄砂が舞ってくる時期になりました。黄砂って、遥か中国大陸...
ただの雑談です・・・プロフィールにもあるように「激辛マニア」です。数々の「激辛料理店」や「お約束の商品」もクリアしてきました。これらは激辛ですが、あくまで「食品」です。誰でも普通に購入できる商品なので、非常に辛いのですが、極端に「健康を害する」ものではないと思います。最近の激辛料理の多くには、通常の唐辛子などより辛い「激辛唐辛子」と呼ばれる種類が使われています。辛さを表す数値に「スコビル値」というも...
パワーストーンの楽しみ方の一つにそれぞれの鉱物がもつ「色 color」があります。今回は、鉱物の発色原因や色彩心理、色彩のパワーについて調べてみましょう。まず、「色」とはどのようなものなのでしょうか?物体に可視光線が当たって、反射した光が「眼」に入り、その光の波長を人間は「色」と言う「感覚」として認識しています。可視光線には、様々な色(波長)が混在しています。人間の眼は、波長が約350~750㎚(ナノメートル)...
2024年3月16日今年もこの時期がやってまいりました「春の松本ランニングフェスティバル in 信州スカイパーク」略して「春ラン」。性懲りもなく、今年もハーフマラソン(21.0975Km)にエントリー。今年は3月に入ってから降雪が多かったのですが、大会前から暖かい日が続き、会場周辺は雪も無く早朝の気温も氷点下まで下がらず、天気は快晴。スタート・ゴールのメイン会場、やまびこドームに到着。お馴染みの「いってらっしゃい」...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
上高地パークボランティア、今回はちょっと真面目なお話です。(・・・いつも真面目にやっているつもりなのですが・・・??)上高地では野生の熊や猿が出没しており、人的被害が出ることもあります。パークボランティアでは、公園内に出没する野生動物に対し、観光で訪れた方々に注意喚起のアナウンスも行っております。しかし、もともとこの地域は熊や猿のテリトリーであって、人間の方が後から入ってきた「新参者」なのです。ただ、我...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも3年目です。6月の誕生石には「パール(真珠)」や「ムーンストーン」がありますが、今回は2021年に新加入した「アレキサンドライト」のお話です。(写真は https://www.hanajima.com/jewelry/ より引用)アレキサンドライト(alexandrite)とは、聞き馴染みのない宝石と思われる方もいるかもしれません。日光や蛍光灯の下では緑...
2023年6月第1週末。数日前に列島各地で前線と台風の影響で大雨になりました。上高地も大雨の影響で、県道上高地線が通行規制に・・・。しかし本日は晴天なり。焼岳もバッチリです。6月第1週末といえば「上高地・ウエストン祭」、今年は第77回目です。ウエストンや全国各地のウエストン祭については、ブログ内記事「上高地あれこれ7・ウエストンって誰?」(←リンク)をどうぞ。今回はウエストン祭のお話ではありません。当日、松本市...
梅雨の前の5月の末。田代湿原から眺める穂高連峰、「初夏」を感じる季節になってきました。パークボランティアでは「野生動物対策」も行います。ご存じの通り、上高地には「クマ」も「サル」も出没しますが、本来は彼ら(彼女ら?)のテリトリーに人間が勝手に入り込んでしまっているのでこちらが「ごめんね・・・ごめんね・・・」と言うべきなのかもしれませんが、「お互いに仲良くして行きましょう」と折り合いをつけなければなりませ...
新発見の「北海道石」が話題になっていますので、岩石バカも乗り遅れない様に・・・ 調べてみました。北海道石(ほっかいどうせき)とは、北海道河東郡鹿追町および同上川郡愛別町で発見された日本産の新鉱物です。多環芳香族炭化水素(後で解説)が結晶化したもので「有機鉱物」に属し、化学式は C22H12 。紫外線を当てると蛍光を生じるそうです。ちなみに学名は「hokkaidoite(ホッカイドウアイト)」となります。(写真は ht...
2023年5月26日に、令和5年度 御嶽山火山マイスターネットワークの総会が行われました。昨年8月に2ヶ所のビジターセンターが開設され、センターでの初開催となります。(今回は「さとテラス三岳」にて開催)来賓の方々から祝辞を頂きました。木曽町町長 原 久仁男 様王滝村村長 越原 道廣 様木曽地域振興局 副局長 兵藤 裕一 様遠方なのでオンラインではありますが名古屋大学教授 山岡 耕春 先生錚々たる皆様からご挨拶を...
世の中に、「石灰岩マニア」・・・ってどの位いるのでしょうか?石灰岩って、結構、産出地が限定されていますね。出るところには大量に出る! 出ないところには全く出ない!「岩石大好き・石灰岩も大好き」な おバカさんが県内の有名な産地から、知る人ぞ知る産地まで、駆け巡ります。唐突に・・・「長野県 石灰岩巡り」シリーズ。このシリーズ、果たして需要があるのでしょうか・・・? かなり不安・・・。第1回目は「松本市・白骨(しらほ...
鉱物や宝石類には、全く別物に見える石でも、どちらも化学組成が同じものって、結構たくさんあります。良く知られているものは、「酸化アルミニウム Al2O3」。鉱物としては「コランダム (corundum) ・鋼玉」といい、純粋な結晶は無色透明なのですが、結晶に含まれる不純物によって発色が異なり、 ・赤色のコランダムは「ルビー」 ・赤色以外のコランダムは「サファイア」(青色に限らず赤色以外すべて)と呼び分けら...
ただの雑談です。職場の「山菜オジサン」から、春の山菜「コシアブラ」を頂きました。この時期、タラノメやワラビはお店でも見かけますが、コシアブラはあまり見かけない山菜ですね。でも、田舎ではよく食べる山菜ですよ。コシアブラは中国原産のウコギ科コシアブラ属の落葉高木で、春先に先端に伸びてくる新芽を食用にします。(写真は https://www.qkamura.or.jp/nyuto/blog/detail/?id=23348 より引用)「コシアブラ」・・・とは...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズも3年目です。以前のブログで、5月の誕生石のエメラルドや翡翠を書きましたが、今回は「アベンチュリン」です。アベンチュリン・・・とは不思議な響きの言葉ですね。日本では、5月の誕生石は「エメラルド」や「翡翠」なのですが、「アベンチュリン aventurine」が採用されている国もあり和名は「砂金水晶」「砂金石英」「砂金石」など...
御嶽山ビジターセンターは2ヶ所あります。 ・木曽町三岳に 「さとテラス三岳」 ・王滝村田の原に「やまテラス王滝」「さとテラス三岳」は通年営業を行っていますが、「やまテラス王滝」は冬期休館。2023年は雪解けが早く、「やまテラス王滝」は4月29日から今季の営業が始まりました。両施設ともに2022年の開山シーズンにオープンしましたので、2023年のゴールデンウィークが、「初・GW」となります。そこで・・・火山灰の椀掛け観...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
4月17日から、今年の上高地シャトルバスが運行開始されました。いよいよパークボランティアのお仕事が始まります。シャトルバスは運行していますが、まだ開山式前。まず、4月27日の開山祭に向けて遊歩道などの掃除を行います。沢渡バスターミナル7時30分発のシャトルバス、繁忙期はこの時間で長蛇の列ですが、さすがにこの時期はガラガラです・・・上高地到着、穂高連峰・最高です。奥穂高岳に登っている人もいるでしょうね。焼岳もク...
宝石やパワーストーンを購入する際に、「天然石」「合成宝石」「人造宝石」などの表示を見ることがあります。この違いは何でしょう?(写真は https://www.askul.co.jp/p/KJ61410/ より引用)<天然宝石(天然石)> ・天然に産出した鉱物(真珠やサンゴなどの生体鉱物も含まれる)<合成宝石(合成石)> ・天然宝石と同じ成分で人工的に作られた宝石 ・天然宝石と同じ化学組成や結晶構造なので性質が酷似している ・不純物...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
ただの雑談です・・・。最近、浅間山の火山活動が活発になっており、噴火警戒レベルが「2」となっています。(2023年4月9日撮影)少しモクモクと煙が出ていますね、ちょっと心配です。浅間山の観察をして、小海・相木村方面に用事もあり、(どうせ、いつもの如く、どこかで「地質ブラブラ見学」してきたでしょう・・・)近くに寄ったので、佐久市の「ぴんころ地蔵」に参拝してきました。この「ぴんころ地蔵」とは?(佐久商工会議所HPよ...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?ダイヤモンドのお話、後半です。ここからは宝石としてのダイヤモンドを見ていきましょう。ダイヤモンドの逸話は書籍でも、ネットでもあふれていますので、あまり聞いたことが無い逸話をいくつか・・・物質の中で屈指の硬さを持ち、何をしても傷がつかないことから「不屈の信念」「王の権威」等を象徴する石として古代から信じられてきました。ダイヤモンドの語源はギリシャ語で「征服されな...
「スピリチュアル」か?「サイエンス」か?月に1回ずつ「誕生石」のお話をしています。本シリーズもいよいよ3年目に突入・・・よく続いています・・・4月の誕生石は大御所「ダイヤモンド」です。いよいよと言うか・・・ついにと言うか・・・3年目にしてやっと登場です。誰でも知っている宝石なので、ネットにも書籍にも歴史や逸話、パワー効果がたくさん出ています。拙いながら、当ブログでは、あえて「斜めな視点」からダイヤモンドを見てい...
長野県の地質をあちこち、ぶらぶらと見て回るシリーズ「長野県・地質ぶらぶら」長野県って複雑な地質が多く、結構見どころがたくさんあり、実際にあちこち見て回ってきた地質をご紹介します。専門家ではありませんので、勉強不足・説明不足な点も多いですが、何卒ご勘弁下さい m(_ _)m人気の「国営放送でタモさんが各地の地質を巡る番組」には絶対にかないませんが、何より「地質バカ」として・・・皆さんに楽しんで頂きたいです。第...