長島愛生園 大庭可夫さん 断種の句碑と共に━松島不在を追う━
断種の句碑と共に━松島不在を追う━長島愛生園 大庭可夫(前日からの続きです)雑巾を持たぬ女の荒れた城この句は彼の面目躍如たるものが迫ってくる作品です。冬の月弱虫などに味方せず人の目に頼らぬ意地の太いペン消さぬよう大事に燃やそう弱視の灯作品はその作者の鏡であり、如実に人柄に接することができます。一見温順そうな彼には誰にも砕かれない芯をもって療養生活を、川柳の作句活動を続けているのでしょう。今年の...
2024/02/29 21:49