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2021/01/30

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  • 錯視画像を検証してみよう

    ここ最近の記事で「面白い錯視画像」を紹介していた形でしたが、錯視画像と言えばずーっと前、「光」について見ていたシリーズ記事で、例のこないだ見ていたドレスの色の話と同じような、チェッカーシャドー錯視という、これまたネットで極めて有名な、緑のポールがグレート白っぽい市松模様のタイルの上に立っていて、AとBのマスの色が同じ…というものを見たことがあったわけですが(この記事ですね(↓)。サムネは別の画像を使っていたものの…)… con-cats.hatenablog.com ちょうどこの記事でも、カラーピックすることで「2つのマスの色が完全に同じである」ことを示していました。 今回、もうちょい面白い錯…

  • 色が消えてしまう…!スゴくて楽しい錯視画像

    前回の記事(↓)では、「青黒・白金ドレス問題」という、ちょっと前に世界中で話題になっていた大論争を分かりやすく示してくれている画像を紹介していましたが…… con-cats.hatenablog.com …小さなサムネイル画像でも分かる通り…というか全く同じには見えないように、この論争が巻き起こった原因として、「明るい光の中の青黒」と「暗みがかった影の中での白金」が、人間の目には全く別物に見えてしまうという錯覚・錯視の一種が一枚噛んでいたようだ…という感じですね。 (というか、説明を見てもなお、オリジナル画像が白と金にはどうしても見えませんけどね笑 ちなみに実際の、現実のドレス現物そのものは、…

  • ドレスの謎がついに解けた…!

    前々回、そして前回までの記事(↓)で、「鏡が左右にだけ反転するのはなぜなのか?」という疑問について、僕なりの考え(という程でもなく、そこそこ多くの方が似たような考えを持っている感じでしたが)をまとめていましたが…… con-cats.hatenablog.com …最後の〆に「鏡についてはこのぐらいですね」とか書いていましたけど、次のネタへ行く前に最後の最後のまとめだけしておきますと…… 僕の説明は、実は「鏡はなぜ物体を反転して映すのか?」については何の説明も加えておらず、単純に、 「前後か上下左右か何か知らんけど、鏡というものは何かが入れ替わるものであり、その入れ替わり方は、『自分がそうなる…

  • 鏡は前後を入れ替えてるだけなんだろうか…?

    前回の記事では、「鏡はなぜ左右だけ反転するのか?」という点について、個人的にはそこそこ分かりやすく、また納得もいく気のする説明、「左右反転するように映したんだから、左右反転しますよね」(ダイソーの店員が言うように(笑)(参考:↓))という話を書いていましたが…… dic.nicovideo.jp …まぁこの有名ネタは、色々な人が考察を積み重ねているもので、かの日本史上最高の物理学者の一人・朝永さんは「決定的な結論には至らなかった」と書いていた気もするこの難問も、何だかんだ各人が納得できる、それっぽい説明というものはされているものと言える気もします。 匿名質問に識者が回答をつける知恵の泉サイト・…

  • なぜ鏡は左右だけを反対にするの?

    引き続き、自分の専門分野でもなければ得意分野でも何でもない「物理学」の面白小ネタについて、また1つ脱線話を見繕ってみようかと思います。 これはそもそも、↓の「分子・原子」を見ていた一連のシリーズ記事で、「素粒子」について見ていた時に脱線しようかな…と思いつつ…… con-cats.hatenablog.com …あまりにも無関係すぎたのでこの時はやめておいたネタなのですが、何かといいますとズバリ、記事タイトルにもしました「鏡」についての話! なぜこの記事で鏡に脱線しようかと思ったかといいますと、この記事で素粒子・光子の同一性に関する非常に分かりやすい説明としてお借りしたのが、1965年にノーベ…

  • 斜めの部屋がイイ!

    身近で面白い物理現象なんかをおもむろに見始めていたシリーズですが、一つまたチョイネタとして浮かんだものがありましたので、慢性的なネタ不足時間不足が悩み所な現状、藁にも縋る思いで今回はそちらに触れることでお茶を濁してみようかなと思います。 元ネタとしては、こないだ遠心力の話で、振り子運動をするトンデミーナという富士急のアトラクションでかかる「G」を計算しながら… con-cats.hatenablog.com …最高速度では7Gに及ぶ重力がかかるということで(当初計算ミスにより13Gだと思っていたわけですが)、「精神と時の部屋を実感できるアトラクションといえますね!」などと書いていたことに話は遡…

  • トイレの渦は逆になるのか…?

    前回の記事では、脱線ネタとして「コリオリの力」を取り上げていました。 その冒頭で、「一つ真偽の怪しげなネタを…」というようなことを書いていたのですが、その「真偽が怪しい」のは前回話に出していた偏西風(からの、飛行機の移動速度違い)では決してなく、時間が足らずに辿り着くことができなった今回のネタだったのでした。 そう、「コリオリの力」って、正直偏西風うんぬんでは別にあんまり聞くこともなく(これも前回書いていた通り、偏西風にはもっと地球全体の気圧配置・大気の循環的な、その他の要因も関わってくるので)、一番よく目にするのは、「トイレの渦」という話なんですよね。 まぁトイレに限らず、お風呂とか洗面台と…

  • 行きと帰り、どっちが楽?

    前回は、「生きてるヒヨコをすり潰すと、何がなくなる?」とかいう、「そんなことするオメェの『人の心』が一番ねぇよ」と思えるしょうもない哲学的問答を紹介していました。 遠心機の遠心力に端を発するこの辺の「気になる話・有名な問答」に触れている形ですが、今回もその遠心力、より大きい区分で慣性の力と呼ばれるもので、また一つ真偽の怪しげなネタを、慣性力について参照させてもらった「わかりやすい高校物理の部屋」を見ている際に思いついたので、今回まずはそのネタを使わせていただきましょう。 「わかりやすい高校物理の部屋」の、「力学」の章の最後を飾るこちら、コリオリの力! wakariyasui.sakura.ne…

  • ヒヨコをすり潰したら…

    「鳥かごの中の鳥の重さ」問題について、一通り個人的に昔気になった点については触れてみた感じでしたが、まぁ何というか、今さらそんなこと書くのも何ですけど、こういう思考実験みたいな話、僕はそこそこ面白いとは思えるんですけど、圧倒的大多数の方には恐らく、 「うん、死ぬほどどうでもいい。つまんない…とまではいわないけど、面白くはあんまりないかな」 …と思われる話なんだろうなぁ、と思えるといいますか、多分、僕が車とかジェットエンジンとかそういう男の子の目が輝きそうな話を聞いても全然気分が盛り上がらないのと全く同じ感情になる人が多数なのであろうことを考えると、一応婚活自己紹介ブログというお題目でやってるも…

  • 逃げ道があれば軽くなる

    それでは前回やや途中状態で終わってしまっていた「鳥かごの中の鳥の重さ」問題について、もうちょい気になる点を深追いしていこうかと思います。 「秤の上に置いた密閉した箱の中に、鳥が一羽、地面の上で羽根を休めている。 この鳥が地面(箱の底面)から飛び立って空中で完全に静止していたら、秤が示す重さはどうなるだろう?」 という有名な問いかけで、これは一瞬、 「そりゃあ鳥の分減るんじゃないの?だって鳥は箱から離れて浮いてるんだから、重さがかかるわけなくない? …あれ、でもそうすると、鳥の重さはこの世のどこに消えたことになるんだ…??」 みたいに思えるわけですが、この考え方は根本から間違っていまして、鳥が浮…

  • 鳥かごの鳥が羽ばたくと…

    遠心力に端を発した面白物理問題ネタ、エレベータージャンプに続き、車内に浮かぶ風船の動きなんかをここ最近の記事では見ていたわけですが、ちょっと欲を出してもう少しだけ、関連する話としてふと頭に浮かんだ、(もうあんまり本題の遠心力とは関係ないけれど)非常によく話題に上がりがちな初等物理クイズネタを続けてみようかと思います。 今回の話もシチュエーション自体は単純明快で、でも物理・力学の考え方を通して見ないとどうなるかが自信をもって中々いえない内容になっていまして、それがズバリ、「鳥かごの中の鳥の重さ」ってやつですね…! まぁ簡単に書けば、 「箱の中に鳥を入れる(箱は完全密閉されている)。その箱の重さを…

  • 風船はどちらへ動く?

    前回の記事では、遠心力から派生して、慣性の力について触れていましたが… (あんまり慣性という程でもなく、単に相対速度の話だったかもしれませんけど… (=時速200 kmで走る電車の屋根の上に立っている人は、そのままトンネルの壁に激突したら時速200 kmで叩きつけられるけど、逆方向に時速20 kmで全力疾走しても、平地に立ってる静止した人から見たら時速180 kmで電車の進行方向に移動していることになるため、結局時速180 kmで叩きつけられる、ということ。水平方向の移動を垂直方向に変えれば、墜落するエレベーターと同じ話) …まぁ激突の瞬間に「ジャンプする」ことを考えたら、「慣性の力が働くので…

  • エレベーターが墜落する瞬間にジャンプすれば助かるのか…?

    フェノクロ・エタ沈といった生命科学系実験でよく使われる遠心機の話から脱線した「回転・遠心」の話を終え、また途中状態だった所へ戻っていこうと思っていたのですが…… 例によって時間不足から来るネタ不足は慢性的なものであり、何か簡単に見れる脱線ネタはもうちょいないかな、と悪あがきで「遠心」について検索してみました所、以前気圧やら水圧やらといった圧力の話のときにお世話になりました、「わかりやすい高校物理の部屋」がまたまたトップにヒットしてきました(↓)。 ちょっとでもネタが増えてくれればありがたいことこの上ないので、今回はこちらからネタを捻り出させていただこうかな、と思います。 wakariyasui…

  • 世界一速く回るものは?

    まず訂正から入りたいのですが、前々回の記事で見ていた回転アトラクション「トンデミーナ」でかかる遠心力(G)について、大きなミスを見つけてしまいました。 前回の記事を書いた時点でも気付かずそのまま「重力の13倍以上!」と書いてしまっていたものの、再読しているときに「いや待てよ、13Gって、そこまでかかるか…?!」と思い冷静に計算式を見直してみたら、トンデミーナのアームの長さは25メートルと公式に掲載されていたわけですけれども、ぬわぁんと! 普通に考えて、これはアームの全長であり、中心の軸から左に12.5メートル、右に12.5メートル伸びていると考えるのが当然でしたから、遠心力を考える上で必要な「…

  • 体重はどこで測るのがオススメ?

    遠心ネタで無駄に脱線を続けており、前回は遊園地のアトラクションでかかる「G」なんかを見ていました(我らが富士急ハイランドにある「トンデミーナ」の最高速でかかるGは、重力の13倍以上!)。 いきなり何のこっちゃという話でしたが、何気に遠心機とかいうワケ分からんものより、もっと身近なものでしかも体感できるものなので(トンデミーナに乗ったことがなくても、まぁ似たような回転アトラクションを想像すればイメージできる話ですしね)、むしろより面白いネタだったかもしれませんね(笑)。 というかそもそも「遠心力ってなんだよ」って話だったかもしれないですが、これはまぁ言うまでもなく、物体が回転したときに、回転の中…

  • トンデミーナでかかる重力は…?

    ここ何回かの記事で、分速15万回転という凄まじい高速遠心機など、回る機械について色々と見ていました。 今回脱線ネタの本題は、記事タイトルにもした通り、「果たして世界一速く回るものは何で、どれぐらいの速さか?」というものなのですが、その前にもう少しせっかくだから触れておこうと思った遠心機の話があったので、まずはそこから軽く補足で見てみようかなと思います。 (※一通り書き終えた後の後記:結局、この脱線補足ネタがそこそこの長さになったので、毎回クドすぎますがちょっと時間のなさすぎる日が続いていることもあって、今回はタイトルも変更し、こちらのネタに触れるだけとさせていただきました。 なら↑の記述も直せ…

  • 1秒で2500回まわると…?

    前回の記事では、遠心機のローターには大きく分けて2種類、アングルローターとスイングローターというものがあり、機械的にはアングルローターの方が高速回転させるのも当然余裕ではあるものの、実験の都合で、「超遠心」と呼ばれるクソ速回転で走らせる遠心分離は、スイングローターで行われることもままあるのです…… …的な話から、超高速回転可能な遠心機、現在の世界ナンバーワンはどんなマシーンでどんなスピードなんだろう?と疑問に思って調べた結果、日本の企業であるhimac社… (なお、名前は寡聞にして存じ上げませんでしたが、どうやら生命科学研究をしている人なら100%全員知っている超有名企業・エッペンドルフ社と統…

  • 使ってみたい!超高速回転ローター!!

    色々なネタを提供してくれた遠心機についても、一通り触れようと思っていた話題に触れ終えていた感じでした。 (まぁ、「一通り」と言いつつ、バランスの話を無駄に何回もグダグダと語っていただけでしたけど(笑)) そんなわけで脱線元のフェノクロ・エタ沈の補足に戻っていこうと思ったのですが、前回の記事でローターの画像を貼った際に、せっかくならローターに関してもうちょい触れてみるのもいいかな…と、時間不足ネタ不足が深刻なあまり、また記事水増し的なスケベ心を出してしまった次第になります(↓)。 そもそも何の説明もなく使い始めていた「ローター」というのは何なのかですが、これはまぁ、「rotor」で、「ローテーシ…

  • ローター問題の答

    前回の記事では、遠心機・チューブバランス問題として、一般的にどういう状況なら釣り合いの取れた形で遠心機を回すことができるのか?…という点に、入りかけた所で終わっていました。 例えば24穴(ウェル)ローターの場合、1本あるいは23本を配置することは不可能ですがそれ以外の全ての本数でバランスが取れる一方、10ウェルローターなんかの場合(まぁそんなローターまずないと思いますけど(笑))、これもまぁ偶数穴だけあってそこそこの本数はカバーしているものの(2, 4, 5, 6, 8, 10本でした)、2と5を組み合わせて出来そうな「7本」をバランスよく配置することは不可能という、結構面白い感じになっている…

  • 案外奥の深かったバランス問題

    回転するローターの穴(ウェル)にチューブを入れることで使う高速遠心分離機が、安定して回ることが可能となっているかどうかという、「バランス(釣り合い)を取る」話について、引っ張るほどのネタでも何でもないのですがここ何回か見ており、前回は最も一般的といえる24ウェルの遠心機について、具体的な配置(というか、「僕が普段どういう風にチューブを入れているか」という、世界で一番要らない情報(笑))を見ていました。 まぁ24ウェルローターは、1本(と、「空が1穴だけ」という23本)のみバランス取りが不可能で、後は全部チューブの追加なしでバランスが取れるという神設計という話だったわけですけれども、中途半端に全…

  • 本当に釣り合ってるのかよ?!

    前回は非常に一般的な高速遠心機である24ウェルローターで、チューブをバランスよく配置する(遠心力が完全に打ち消し合う形になって、安全に回せる形)パターンを見ていました。 結構意外なことに、24ウェルローターというのは、2と3を約数にもつ数字の強みで、1本のみ、あるいは1穴だけ空きの23本以外の全ての本数で、バランスよく配置可能なパターンが存在するという話でした。 これに関して、前回まとめ画像をお借りした掲示板サイトRedditの他のスレッドに、「My lab hobby(研究室での遊び):見た目はメチャクチャだけど、実はバランスの取れた遠心機の構成を作ること。これが最高傑作の1つ!」というタイ…

  • ナイスなナンバー、24!

    前回、「バランスは取れているの…?」というタイトルの記事にしていましたが、これは実は今回触れるネタの方がより適切な感じで、チビタンの話ではバランスが取れてるか不明な感じなんてなかったのに、そこまで話が届かなかった(でもタイトルはもうつけていて変える暇もなかった)、って形でした。 (※全体を書き終えた後の追記:結局今回もその話には到達しませんでした(笑)。逆に、次回がそのネタになる感じですね。) まぁあまりにもどうでもいい点なので気にせずそのまま進めますと、チビタン(卓上小型簡易遠心機)のローターは6穴(6ウェル)が便利で、8ウェルローターの場合、3本回したいときに同じ重さのチューブを別途用意し…

  • バランスは取れているの…?

    前回の記事では遠心機の話に脱線していましたが、予告通り、今回もまた遠心機に関してちょっとした小ネタを挟んでみようかと思います。 ちょうどその話に持っていくのに都合が良いので、前回紹介していたチビタンから再開してみますと、小型卓上遠心機であるチビタンの特徴というか設計として、 「1.5 mLのエッペンチューブを6本入れられる「ローター」がついていることが多いですけど(8本とかのこともありますが)…」 …などということを書いていました。 前回のモノタロウのページでは実物の画像(ローターの様子)が分かりにくかったので、もっと分かりやすく写っている、よくあるタイプのチビタンの画像を借りつつ話を広げてみ…

  • チビタン!

    色々な話題に触れられて非常に助かっております「フェノクロ・エタ沈」ネタ、前回はクッソ偉そうに、「大学生は無能、研究を進める上ではお荷物で役立たずの、ゴミカスのような存在」などという暴言(そこまでは言ってなかったし、実際全く思ってはいませんが(笑))とともに、生命科学実験の基礎知識と具体的な実践法について、他ではあまり触れられていない実験の原理についてもまとめられており非常に体系的に学ぶことができる硬派な本『モレキュラー・クローニング』という書籍は大変オススメです… (なお、THE CELL(正式には「Molecular Biology of the Cell(細胞の分子生物学)」という、分子生…

  • バイオのバイブル、「モレクロ」!

    前回の記事では、お役立ち情報交換掲示板・BioTechフォーラムの情報をお借りしながら、フェノクロでおもむろに登場してくるフェノール以外のやつら、クロロホルム・イソアミルアルコール・8-HQというやつらの役割について触れていました。 あまりハッキリとは触れていなかった話として、(引用していたポストに書かれていいた気もしますが)フェノールのみで抽出するということも、「伝統的にそうやられていた」以外にも意味がなくはない話でして、せっかくなのでまた一つ、トピック自体が中々面白いフォーラム記事を引用させていただきましょう、こちらのトピ(↓)で、ラスト1つ前の23番でAPさんがお書きになっているように……

  • クロホ・イソアミ・キノリンの役割は…?

    引き続き「フェノクロ・エタ沈」という、生命科学実験で最も基本と言われる実験手技に関する補足豆知識ネタに触れて参りましょう。 前回はフェノクロ処理を行う際のサンプルの量について、多すぎると1本のチューブに収まらず面倒なことになる… (=後のエタ沈で2.5倍量のエタノールを加えることから。研究室で常用されるのは1.5 mLチューブであり、高速遠心機もそれがジャストフィットするものであることがほとんどなので、そこに入る範囲に収めたいという事情があるわけです。 もちろん、どうしてももっと大きな容量で行いたい場合は、複数本のチューブに分けたり、あるいはもっと大きなチューブ(次にメジャーなチューブは15 …

  • 多すぎると溢れるし、少なすぎるとロスしちゃう…

    前回の記事では、DNA回収手法として名高い「エタ沈」の友といえる、代表的な共沈剤、グリコーゲン・LPAについて、両者の違いを示してくれている論文を簡単に紹介していました。 どうでもいい小ネタとして、glycogenは英語だと「グライコジェン」と読まれるので、それに則るとお菓子のグリコはグライコになっていた可能性もあったかもしれないといえますから、これは響き的にグリコほど優れてはいませんし(まぁ、慣れがあるだけかもしれないものの)、英語読みに引っ張られなくてよかった…という例といえるかもしれませんね。 では、ようやく宣言通り、フェノクロ・エタ沈の各ステップについて、まぁ実際にやる人がいらっしゃる…

  • 短小の味方グリコ、短小は嫌いなLPA

    前回は、元気の源・グリコーゲンが、DNAを可視化するのにも役立っており(=共沈剤として、DNAを絡め取って沈殿させる役割がある)、また、昔は(多分今も?)試薬のグリコーゲンというのは、牡蠣から採取していたもののようです、なんてことにも触れていました。 そんな所でこの脱線ネタの元になったフェノクロ・エタ沈の補足に戻っていこうと思っていたのですが、もう1つだけ、グリコについてせっかくだから触れておこうかなと思った発展ネタがあったので、まずはそこから参りましょう。 まぁあまりにも細かすぎるというか専門的すぎるといいますか、別に実験で使わない方にとっては心底どうでもいいにも程がある話かと思うんですけど…

  • グリコはオイスター!

    「DNAをこの目で見てみる」という話から、キッズ科学体験教室で行われる実験手法の話を経て、研究室レベルで行われるフェノクロ・エタ沈の話になり、そこからの関連ネタとして「DNAはブラックライトに当たると光るのか」という点や、そこをきっかけに前回の記事ではサーモンスパームDNAなんてものも話に出していました。 フェノクロ・エタ沈の工程を細かく見ていて、各ステップの補足を加えていくという話に戻っていく予定でしたが、今回は、前回のサーモンDNAという試薬から端を発し、一応エタ沈で関連する脱線ネタにちょろっとばかりまた逸れてみようかなと思います。 まぁちょうど、こないだの記事(↓)でも見ていた、エタ沈で…

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