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2021/01/30

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  • 糖の分解が完了…

    呼吸反応における主役級の脇役分子、NADやFADという、実はビタミンの仲間であった補酵素について触れ終えたところで、早速反応経路の続きに参りましょう。 まぁ正直、こんな分子レベルの細かい反応とかクソほど面白くないにも程がある、かつ、知ったところで別に何か生活が良くなるということもない(=筋トレとかダイエットとか健康的な生活につながるとかいったことも、特にない)…という、まさに話のための話のような、記事水増し以外の何物でもないですけど、まぁせっかくなのでごく簡単に続けていこうかと思います。 例によって、ウィッキー先生がまとめてくれている呼吸反応の流れの一枚絵を参考に進めさせていただくと…… ht…

  • 実はビタミンでした~

    前回は、「カタカナ語の名前の区切りって面白いですね」というしょうもない話をしつつ、呼吸反応でATPと同じぐらいに重要な物質といえる、非常に長ったらしい名前の物質……ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドと、さらに名前だけ出していた兄弟分子的なフラビンアデニンジヌクレオチドというものに触れていました。 前者=NADと略記される方は「ニコチンアミド・アデニン・ジ・ヌクレオチド」という区切り方だったわけですが、後者=FADと略記されるこちらは、まぁ後半は同じですし考えるまでもないでしょう、「フラビン・アデニン・ジ・ヌクレオチド」というもので、こちらはズバリ、ニコチンアミドの部分がフラビンと呼ばれる構造…

  • そこで区切るのかよ!

    呼吸反応を見ていく中で、せっかくだから覚えておくといいかもしれない重要物質、「グリセルアルデヒド 3-リン酸」(G3P)と、それを次のステップの物質に変換するための酵素であるGAPDHについて触れた後、その変換反応に関与するもう一つの超重要物質、「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド」という長ったらしい名前の分子、長すぎるので「NAD」と略されますが、こいつの名前だけ出して前回は時間切れとなっていました。 前回の終わりに、「次回はこいつの話から触れていこうと思います」などと書いていましたが、よぉ考えたら別に大して触れる話もなかったわけですけれども(笑)、今回もまたどうしようもないぐらい時間がな…

  • 大切な方のニコチン

    前回の記事では、呼吸反応の最初のステップである「解糖系」の途中に出てくる重要物質、「グリセルアルデヒド 3-リン酸」(G3P)を、次のステップの物質に変換するための酵素であるGAPDHについて、このタンパク質は極めて重要であり、生きている細胞であれば必ず合成されているものだからこそ、比較対象=コントロールとしてよく用いられるのです……ということで、そういう物質のことを「ハウスキーピング遺伝子」などと呼んでいます…なんてことをツラツラと語っていました。 (「タンパク質」は、DNAが3文字1組で指定する暗号=コドンでその配列が指定されるものであり、その文字列の並びそのものを「遺伝子」などと呼んでい…

  • ハウスキーピングなジーンとは

    呼吸について少し詳しく、細胞の中では一体何がどうなってエネルギーが作られているのかを見ていく中で、前回は細胞呼吸3ステップの第一段階、「解糖系」の、前半部にあたる「グルコース(ブドウ糖)の形を変えていく」所までを見ていました。 その中で最後に出てきたものに、「グリセルアルデヒド 3-リン酸」という、炭素6つのグルコースが真ん中でスパッと割れて炭素3つになり、さらに端っこには呼吸・エネルギー運搬に極めて重要なリン酸基がくっついた分子がありましたが…… https://ja.wikipedia.org/wiki/グリセルアルデヒド-3-リン酸より …こちらは前回もチラッと書いていた通り超絶重要分子…

  • 呼吸の3ステップ~最序盤・借金して糖を変形していこう

    唐突に始めていた呼吸ネタに関して、前回は呼吸の主役ともいえる分子・ATPについての補足をいくつかしていました。 それでは今回は早速、呼吸(単なるガスの交換ではなく、細胞レベルで行われる、ATPを生み出す反応のこと、いわゆる細胞呼吸)の反応経路について、具体的に順番に見ていこうかと思います。 覚えることの多い高校生物にあって、中でもひときわ登場人物や反応がひたすら大量に存在するのがこの呼吸経路であり、正直全ステップ・全分子の分子構造まで正確に覚えている人は呼吸の専門家でもない限り存在しないレベルだと思いますが、実際そこまで触れる意味は皆無なのでそこまでは見ていかないものの、まずは大きく分けて、呼…

  • カットして、エネルギーをゲット

    サプリとして一時代を築いたCoQから派生して、呼吸の話へと逸れていたのが前回の記事(↓)でしたが…… con-cats.hatenablog.com …「呼吸」の分子レベルでの反応(「酸素を吸って二酸化炭素を吐く」という小学生レベルの話ではなく、有機物の分解にまで着目した、いわゆる内呼吸)についてグダグダと見ていたら時間が無くなってしまった結果、詳しい代謝経路に入る前の中途半端な形になってしまっていたので、早速続きから参りましょう。 ちょうど、「呼吸とはATPという分子を合成するのがその最重要目的である」みたいなことまで触れ終えていたわけですが、まずはそのATPについて…… ギリギリ↑のリンク…

  • 呼吸とは

    前回の記事ではCoQ10について触れていましたが、ちょうどアセチルCoA…というかこないだの4-7-8呼吸法を話に出したあたりでも「その話に逸れるのもいいなぁ」などと思っていたんですけど、まさにCoQ(コ・キュー)を見ていたついでに、今回は呼吸の話と洒落込んでみるといたしましょう。 まぁ呼吸なんて幼稚園児でもしていると言いますか、ミミズだってオケラだってアメンボだって…を通り越して、植物どころか微生物などの全生物がしていることで、今さら何を、って話ではあるのですが…… 一般的に呼吸というのは、 「酸素を吸って、二酸化炭素を吐くこと」 …という印象でしかないわけですけど、実はそれは呼吸のホンの一…

  • 消えたCoQ

    前回は副交感神経系で伝達されるやすらぎ物質・アセチルコリンから脱線して、その原料の1つであるアセチルCoAを皮切りに、コエンザイム=補酵素の話に触れていました。 まぁ生物・化学の分野ではやっぱり、代表的な補酵素といえばCoAになるわけですけど、しかし、一般的にはCoAとかいうよく分からん物質よりも、「コエンザイム」と聞けば、もっと別のもので「何か聞いたことある気がするぞ」と思われる有名人がいるのではないかと思います。 それがズバリ……「コエンザイムQ10」!! こちらさんは、サプリメントなんかでもよく見るもので……と思いましたが、もしかしてもうブームは去って、今ではもう誰も知らないレベルのブツ…

  • 補酵素とは

    ダラダラと続けていました睡眠・自律神経ネタも、いよいよネタが尽きてきました。 …と思いきや、また一つ多少広げられそうなネタが浮かんだため、今回も関連ネタへの脱線を続けさせていただきましょう。 今回はズバリ、こないだ「ストレスのかかる現代社会では確実により重要な、大切なやすらぎ物質」として見ていた(↓)、副交感神経により伝搬される、安静作用を司る神経伝達物質・アセチルコリンについて! con-cats.hatenablog.com こないだの記事ではWikipedia記事のリンクを貼っていましたが、同じくWikiスタイルのサイトで、生命科学的な記述がウィキペよりも遥かに充実していることの多い、脳…

  • 冷えも火照りも良くないよ

    前回までで、一連の睡眠・自律神経ネタは見終えていた感じですが、時間もなければネタもない日が続いているため、強引に話を脱線して何とか突破口を見出してみようかと思います。 まず睡眠ですが、副交感神経優位とか呼吸法とか以外に、この点にも触れてみようと思っていたものの実際全く大したネタでもないので触れずじまいだったものを消化してみますと、神経のバランスも重要ではあるのですが、それ以外にもより重要な要因として、体温とかもありますね。 まぁもちろん体温自体も自律神経が調節していますから、それだってある意味神経バランスの一種とはいえるんですけど、個人的な経験としては、「副交感神経優位状態で、精神状態は完璧な…

  • 興奮すると、早くなる…?

    前回、あまりの時間のなさに苦し紛れに始めていた自律神経クイズ、もうちょい面白そうなネタがあったので、続けさせていただきましょう。 「興奮性の交感神経系が優位になったら、各臓器はどのような応答を見せる?」というしょうもないクイズですね。 前回は、涙・瞳孔・毛様体・唾液の4つを見ていました。 早速続きに参りましょう。 Q5:気道・肺 →前回ラストの口の中からもう少し下って、今度は肺ですね。 まぁ正直、これはイメージしやすいものといえるでしょうか。むしろ答を見てもどっちか分からないレベルですけど、交感神経系が優位になると、 「気管支平滑筋→弛緩」 となる(副交感神経系が優位になれば、逆の、「気管支平…

  • 興奮したときの瞳孔の動向は…?

    前回はあまりにも時間がなく、やすらぎ物質といえる、副交感神経から出されるアセチルコリンについて駆け足で見ていましたが、まぁ「次回へ続く」と書いたものの、特にこれといって続くようなネタはなく、何気に今回もまた時間がなさすぎることもあるので、また適当に関連ネタから一つ見繕ってみようかなと思います。 話の取っ掛かりとして前回のネタを再度おさらいしてみますと、交感神経系が優位になると、血圧や心拍数が上昇するのは、「興奮性の神経」って言ってるんですからあまりにも当たり前すぎる話で、ただし、「排泄」に関しては、意外と正しい方を知らないと想像だと「どっちだ?」と思えてしまうものになっており、正解は「排泄を抑…

  • 大切なやすらぎ物質

    今回もちょっと地獄レベルで時間が不足しており、新しい話題を見繕うことも叶わなかったため、前回・前々回あたりからしている神経・睡眠の話からめっちゃ適当に軽く話を広げさせていただきましょう。 「人間が睡眠状態に入るためには副交感神経系を優位にすることが一番重要」などと書いてきましたが、その神経系について、もうちょい詳しく触れてみようかな、と思っている感じです。 まぁこないだの記事で既に自律神経系、交感神経系、副交感神経系についてはウィキペディア記事を貼っていましたが、それぞれについてもうちょい深入りを…… まず、そもそもの「神経」ですけど、まぁこれは流石に小学生でも何となく神経ってのがあって運動と…

  • 4-7-8呼吸法とは

    前回、おもむろに「眠れないときに個人的にやってる入眠法」を紹介してみましたが、あれは完全に僕独自のものであり、一般的に効くものなのかどうかは分かりません。 「副交感神経系を優位にする」なんて、意識できない自律神経系の調節ですから、結局はおまじないみたいなものともいえ(とはいえ、精神状態が神経系につながっているのは間違いないので、オカルトというわけではなく、意味のあるおまじないですね)個人的には自分なりに自分に一番いいやり方を作るのが一番いいと思うんですけど、世の中には広く推奨されている方法もあるものだと思います。 非常に覚えやすく、また効果もそれなりにある(とはいえ僕自身は、目玉をゆっくりじっ…

  • 眠れない夜は…

    一通り手洗いに関するご質問にも触れ終えたところで、次のご質問に遡っていこうと思ったのですが、次のご質問コメントをいただいていた所よりも最近のネタで、メモ帳の方にひとつ、いずれ触れる機会があったら触れてみようと思って残しておいた一文が見つかりました。 時間不足のネタ不足が続いているため、今回はまずそちらを消化してみようかと思います。 メモの内容については、こないだ触れていた温度や湿度に関するネタを書いていたときに残していたもので… 「真夏からようやく秋になったときの15℃と、雪が解けて春になって流れていくような状況での15℃は、同じ気温でも体感が全く違うわけですけど、それはなぜでしょうか…?」 …

  • アルコールには即効性もあるのが強み

    前回の記事では、真の最強消毒薬として、グルタラールという、アルデヒドの一種である分子に触れていました。 これに関して、「最強ゆーても、何でも溶かす硫酸とかの方が強いんとちゃいますのん?」という気ももしかしたらするかもしれないんですけれども、もちろん人間にとってはフェノールとか硫酸とか強い酸で肌は焼けただれてしまいますが、微生物の中には、例えば好酸性細菌とかそういう、「酸性条件をむしろ好んで生育する」というとんでもねぇやつもいますから、必ずしも人間にとって強い薬品が微生物にとっても強いとは限らないわけですね。 もっとも、そんな最近はそんなにどこでもいるわけではないですし、実際硫酸の中に「カビが生…

  • 真の最強消毒薬はこれだった

    殺菌消毒についての脱線ネタに触れているここ最近のシリーズですが、前回は抗菌スペクトルの表を見ることで、「消毒用エタノールは素晴らしい、神のような液体です」などと書いていました。 参考にさせていただいた福岡県薬剤師会の抗菌スペクトル表を再度お借りさせていただくと…… https://www.fpa.or.jp/library/old/infomation/shoudokuyaku/ichiran/syoudokuyakuichiran.pdfより そんな神の水・エタノールでも、「細菌芽胞」といういわば冬眠状態に入って防御力を挙げた状態の菌には「×:無効」なのですが、まさにWikipediaの芽胞…

  • やっぱりお酒は最強

    前回は、街で見かける消毒ポンプについて、「洗い流さないのに、大いに意味がある優れものなのです」などということをつらつらと書いていました。 また、アンさんよりいただいていたご質問には、「洗剤で手を洗えば、必ず菌は死にますか?」という点があり、「平凡な石鹸では、洗い流す効果はもちろんあるものの、積極的に菌を殺す効果がないこともままあります」的なことにも触れていた形ですね。 とはいえこれもちょっと話を分かりやすくするために大げさに書いたとでも言いますか、実際セッケン=界面活性剤にはタンパク質の構造を大きく変える力がありますから、普通の石鹸であっさり死ぬ菌もちゃんと存在している形にはなっています。 と…

  • 擦り込み式のジェルは意味があるのか…?

    ここ何回かの記事で、「汚れ」について、「生物学的なもの」と「化学的なもの」に分けながらちょいちょい語っていました。 まぁその分類は学術的なものではないですし、厳密に「これはどっち」とか考える意味は特にないんですけど、何となくのイメージとして、「勝手に増えるけど、殺せばOK(殺せば無害だし、少量の菌なら体内の免疫で殺せる)」な生物学的な汚れと、「増えはしないけど、殺すことができず、存在そのものが害なので摂取したくないもの」である化学的な汚れと、大体そんな感じで分けていた感じでした。 その辺の話も込みでまた1点触れたいネタが残っているのですが、とりあえず元ネタである、アンさんよりいただいていたご質…

  • どこにでもいる厄介なやつ…

    「化学的な汚れ」は、勝手に増殖することはないけれど、ほんのちょびっつで人体に害をもたらすこともあるのです……という話をしていたそばから、前回の記事では脱線ネタとして、 「実は『ちょびっつ』と言っても、数でいえばめちゃくちゃ多いのでした。 例えば致死量のフグ毒は18垓7500京個のテトロドトキシン分子になるし、それより強力なボツリヌス毒素でも、25京個もの分子が集まって致死量となるのです。」 …なんてことを書いていました。 まぁ引っ張るほどの話ではないのですが、「そら25京個も何かを摂取したらヤベェことになるのは当たり前でしょう」と思えるかもしれないものの、これは結局、(「ちょびっつ→実はすごい…

  • フグより強い、ボツリヌス…

    前回はちょっとあまりにも時間がなさすぎて、書きたかったことの要点を全然まとめきれないまま、フグ毒に触れただけで終わってしまっていたため、改めてほとんど1からおさらいさせていただくといたしましょう。 …と、全体の話を振り返っていく前に前回の補足からちょろっと入ってみますと、まずはそうですね…… 「1匹の大腸菌が、一晩延々増え続けると281兆4749億7671万656匹にまでなるのです、恐ろしい……!」などと書いていましたが、まぁ理論上はそうなんですけど、もちろんそれは「栄養・温度などが完璧な条件の場合」という但し書きがつくので、現実的にはそこまで増えず、途中で栄養が枯渇して増殖が鈍ったり、小さい…

  • 汚れにも2種類ある…!

    それではアンさんよりいただいていたご質問の回答続き、早速コメントの再掲から参りましょう。 洗剤で汚れを落とすのは記事にあった通り…分子がどうのこうのっていうのも、言われてみればなんとなくぼんやりイメージできたかも?という感じですね。 職場に置いてある洗剤が、重機の油汚れを落とすみたいな用途だと思うのですが、最早液体ではないレベルでじゃりじゃりしているというか、粉というか砂みたいなのが溶け切ってないような見た目で(私は使ったことは無く、なんならポンプに入っている姿しか見たことないですが、そんな風に思える)、ごりごり擦って油を落とすのか何なのか、わからないなりにも「落ちそうな気がする…」と思えるも…

  • スクラブ入りのソープは苦手

    脱線に次ぐ脱線で、「硬さ」から金属やらプラスチックやらガラスの話に軽く触れていましたが、無理くり捻り出していた脱線ネタもとうとう完全に尽きてしまいました。 そんなわけでまた少しずつ途中状態だった部分に戻っていこうと思うのですが、そもその素材ネタになったのは、「タンパク質の結晶←酵素←洗剤」という流れで話が広がり続けた感じだったみたいですね、どうやら振り返ってみると。 (なお、洗剤の話になったのは、「超高温物質と比べたら、火の方が冷たい」という、いわば「常識を疑え」的な話からで、「塩水を入れたぐらいのビーカーなら、洗剤で洗うことの方がよっぽど汚い」というこぼれ話を紹介していた所がスタートでした。…

  • ガラスも色々

    前回の記事ではガラスの耐薬品性について、アルカリ性物質にはやや不適という弱点があるものの(とはいえそれも、一瞬で目に見えて分解されてしまうレベルでもないですが)、酸や有機溶媒含め、極めて幅広い物質に対して安定を誇る優良な素材だといえましょう…的なことに触れていました。 …と、今回は元々最近のシリーズに脱線していた元ネタである「熱」について見てみようと思うのですが、結論からいうと、一口に「ガラス」といっても実はどのような元素を含んでいるかで違う性質のものが存在していることから、何気にガラスもプラスチック同様、「熱に強いか、弱いか」で2種類に大別できる感じになっているんですね。 とはいってもプラス…

  • ガラスにも弱点はあるよ

    前回は、僕が日々お世話になっているプラスチック容器、ポリプロピレン製の食品タッパーについて触れていましたが、「容器と熱」について、そういえばガラス製品も一枚岩ではなく色々あるよなぁ、などと思っていたため、今回はガラスの話に脱線してみようかと思います。 そもそも前々回の素材記事で、「クロロホルムは結構いろんな素材を浸食する、厄介な物質なんですね」という話とともに、唯一完全耐性を誇るプラスチックであるフェノール樹脂の容器ではなく、現実的にはガラス瓶で保管されています……などということを書いていました。 まぁクロロホルム自体、ずーっと前の「楽しい有機化学講座」で触れたことがあった通り(↓)… con…

  • イマドキ容器はレンジも可

    唐突に脱線していました「温度と硬度」シリーズも、金属の結晶にアイスにプラスチックにと、一通り書いてみようと思ったネタには触れられていたのでまた途中状態だった話題に戻っていこうと思っていたのですが、どこまで遡ってどんな話から見ていくかについて考える時間が1秒もなかったので(まぁこんな駄文をツラツラ書いてる時点でそんな訳ないんですけど(笑)、何も考えず今ある流れに身を任せるのと、振り返ってどこからどうするかなどを考えることの間には結構大きな隔たりがあるのです、って感じですね)、前回のプラスチックネタからもうちょい広げさせていただくといたしましょう。 本当は、「クロロホルムはガラス瓶で保管します」と…

  • 最強の素材はどれだ?!

    熱と硬さの関係について、個人的に気になることをちまちま見ている最近の記事ですが、前回はふと思いついた「金属の焼き入れ」について、まぁ正直キーエンス先生の参考記事を貼っただけでしたけど(笑)、軽く情報に触れていました。 詳しい仕組みについてまでは分からなかったものの、高温に熱し、急冷することで金属原子(まぁ混ぜ物の炭素もあるというかそちらの方が重要かもしれないので、「金属」に限りはしないかもしれないものの)が上手いこと、まさに整う感じ(熱して冷やすという、サウナで言われてるものに近いかもですね(笑))でよりカッチリした硬度が得られると、そういう話であったように思われます。 しかしよく考えてみたら…

  • アツいとカタくなるの…?

    前回は身近な硬いもの代表、あずきバーを引き合いに出して、アイスの硬さについて論じていました。 まぁ「論じる」というか単にタングステンとプラチナという金属とあずきバー・シンカンセンスゴイカタイアイスの硬さが大体同じぐらいのようです…ということを見ていただけでしたが、当然のこととして、あずきバーもカタイアイスも、冷凍庫から取り出して時間をおいて温度が上がれば、即座に軟らかくなって食べやすくなるというのは、赤ちゃんでも知っている話だといえましょう。 つまり、常識的に温度が上がると物質というのは柔軟になるのは当たり前で、逆に、業務用冷凍庫である-80℃で凍らせたあずきバーは、より、信じられないぐらい…

  • あずきバーとシンカンセンスゴイカタイアイスの硬さはどれぐらい?

    前回、金属の硬さに関するデータをまとめていましたが、元々は「温度と硬度にはどういう関係があるんだろう?」ということが気になって見始めた感じでした。 これに関しては、常識的に考えて、温度が下がるほど、要は冷えれば冷えるほど物質は硬くなるものだというイメージがあるわけですが(いうまでもなく、液体→固体という状態変化がその代表例ですね。プラスチックとかでも、真夏だと下手したらとろけるぐらいにグデェ~っとなりがちですが、逆に冷やしていくとキンキンに、カチコチになりますもんね)、しかしふと、「金属に焼きを入れることで硬くなる」なんて話も聞くなぁ、と思い立ちました。 今回はその辺についてチョロッと(僕も全…

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