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2021/01/30

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  • お肉もズタズタに切れるよ!

    既にほとんど説明し終えてはいたのですが、微妙に途中状態で終わっていた「タンパク質分解酵素は、なぜ同じタンパク質である自分自身を分解しちゃわないのか?」という前回の話の続きから早速参りましょう。 まぁ結論から書くと、実際必ずしも「自分自身は一切分解しない」という無敵例外処理のようなものは行われておらず、特に多くの酵素にとって最も機能を発揮できる37℃でタンパク質分解酵素の入った試薬なりを放置してしまうと、いつの間にか完全にその試薬の活性が失われてしまうこともある感じです。 なので、酵素反応のスピードが遅くなる冷蔵庫内4℃とか、あるいは冷凍庫内-20℃とかで保存するのが鉄則なわけですけど、とはいえ…

  • 分解酵素はなぜ自分を分解しないのか?

    前回は、パパイヤに含まれるパパインに始まり、パイナップルやキウイやイチジクといった各種タンパク質分解酵素の話をちょろっとしていました。 ここで、鋭い方でしたらもしかしたら疑問に思うかもしれないであろう、不思議な点があるっちゃあるので、今回はその点に触れてみようかなと思います。 酵素ってのは何かの化学反応を引き起こすような特別な機能を持ったもので、その機能は20種類のアミノ酸が並んでできた結果生まれるものである、つまりこれはタンパク質でできているという話だったわけですが、ここで誰しもが感じる疑問としまして、「酵素がタンパク質でできてるなら、『タンパク質分解酵素』って、自分自身を分解することにはな…

  • パイナップルは舌の美容にもいいのです

    一連の酵素の話に脱線しながら、前回は「生物種によって存在する酵素・存在しない酵素があります。進化の頂点・人間様が全ての酵素を持っているわけではありません」という大変当たり前の話をしていました。 その一例として、強力なタンパク質分解酵素の一つである、パパイヤから発見されたことでその名がついたパパインという酵素なんかを紹介していましたが、パパイヤとかパイナップルとか、そういったトロピカルフルーツにはパパインと似たような酵素が非常に多く含まれているため、ステーキにパインを置くことで、お肉のタンパク質が程よくほどかれて肉が柔らかくなる、なんていう応用が現実世界でもしばしばされている…なんてこともチラッ…

  • ヒトにはない酵素もあるよ

    前回は牛の呼び方というちょいネタに逸れていましたが、脱線の本題である酵素の話に戻っていこうと思います。 前々回の記事で触れていた話でいくつか追記補足しておかねばいけない部分があったため、そちらを見ていく形です。 改めて振り返っておくと、こないだの記事では、RNase Aという、代表的なRNA分解酵素を取り上げて、「一口にRNase Aと言っても、生物種によっては配列も違うのです」などと書いて、具体的にヒトとウシのRNase Aの配列比較をしていました。 配列の再掲は特に不要だと思うので省略するものの、両者の配列を見ると、最初の方が(4番目のグルタミン酸の有無という違いはあれど)ほぼ完全一致して…

  • そういえばウシは英語で何と呼べば…?

    前回の記事では駆け足で生物種による遺伝子(酵素)の違いを見ていましたが、あまりにも時間がなく、いくつか補足しておきたかった点にも触れずじまいだったため、今回は完全に続きの話から参りましょう。 まずちょいネタから、前回はRNA分解酵素の代表格・RNase Aの中身(酵素=タンパク質=アミノ酸が大量につながったものなわけですが、そのアミノ酸の配列ですね)について、我らが人間様と、実験室で最もよく使われるウシくんの配列を具体的に比較していたのですが、その「ウシ」について…… 「ウシは英語でbovineと呼びます」などと書いていましたが、「え?ウシって……カウじゃなかった?」「いや、ブルっていわない?…

  • 同じ酵素にも、進化バリエーションがありまぁす

    酵素に関する浅い話をここ何回かでしていましたが、絶望的な時間のなさが続いているため、今回も軽く思いついた簡単な関連ネタでお茶を濁させていただこうと思います。 前回はRNase(RNA分解酵素)について、こちらは「酵素」という極めて大きなグループの一員ではありながら、あくまでこれ自身もまだ複数の物質を含む、いわゆるサブファミリー(sub=「下」を意味する接頭辞で、ある大きなグループ=ファミリーの中の、より小さな、下位に位置するファミリーのことですね)ってやつであり、RNaseサブファミリーの中に具体的な1つの物質であるRNase AやらHやらV1やら色々なメンバーがいるのです……などという話をし…

  • 酵素にも色々あるよ

    前回は、「酵素」について、これは特定の物質を指す名前ではなく、何らかの機能を持ったタンパク質全般を指すものなので、誤用をしないようご注意ください…と、「酵素」が健康に役に立つ何か1つの栄養素だと思っていた僕のおばあちゃんに向けてお願いをしていた感じでした(笑)。 ちなみにさらに詳しく書けば、主に化学反応を触媒する、つまり「何かを何かに変えることを容易にする」という機能をもったものが酵素だといえ、高校生物では「一遺伝子一酵素説」という話で習う通り、生物のもつ「遺伝子」ってのは結局なんてこたぁない、基本的には特定の酵素を作る情報が掲載されているだけであり、その「酵素情報」が大量に存在しているものと…

  • 「酵素」って何だよ(笑)

    もうちょびっつだけ洗剤ネタを引っ張らせていただくといたしましょう。 前回、別に誰にも聞かれていない実験室でのガラス器具の洗浄法について一人で勝手に語っていたわけですけど、使う洗剤は、市販の洗剤ではなく、業務用のものが多いです、という話をしていました。 その理由としては、市販のものには不純物、特にRNA分解酵素(RNase)というものは、色んなものに容易に混入しがちなぐらい溢れていて、かつ威力も強力なら酵素自体もクッソ頑丈でずっと居座り続けるという厄介なやつなので、きちんとRNaseフリーのものを使うのが安全だから、というのが大きいということも書いていました。 (もっとも、流石に市販の洗剤に意図…

  • 洗った後でもまだ汚い…?

    温度の話から唐突に洗剤の話に移っており、前回は水と油が混ざりあう、乳化の話などをしていました。 もちろん洗剤には、その乳化状態を作るための分子である界面活性剤の他にももっと色々な成分が含まれているわけですが、逆にそういった追加成分は、頑固な油汚れを落とすには効果的なものの、分子レベルでいえば不純物に他ならないわけで、実験室でガラス器具や専用の機器を洗浄する際には忌避されがちなのです、などということを書いていました。 それに関連してまた1つ思いでネタを書いてみますと、まず、実験室でのガラス器具の洗浄方法としては、特にタンパク質や脂質を使った実験でなければ水洗いのみ、結構しつこい汚れにはSDSとか…

  • 乳化だよ~

    おもむろに脱線していた洗剤ネタ、せっかくなのでこれに関する、分子的なメカニズム的な話の方にもちょろっと逸れてみようかなと思います。 セッケンや洗剤で手や皿を洗うとキレイになるというのは幼稚園児でも知ってる話なわけですが、果たしてこれは何がどうなってキレイになるのでしょうか…? もちろん様々な要因が複合的に絡んで洗浄効果を発揮するわけですけど(例えば今回挙げない点でいえば、pHがアルカリ性側に傾くのは、有機物の分解に有効という感じですね)、一番重要なポイントを挙げるとすれば、やはりこれも結局、分子の構造を見るのが一番だといえましょう。 こないだ「イモムシみたいでキモいだけですし、以前触れたことが…

  • 業務用の強力洗剤、案外お買い得…?

    あまりにも時間がない日々が続いている結果、適当に思いついたちょいネタでごまかしている感じで恐縮ですが、温度の話(「高い温度に上限は?」的な)から唐突に洗剤ネタなんぞに脱線しており、こちらをもうちょい擦らせていただくといたしましょう。 前回は「研究室では、SDSの純品を水に溶かして、細かいガラス器具の洗浄に使ったりしとります」なんてことを書いていましたが、まぁ今いる研究室にはたまたま古いSDSの試薬ボトルがあったので(隣近所の、教授が引退して閉鎖するラボが「お好きな備品・試薬をご自由にどうぞ」ということをすることがままあり、その時にガッポリ、「OPEN 01/23/87」みたいな、下手したら自分…

  • 洗剤を使わずに洗って満足できる…?

    完全に途中状態だった前回の「温度の上限」の話ですが… その前に、最後脱線していた洗剤の話に、ちょっと再脱線してみようかなと思います。 まず、「洗剤は化学的視点・分子レベルでいうと、むしろ普通に汚い」という話ですが、そういう視点では決してない気もするものの、特にお年寄りの人は、洗剤を使わない人が目立つような気がしますね。 ずっと前の記事で、おばあちゃん家に行った時、洗い方があまりにも適当すぎるレベルで姉と爆笑した、なんて話をしたことがありましたけど、その記事を受けて、アンさんから「うちの祖母もそうでした(笑)」というコメントをいたのですが、果たしてそれはどこでもそうなのでしょうか? 軽く調べてみ…

  • じゃあ逆に温度はどれだけ上げられるの?

    凝固点降下や液体窒素やらの話に始まり、ここ最近の記事では冷却や低い温度について、色々適当に脱線することでお茶濁し記事を量産していました。 どうにも時間がないのでもうちょい小ネタでお茶をさらに濁らせていただくと(…といっても、別に時間があっても普通にその場しのぎネタを書くだけなんですけどね(笑))、今度は高い方の温度はどうなんだ、って話に触れてみようかと思います。 液体窒素や液体ヘリウムの話(↓この辺の記事ですね)で見ていた通り… con-cats.hatenablog.com …温度には下限がありまして、それが、分子が運動を停止する、いわゆる絶対零度、現実的には-273.15℃というのが、「そ…

  • ハンディファンは可愛いけれど

    ここ何回かの記事では、「着るクーラー」「着るエアコン」としてチョイダサシャツをいくつか紹介していましたが、ペルチェ素子による冷却効果を使ったそういった最先端ハイテクの製品は(デザインに目を瞑れば(笑))冷却効率も中々のもので今後よりポピュラーになっていくこと間違いナシにも思えるんですけれども、やはりお値段も結構しますし、大袈裟さからも、あまり気軽に使えるものではなかったかもしれません。 そこで、より気軽に使えて、また「映え」の効果もあるものといえば、やはり携帯扇風機、いわゆるハンディファンというものではないでしょうか。 僕は見たことがないのですが、まとめサイトの情報で、「道行く人で小型扇風機手…

  • やっぱり「着るエアコン (ベスト)」は実在していた…!

    「着るクーラー」について、我らがソニーのREON POCKETを名指しで「チャクーラー(←着るクーラーの略)、おめぇにはガッカリだよ……全然『着て』ねぇじゃねぇか!名前負けにも程がある!!(プンプン)」と怒りを顕わにしていたのが前回でしたが(ゆーてそんな怒ってないですけど(笑))、実はペルチェ素子の名前そのもの(そもそもこれはペルチェ効果を発見したペルチェさんのジャン=シャルル・ペルティエさんの苗字なわけですけど)である、Peltier社が本物の着るクーラーといえるペルチェ素子内蔵のシャツを販売している…という情報を見つけていました。 URLは「peltiernyc.com」でしたし、「ニ…

  • 着るクーラーを着てみたい

    前回の記事では、冷媒ガスを全く使わない、比較的新しい、電気の力だけで冷たさを産み出すペルチェ素子なるものに触れていました。 (…「比較的新しい」と言っても、「2つの金属片の間に電流を流すと、熱の移動が生じる」というペルチェ効果を発見したペルチェさん自体は1785年生まれで、一方、「refrigerator(冷蔵庫)」の名前が誕生したのは1803年とのことで(電気冷蔵庫の登場はもっとずっと後、20世紀になりますし)、そない新しい技術ってわけでもないかもしれませんが…) あまりにも時間がなく、「そういうのがあります」程度で終わってしまっていた話でしたが、より身近な、最近目にする気もする製品への使用…

  • ガスなんて要らないよ!

    ここ最近の記事ではフロンガスについて、オゾンホールと呼ばれるオゾンの穴を生み出した環境破壊物質である元祖R12に始まり、世代を経るごとに環境に優しい物質になっていた移り変わりを見ていました。 そもそもオゾンが壊されたら何が嫌なのかというと、まぁ以前の記事で軽く触れてはいましたが、地球上空に存在するオゾン層は紫外線を吸収してくれる役割がありますから、人間にとって有害な太陽光が地表まで届きやすくなるということで、気温が上がるという「温暖化」はもちろんのこと、より身近な話でいえば、紫外線が強力になって肌に大ダメージを食らうようになり、日焼けやシミソバカスはもちろん、肌にシワができる老化の原因にもなり…

  • やっぱり自然が一番…?

    もう少しだけ触れられそうなネタがあった冷媒ガスの表から、今回もまずは見ていこうと思います。 もう三度目ですが、今回がラストとなりそうです……アピステ社の解説記事の表(と元記事リンク)を今一度引用させていただきましょう(↓)。 www.apiste.co.jp 分類 冷媒番号 オゾン層破壊係数(ODP) 地球温暖化係数(GWP) ※ 備考 CFC R12 1 10900 1996年より生産廃止 HCFC R22 0.055 1810 2020年より生産廃止予定現在、生産量規制中 HFC R134a 0 1430 R32 0 675 HFC混合 R407C 0 1770 R410A 0 2090 …

  • 夢の次世代ガス

    謎のフロン回が続いていますが、前回紹介していたアピステ社がまとめてくださっていたフロンガス類の表から、触れていなかったものでもうちょい無理やり話を広げられそうだったので、今回はまずそちらを見ていくといたしやしょう。 前回もお借りしましたが、改めて、フロンの表(と元記事リンク)がこちらですね。 www.apiste.co.jp 分類 冷媒番号 オゾン層破壊係数(ODP) 地球温暖化係数(GWP) ※ 備考 CFC R12 1 10900 1996年より生産廃止 HCFC R22 0.055 1810 2020年より生産廃止予定現在、生産量規制中 HFC R134a 0 1430 R32 0 67…

  • 冷凍庫からガスがプシュー……

    前回はフロンガスについてちょこまか見ていましたが、もうちょっと似たような関連話に広げる所から参りましょう。 こないだエアコンについて見ていた記事(↓)で、熱交換器に関する分かりやすい解説を紹介していたアピステ社の別の解説ページに… con-cats.hatenablog.com …冷媒に関する以下のまとめ記事の中に、これまで主に用いられてきた冷媒の一覧表が掲載されており、これまた大変分かりやすいナイスまとめに思えたため、こちらを引用紹介させていただきましょう。 www.apiste.co.jp 分類 冷媒番号 オゾン層破壊係数(ODP) 地球温暖化係数(GWP) ※ 備考 CFC R12 1 …

  • 冷媒とは

    引き続き、エアコンや冷蔵庫といった「モノを冷やしてくれる装置」についてのちょいネタに触れていこうと思います。 con-cats.hatenablog.com ↑のリンクカードの見切れている画像他で既に何度も見ていた通り、モノを冷やすために昔の偉い人が考えたシステムは、 「気体を圧縮して液体に(ここで生まれる熱は、別の場所・外に逃がす)→膨張させることで気体に戻すことで、周りの温度を下げる」 というアクションの繰り返しで冷気を上手いこと取り出している…という話だったわけですが、「その気体って何やねん」って話に触れていなかったため、今回はそちらに触れてみようなかと思った次第です。 もちろん気体とい…

  • 地球全体をクーラーで冷やせば温暖化問題は解決じゃん

    ここ最近の低温シリーズから、前回は膨張気化による冷却サイクル、要はエアコンや冷蔵庫の仕組みについてごく簡単に触れてみていました。 con-cats.hatenablog.com 前回画像も引用した(↑のリンクカードでは一部しか見えていないものの…)、アルバック社の解説記事はエアコンのものだったわけですけど、冷蔵庫も基本原理は全く同じですね。 圧縮することで液体にし、その液体を膨張させる&蒸発させることで冷気をゲットするわけですが、その圧縮や液化のステップでは(冷気が得られる膨張と蒸発の真逆だから当然ですけど)熱が発生するわけですけど、その熱は、エアコンだと室外機から、冷蔵庫だと背面から放出され…

  • エアコンも安くなりました

    前回の記事では物体を冷やす仕組みについて、正直うわべのみの基本的なことしか語っていなかったものの、一応うわべにはサラッと触れていました。 おさらいをしますと、どんな気体でも圧縮すれば自由な気体分子のままではいられず液体に姿を変えるわけですが、その「液体が気体になる際の温度変化」を使っているというのが根本の仕組みでした。 断熱膨張と気化熱、似て非なるものですがどちらも温度が下がる現象(=外部から熱を奪い取る)であるため…… (「液→気」変化である沸騰は、水を火にくべて起こすものなので「熱くなるんじゃないの?」と思えるかもしれませんが、それは全く逆で、あれはいわば「水が熱を奪い続けている」状況とい…

  • モノはどうやって冷やすの?

    液体窒素についてちょこまか書いていた最近のシリーズですが、もうちょい粘って記事を水増しさせていただこうと思います(笑)。 既に何度も触れている通り、液体窒素の沸点は-196℃であるため、超冷たい物質なわけですけど、よく考えたら、そもそも通常の環境では気体として存在する窒素を、一体どうやって冷やして液体にまでしているのでしょうか…? もちろん、こないだ書いていた通り、例えば液体ヘリウムなんかは液体窒素より遥かに低温の物質なため(液ヘリの沸点は-269℃……全ての物質が停止する絶対零度より、わずか4℃高いだけ)… 「気体の窒素を液体ヘリウムに触れさせれば、どんどん冷えていき、やがて-196℃に達し…

  • 細胞はどうやって保存するのがいいの?

    何となく触れ始めていた液体窒素シリーズ、今回ももう少し話を広げてみようと思います。 まぁ偉そうに語っているものの、僕は細胞保存なんかで液体窒素を使っているだけで、物性その他については全然詳しくないんですけど、まぁ話のタネに、浅いネタですがまた適当に脱線してまいりましょう。 その「細胞保存なんかで」という点で早速、実際どういう風に保存しているのか、なんてのがふとネタとして浮かびました。 もちろん色々な保存容器があるものの、恐らくどんな医療機関・研究機関でも最もよく使われているのは、結構デップリとした大型のタンクの内部にラックを吊り下げ、ラックには細胞や血液やその他生体サンプルなんかを保存したチュ…

  • この世で最も冷たいものは…

    前回の記事では液体窒素についてちょろっと話をしていましたが、前回最後に書いていた通り、もうちょびっつ脱線小話を広げていようかと思います。 それが温度についてで、液体窒素の沸点は-196℃であり… (普通の環境下では液体がガンガン気化していっている状態なので、液体窒素自体は基本的にその温度で固定という形ですね。ちょうど、沸騰しているお湯が100℃固定なのと全く同じ状態が、通常環境下の液体窒素で起こっているわけです) …これは超冷たい温度なわけですけど、あくまでも「容易に入手可能(保存は大変なものの、市販されていて購入すら可能という話でした)なものの中で最も温度の低い物質」に過ぎず、「液体窒素がこ…

  • 液体窒素の取扱いに気をつけよう

    凝固点降下に始まり、前回は沸点上昇からの、「パスタに塩を入れる無意味さ」について熱弁をふるっていましたが、一連のネタは一通り触れ終えていた気もするものの、せっかくなので苦し紛れにもう1つ脱線ネタに逸れてみようと思います。 それが、こないだエタノールドライアイスの話あたりでもチラッと見ていた、液体窒素について…… マイナス196℃という温度以外ほとんど何も触れなかったので、せっかくなので液チについて大したことない話を少々して記事を水増しさせていただきましょう。 液体窒素については、話に聞いたことはどなたもあると思いますけど、実物を目にされたことのある方は案外少ないのではないか、と思います。 ja…

  • パスタを茹でるときに塩を入れる意味はあるのか…?

    唐突にウルトラクイズネタなんぞに逸れたりしていましたが、ここ最近は「液体に何か固体の粉末を加えて溶かしたら、その液体は凍りづらくなる」という凝固点降下について見ていたのでした。 これに関して、もう1つ脱線ネタとして、高校化学でもセットで習う非常に似たような概念の話に触れてみようと思います。 それがズバリ、凝固点(融点)といえばもう1つ、液→気へ変化する温度である沸点、面白いことに、塩やら何やらを水に溶かすとこいつも変化するんですね。 凝固点は下がるという話でしたが、沸点はといいますと、これは上がる形になっています。 結局、余計な粒がいるせいで、「液体が変化するのを邪魔する」というのがその本質で…

  • カキ氷で頭キンキンを即治すには…?

    前回、「凍結湖でのワカサギ釣り、いいですよね。まぁ僕はゲームの中でしかやったことないですけど」と、思い出のゲームボーイソフト、ウルトラクイズ2なんかをネタに話を膨らませていました。 …と、せっかくなので攻略サイトで公開されていたクイズをもう少し見ていたのですが、ちょうどまたまたここ最近のシリーズと関連する話題の問題が1つあったので、今回はこちらに脱線させていただきましょう。 それがこちら、グァムを選択したら行われる、ウルトラクイズの代名詞ともいえる、泥んこ○×クイズ(不正解の方に飛び込んでしまうと泥だらけになるというアレ…ちなみにゲームボーイの操作性は著しく悪く、答の部分に突っ込んだつもりが壁…

  • ワカサギ釣りの思い出

    なかなか時間のない日が続いていることもありまして、前回の振り返りと称してまた無駄に脱線して、記事の水増しを図る所から始めさせていただきましょう。 前回は「不凍湖になりつつある…?」みたいなネタで、大変美しい摩周湖に触れさせていただいていましたが、あんだけ美しいものですし、「こらぁ世界遺産として登録されてて然るべき景観だよなぁ、分かっとるな?ユネスコさんよぉ?!」などと思って検索してみた所… ja.wikipedia.org …なんと、あの摩周湖はユネスコ世界遺産には選ばれていないんですねぇ。 北海道で世界遺産って、確か登録されなかったっけ…?と思って見てみたら、摩周湖ではなく、知床でしたか…!…

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