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青リンゴ観察日記 https://blog.goo.ne.jp/1225greenapple

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。<br>*ネタバレ含みます&二次使用と転載禁止*<br>

Yukkanen
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2020/12/28

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  • 第八十話①

    ミエは今、チョルの家にいた。大きなテレビ画面には、ビデオの冒頭にある警告文が表示され、やがてお決まりの警告が流れた。チョルとミエは、同じソファに座りながらそれを観ている。ふと、チョルがミエのことを窺う。同じタイミングで、ミエもチョルのことを見た。パッ同時に目を逸らして、ミエはこの間聞いた話を思い出した。その声の主は、友人のノ・チヘだ。目を合わせた後の反応はどうだった?なんかロボットみたいじゃなかった?[気まずくない?][だったらこの次は・・]なんだっけ、とミエは改めて思い出そうとする。再び、チヘの声が蘇った。ここから、チヘ先生の恋愛指南の始まりである。[じゃあ始めるからね。聞いててよ?][気になる男の子がいるなら試してみて]恋愛は相手に背中を向けたところから始まる。相手の表情が読めなくて、心を騒がせるとこ...第八十話①

  • 第七十九話⑤

    「私は100%確信してるから!!キム・チョルは絶対にあんたのことが好きだって!!!」  はっきりとそう言い切ったユンヒ。 ミエは未だに信じられなくて、モゴモゴと反論する。 「違うってば!小さい時から知ってるから、気に掛けてるだけであって・・」 「い〜や合ってるね」「違うってば!」「合ってるってば」「違うったら!」 「合ってるんだって。じゃあ私が当たったらどうする?」  「どうするったってどうするのさ。それをどうやって確認すんの?」 「”どうやって?”」  パチッ それを”どうやって”確認するか。 その答えを思い出したミエは、ベッドからパッと起き上がった。 そしてそのまま窓を開ける。  スチャッ  双眼鏡を覗き込んだミエは、チョルの部屋を見る。 カーテンが閉まっていた。  続いて路上を見る。 人が歩いている...第七十九話⑤

  • 第七十九話④

    <気にする必要ある?>ミエは先ほどモ・ジンソプから言われた言葉を聞いて、目を丸くした。キム・チョルのミエに対する態度はどう見ても「特別」だと・・・。「特別?キ・・キム・チョルが私を?」「うん、あ〜それはそれでまた・・うん・・」「?」  言葉を濁すモ・ジンソプ。 すると向こうの方がにわかに騒がしかった。二人はそちらの方を見る。 なんと、キム・チョルが女子たちから一斉攻撃されてるではないか。 しかも、チョルに話し掛けていたショートカット女子は泣いている。 チョルはそのまま逃げ出し、女子たちは怒りながら彼を追った。見かねたジンソプがそちらに走る。「あーあーあいつ・・あれなんとかしなきゃな」「ねぇ!話は最後まで・・」「気になるならまた俺んとこまでおいで」 「じゃーねー」そう言ってモ・ジンソプは行ってしまった。チョ...第七十九話④

  • 第七十九話③

    ファン・ミエとモ・ジンソプはまだわちゃわちゃやっていた。ミエがぶちまけたゴミを、ジンソプが横取りして拾う。「私が拾うから!離してっ」「いや俺が拾うし」「私のだっつーの!離せってば!」 「君、いつも自分のだって言うね」「だって私のだもん!!」以前自販機の下にあった小銭を取られた恨みを、ジンソプはまだ持っていたらしい(笑)相変わらずニヤニヤと笑いながら、ジンソプはミエに言う。「あ〜だからキム・チョルのことも・・・」自分のものって思ってるの?と全て言葉にする前に、大魔王が現れた。グシャッ!「俺が半分に分けてやるから離せ」というわけでゴミは、公平に分配されました。「いや、これはマジで俺の・・」「シャーッ」チョルとジンソプはゴミが半分ずつに分けられてるかどうかまだ議論していたが、ミエの心の中は平静ではなかった。あの...第七十九話③

  • 第七十九話②

    ニヤッモ・ジンソプの微笑み(?)に困惑しているミエであったが、チョルもまた、当惑していた。  <当惑と困惑>「な・・何?ツ・・?」「ツーツー!知ってる?ギョン・フンとジュ・ヨンがツーツーだから、ローリングペーパー書いてるの」 「何?ツーツーって」「付き合って22日になったって意味だよ」 チョルは聞いたことのない呪文のような言葉に、ただただ戸惑っていた。まごつくチョルを見て、ショートカット女子はケラケラと笑う。「ていうかマジで知らなかったの?ピュアすぎだよ〜」「俺その人達のこと知らねーけど・・」ツーツーというのはカップルの記念日だと、ようやく理解したチョル。けれど見たことも聞いたこともない二人に、一体何をしたらいいのか分からない。とりあえず「おめでとう」と紙に書いた。「大丈夫大丈夫、ただ集まってお祝いするだ...第七十九話②

  • 第七十九話①

    ミエは口を開けたまましばし固まった。チョルと、長身ショートカット女子が会話している光景から目が離せない。なんだか面白くない気持ちを持て余しながら、ミエは一人毒づく。てかゴミ拾いにきて何してんのさ。チョルがちゃんと答えるとでも・・そう思ったのに、意外にもチョルは彼女を拒絶せずに話を聞いていた。女子の方は笑いながら、親しげにチョルに触れる。これにはミエもビックリだった。あ・・・知り合いなのかな?私の知らないチョルの友達?あ・・もしかしてあの時のパンの・・?以前目にした光景が思い浮かんだ。自分以外にチョルと親しい女子がいると知って、モヤモヤしたあの時の・・。   その女子を連れてきた、三組のシン・チャンヒョンにミエは気づいた。が、パッと目を逸らす。この間背中越しに聞いた、棘のある言葉を思い出した。「あの女子がい...第七十九話①

  • 第七十八話④

    五年前のミエが言う。「うちらもう友達だよね?」その時、チョルは答えなかった。もう滞在も残り少なくなってからもう一度、ミエは問うた。「うちら・・友達だよね?」数日間一緒に遊んで、ミエはもうチョルのことを友達だと思っていたのだ。しかし・・・「そんなわけあるかよ」まるで雷のような、低い音が脳天から降ってきた。いつしかそれは電子音へと変化し、ミエの意識を覚醒させた。パチッ電子音が止み、ドアの向こうで母の声が聞こえる。「もしもし?」ガバッ遠くで雷鳴の音がした気がしたので、てっきり雨が降っていると思っていたら、窓越しに見える空は快晴であった。カーテンを開けっぱなしで寝ていたらしい。チョルの部屋のカーテンは閉まっているが。心の襞は幾分波立っていたが、なぜそんな気分なのかは説明つかない。どんな夢を見ていたのか、もう忘れて...第七十八話④

  • 第七十八話③

    不機嫌なホンギュと、彼に傘を差しかけながら帰って行くジョンウクを、チョルとミエはそこで立ちながら見送った。チョルはホンギュとの関係がこじれたことに頭を悩ませる。「あいつ本気で拗ねてたね」「別に大したことじゃないのに、一人で大騒ぎして拗ねてさ。なんかオーゲサだったよね?うちら、友達なのにさ!」 ミエは真っ直ぐ前を向きながらそう言った。ミエのことを見るチョル。「でしょ〜?」キラキラ星を飛ばしながら、念願の「友達」認定を、ミエは満面の笑みでチョルに確認する。チョルは複雑だ。一旦ミエから視線を外して前を向く。唇を尖らせて。仏頂面で。隣ではミエがずっとチョルの肯定を促してくる。ね?ね?そうだよね?ね?ね?キラキラ、キラキラ・・これには流石のチョルも・・・・。「・・おう友達だ、友達!」大きく息を吐きながら、遂にチョル...第七十八話③

  • 第七十八話②

    「でしょ?!だよね?!」 「うちら友達だから!」とチョルの手を取ったミエは、ギラギラした眼差しで念を押した。「だ・よ・ね?!」「お・・・おう・・」「とも・・だちだ・・」ミエの気迫に押されて、とうとうチョルが皆の前で肯定した。「ほらね?!」「この人は私の黒騎士——そして私の友達なの!だからもう喧嘩は・・」 その瞬間、意外な人が大きな声を出した。「だよねーっ!」「俺たちみんな友達だよね?なぁ?」「だからみんな仲良くしようよ、Sクラス!」ほとんど力技で、ジョンウクがまとめた。ミエはピースし、ジョハンは友達認定を受けて花を飛ばす。チョルは苦笑いだ。この場にいる五分の四は肯定ムードだ。この人を除いては・・。  <猿も木から落ちるので>雨は続いていた。その中で、傘も差さずに帰ろとしているのはベ・ホンギュだ。「おい、一...第七十八話②

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