第八十二話④
あれから約二日後、つまり月曜がやって来た。 ミエはカサブタになった上唇をめくって見る。[16歳][かなり敏感なお年頃]ミエは鏡の前で、唇をむにゅっとやってみた。「ん」「ちゅ・・」・・・・・。ミエは一際大きな声で母に「行ってきます!」と言った。「あんた、今日成績表が出る日だからね?!もう調べはついてんのよ!」「わかってるよっ!!」 ミエはプリプリしながら学校へ行った。まだかなり早い時間なのだが。ドサッしん・・・・[そして全てにイライラするお年頃][その中でもファンミエを一番苛立たせているのは・・] チラッ こんなに早い時間に登校するのには理由があった。 キム・チョルが原因ではなくて・・・ 主な理由はこっちだ。 ミエは自分とペアで週番を言いつけられた相手の机を見た。 来ている様子はない。 ギリッ・...第八十二話④
2023/03/31 23:00