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青リンゴ観察日記 https://blog.goo.ne.jp/1225greenapple

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。<br>*ネタバレ含みます&二次使用と転載禁止*<br>

Yukkanen
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2020/12/28

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  • 第七十八話①

    「いやなんでこいつと!!」二人が声をハモらせてそう言った後、場は非常に微妙な空気になっていた。呆然とするジョンウク。同じくジョハン。そしてこの人・・。全員、言葉を失くしたのだった・・・。 <違うって>  雨は本降りとなり、雨粒がザーザーと地面を叩く音があたり一面に響いていた。ゲームセンターの中は騒がしい。しかしチョルとミエの周りだけ音が無くなったかのようだった。はっと口を噤むチョルと、同じく息を呑むミエ。目が合った二人は、やはり同時に逸らした。パッそしてそんな様子を注視していたのはジョハンである。ハッ!なんだか怪しいこの二人・・と言わんばかりのリアクションのジョハン。ミエは必死でジョハンからも目を逸らした。するとこちらにも二人を注視している人物が・・。ホンギュが冷静に聞く。「なんだ?なんでちゃんと話さねー...第七十八話①

  • 第七十七話④

    ベ・ホンギュは文字通り絶句していた。面と向かって二回も、チョルから否定されたのだ。「・・・・・」チョルは再び、しまったと思っていた。正しいと思うことをしたと思うのに、思うように伝わらない。その緊迫した空気の中で、ミエはひたすらオロオロしていた。「あの・・ねぇ・・あんたら・・とりあえず落ち着いて・・」「狭いとこで騒いでんじゃねーよ。邪魔。あ?何見てんだクソが」するとそこで、高校生らしき男が通り過ぎ様に文句をつけてきた。険しい顔をしているホンギュにガンを飛ばす。「お前が見てんだろ?お前こそ見てんじゃねーぞクソが」不機嫌MAXのホンギュは、売られた喧嘩を買ってしまった。男は呆然と口を開けた。自分よりも年下の男から言い返されたからである。「あ?!んだと?!この中坊が!お前いくつだ・・」このまま喧嘩か殴り合いが始ま...第七十七話④

  • 第七十七話③

    ゲームセンターの中は騒がしかったが、ミエたちのグループには静寂が立ち込めていた。チョルがはっきりとホンギュを否定したからだ。一番驚いていたのはやはりベ・ホンギュだった。目を丸くして、チョルの方をじっと見ながら動かない。そんなホンギュを前にして、チョルは「しまった、」と小さく呟く。ホンギュの口から、地を這うような声が出た。「おい、お前・・・」「お前、今これの前で俺に意見した?お前これの味方なの?」「いや、味方とかじゃなくて・・さっきのはお前がひどいだろ」  「どうして俺にこんなことができんだ?お前はこの豆より俺を選ぶべきだろ!」 豆子・・もといミエを巻き込みながら、 チョルとホンギュの言い合い(主にホンギュが噛み付いているだけだが)は続いていた。「ガキじゃあるまいし何言って・・」「は?!ガキ?」「ガキだとぉ...第七十七話③

  • 第七十七話②

    ジョンウクがホンギュとの対戦をしている間、チョルとミエは若干気まずくなっていた。よろけたミエを支えたチョルが、ミエの手に触れた。手と手が触れ合った後二人は、なんとなく気まずい思いをしているのだ。「ねぇ」「あ・・あ?」先に口を開いたのはミエだった。「あんたもジョンウクもゲーム上手いじゃん?二人ならホンギュに勝てるよね?」「んー・・いや、ホンギュはちょっと次元がちげーから・・俺ら負けんじゃねーかな・・」 「ええ〜?!」  チョルの冷静な分析を聞いて、ミエは落胆の声を上げた。 しかしチョルはそんなことよりも、”あの約束”のことをミエに確認したかった。「ダメじゃんー!一回コテンパンにしないと気が済まないよ!!ダメダメ!絶対勝ってよ?!」「おい、ファン・ミエ」 「えっ?」「模試終わったから、その・・」それを切り出す...第七十七話②

  • 第七十七話①

    かくしてバトルは始まった。一回戦は、ジョ・ハンVSベ・ホンギュ!ガガーン!!ドドーン!早速ジョハンがホンギュにやられているが、ホンギュはというと、このような楽々プレイスタイルであった。口笛まで吹いている。 防戦一方のジョ・ハンは、見るからに苦戦していた。ホンギュは対戦中に「おーちょっとは上手くなったんじゃね?」と声を掛るくらい余裕である。ドン!!完敗・・・。「ジョ・ハニー、やる気は認めてやんよ」「くぅっ・・」「けど挑んで来るなら、お前も飯食うかゲームするかの日常を送らねーとダメだな」  悔しがるジョハンに、ホンギュはダメ押しのセリフを口にする。 「泣いちゃダメよ?ハニーちゃん」  「心配しないで!私が仇を討ったげる!」 ジョハンの弔い合戦改め二回戦は、ファン・ミエVSベ・ホンギュ! 「俺指2本でやったろか...第七十七話①

  • 第七十六話④

    ミエがこんな顔で座っている今の状況はこうである。そして、[直前の状況はこうである]巻き戻し!「俺たち、本気で勉強してみない?」[似たような日常、似たような反応]ジョンウクがミエを勉強に誘った場合、この人が黙っていない。「つーかお前!止めろよな!なんでいつも豆子に絡むんだよ!こいつ勉強しねーだろ!?」[・・・と思ったのだが]ミエが声を上げる前に、ジョンウクはホンギュに向かってキッパリとこう言った。「俺がいつお前と勉強するって言った?俺はミエとするんだけど」「はぁ?!」ジョンウクの言葉に、ホンギュのみならずチョルも驚いた。何だって?そして一応当事者であるはずのミエも驚いた・・。えっ?!私?!「お姫様は大人気ね」ジョン・ソラが皮肉を吐いて行った。苦い顔をするミエ。ホンギュは当然納得がいっていないようだ。「おいジ...第七十六話④

  • 第七十六話③

    ゴロゴロ・・黒い雲は垂れ込めていたが、ミエはなんとか濡れずに帰ってこれた。「まだ雨来てないや。降られなくて良かったぁ」ほぼ無意識に、制服を脱ごうとして気がついた。カーテン開けっ放し・・!チョルの部屋のカーテンが閉まっていたから良かったものの、危うく自分が変態を生み出すところだった。「ふん・・変態・・」と呟きながらカーテンを閉めようとしたミエだが、窓に貼っていた「最強の変態」がなくなっていることに気がついた。「あれっ?」振り向くと、その残骸がゴミ箱に・・。「ちょっとお母さん〜!窓の紙なんで勝手に取るの?!せっかくのからかうチャンスがぁ」「何言ってんの!」「あんなの貼ってご近所さんの笑い者よ!それにそんなこと気にしてる場合なの!?あんた模試どうだったの!?ちゃんと解けたの?!」 ガミガミ捲し立てる母に、ミエは...第七十六話③

  • 第七十六話②

    「・・・・」担任から言われた言葉の意味を少し考えているミエ。しかし次の瞬間、職員室からソ・ジスが出て来たので、それ以上考えることは出来なかった。ドアの隙間から学年主任の声が漏れ出ている。「お前反省文書いてこなかったら両親呼び出すぞ!忘れたら今度こそ大目玉だからな!」思わずミエは、ソ・ジスに駆け寄った。「ねぇ、あんた大丈夫だった?!一体何発殴られたの!?保健室行かなくても大丈夫?!あ、お尻を見ようとしたわけじゃないからね! 誤解しないで!変態じゃないから!」 お尻をさするソ・ジスに、ミエはペラペラと喋りかけ続けた。「てか学年主任も大概だよね!0点・・うん、生きてたら0点取ることもあるよね!不思議っちゃ不思議だけどさ・・。内申に入らないし自分の担任でもないくせになんで叩くんだろ?!やりすぎだよねホント! しか...第七十六話②

  • 第七十六話①

    放課後、生徒たちはガヤガヤと帰路についた。その中にはチョルもいたが、担任に呼び出しをくらったミエのことが気掛かりのようだ。「模試も終わったし、サッカーしない?」と、クラスメートは気楽なようだが。そしてその頃、職員室では・・。「避けるんじゃないぞ」ブンッ!ヒィィィ!バシッ!!学年主任が振り上げた物差しは、ソ・ジスの背中に向かって振り下ろされた。「このバッカもんがぁ!去年は絵を描いて、それでも一学期はちゃんと試験を受けたから、大丈夫だと思っていたら!」  「0点とはなんだ0点とは!間違ってるのはわしか!?えぇ?!わしの方なのかぁ!? しかもなんだこの髪は!?なんでこんなに長いんだ?!切れって言ったよな?! バリカンで刈ったろか?!」 どうやら真面目にテストを受けないソ・ジスに、学年主任はおかんむりのようだった...第七十六話①

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