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青リンゴ観察日記 https://blog.goo.ne.jp/1225greenapple

韓国漫画「世紀末青リンゴ学習塾」観察ブログです。<br>*ネタバレ含みます&二次使用と転載禁止*<br>

Yukkanen
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2020/12/28

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  • 第五十五話②

    さて、昼休み。ここで少し事件が起こる。元気よく走るミエと友人たち。楽しくてつい、目を瞑ってダッシュしてしまった。すると。ガッ出会い頭に、チョルがミエの足を踏んでしまったのだ。「ぎゃっ!!いっった!!」思い切り叫んだミエの声に、チョルは若干パニックになってしまった。なんとかしなければ、と咄嗟に体が動く。バッブラーン・・皆が固まる中、ミエの手足だけがブラブラと風に揺れる・・。「おい、大丈夫・・」チョルがそう聞こうとミエの顔を見ると、凄い表情をしていた。そこで初めて、チョルはしまった、と思ったのだった。「うわああああああっ!!!」 <バカじゃないの?> 昼休みが終わった教室は、ヒソヒソ話が至る所で行われていた。「おい、大魔王がやられたらしいぞ」「えっマジ?相手生きてる?」「マジらしいよ。突然大魔王のアゴめがけて・・」...第五十五話②

  • 第五十五話①

    しばらく走ったところで、ミエが聞いた。「ていうかマジで、アンタこんなところで何してんの?まさか・・・」「私がいじめられてるんじゃないかって、心配になってついてきたの?!」その鋭いミエの疑問に、思わずチョルはギクリとした。図星である。けれど反射的に否定する。「ちげーし!!!俺がそんなバカに見えるか?!」「はぁ〜?!」何その言い方、とミエが言う。しまった、とチョルは思わず口を押さえる。「ちょっとおおおお〜〜〜?!」結果、ミエ大爆発。そしてそれは、家に帰ってからも続いた。  「ちょっと!ねぇ!」「じゃあ何であんな格好してたの?どう考えてもおかしいじゃんか!」ミエが主張を続けていると、やがてカーテンが開いてチョルが顔を出した。”止めろ”と書いた紙をミエに見せる。「ちょ・・あんたまた勉強してんの?!」「ちょっと!てかあん...第五十五話①

  • 第五十四話④

    「よぉ、モ・ジンソプ!」突然声を掛けられ、モ・ジンソプは振り返った。ミエも声の方を向く。同時に少し離れた路地裏で、ガタンッと大きな物音がした。その物音の方を見て、イ・インウクの友人は「なんだ?」「しらね」と首を傾げる。チョルは咄嗟に身を隠したようだ。「あれ、イ・インウクじゃん。よぉ」「あっちから見かけてよ。遊びに来たん?隣誰?」モ・ジンソプの背後に隠れつつ警戒するミエ。ジンソプは落ち着きながらこう言った。「あ、知り合いの妹。買い物があってさ」妹?その紹介のされ方に疑問を持ったミエと、謎の”知り合いの妹”に興味津々のイ・インウク御一行。ジロジロとミエを見てくる。「へー」「先行ってて。場所わかるよね?マック」ジンソプに促され、ミエは一人その場を離れた。なにさ、ちょっとムカつく!ていうかイ・インウクってどっかで聞いた...第五十四話④

  • 第五十四話③

    例のピアスが売ってる店(そのことはモ・ジンソプしか知らないが)に、野生のカンで再びたどり着いたミエ。ジンソプは必死でそれがバレてしまうことを阻止しようとした。「ねぇ、ちょっと!」「ここがどうしたの?さっき見たじゃん」「いや中を見てみたい・・」 するとモ・ジンソプは、秘技・イケメンキラキラオーラを発動させた! 「疲れたって言ってたろ?何か食べに行こうよ」 「俺がご馳走するからさ。マックでいい?」「おお・・」思わずジュル、とよだれを垂らしそうになるミエ。けれど知りたい欲求はなかなか消えないようだ。サッかくなる上は話題を逸らすことだ。モ・ジンソプは店の中が見えないようにガードしつつ、ミエに話題を振る。「ていうか、君はこういうの興味ないの?どう?一回見てみる?」「え?私?」「いやいや、私は考えたことないよ」「え?興味あ...第五十四話③

  • 第五十四話②

    ファン・ミエとモ・ジンソプは、依然としてピアスを探して街を歩いていた。「こっち見てみよ」そして二人にバレないように、後ろからついて行くキム・チョル。ミエは違和感を感じてはいたものの、確証が掴めずにいた。後ろを気にしつつ、目の前にあるピアスのことをモ・ジンソプに聞く。「これはどう?この下にあるやつっぽくない?」「違う」「それじゃこっちは?」「うーん違うね」「ん?あれ似てるっぽい」「ほんと?!」ミエが小走りで駆け寄ると、それに合わせてチョルも走った。通行人に肩が触れ、謝りながらチョルは二人を追っかける。「あー違うわ。見間違え〜」いい加減イラついてきたミエが、モ・ジンソプに聞いた。「・・ねぇ、ちゃんと探してるよね?メンズものって種類あんまないけど・・」「もちろんだよ〜」ガサッすると背後で、はっきりとした気配がした。バ...第五十四話②

  • 第五十四話①

    さてここで、キム・チョルの視点に添ってミエとジンソプのデート(?)を追ってみよう。[みんなの予想通り、][この人物は大魔王である]父のサングラス、父の上着(父も愛用)、父のシャツ、を召したチョル。 探偵のように、息を殺してミエとジンソプの後をつけていた。 二人に動きがあったら・・ くわっ バッ すかさず後に続いた。 モ・ジンソプがおかしな動きをしないか、常に目を光らせる。 [二人で歩いてるのは二人の問題だから、特に口出しするつもりはない]ミエに気づかれそうになったら・・サッ素早く身を隠して二人を追い続けた。歩いている途中で、何人もの人から声を掛けられるモ・ジンソプの様子を伺う。[けど姉と妹がいるから、ピアスの値段は大体知ってるつもりだ][あいつは子供相手に一体なにを企んでる?]あの・・チョルさん、ミエは同い年で...第五十四話①

  • 第五十三話④

    ミエはモ・ジンソプの方をじっとりと睨みながら、彼がチョルと”友達”になったという事実に納得できないでいた。何度考えてみてもムカつくんだけど。私は友達になろう、一緒に勉強しよう、遊ぼうって必死に追いかけ回して、 ようやく返事もらったのに。なんでモ・ジンソプにはチョルの方からなの?! 友達になろうって?勉強しようって?? なんでこの人に???英語の宿題の件といい、ピアスのことといい、ミエが抱くモ・ジンソプの印象は良くはない。チョルがどうして自分からこの人に近づいたのかが、ミエには全然納得できないでいるのだ。 するとミエの視線に気づいたのか、モ・ジンソプが口を開く。「ん?どした?」「ん?ううん、何度見てもやっぱりイケメンだな〜って」 「なーに言ってんだよ」 そして二人は、再びピアス探しを始めた。「あ、これは?」「違う...第五十三話④

  • 第五十三話③

    午後3時、セモドン駅周辺は若者たちで賑わっていた。そこに一際目立つ、一人の青年が立つ。スニーカーにジーンズ、Tシャツにキャップ。一見普通の服装だが、彼が着こなすとどこかキマッて見えた。その様子を目にしたファン・ミエは、瞳をキラキラさせて感動していた。「うわぁ〜!かっこいい〜!」「雑誌に出てくるストリートスナップみたいじゃん!」「撮られたことあるよ。ソウル行った時」「えっマジで?!」珍しくミエに褒められたモ・ジンソプは、マナーとしてミエにもそれを返そうとする。「君も・・」しかし・・・。「なんか俺のいとこみたい(男の子だけど)」「え?それ褒めてる?」「うんうん」「私もちょっとコーデ考えてきたんだよ!」 「そうなんだ〜」 そう言うのがせいぜいであった・・・さて二人がこうして会っているのは、ピアスを探すためである。「そ...第五十三話③

  • 第五十三話②

    放課後、ミエはまたもレンタルショップで漫画を読んでいた。・・が、内容がほとんど頭に入ってこない。なぜなら、キム・チョルとモ・ジンソプの関係が気になって仕方がないからだった。は?二人が友達になったって? じゃあなんで前もって話してくれなかったの?   私はそうとも知らずに・・ 朝、二人に会った時のことをミエはもう一度プレイバックする。 え?なになに?二人何してんの?なんか話してる?  しばし会話をしていた二人だが、チョルがモ・ジンソプの手を振り払う動作を見せた。 以前チョルから言われたことが蘇る。 「もしあいつにいじめられたらすぐ俺に言えよ」 ま・・まさか・・??  ミエの脳裏に、今の状況がどうなっているかの想像が駆け巡った! 喧嘩をやめて〜二人を止めて〜私のために〜争わないで〜 「誤解、誤解よ!」  ミエがまる...第五十三話②

  • 第五十三話①

    波乱の朝を経て、チョルとミエは現在教室にて授業を受けていた。けれど二人それぞれに、心の中にはメラメラと炎が揺れている。ゴオオオ・・ゴオオオ・・ジロッミエは以前、チョルからモ・ジンソプについて言われたことを思い出していた。「モ・ジンソプにいじめられたら俺に言えよ」「お前、モ・ジンソプの前でヘラヘラしねーでしっかりしろよ」自分のことは棚に上げて・・ミエには”モ・ジンソプには近づくな”と言うくせに、自分はちゃっかり遊びに行く約束をしていたことが、そしてミエとの約束は避けていたのに、ということが、ミエには許せなかったのである。朝、二人の関係を問い詰めるとモジ・ンソプがこう答えた。「え?俺ら?俺らこの間から友達になることにしたんだよ。驚きでしょ?」「チョルの方から先に俺のとこに来て、一緒に勉強しないかって誘われてさ。それ...第五十三話①

  • 第五十二話⑤

    「行ってきまーす!」ミエは元気に家を出た。それもそのはず、チョルが自分との”約束”をちゃんと果たそうとしていたことを知れたからだ。もう頭の中はそのことでいっぱいである。ビデオ何観ようかな〜?ユンヒにもう一回頼んでみよっかな〜??すると。「あっ!」前をキム・チョルが歩いているのが見えたので、ミエは手を上げて名前を呼ぼうとした。「チョル・・いやキム・チョ・・」しかし次の瞬間、路地から人が出て来た。チョルに話し掛けている。あれっチョルと同じくらいの身長のその人は、因縁のモ・ジンソプだった。モ・ジンソプは親しげにチョルに向かって話をしている。「それじゃその日は街で遊ぼっか」モ・ジンソプのその提案に、チョルはコクッと頷いた。モ・ジンソプは機嫌良く笑っている。「いいねバディ!よくOKしてくれた!俺ら遊ぶの初めてだよね、楽し...第五十二話⑤

  • 第五十二話④

    「チョル、ミエちゃん来たわよ!」 休日の午前中、ミエがチョルの家にやって来た。「あら、このナムル美味しそうね!お母さんにご馳走様ですって伝えてね」「はい!」ミエは自室にいるチョルに、「何してんの〜?話しかけてもいい?」と声を掛けた。「キム・チョルっち〜」「出〜てきて〜」部屋を覗いても動かないチョルに、ミエはもう一度聞いてみる。「チョルぴ〜何してんの?」すると次の瞬間、ミエは目を疑った。「なっ・・!?」「べっ・・勉強してんの?!ちょっ・・ついこの間テスト終わったばっかだよ!?」遊ぶことしか頭になかったミエは、本当に驚いた。チョルに矢継ぎ早に質問する。「あんた一体何位だったの?!ていうか何の科目の勉強してるわけ?あんたがうちの子だったら、うちの親ウハウハだろーなーっ」廊下でそう喋るミエを見て、チョルは無愛想だが部屋...第五十二話④

  • 第五十二話③

    ミエはチョルとの”約束”を果たすべく、しきりにチョルにアタックする。「今度っていつなの?」来週?「そろそろ成績表出ちゃうよ〜」秘密の一人きりになれる場所、化学室にまで現れたミエを見て、思わずチョルは息を飲んだ。「なっ・・なんだ?!どうしてここが分かっ・・」「え?もう結構みんな知ってるよ?だから昼休みには誰も通んない。大魔王の巣窟って言われてる」 「巣窟・・?」 「この前廊下で・・・あれアンタだよね?こっち側の建物って、この階は化学室とトイレだけだし・・」 「出てけっ!」 とうとう追い出されたミエ。「嫌なら嫌ってハッキリ言ってよ!」と一人口にして去って行く・・。  一方こちらは3年9組。携帯のメッセージに目を落としながら、モジンソプはため息を吐く。”今日来れないなら明日遊ぼーぜ。みんな呼べよ”「あー・・この先輩め...第五十二話③

  • 第五十二話②

    塾が終わるとすぐに、チョルはジョンウクに聞いてみた。「お前どういうつもりだ?」「え?」ファン・ミエを自宅に誘った本当の理由をチョルは知りたかったのだが、ジョンウクはシンプルに返答した。それを聞いたホンギュが軽口を叩く。「ファン・ミエのこと?そりゃミエと仲良くなりたいからさ。それがどうしたの?」「いやマジそれな。お前どういうつもりだよ!二人きりで何すんだ?彼女かっつーの」「んなわけねーか、あんなまめ子・・あいつフィジカルもメンタルも小学生そのものだし」「彼女じゃなきゃ遊んじゃダメなのか?ホンギュ、お前も来たらいいじゃん」 「勘弁しろよ。嫌だって〜」  するとホンギュが、隣を歩いていたジョハンに気がついた。 何見てんだよ?と口だけ動かす。 「チョル、お前も来いって。気になってるから聞いてるんだろ」「いや・・」「”親...第五十二話②

  • 第五十二話①

    キム・チョルは塾へ向かうため、自転車をかっ飛ばした。ファン・ミエとの”遊びの約束”について、そろそろ話し合わないともう時間がないのだ。ガシャン自転車置き場に自転車を停めると、塾の方へ向かった。するとそこに、話をしているファン・ミエとパク・ジョンウクがいたのだ。「テスト終わったよ?だからさ、一緒に遊ぼうよ」「へ?ジョンウクと?何して?!」「俺の家、ゲーム機何種類かあるんだ。やったことある?」「いや〜うちでは絶対買ってくれないからさ〜」 「じゃあうちおいでよ。一緒にやろ。弟たちがいるからゲームソフトもCDもいっぱいあるよ」  自分との約束が何も決まらないのに、ミエとジョンウクの約束は、 チョルが目を丸くしている間にトントン拍子に決まって行く。 「うわー!嬉しい!私一回もやったことないよ〜!やるやる!」 「じゃあ金曜...第五十二話①

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