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乱読千夜一夜 https://randoku-senyaitiya.hatenablog.com

本と記憶を繋いだり結んだりするブログです。ジャンル問わず、本を読んで、その時々で浮かんだインスピレーションや記憶を結んで、この本で言ってることってあの映画や音楽のシーンとすごいリンクするよね、みたいな数珠繋ぎができればいいなと思っています。

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2020/12/08

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  • 「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」感想

    今日のお題 「わかったつもり」という内心ギクっとしそうな本を読みました。 わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~ (光文社新書) 作者:西林 克彦 光文社 Amazon 読破までは4時間ほどかかりました。 総評 超主観的評価 読みやすさ:★★★★★ 読後感:★★★★☆ 補足という名の蛇足 抽象的な説明と具体例を往復しながら文章が展開がされるので、理解が自然と深まっていきました。「わからない」ではなく「わかったつもり」が読解を妨げる要因になっており、これに立ち向かうことが真の課題である、と著者は言います。「わかったつもり」という手強い問題と対処法が深いレベルで腹落ちさせることができました。…

  • 存在と時間ーハイデガーの作家性ー

    前回の記事で書いた「理想的な関係性の問題」を飽きずに考えていました。 考えを前進させるために、コミュニケーション論や社会学の書籍を中心に読みながら色々とモヤモヤしていました。 「関係」の前に、個人や他者が「ある」というはそもそもどういうことか 本質的な”ありかた”とはなにか 一般的な大衆と私に区別はあるんだろうか その区別があるとしたら境界線はどこにあるのだろうか 人間関係というテーマにいく手前に「個人」とか「存在」というテーマが立ちはだかっている感があって、実存主義的な考えに触れようという気分になったのだ。 そこで手にとって”しまった”のがこちら。 存在と時間〈上〉 (ちくま学芸文庫) 作者…

  • いかにして集団生活における心理的安全性を保つか

    これまでの投稿と打って変わって、まるでテイストが違ってしまうが、最終更新日の1月末から現在まで、徹底して一つのテーマについて考えてきた。 いかにして集団生活における心理的安全性を保つか これが僕にとって一番大きな問題意識で、これからもこだわって考えていきたいと思っていること。 以下に、現時点での俺の考えを綴る。 その上で、読んでくれた人には何かヒントになりそうな芸術作品や書籍、 個人的な考え方のヒントなどあれば教えてほしいです。映画でも漫画でも、哲学書でも、文学書でも。 そもそもなぜ集団と心理的安全性がテーマなのか そもそもなぜこんなテーマなのか。 実を言うと、つい最近友人と喧嘩別れをしてしま…

  • 自分が「いる(Being)」仕事をすることで「生き生き」した感じが他の人にも伝播していく。ぼくたちの心をシラけさせないために必要なこと―――『自分をいかして生きる』

    自分をいかして生きる (ちくま文庫) 作者:西村 佳哲 発売日: 2011/06/10 メディア: 文庫 いい仕事って一体なんだろう。 ある会社役員とのオンラインミーティグの帰り道、代々木八幡商店街を歩きながら、そんなことをぼんやりと考えていた。 まぁラーメンでも食べて忘れようと渋谷方面へ歩いていたら、道すがら、ひかえめにいって最高な書店を見つけてしまい、吸い寄せられるように店内へ(あんまりにも最高だったので宣伝も兼ねて↓) www.shibuyabooks.co.jp そこで出会ったのが、冒頭の本。 著者は建築設計の仕事をしている人なんだけど、「働き方研究家」という肩書きでも活動している。文…

  • たった一人の熱中。自分なりの生活の飾り方

    昨年の大晦日に友人から紹介された書籍を読んでみたら目から鱗がポロポロとこぼれ落ちた。 暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator) 作者:國分 功一郎 発売日: 2015/03/07 メディア: 単行本 そもそも、ぼくたちはなぜ退屈するのか。どうやって暇を使えばいいんだ、みたいなことを話していたときに、実はこんな本があってね、と紹介されたのがきっかけだ。ぼくは紅白歌合戦を観ながらAmazonの注文ボタンをクリックした。 Decor & Design ウィリアム・モリスというイギリス人をご存知だろうか?『暇と退屈の倫理学』の序盤で引用されている人物だ。この人の言葉があまりにも美しかった…

  • 運転免許窓口の対応から見えた景色。独占がもたらす腐敗と、ビジネスが生む緊張感。

    運転免許の更新期限がきょうだった。気づいたのが16時。手遅れである。 僕は地元の警察署に電話をすることにした。 免許更新が本日期限であることにさきほど気付いた。延長などの措置は取れないか できない。そもそもなぜ2ヶ月の間、放っておいたのか。行く機会を取れなかったのか 公私ともに忙しく、行く時間が作れなかった。また、期限までに行けなかったことは自分の責任だが、その理由までを追求されたくはない。 有効期限は1時間後に切れてしまう。郵便の受付も間に合わないので、運転免許センターで失効手続きを済ませるように なるほど。了解した 事実をフラットに提示したいので平易な文章にまとめたが、主観としては突き放し…

  • エノーラホームズの事件簿と転職活動。一方でシンデレラから何が学べるのか?

    原題:Enola Holmes 制作&主演:ミリー・ボビー・ブラウン 監督:ハリー・ブラッドビア 脚本:ジャック・ソーン 原作:ナンシー・スプリンガー 動画配信サービス:Netflix 製作国:イギリス 配信時間:123分 会社や団体に所属した人間が必ず通る道がある。 そう、仕事を通じた社会貢献への喜びである。未来最高!未来最高! すみません、社会貢献とかは真っ赤なウソで、本当は転職活動についてでした。すいません、ついうっかり。 転職そのものや転職活動を経験しない人でも、一度や二度は、ここではないどこかへ・・・という思いを馳せるものだ。それが従業員の性というもの。DYDもそのうちの一人である。…

  • 人間の性質は生まれつき備わったものか?プナンの人々と僕たちとの距離。

    ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと 作者:奥野 克巳 発売日: 2018/05/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) 「ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと」(著者:奥野克己)を読んでいると、マレーシアのサラワク州の狩猟民族プナンの反省しない文化や所有しない慣習は生まれつきなのか?という疑問が沸いてくる。 先進国で生活する僕たちは“反省”を強要された暮らしが当たり前だ。特に会社組織では定期/不定期問わず“反省”を余儀なくされていて(たとえばタバコ部屋での説教や、半期フィードバック面談でのダメ出し、ステークホルダーからの3…

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