都心のターミナルから電車で20分ほど、多摩川の先の先あたりの市民農園で畑作業にはまった”世捨て人”の作業日記。
季節の感覚がマヒしそうな天気が続き、夏がいつ過ぎたのかも覚えていません。例年、9月の半ばに種を播く大根や蕪も発芽しなかったり、発芽してもとけてしまったり。10月近くに播きなおし何とか収穫までこぎつけました。季節の移ろいという言葉がしっくりくるような年はこの先訪れるのか心配になる天気が続くのかもしれません。そろそろ収穫を迎えた大根 植え付けたタマネギの苗ところで、コンサドーレの降格が決まり...
旬のものを食べることは、畑が身近にあると当然のこととして日常生活の一部になります。この1か月はキュウリ、ズッキーニ、インゲンが中心の食事を毎日楽しんでいます。しかし、収穫のピークはほぼ過ぎたようで、旬と言っても短いもので1か月ほどで終わってしまいます。八百屋やスーパーで旬の野菜がある程度の期間買えるのは、産地のリレーがあるからです。今の季節の旬の野菜も東北や北海道へと移っていきます。今年は例年以上の...
6月も半ばにさしかかり夏野菜の収穫がはじまりました。 狭い家庭菜園とはいえ二人家族では食べきれないほどの野菜がとれます。 冷蔵庫の野菜室はなぜ小さいのかといつも不満に思うくらいに、収まりきらない野菜で溢れてしまいます。 ただ、この先もこのまま続くかというとそれはわからなくて、昨年も梅雨開けまでは順調に推移しましたが、その後の少雨と高温で収量が減ってしまいました。 まだ、梅雨入りしていませんが、今...
5月28日は強風が吹き荒れ、雨も降ったため野菜がどうなったか心配でしたが、概ね無事ではありました。 ただ一点だけをのぞいて。 唯一ダメージを受けたのはズッキーニの内の1株。 先端が強風で折れていました。 ズッキーニ―は側枝がない野菜で、折れるということはその後収穫は望めません。 やっと、雄花が先始め、雌花の受粉が進み収穫が期待された矢先の出来事でした。 残りの3株で今年は過ごすことになります。 もっとも...
2013年からはじめた家庭菜園も12年目を迎え、一通り同じことを繰り返しながらの作業を続けています。 本に頼ることもほとんどなくなり今までの経験を頼りに栽培を続けています。 まぁ、こうしたらこうなるという感じではありますが、慢心とか手抜きをすればてきめんに影響が現れるので心してかからないと。 とは言え、天候により出来不出来がでてくるのも事実です。 昨年は夏の猛暑と少雨で里芋が全滅、インゲンも高温障害で...
あまりに久しぶりの更新で、IDもパスワードもすっかり忘れてログインするのに四苦八苦してしまいました。 実に2年半ぶりということになりますでしょうか。 野菜を作り始めて12年目の春、また今年も畑での作業が始まりました。 昨年は夏の暑さと降雨の少なさに夏野菜のできは散々でしたが、さて、今年はどんな天候になるのか。 このブログもボチボチと再開していきます。 にほんブログ村...
大根が発芽しました。 アブラナ科の野菜は総じて発芽が早く、種を播いて中一日で発芽を確認できたりもします。 画像は種まきから4日後のもの。 本葉が展開してから最初の間引きをして、成長を促します。 その後は成長を見ながら、適度な感覚を維持するために何度か間引きを繰り返します。 にほんブログ村...
さらに、10日ほどブログを休んでいました。 8月31日に札幌から戻ったものの、雨の日が続きなかなか畑に出ることもできずにいました。 それでも、なんとか肥料の漉き込みなどをこなしながら種を播く段階にこぎつけました。 まず、手始めに大根の種まきから。 一般的には20㎝の間隔で3,4粒種点播きにすることが多いようですが、私はこのように筋蒔きにしています。 間引きを何度か行い、最終的に、株間20㎝で一本...
10日ほどブログを休んでいました。 緊急事態宣言のさなか、札幌の空き家となっている実家に来ています。 施設に入所している母が骨折して入院しまして、手術することになり、 家族の立ち合いが必要ということで、手術の前日に札幌に入りました。 手術も無事終わりましたが、主治医から念のため、1週間は札幌にいてほしいと。 手術当日は病院に入れましたが、その後はコロナウィルスのため、面会禁止。 た...
表面が傷ついて見た目の悪いナスの料理 豚肉とナスのあっさり煮
自分で野菜を作っていると、およそ店先では見かけないであろう傷ついた野菜もあります。 そんな野菜でも大地の恵みですからおいしくいただかなければ罰が当たるというものです。 今回は、趣向を変えて、そんな野菜の料理のご紹介。 豚肉とナスのあっさり煮 材料(2人分) ナス 2本 豚小間肉 100g 生姜 少々 だし カップ1+1/2 酒 大さじ1 みりん 大さじ3 しょうゆ 大さじ2 こんな感じのナス...
夜半の雨もあがり、ひさしぶりに所々に青空が広がる早朝の畑。 強い湿った南風がふいて雲の流れも忙しく、徐々に青空の広がりが多くなってきました。 雨をたくさん含んだ土とあっては、耕したりすることもできず、なかなか秋の準備がすすみません。 夏野菜のピークも過ぎ、収穫が大変ということもなく、晴れはしたもののどことなく手持無沙汰で畑を後にしました。 たっぷり雨を含んだ稲わらにはキノコが生えて...
久しぶりに雨の降っていない早朝、収穫のために畑に向かいました。 こちらでは金曜日からの4日間の雨量は124ミリと、それほど多くはありませんでした。 この雨で一番元気なのは雑草みたいです。 この4日間、市民農園の利用者の皆さんもいらっしゃっている様子はなく、いたるところで雑草が繁茂しています。 特定の管理者のいない市民農園ですので利用している区画以外の道端の雑草も茂り放題でこの写真からは、これが市...
田畑が水に浸かっているのを見ると胸が痛みます。 今日も雨、3日連続で畑に出ることもできずにいます。 こんな日じゃできないことをと思い、今年、畑にどれだけの費用をかけたのかまとめてみました。 畑の年間経費 肥料等 5,774円 種苗6,621円 資材 6,858円 合計19,253円 高いのか、安いのかはよく分かりません。 まぁ、趣味として1年間にかける費用と考えるなら、安いものだとは言えそうで...
これから一週間は雨が続くとか。 秋野菜の準備の時期に、それも、土づくりからの段階で、この雨は痛い。 痛いけど、残渣の分解が進む早く進むとポジティブにとらえましょう。 雨で畑に行けないので以前買った『現代農業』(農文協)をあらためて読みかえしています。 残渣を漉き込む、稲わらをマルチで育てる野菜を育てる、刈った雑草を通路に敷くなどは『現代農業』で取り上げたものを実践した結果です。 畑の微生物はす...
昨日片づけたトマトの残渣を漉き込みます。 1日、陽射しの中に置かれたトマトの残渣。 米ぬかを播いて発酵、分解を促します。 土に漉き込みます。 完全に粉砕して漉き込むといいのでしょうが、はさみで切り刻み、スコップと鍬で漉き込むので、こんな感じです。 しかし、一覧の画像、見た目、きれいとはとても言えないですねぇ。 ところで、普通の市民農園では残渣を所定の場所に捨て...
前回、投稿を終えた後に、突然の激しい雨が降り出し、それが1時間ほど続きましたでしょうか。 そして、雨が上がるとともに強風が吹き始め、昨日の午後になってその強風もやみました。 台風9号から変わった低気圧によるものでした。 この強風もため、昨日の朝の畑仕事は断念。風が収まった午後も、今年一番の暑さのため畑に行くのもはばかられ、結局、畑の様子は今朝になって確認しました。 支柱の傾いたインゲンとトマトで...
昨日の台風10号の影響は特になく、畑に行ってもいつもと変わらずに静かな朝を迎えていました。 思っていたほど風も強くなく、雨は80ミリほど降りましたが、それまでが連日の晴天で乾いていたため、程よく湿った状態でした。 夏野菜の片づけでもと思ってはいましたが、すでに気温が高く湿度も高いため、今朝の作業は収穫だけ。 片づけは明日に順延です。 画像だけ見ると蒸し暑さは感じられないのですがこの時点...
台風10号の影響で今朝は雨が降っているので畑には行けません。 なので、今日は晴耕雨読。視点を変えて、「無農薬」について考えてみましょう。 「無農薬」とは ところで「無農薬」とは何でしょうか。公的に「無農薬」という用語を使用することはできません。農水省の「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」では「無農薬」という用語を使用することが禁じられています。ですので、厳密には「無農薬」という言葉...
週末に台風が接近するという予報が出ています。8月に入ると夏野菜の季節もそろそろ終わって秋野菜の準備が始まります。すでに私の家庭菜園でもキュウリとズッキーニは収穫を終え、そして、この台風を機にインゲンとトマトを終わらせようと考えています。ちょうど明日7日が立秋。野菜作りをしていると暦どおりに季節が進んでいることを実感します。まだまだ暑い日々が続きますが、ここで怠るといい秋野菜の生育が大幅に遅れてしまう...
このブログの最後の更新は昨年、2020年の12月。いまは8月ですから長らく放置しておりました。この間、何があったわけでもなく、淡々とした日々が季節の移ろいとともに過ぎて行きました。 桜の咲く時期に夏野菜の準備をし、播種、定植。収穫が始まり、梅雨が明け、手入れをし、収穫の終わった野菜を片付け、残渣の漉き込み秋野菜に備える。 野菜作りの作業から見れば、まさに淡々とした日々が続いています。 もっとも、...
野菜の値段が下がっているという報道が出ています。まぁ、野菜は買わないので実感はありませんが。。。ただ、市民農園の状況や生産者さんの畑をみていると順調に育っているので納得できます。今年は台風の被害もなく、気温も高く、市場に潤沢に出荷されているからでしょうか。日の出の時間が6時を過ぎてからは早朝に畑に行くこともほとんどなくなってきました。たまに仕事の合間を見て10時くらいに畑にでると早朝に出会う人とはま...
11月の振り返り 気温が高く、雨が少ない日々と徐々に少なくなる作業。
昨日で11月が終わり、今日から12月。11月の畑を振り返ってみます。まず、気象状況から。横浜の気象台の観測値で見ると平均気温の平年比では1.7℃ほど高く、雨量は平年の8.4%と極端に雨が少ない。とはいえ、11月ともなると夏場、春先とは違いそれほど少雨の影響はありません。それよりも、気温が高く、それだけ順調に野菜が育つ、生育が早い傾向が出ています。それから、このブログでも書いていますが気温が高くムシたちの活動も活...
雲が多めではあるものの風もなく体感的にはそれほど寒くもない日曜日の朝。今日はソラマメの植えつけを行いました。ポットで順調に育ったソラマメはこんな具合に葉が展開しています。育苗した6株の植えつけ完了(画像では3株だけしか映ってませんが)。冬を越すための防寒対策をして作業は終了。これが私の防寒の仕方です。不織布でトンネルを作り、不織布だけでは強風で破れてしまう可能性があるのでその上から防虫ネットをかけて...
25日は久しぶりに雨が降り、ちょっとした慈雨となった畑。翌日は朝から晴れあがり、風もない絶好の家庭菜園日和となり、育苗していたキヌサヤの植えつけを行いました。先に紹介したソラマメと同じ日にまいたキヌサヤ。ソラマメよりも一週間ばかり早く発芽し21日の時点ではかなりの差がでています。なかなか植え付けのタイミングがとれず、やっと植えつけを終えることができました。キヌサヤの根もとに注目してほしいのですが、何か...
やっとソラマメが発芽しました。種をまいて育苗を始めたのが11月8日、発芽したのが21日。発芽までに2週間。2、3日で発芽するアブラナ科の野菜と違って豆類の発芽は時間のかかること。途中で失敗したかなぁといつも心配してしまいます。昨年はじめてポットで育苗したところ、いい苗ができ、春の出来も良かったので今年も同様の育苗しています。家の光協会が発行している『やさい畑』の記事(注1)を参考に種を全部土に埋めるのでは...
三連休の日曜日、朝の内は風もなく穏やかで絶好の日和。いつも、この時期に里芋の試し掘りをしているので今年も。金曜日の強風で倒れていたブロッコリーなどを起こす作業からスタート。気象庁の記録をみると、20日の横浜での瞬間最大風速は22.6m。倒れてもしかたはないか。大ききなったものは収穫し、残りは支柱を立てて起こします。倒れたブロッコリー同じくロマネスコこれだけの強風が吹いても、葉がちぎれることもなく、茎が折...
前回、ネキリの被害を取り上げたので、この話題を続けます。ネキリといっても畑のことを知らない方はわからないと思いますが、ネキリ、ネキリムシと一般的に呼ばれるイモムシで、カブラヤガの幼虫のことです。この虫が日中は土の中に隠れていて、夜になると地上にでて作物の茎を切り倒してしまうのです。倒された茎の土中を探すと大概は見つけられるので、見つけ次第、捕殺します。まぁ、きれいでも美しくもないイモムシで、憎さも...
畑を始めるまでは気にもかけなかった異常な暖かさ。これでは野菜が育ちすぎるし、虫達も活発に活動を続けて野菜にも影響が出てきちゃいます。ネキリが食い倒したタマネギの苗。拡大してみると食われているのがわかると思います。40本くらい植えたタマネギですが、昨日数えたら4本がダメになっていました。寒くなって、被害が終わったら予備で残している苗を植え付けることにします。ネキリではないですが今年はカリフラワーにも被...
今年のニンニクとタマネギの栽培では一般的に使われている穴あきマルチを使っています。昨年までは稲わらやもみ殻を使っていましたが、冬の間はあまり畑に行かないので雑草が茂って、何が何だかという状態になるもので。これは今年の2月のニンニク。稲わらの間から生えてくる雑草をとるのは結構大変な作業です。まぁ、別にマルチをしなくてもいいといえばいいのですが、雑草を抑え、保温にも一役という感じで初めて使っています。...
一連の秋野菜の播種、定植を終えたのが秋の彼岸のあたり。その後、間引きをしながら様子を見て、10月中旬から11月上旬にかけて、実家の冬支度などを行うため札幌に。こちらに戻って、11月11日にタマネギの定植作業を行いました。菜園の記録のためにもいろいろと書かなければならないのだろうけど、さぼり癖がついてしまってお恥ずかしい限りです。今年の秋野菜はほぼいつもの通りで栽培しているのは以下の通りです。アブラナ科の野...
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