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  • 嗤う女 最終章(その六)

    「あ、思い出した。私に言ったわ!もう、この仕事から脱け出せないって。お金もいいし、気持ちがいいって言ってたわ! 汚い!汚い!汚い!汚い!」 テーブルをひっくり…

  • 嗤う女 その五

    真っ先に加奈子の目に飛び込んだのは、大きいコルクボードだった。一面に写真が貼り付けてある。 一瞬、足元で百足(むかで)を見つけた感覚に陥った。写っている女性の…

  • 嗤う女 その四

    行くあてもなく、図書館で本を読んでいると、翔太が幼稚園から帰ってくる時間帯になった。普段は、目の前のバス停で、幼稚園専属のバスが翔太を降ろしてくれる。図書館か…

  • 嗤う女 その三

    夫の誠が、いつもゴミを出しに行ってくれる。忘れてしまったのだろう。玄関にゴミ袋が置いてあった。 階段を下り、ゴミ捨て場へ向かった。まだ、ゴミ収集車が来ていない…

  • 嗤う女 その2

    翔太を見る眼が艶かしい。呼び方も“翔太くん”から“翔太”に変わった。週に一度必ず翔太に物を買い与えている。「困る」といっているのに、笑っているだけで聞き入れて…

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