カルシウムの望ましい摂取量日本人の食事摂取基準は、健康な人を対象として、健康の保持・増進、生活習慣病予防のためのエネルギー及び栄養素の摂取量の基準を示したものであり、科学的根拠に基づくことを基本として策定されています。カルシウムの食事摂取基準は、カルシウムの体内蓄積量や吸収率などに関わるデータを基に算定されています。【表2】は1歳以上の推奨量及び耐容上限量の値を抜粋したものです。推奨量は、不足しないために摂取することが望ましい量を示しています。耐容上限量はこの値以上の量を摂取すると、過剰摂取による潜在的な健康障害のリスクが存在することを示しています。日本人の通常の食品からの摂取で耐容上限量を超えることは非常に少ないと考えられますが、サプリメントなどを利用する場合には注意が必要です。表2.カルシウムの食事摂...骨粗鬆症の予防のための食生活 e-ヘルスネット(厚生労働省)