星空の梟

おめでとう

今日､あの子たちは甲子園への切符を手に入れた。泥だらけのユニフォームで、真っ黒に日焼けして優勝旗と金色の優勝盾を手に帰ってきた。来る日も、来る日も練習、練習、練習生活のほとんどを野球に捧げてこの2021年の夏に懸けてきた。 甲子園連れてっちゃるからな！見事に、鮮やかに、有言実行してくれた。全国からやって来てひとつの仲間になって 寝食を共にしてきたみんな レギュラーになれた子も そうでない子も みんなで手にした優勝旗。胸を張って、島根県代表として 甲子園の土を踏みしめてきてね。心からおめでとう。

2021/07/29 20:46

白球

ひとつひとつ勝ち上がって明日は決勝戦。どうか、最高の舞台の土をあの子達が踏めますように。今日は グータッチをするために わざわざ来てくれた。明日も思いっきりユニフォームを汚して大好きな仲間と大好きな野球をしてほしい。

2021/07/28 21:17

みんなが私のヒーロー

私のいちばんの仲良しは、野球部だ。4·5日に一度刈る彼らの坊主頭はいつだって風通しがいい。夏の大会､愛ちゃん見に来てくれる?あの子たちと初めて会った春から、何度となく言われてきた。絶対行くよ。約束な！高校野球は元々大好きだけど 大好きなあの子たちの試合ならば絶対に目に焼き付けたい。この5連休のうちの2日間を 灼熱の野球場で過ごした。メンバー入りできる子は20人 試合に出られる子は9人 ベンチ入りが叶わずスタンドから声援を送る子たちもたくさんいる。親元を離れ野球漬けの毎日。 泥だらけのユニフォームは真っ白になるまで自分で洗って 乾燥機はないからいつも太陽の力を借りて乾かす。白球を追いかけて 朝か…

2021/07/25 10:12

窓辺の翠夏

追いかけあいっこをした後で ようやく撮れた1枚。じっとしていないから 撮るのも難しいけれど、珍しく 静止してくれました。元気で前向き、素直な子です。3週間が経ちました🐱猫たちのしあわせな日々を守るためにも 私も元気にしっかり暮らしていきたい。

2021/07/18 20:26

夏もたい焼き

大好きな夏がやって来た。 翠夏にとっては生まれてはじめての夏。体重も700gを越えて、安心。 お母さんと離れてしまったけれど、 元気に走り回って無防備な姿で眠っている姿を見ると 生きていく方法をきちんと備えて誰もが 生まれてくるんだなと心から感じる。高校野球､スイカ、風鈴の音時が流れても、あの頃より大幅に気温が上がっても 世の中が混乱に満ちていても夏は今でも変わらず 毎年同じようにやって来てくれる。来週はしっかり日焼け対策をして 真夏の太陽の下 野球の応援をしよう。それにしてもたい焼きは 季節を問わずとても美味しい。

2021/07/17 18:43

若者よ、恋しよう

愛ちゃん、俺、七夕に告白するわ。ある男の子からそんな決意表明を受けたのは 今月に入ってすぐのことだった。その子とも、その子が想いを寄せるあの子とも よく話をしている私は その告白が今はまだ実らないことを知っていた。けれど、もちろんそんな事は言わずに その日が来るのを一緒に待っていた。彼が、その子に告白する場面を 私は少し離れた場所から見ていた。5分くらい､ふたりは話をしていた。笑ったり、真剣な顔になったり 彼の表情はくるくると変わる。手を振って、ふたりは別れた。あかんかった、って彼は私に言った。いつも笑っている彼のあんな表情を 初めて目にした。 そうだよなあ、恋は、ああいう表情をさせるんだ 改…

2021/07/10 18:50

夜の卵焼き

雨の多い山陰地方と言えども、 この1週間は本当によく降った。髪の毛は、ｱｲﾛﾝの威力なんて通勤の車の中くらいで 湿気を取り込んでﾎﾞﾜﾎﾞﾜしている。備蓄の水を備えていたけれど 幸いにも普段通りの暮らしを送ることができた。 雨で靴の中まで濡れてしまって 生徒たちはあきらめてみんな裸足にｽﾘｯﾊﾟで過ごしていた。 その方が涼しそうでいいよと言った。七夕の日はこれまた豪雨。 妹の誕生日だった。 昔、給食で七夕ｾﾞﾘｰが出るのが楽しみだったなあ。 青りんごみたいな味だった。ｽｲｶの季節。 今年も、この大好きな赤い果実を大切にいただきたい。

2021/07/09 20:04

日曜日の夕暮れどき

翠夏が我が家にやって来て今日で6日目。まだ片手ｻｲｽﾞだけど 歩く時にﾖﾀﾖﾀしていたあの様子はもうなくなって 走ったり跳び跳ねたりしている。夜は眠りこけ、日中は数時間おきにﾐﾙｸとふやかしたﾌｰﾄﾞを もりもり食べている。今日は、翠夏とはじめて一緒に過ごす休日だった。気がついたら、寝てしまっていて 目が覚めると翠夏は私の首もとに丸まって寝ていた。 猫たちはただ今日を生きる。明日のことなんてきっと考えないだろうし 過ぎ去った日を回想することもないだろう。わからないけれど。言葉が通じなくても共に生きている。疲れて気力だけで帰ってきても 寄り添ってくれるあのふさふさな毛をしたいきものたちは明日に向…

2021/07/04 17:57