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  • 難波の老舗オムライス『北極星』本店でランチ|息子とポケモンGOの休日

    難波の街を歩いていると、どこか懐かしい気持ちがこみ上げてきた。 息子と俺は、まるで昔からの習慣のように、北極星に足を向けていた。 西心斎橋の古い建物、オムライスの本店だ。 長い歴史を持ちながらも、その風情は変わらず、どっしりと時を超えてそこにある。 「ここが本店なんやね」と、息子がポケモンGOを片手に歩きながら言った。 彼がこのゲームに熱中している姿は、つい最近まで引きこもっていたことを忘れさせるほど自然で、俺は少し驚きながらも、喜びを隠せなかった。 店に入ると、古き良き時代の温かみが漂っていた。 木の柱、淡い照明、そして穏やかな空気。 俺たちは静かに席につき、メニューを広げたが、心の中ではす…

  • 息子が引きこもりから脱却、ポケモンGOでの外出がもたらした変化

    今日は息子と難波に出かけた。 ポケモンGOをやるためだ。 かつては引きこもっていた彼が、今は連日外に出ている。それを考えると、もはや引きこもりとは言えないかもしれない。 とはいえ、電車の中や人混みでは怯えた様子だった。 緊張していたんだろう。 けれど、彼は「楽しかった」と口にした。 これだけ外に出られるようになった今、もう引きこもりじゃないのかもしれない。 これまで家に閉じこもっていた息子が、難波の喧騒の中でポケモンを追いかける。 それを目の当たりにしながら、自分でも何かが変わりつつあるのを感じた。 電車に乗って外に出る、それだけでも大きな進歩だ。 息子の中で何かが動き出している。 確かに、彼…

  • 引きこもり息子の外出が増えた理由と、その変化を見守る大切な時期

    冷えたコンクリートの階段を一歩一歩踏みしめる。 スタジアムの歓声が耳を刺し、無数の人々が歓喜に沸き立つ。 それを、息子が静かに見つめている。 引きこもっていた息子が、今日ここにいる。 それだけで、俺の胸の奥に何か重いものが動いた気がした。 静寂に閉ざされた部屋で、彼はどれだけの時間を過ごしてきただろう。 外の世界なんて、まるで自分とは無関係だと、そう思っていたかもしれない。 それが、どうしてか変わり始めた。 気まぐれか、運命か、そんなことはどうでもいい。 重要なのは、彼が外へ出て、また一歩を踏み出したという事実だ。 息子の目がピッチの向こうに向けられている。 まるで何かを探し求めるように、彼の…

  • 『火垂るの墓』が教える戦争の悲劇と未来への願い:次世代に伝えたいメッセージ

    ディズニープラスではSHOGUNが話題だが、Netflixではジブリの火垂るの墓が190カ国に配信され大反響が起きているようだ。 私はこの「火垂るの墓」という映画を初めて見た時、強烈な衝撃を受け、絶対に二度と戦争を起こしてはならないと思った。 世界の紛争が起きている指導者達に是非見て欲しい。 そして、これからの世界を担う全ての子どもや若者達にも見て欲しい。 そして、これからの世界が幸せな世界になることを切に願う。 この作品は、戦争の現実を鮮烈に描き出し、心に深く刻まれる。 目の前で起きた悲劇を、我々に無言のうちに突きつけてくる。 戦争が人間から奪うもの、その無慈悲さは、あの無垢な兄妹の運命に凝…

  • Övik Walletレビュー|軽くて薄い革財布が歩く男の相棒になる理由

    俺が手にしたのはÖvik Wallet。 スウェーデンの空気を纏った薄い財布。 重さを感じさせないくせに、存在感はどっしりとしている。 それは一度手にすると忘れられない独特の質感、ベジタブルタンニングレザーの証だ。 時を重ねるごとに、その革は俺の歩みと共に表情を変えていく。 最初は手に馴染むことのなかった硬さが、やがて俺の手のひらに吸い付くようになる。 これは単なる道具じゃない。 俺の一部になる。 ウォーキング。 俺にとってそれはただの運動じゃない。 思考を巡らせ、過去と対峙する時間。 だが、ポケットに収まりきらない財布や、無駄に重い物を持ち歩くのは御免だ。 軽装で、必要最小限。 それが俺のス…

  • 血糖値スパイクとは?症状と対策を実体験から解説

    暑さ寒さも彼岸まで――そう聞かされながら、この夏の終わりにようやく救いの手が差し伸べられた。 昨日から、朝晩はあのじっとりとした空気が嘘のように、涼しい風が肌を撫でる。 昨晩は夕涼みも兼ねてウォーキングに出かけると、万博記念公園の方で花火が上がっていた。 ウォーキングでなんとか糖尿病を押さえ込もうとしているのだが、最近「血糖値スパイク」という言葉を知った。 その言葉を初めて聞いた時、心のどこかで「まさか自分に関係あるわけがない」と思っていた。 だが、調べてみると、その症状はまるで私の日々を映し出しているかのようだった。 食後、少しの時間が経つと急に体がだるくなる。 集中力が途切れ、目の前の景色…

  • 簡単レシピ:ふわふわフレンチトーストの作り方 – お米パンでももちもち食感!

    私がキッチンに立ったのは、息子のためにふわふわのフレンチトーストを作ろうと思ったからだ。 準備は至ってシンプル。 卵を割り、牛乳を注ぎ、砂糖を適量。 バニラエッセンスの一滴が香りを引き立てる。 音も立てずに、ただ静かにボウルの中でかき混ぜた。 「砂糖の量はお好みで調整しろ」と自分に言い聞かせ、深く息を吸った。 準備は整った。 次はパン。 今日はお米パンと小麦パン、二種類のパンを使う。 耳を取ったパンを半分に切り、卵液の中へ静かに浸す。 この瞬間が大切だ。 全てが計算された動きで行われる。 染み込む、染み込む。 500Wの電子レンジを設定し、片面1分、そしてひっくり返してもう1分。 卵液を吸った…

  • 引きこもり息子とポケモンGOで外出成功!銭湯での予想外の出来事に驚き

    今日は引きこもりの息子が、久々に外の空気を吸うことに応じた。 ポケモンGOの力は侮れない。 だが、ゲームが目的であれ、家の中で沈み込んでいた息子が、外へ出ること自体が奇跡に近い。 家を出てからは思った以上に距離を歩いた。 いつもなら「疲れた」と口にしそうな息子が、今日は違った。 まるで、別の生き物にでもなったかのように、足を運んでいた。 そして、その表情には久しぶりの上機嫌が見て取れた。 帰宅後、案の定「足が疲れた」と息子が言う。 正直なところ、この時点で「もう動きたくない」と言うだろうと思っていた。 だが、試しに銭湯に誘ってみた。 すると、予想に反して「行く」という返事。 驚きはしたが、拒否…

  • 【糖質対策】サラシア茶で2kg減!スリランカ産の無添加健康茶の効果と魅力

    最近、体の重さが気になっていた。 無意識に糖分を摂りすぎている自覚はあったが、なかなか制御できない。 糖尿病と診断され、医者からは食事制限を言い渡されたが、現実はそう簡単には変わらない。 そんな時だった。 知人が言うには「飲むだけで2kg減った」というお茶があるらしい。 サラシア茶という、どこか異国めいた響きが心に残った。 「スリランカ産のサラシア茶は成分がいいんだ。手に入れるのも難しいが、これは正規ルートで、政府公認の原料を使ってる。無添加で天然サラシア100%だよ。」 彼の説明は続く。 スリランカの上流階級が、古くから美容と健康のために飲んできたという。 中でも「サラシノール」という成分が…

  • 糖尿病でも食べられる?ハイカカオチョコレートの真実と落とし穴

    糖尿病患者にとって、「おやつ」という言葉ほど忌まわしいものはない。 甘い誘惑は命取り。 けれど、どうしても何か食べたくなる瞬間が訪れる。 そんな時に耳にするのが「ハイカカオのチョコレートがいい」という甘美な噂。 カカオ70%、80%、いや90%以上。 糖分が少なく、ポリフェノールたっぷりで体にいい、なんて言葉が並ぶ。 医者も「食べてOKだ」と背中を押す。 しかし、一口かじってみれば現実が牙をむく。 甘さはどこにもなく、口の中にはビターすぎる苦味が広がる。 「これがチョコレート?」とさえ思う。 誰がこんなものを「おいしい」なんて言ったんだ? それでも、血糖値との戦いを強いられた体は選択肢がない。…

  • 糖尿病でも楽しめる?とんかつ定食の落とし穴と健康管理のコツ

    昼飯といえば、かつてはラーメン一択だった。 出張先でも、手軽でうまい。 だが、糖尿病と診断されてから、そのラーメンが敵となった。 無情な話だが、これが現実だ。 俺は自らの健康を守るために、新たな昼食の相棒を探す羽目になった。 そして見つけたのが、とんかつ定食だ。 とんかつ定食。 脂っこい豚肉が皿の上で鎮座し、その横には山盛りのキャベツの千切りが控えている。 糖尿病患者の俺には、このキャベツが重要な役割を果たす。医者からの指示は明確だ。 「まずは野菜を食え」と。 俺は忠実に従う。 キャベツを口に運び、次に味噌汁を飲む。 そしてようやく、とんかつとご飯にたどり着くのだ。 この儀式のような食事順序が…

  • iPhoneで撮る満月の限界と秋の夜空―美しい月と残暑の夜

    会社を出た時、ふと夜空を見上げた。 そこには驚くほど見事な満月が、まるで静かに空を支配しているように輝いていた。 街の喧騒から抜け出すこともせず、僕はポケットからiPhoneを取り出し、レンズを向けた。 シャッター音が冷たい風の中に溶け込み、すぐに確認したが、スクリーンに映るのは、どう見ても月ではなかった。 白い球体が滲んで、まるで他の何かに変わってしまったようだ。 iPhoneの限界か、それとも僕の腕が問題か。 答えはわからないが、ひとつ確かなのは、写真に残せないほどの美しさが目の前にあったという事実だ。 この名月は秋の象徴かもしれない。 涼しい風が吹き始めるその瞬間を待ち望んでいたのだが、…

  • 糖尿病患者の救世主!万能調味料ハリッサで食事を変えるスパイス活用術

    俺は、糖尿病を宣告されてから、食生活をがらりと変えた。 まず、食事の順番だ。 医者に「野菜から食べるように」と言われた。 血糖値を急激に上げないための、いわばルールだ。 しかし、ただのサラダじゃ物足りない。 淡々とした生活にパンチが欲しい。 そんな俺を救ったのが、「ハリッサ」という万能調味料だった。 ハリッサは北アフリカ生まれのスパイスペーストだ。 唐辛子をベースに、ニンニク、クミン、コリアンダーといったスパイスが絶妙にブレンドされ、辛味と香りが混じり合うその一瓶には、まるで無法地帯のようなエネルギーが詰まっている。 一度その味を知れば、もう後戻りはできない。 サラダにハリッサをひとさじ。 そ…

  • 西宮ケーソン釣り禁止と南芦屋浜の時間変更が無課金釣り人に与えた影響

    西宮ケーソンの釣り禁止は、まるで長年の相棒を失ったような喪失感だ。 朝も早くから波打つ海面にルアーを投げ、時折感じる手元の震え、そして魚との駆け引き。 そんな日常が突然、禁じられるとは、、、 釣り場が消えた西宮には、もはや無料で竿を振れる場所は南芦屋浜しかなかった。 しかし、南芦屋浜も今や朝6時からではなく、8時からの開放。 つまり、最も釣果の高いと言われる朝マズメの時間帯に釣りができない。 釣り人にとっての早朝は、魚との真剣勝負が始まるゴールデンタイムだ。 それを奪われてしまえば、無課金勢にとっての選択肢はますます狭まる。 朝8時の開放時間じゃ、もう魚も腹を満たして、昼寝でもしている頃だろう…

  • 【淀川区の穴場】昭和レトロなとんかつ定食が600円!驚きのコスパランチ

    昼下がりの淀川区の片隅にその店はひっそりと佇んでいた。 暖簾には大きく「お食事処」とだけ書かれている。 どこかの時代に取り残されたような風情を漂わせている。 外からのぞくと、年季の入った木の扉が出迎えてくれる。 そこにたどり着いたのは偶然だった。 昼飯をどこで取ろうかと彷徨っていた俺の足を止めたのは、手書きで書かれた定食のメニュー。 見て驚いたのはその値段だった。 「とんかつ定食 600円」。 このご時世、600円のとんかつ定食なんて聞いたことがない。 まるで昭和にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えた。 俺はふらっと店内に入り、カウンター席に腰を下ろした。 薄暗い店内には常連らしき客が数人…

  • 無人駅で見つけた鶴の剥製と自然保護への思い

    地方の小さな駅に足を運ぶと、どこか時間が止まったような感覚に包まれる。 駅に人影はなく、静かな風景が広がる。 改札には「ピッ」とするICカードの端末さえなく、今では珍しい光景だ。 その駅には、ひときわ目を引くガラスケースがあった。 中に飾られていたのは、立派な鶴の剥製。 今は見かけることも少ないが、昔、この地域には鶴が飛来していたのだという。 剥製はその名残を伝えている。 しかし、ふと頭をよぎるのは、現代では鶴の剥製など作ることが許されないだろう、ということ。 ワシントン条約――絶滅危惧種を守るために国際的な規制が敷かれている今、こうした剥製は時代の遺物となりつつある。 かつては、自然の一部で…

  • アウトドアで生き残るためのアーマ-:フェールラーベン Vidda Pro Ventilated Trousers

    フェールラーベンの「Vidda Pro Ventilated Trousers」は、アウトドアで生き残るためのアーマ-だ。 無骨でありながら、計算された機能美がその存在感を強調する。 自然の中で過酷な環境に立ち向かうためのギアだ。 初めてその質感を触った瞬間、直感的に感じた。 これは長く使える、信頼できる相棒だと。 G-1000 Ecoの生地は、その丈夫さと耐久性で知られている。 どんな嵐が来ようと、足元を守るこのパンツがあれば恐れることはない。 しっかりと補強された膝部分、二重レイヤーのプロテクション。 これはただの服ではない。 大自然の荒波にも耐え抜くために設計されたアーマーだ。 しかし、…

  • 40年使い続けたDiamond製スピニングリール:ヤエン釣りで再び輝くか

    古びた釣具箱の奥から、40年の時を経て再び姿を現したのは、かつて「Diamond」と呼ばれたリールだった。 このスピニングリール、見覚えのある者は少ないだろう。 私が小学生の頃から使い続けていたものだ。 月日が経ち、釣り場も変わり、私自身も変わったが、このリールだけは静かにその役割を果たし続けている。 何十年もの釣りの時間が凝縮されたこのリールは、過去の釣行の記憶を呼び覚ます。 特徴的なのは、リールのお尻に付いたドラグだ。 現代のリールと比べると、確かに古めかしく見えるかもしれないが、その機能は未だに健在だ。 しっかりと手に馴染み、ドラグの感触は、まるで長い年月を経て磨かれた熟練の道具のようだ…

  • 梅田の新スポット『うめきた広場』訪問!引きこもり息子と外出記録

    梅田の街に息子と二人、釣具店を目指して歩き始めた。 目的は、欲しいルアーを手に入れることだったが、実際には息子を外に連れ出すことが本当の狙いだった。 9月6日にオープンしたばかりのうめきた広場に差し掛かると、新しい広場の賑わいと、ビル群の隙間に広がる緑が目に飛び込んできた。 気温は高いが、広場を歩く人々は皆楽しそうだ。 しかし、ふと隣を見ると、息子の足取りが重くなっている。 「足がしんどい…」と、ぽつりと漏らした彼の言葉にハッとする。 そうだ、息子はずっと家にいた。 久しぶりの外出で、慣れない場所と人混み、そしてこの距離を歩くのは想像以上に負担だったのだろう。 釣具店はもう少し先にあるが、ここ…

  • ヒグラシの鳴き声が消えた理由:自然が失われゆく都市の現実

    今年の春から、何かが違う。 ウグイスの鳴き声がほとんど聞こえない。 あの特徴的な囀りが、朝の静けさを破ることが少なくなった。 カブトムシも見かけることが少ない。 ひぐらしの鳴き声が薄れ、夏の終わりを告げる風物詩が消えつつある。 そして、タヌキさえも姿を消した。 一匹たりとも見かけない。 ここで何が起きているのか。。。 街の片隅に建設され始めた大型マンション。 その建設地で、森が伐採された。 木々が倒され、静寂が破られ、かつての緑豊かな風景は今や重機の騒音に支配されている。 自然が息を潜め、人間の欲望がその場を支配している。 誰もそれを止めようとはしない。 私はその光景を見ながら、焦りと共に思う…

  • 肋間神経痛との死闘―背骨と神経の裏切りに漢方で挑む!

    それはある朝、胸と背中が燃えるように痛み出したことから始まった。 まるで長年煙たがっていた過去の記憶が、突然刃を向けてきたかのような衝撃だ。 とりあえず内科へ向かったが、そこでは心臓の異常は見当たらなかった。 「お前の心臓はまだ生きている」 と医者は言うが、胸の痛みはそれを否定するかのように続いている。 レントゲンに心電図、血液検査と、まるで犯罪現場の調査のように検査は進んだが、どれも決定打はない。 医者は静かに言った。 「もう少し様子を見ようか」 だが、俺にはその時間がなかった。 痛みは夜になっても続き、眠れない。 何かが俺の背骨をじわじわと削り取っているようだ。 もう我慢できない。 次は整…

  • 山口県・虹ヶ浜の夕陽と潮風に癒された出張記:静けさが男を惑わす瞬間

    山口県、光市。 俺は出張でこの土地に降り立った。 ビジネスのスーツは砂と汗にまみれ、時計の針は仕事の終わりを告げていた。 疲れた身体を引きずり、虹ヶ浜へと足を向ける。 こんな場所、いつもなら通り過ぎるだけだ。 しかし、今日は違う。 風が頬を撫で、夕焼けが海に溶け込んでいくのを見て、立ち止まった。 目の前に広がる風景は、まるで過去の記憶を呼び起こすかのように、心の奥底を刺激してくる。 波打ち際に座る人々の影、遠くに見える山々のシルエット、そして夕陽のオレンジと赤が水面に反射して、どこか懐かしい。 ふと、俺は笑った。 「こいつはいい。こんな場所でなら、背中にナイフを隠した奴に出くわす心配はなさそう…

  • 夜中に息子が怯えた『アイツ』、、、我が家の守り神

    息子がまだ小さかったある夜、何かに目が覚めたようで、喉が渇いたと言ってきた。 時間は深夜、周囲は真っ暗。 台所まで行こうとすると、息子が突然、「今行ったらアイツがいる!」と怯えた様子で言う。 何のことかと尋ねると、彼はただ「アイツ」と繰り返すだけだった。 幼い子供の言う「アイツ」って一体何なんだ?もしかしてこの家に何か恐ろしい存在でも?と不安が胸をよぎる。 息子はしっかりと私の足にしがみつき、離れようとしない。 その姿を見ていると、私は見えない何かがこの家に潜んでいるのではないかという疑念が膨らむ。 引っ越しするしかないか…と思いながら、心臓をバクバクさせつつも台所に向かった。 震える息子と共…

  • 40年前の高性能リール ファントム

    四十年前、小学五年生のガキだった俺は、擦り切れたポケットに大事に突っ込んでいたお年玉を握りしめ、ある決断を下した。 子供にしては大金だったその金で何を買うか、ずっと迷っていたが、最終的に選んだのがこのダイワ精工のファントムだった。 あの頃、釣りの知識なんてほとんどなかったが、これを手にした瞬間、何かが変わる予感がした。 黒光りするボディに刻まれた「HI-SPEED」の文字が、ただのリールではないことを物語っていた。 ファントムという名前もまた、無敵の武器を手にしたような気持ちにさせた。 だが、正直言って、このリールを手に入れるための出費は、当時の自分にとっては相当なものだった。 迷い、葛藤し、…

  • 夏の夜を彩るBUSKERの緑

    バーベキューの煙が立ち昇る中、グラスに注がれたBUSKERの緑。 その黄金色が、氷に触れるたびに涼しげな音を立てる。 真夏の太陽が沈み、夜風が吹き始める頃、こいつが真の力を発揮する。 BUSKERの緑をハイボールにすると、その味わいは驚くほどすっきりとしていて、まるで夏の夜空のように広がる爽快感。 焼き鳥や、脂っこいバーベキューの肉汁や、ガーリックが効いたアヒージョのコクに、絶妙なバランスで対抗するその清涼感が、食欲をさらに引き立てる。 BUSKERの緑はただのウイスキーじゃない。 瓶を手にした瞬間、その風格が伝わってくる。 高級感のあるボトルデザインに、深みのある香り。 これだけのクオリティ…

  • 引きこもり息子の外の世界 - ポケモンGOがもたらした変化

    台風の影響でいつもの静けさを取り戻した万博記念公園は、今日、予想外の光景を見せていた。 ガラガラの公園には風が吹き抜け、まるで時が止まったかのような静寂が広がっている。 だが、その静けさの中に、私と不登校引きこもり小学生の息子がいた。 目の前のスマホ画面にはポケモンGOの画面が映し出され、彼の目は輝いている。 いつもなら家に閉じこもりがちな彼が、今日はなぜか違った。 彼が自ら「そろそろ行こうか」と言ったとき、私の胸は高鳴った。 台風で万博記念公園のイベントは中止されたものの、お隣のEXPOシティはまるで別世界。 駐車場待ちの車が長蛇の列をなし、人々はまるで蟻のように忙しく動き回っていた。 しか…

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