「入管問題」を書くということ
「困ったときはお互い様」が死語になったとは思っていない。小生などは、一時「都会」暮らしを経験したとはいえ、農村で育った人間として、冠婚葬祭で近所同士が、今からすれば、過剰なまでに助け合う姿を見てきた。これは千葉に限らないと思うが、1960年代までは田植えや稲刈りと言えば近所総出の一大行事で、終われば酒盛りだった。夕方学校から帰ってくると家で大宴会をしていた光景は今でも忘れられない。70年代に入ると、そのうちに機械化が進んで共同作業は徐々になくなり、田に引く水の共同管理と祭りなどを除けば、互助の現実的基盤は狭まっていった。さらに、離農が進み、新しい住民が増えてくると、互助の絆(縛り)はますます弛…
2021/11/29 10:26