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定年後の生活ブログ https://www.teinenoyaji.com/

四国で生まれ育ち、教員定年後に行政書士となって第2の人生を歩み始めました。四国のことを知ってもらいたくてブログを書いています。 資格試験についても書いているので、お役に立てればうれしく思います。

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2020/03/24

  • 11番札所「藤井寺」は藤の花咲く「ふじいでら」

    はじめに 境内 縁起 おわりに はじめに 藤井寺は「ふじいじ」ではなく「ふじいでら」と読みます。 「てら」と読むのは、四国霊場では藤井寺だけのようです。 藤の花の名所としても知られており、春4月の中旬より、可憐な藤の花を観賞することができます。 藤井寺といえば、関西では大阪の藤井寺市(ふじいでらし)が有名です。 ただ、藤井寺市は、市内にある「葛井寺」(ふじいでら)に由来しているようなので、こちらとの直接の関係はなさそうです。 三方を山に囲まれた麓の深い谷間に、ひっそりとたたずんでいるお寺です。 焼山寺への道 藤井寺は、山を越えて12番札所「焼山寺」に向かう約13kmの「遍路ころがし」といわれる…

  • 牡丹の花咲く四国中央市のお寺

    土居町の「五智院」 川之江町の「宅善寺」 土居町の「五智院」 四国中央市土居町にある五智院(ごちいん)には、おおよそ300種、500株もの牡丹(ぼたん)が大切に育てられています。 地方にあるこぢんまりとした寺院ですが、地元では牡丹のお寺として有名です。 4月中旬が見ごろで、たくさんの人が牡丹の花を見に来ていました。 観覧料や駐車場は無料なので気軽に訪問することができます。 山門 高野山真言宗のお寺です。 本堂 薬師如来様が本尊です。 山門を入った所に、牡丹の鉢がたくさん並べられていました。 おわりに色とりどりの牡丹が、境内のあちこちに咲き誇っていました。 どれも大きくて、色鮮やかで、華麗な花ば…

  • 牧野富太郎博士の生まれた高知県佐川町上町地区

    上町(うえまち)地区について 牧野富太郎ふるさと館 名教館(めいこうかん) うえまち駅 佐川文庫庫舎 地場産センター おわりに 上町(うえまち)地区について 牧野富太郎博士が生まれた佐川町上町地区は、江戸時代に土佐藩筆頭家老深尾氏の城下町として発展しました。 その佇まいは現代にも受け継がれており、商家や酒蔵などの街並みが残されています。 牧野富太郎ふるさと館 牧野富太郎博士は、1862年に造り酒屋「岸屋」の一人息子として生まれました。 当時の写真を手掛かりとして跡地には「牧野富太郎ふるさと館」が建てられています。 「らんまん」がお出迎え 牧野博士ゆかりの品々 名教館(めいこうかん) この地を領…

  • 高知県佐川町にある、牧野富太郎博士ゆかりの牧野公園

    はじめに 牧野富太郎博士が生まれた地にある、博士ゆかりの牧野公園へ春4月に行ってきました。 ソメイヨシノをはじめとして、早咲きや遅咲きの桜など、さまざまな種類の桜が植えられているので、2月から4月にかけて楽しむことができます。 牧野公園 牧野公園は、1902(明治35)年に牧野富太郎博士が「ソメイヨシノ」を佐川町に送ったことから始まりました。 大正から昭和初期にかけて町民の手によってソメイヨシノの苗木が植えられ大勢の花見客で賑わいました。 太平洋戦争により荒廃してしまいますが、戦後、再び地元の人々の取組によって桜が復活します。 それまで「奥の土居」と呼ばれていた土地を佐川町が購入し、1958(…

  • 高知県佐川町立「佐川地質館」

    はじめに 高知県佐川町は、話題の牧野富太郎博士の生誕地です。 博士が生まれた佐川盆地は、⽇本の地質学発祥の地の⼀つとされているそうです。 1992(平成4)年に開館した佐川地質館は、高知県内の地形・地質、国内外の化⽯コレクションなどが展⽰されており、地球と⽣命の歴史をさまざまな⾓度から学ぶことができます。 いきなり「チラノサウルス」 玄関に入るとエントランスには、いきなり巨大なチラノサウルスが目に飛び込んできます。 しかも大きな鳴き声を発しながら、動く巨大な恐竜です。するどい歯を持ち、草食動物を襲う恐竜の王者として君臨していたそうです。 その大きな鳴き声と体躯で動き回っているチラノサウルスは迫…

  • 香川の7カ寺巡礼で花手水の「花めぐり」(パート6)令和5年の春4月

    七ヶ寺「花めぐり」(令和5年の春4月) ①71番札所「弥谷寺」 ②72番札所「曼荼羅寺」 ③73番札所「出釈迦寺」 ④74番札所「甲山寺」 ⑤75番札所「善通寺」 ⑥76番札所「金倉寺」 ⑦77番札所「道隆寺」 おわりに 七ヶ寺「花めぐり」(令和5年の春4月) 7カ寺とは四国霊場の71番から77番までの札所のことです。 7カ寺を1日で巡礼することを『七ヶ所まいり』と呼んでいます。 八十八カ所すべてを参拝する事が難しい時に、空海ゆかりの地だけでもと巡礼した事が始まりだといわれています。 新型コロナの影響が大きかった令和3年より、花で彩られた7カ寺の手水舎=花手水を巡りながらお参りする「花めぐり」…

  • 高知県越知町立「横倉山自然の森博物館」

    「横倉山自然の森博物館」とは 2F展示室 1F展示室 安徳天皇の伝説 3F展示室と展望スペース 竜とそばかすの姫 おわりに 「横倉山自然の森博物館」とは 牧野富太郎博士が何度も足を運んで研究の場としていたのが横倉山です。 かつては修験道の霊場として知られ、また、安徳天皇が隠れ住んでいたという伝説のある歴史を有する山です。 横倉山の地質学的な生い立ちから、動物・植生といった自然環境、人々の歴史といった総合的な展示が行われていました。 2Fにある出入口 2階が出入り口になっていて、長いスロープを上がって入館します。 2F展示室 横倉山と越知町のパノラマモデル アカガシ原生林 横倉山の尾根に広がるア…

  • カローラスパシオは丈夫で長持ち

    カローラスパシオ 田舎の車事情 マイカー「スパシオ」 ついに20万km走行 エンジンがかからない!ついに故障 マイカーの履歴 おわりに 田舎の車事情 田舎では車がないと不便です。 高齢者によるブレーキとアクセルの踏み間違いで、悲惨な事故が起きると、自分も、いつ自動車の免許を返納しようかと考え込んでしまいます。 事故の問題もあるのですが、田舎の公共交通機関があまりない現状では、自動車がないと生活が成り立たなくなるのが現実です。 悩ましい問題です。 マイカー「スパシオ」 今の車は2004(平成16)年の8月に新車で購入したトヨタのカローラスパシオです。 1,49ℓ、7人乗り、オートマティックのガソ…

  • 姉が行く土佐路の観光列車

    姉が高知を走るJR四国の観光列車の旅を楽しんできました。 はじめに 列車 車窓からの風景 牧野公園 はじめに 早春の土佐路を走る豪華列車に乗車してきました。 JR四国が運航する観光列車で「歴史を感じ変わらぬ自然とうつろいゆく いまを楽しむ」をコンセプトに「志国土佐 時代(とき)の夜明けのものがたり」と題して、土佐流のおもてなしで楽しむ列車旅です。 高知駅を12時4分に発車し、高知市から西へ向かって土佐久礼までの約2時間の旅を満喫しました。 列車 室内は高級感にあふれた1号車「KUROFUNE」と2号車「SORAFUNE」の2両編成です。 1号車の車両には坂本龍馬が描かれていました。 お食事 列…

  • 日本庭園が美しい27番札所「神峯寺」

    はじめに 境内 縁起 神峯神社 おわりに はじめに 27番札所神峯寺(こうのみねじ)は標高570mの神峰山の中腹(430m)にあって、高知県では一番高いところにあります。 お寺までは、まっ縦(たて)といわれる急な山道で、歩き遍路にとっては「遍路ころがし」と呼ばれる厳しい難所として知られているようです。 車でも上がることはできますが、これまであまり経験したことのないような、かなりきつい坂を上って行きました。 駐車場からの急な坂を上って行くと、左が神峯寺で右が神峯神社への登り口になります。 境内 案内図 仁王門 仁王様 色鮮やかな阿吽像です。 本堂への階段 日本庭園 神峯の水 土佐の名水40選に選…

  • 「うたづの町家とおひなさん」

    宇多津の桜の広場にある河津桜が満開だったので、追記しました。 はじめに 瀬戸内海に面した、香川県のほぼ真ん中にある宇多津町は、古くから塩業が盛んな港町として繁栄していました。 室町時代にはすでに四国の玄関口として栄えていたといわれています。 「うたづの町家とおひなさん」 歴史のある宇多津町には「古街(こまち)」と呼ばれるエリアがあり、地域おこしの一環として、民家や商店などにひな人形を飾る行事が2004(平成16)年から始まりました。 新型コロナウイルス感染症の影響を受け昨年の第19回は中止されてしまいましたが、今年の第20回は感染対策を講じる中で開催されています。 古い町並みを巡りながら、さま…

  • トラクターはメンテナンスが大切

    はじめに 我が家のトラクター トラクターのロータリー 爪が落っこちた メンテナンスが大切 新機能のメカ トラクターの危険性 なぜ赤字でもコメをつくる おわりに はじめに 2月の終わりにトラクターを使って、田起こしをしました。 イネの切り株を裁断しながら、土を掘り起こします。 本当は、12月~1月の寒い時期にしておかなければいけないのですが、つい延び延びになってしまい、毎年、草がぼうぼうになってしまう春先になってしまいます。 今年も何とか1日かけて、田んぼ3枚を耕起しました。 狭くて形がいびつな田んぼは、どうしても時間がかかってしまいます。 我が家のトラクター 我が家のトラクターは「クボタKL2…

  • 香川用水記念公園と季節の花

    梅の花を見に行ったので、リライトしました。 はじめに 香川用水記念公園 季節の花 水の資料館 香川用水とは おわりに はじめに 吉野川から分水されている香川用水が、阿讃トンネルを通って最初に水面を見せる東西分水工の周辺に6haもの広さで整備された県立公園です。 さまざまな樹木が植えられており、四季折々に咲く花を楽しむことができる公園となっています。 香川用水記念公園 季節の花 梅の花 2月21日に、梅の花を見に行ってきました。 少し肌寒い天気でしたが、ほぼ満開の梅の花を見ることができました。 藤の花 4月20日に訪れた時には、藤の花が咲き誇っていました。 案内図 広大な敷地には「催しの広場」「…

  • 恋も学問も成就する滝宮天満宮

    はじめに 境内 菅原道真とは おわりに はじめに 梅の花が満開の時期(2月27日)に、参拝してきました。 境内のあちこちで、満開の梅の花を見ることができ、春が近づいていることを実感します。 その昔、菅原道真が讃岐の国司として赴任してきました。 香川県のほぼ中央に位置する風光明媚な綾川町にある綾川のほとりで数年間暮らしています。 現在は、滝宮天満宮の近くを高松から琴平へ向かう4車線の立派な道路が通じており、巨大なイオンのショッピングモールがそびえ立っています。 道真公がこの景色を見たならば、さぞかし驚くことでしょう。 拝殿には、眼光鋭い武人のような道真公の絵馬が奉納されていました。 学問の人とい…

  • さぬき市雨滝自然科学館「世界最古のナマズ科化石」

    さぬき市雨滝自然科学館とは 雨滝自然科学館は、標高253mの雨滝山(あめたきやま)中腹にあります。 この地で、世界最古のナマズ科化石が発見されました。 小学校の先生でもあった森繫先生が、子どもたちが地層観察するのに適した化石が見つかるような場所はないかと探していたところ、1985(昭和60)年に、これまで見たことのない種類の魚の化石を発見しました。 さっそく国立科学博物館の専門の先生に調べてもらいましたが、当時はナマズだと分からなかったようで、10年ほど後に、改めて調査した結果、世界最古のナマズ科化石であることが認定され学会で発表されたそうです。 2001(平成13)年、当時の大川町が発掘現場…

  • お寺カフェでくつろげる高知29番札所「国分寺」

    はじめに 境内 客殿(お寺カフェ) 歴史 おわりに はじめに 高知の田んぼが広がる平野の中に、こんもりとした木々に囲まれて29番札所の国分寺はたたずんでいます。 古代は、この地域が土佐の中心地であり、お寺の近くには、かつて土佐の国司として赴任した紀貫之が4年間、執務をした国衙(こくが)がありました。 また、境内の発掘調査により弥生時代の住居跡が発見されており、古くから人々の営みがあった場所です。 境内 境内案内図 仁王門 1655年に土佐2代藩主山内忠義の寄贈によって建立された、2層作りの立派な門です。 阿吽の仁王様に守られた門を入っていくと、杉木立に包まれた境内になります。 仁王門から本堂へ…

  • 中岡慎太郎の生誕地:土佐北川郷

    はじめに 中岡慎太郎館 中岡慎太郎の生家 中岡慎太郎碑 中岡慎太郎の遺髪墓 中岡慎太郎とは 室戸岬にある中岡慎太郎像 おわりに 追記:中岡家慎太郎食堂 はじめに 坂本龍馬と共に幕末に活躍した中岡慎太郎は、山深い土佐の北川村で生まれました。 この地に彼の生家が復元されているだけでなく、「中岡慎太郎館」が設けられ、その歴史的な足跡が顕彰されています。 生家にある肖像 中岡慎太郎館 展示については、残念ながら写真撮影がNGでした。 外観 エントランス 中岡慎太郎の生家 中岡慎太郎碑 1928(昭和3)年、中岡慎太郎の死後に陸援隊を率いた田中光顕がこの石碑を訪れて祭文を読んでいます。 中岡慎太郎の遺髪…

  • 「さぬき讃フラワー」でフラワーバレンタイン

    はじめに 2023(令和5)年のフラワーモニュメント コトデン瓦町駅 2021(令和3)年のフラワーモニュメント 「さぬき讃フラワー」 香川のお花 おわりに はじめに 香川県は温暖な気候を利用してお花の栽培が盛んな所です。 通年にわたって、色とりどりの花を生産して出荷しています。 年中、色とりどりの花があるので、香川県では2月14日のバレンタインデーに、チョコレートと一緒にお花をプレゼントする「フラワーバレンタイン」を提案して、お花の需要を喚起しようとしています。 バレンタインに花の贈り物も素敵ですね。 2023(令和5)年のフラワーモニュメント バレンタインデーに向けて、フラワーモニュメント…

  • 「橋本椿園」in高知県北川村

    はじめに 日本書紀や万葉集にも登場する椿は、古くから愛されてきた花です。 豊臣秀吉や徳川秀忠といった武将にも好まれています。 江戸時代には各地で多くの品種が栽培され、椿が絵や彫刻、工芸品のモチーフとなっています。 17世紀末にはヨーロッパでも椿が流行し、オペラにもなった「椿姫」の小説も登場しました。 日本だけでなく世界で愛されている椿には、多種多様な品種があります。 このような椿に魅せられた北川村の橋本さんが、ハウスで様々な品種のツバキを育てています。 高知県北川村 橋本椿園は、高知県東部にある奈半利川に沿った山間の、人口1,200人余りの自然豊かな地域にあります。 北川村は、豊かな自然だけで…

  • 86番札所「志度寺」の五重塔と平賀源内のお墓

    はじめに 境内 縁起 海女の玉取り伝説 おわりに 追記:平賀源内の墓 はじめに 志度寺は四国八十八ヶ所86番札所で、四国に5基しかない五重塔の1つがあるお寺です。 すぐ北側には瀬戸内海の志度湾が望め、海に近いので、かすかに潮の香りが漂ってきました。 境内 案内図 仁王門 江戸時代の1670年ごろ、水戸黄門の兄である高松藩主松平頼重によって寄進された珍しい三棟造りの門です。 金剛力士像は鎌倉時代の運慶の作と伝えられています。 五重塔 地元出身の実業家竹野二郎氏により寄進され、1975(昭和50)年に完成している、高さ33mの塔です。 比較的新しい塔ですが、造るとなるとかなりな金額なのではないでし…

  • 讃岐長尾寺は静御前ゆかりの87番札所

    はじめに 境内 縁起 長尾天神宮 おわりに はじめに 86番札所志度寺と結願の88番札所大窪寺のちょうど中間に位置する長尾寺は、平野の広がる住宅街の中にあるお寺です。 子供たちが遊ぶことができる広場のある境内で、お正月には三味線餅つきや大鏡餅を運ぶ力持ち大会が開かれています。 境内 境内図 仁王門 経幢(きょうどう) 仁王門の前に、2基の石造りの経幢が建てられていました。 経幢というのはお経を納める施設、もしくは供養のためのものです。 中国で流行した影響を受けて、鎌倉時代中期ごろ、各地に建てられていました。 長尾寺の経幢は1283年と、1286年に奉納されたもので、重要文化財になっています。 …

  • 徳島県の箸蔵山ロープーウェイで箸蔵寺へ行きました

    箸蔵寺への参拝 箸蔵山ロープーウェイについて アクセス ロープウェイ駐車場 登山口駅 ロープウェイの仕様 ロープウェイ乗車の記 箸蔵寺駅に到着 案山子人形のお出迎え 四国にあるロープウェイ 箸蔵寺への参拝 箸蔵寺に参拝に行くために箸蔵山ロープーウェイを利用しました。 箸蔵寺は徳島県三好市の標高633m箸蔵山の山頂付近にあります。 詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓ www.teinenoyaji.com 箸蔵山ロープーウェイについて アクセス 箸蔵山ロープウェイは徳島県三好市池田町にあります。 自家用車の場合、高速道路の徳島自動車道井川・池田ICより車で7分です。 JR利用してロープウェイ…

  • 弘法大師ゆかりの箸蔵寺の御本尊は金毘羅大権現です

    はじめに 境内 縁起 霊場巡拝 四国別格二十霊場の十五番札所 四国三十六不動霊場の四番札所 おわりに はじめに 箸蔵寺へはロープウェイで上がることができます。 金毘羅さんともゆかりがあり、江戸時代はこんぴら歌舞伎が盛んに行われていたので、そのせいか七代目市川団十郎とも縁があります。 御本殿 箸蔵山ロープウェイについて、詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓ www.teinenoyaji.com 境内 案内図 仁王門 ロープーウェイから見た仁王門 鞘橋 仁王門から落ち葉のじゅうたんを歩いて上って行くと、谷をまたいだ橋があります。 本坊 鞘橋から400段余りの階段を上がった所に本坊があり、国重要文…

  • 香川の7カ寺巡礼で花手水の「花めぐり」(パート5)令和5年正月版

    7カ寺「花めぐり」(令和5年正月) ①71番札所「弥谷寺」 ②72番札所「曼荼羅寺」 ③73番札所「出釈迦寺」 ④74番札所「甲山寺」 ⑤75番札所「善通寺」 ⑥76番札所「金倉寺」 ⑦77番札所「道隆寺」 おわりに 7カ寺「花めぐり」(令和5年正月) 7カ寺とは四国霊場の71番から77番までの札所のことです。 7カ寺を1日で巡礼することを『七ヶ所まいり』と呼んでおり、八十八カ所すべてを参拝する事が難しい時に、空海ゆかりの地だけでもと巡礼した事が始まりだといわれています。 新型コロナの影響が大きかった令和3年より、花で彩られた7カ寺の手水舎=花手水を巡りながらお参りする「花めぐり」が何度か企画…

  • 四国中央市「紙のまち資料館」と水引

    紙のまち資料館 水引について 水引の歴史 結納の時の水引 水引結び検定 書道パフォーマンス おわりに 四国中央市は日本一の紙のまち 四国中央市は愛媛県の東部に位置しています。 ティッシュペーパーの「エリエール」でおなじみの大王製紙、ベビー用品「ムーニーマン」生理用品「ソフィ」のユニ=チャームなど、多くの紙関連会社によって繁栄している紙のまちです。 伊予和紙と呼ばれる手すきの和紙や水引などの伝統工芸品も作られていて、紙の原料調達から製造・販売までを一貫してこの町で行っています。 紙関連の製造品出荷額でいうと5,380億円(平成29年)であり、紙のまちランキングで14年連続の第1位です。 市の事業…

  • 丸亀市の「うちわの港ミュージアム」

    はじめに 「うちわの港ミュージアム」 展示 おわりに 追記:金毘羅講灯籠 はじめに 香川県丸亀市は、古くから「うちわ」作りの盛んな所です。 江戸時代初期にはうちわ作りが確立したようで、丸亀藩は藩士の内職にも奨励しており、金毘羅参りのお土産としても人気があったようです。 伝統のある「うちわ」づくりを、広く知ってもらうための施設として設立されたのが「うちわの港ミュージアム」です。 「うちわの港ミュージアム」 ミュージアムはその名の通り、丸亀港のほとりに位置し、丸亀における「うちわ」の歴史だけでなく、制作過程や「うちわ」の製作体験もできる施設です。 何の変哲もない日常の生活用品である「うちわ」が、複…

  • 高知県南国市にある白木谷国際現代美術館

    はじめに 白木谷国際現代美術館 屋内展示作品 屋外展示作品 おわりに はじめに 南国ICを降りて、笠ノ川川の谷筋を進んで行った山里に、異色のミュージアムがあります。 現代美術家として多方面で活躍された白木谷出身の武内光仁氏が、手作りで完成させた美術館です。 屋内外はたくさんの作品があり、途中に休憩所も備えられていて、ゆっくりと時間を忘れて鑑賞できる所でした。 白木谷国際現代美術館 入口 屋内展示作品 「北の門・南の門」 ここから入っていきます。 「母体の中で見た厳しい現実の夢」 「父母の門」 企画展 『どんなことがあろうとも しっかり頑張るぞ!白木谷国際現代美術館は。』というテーマの企画展が開…

  • 高知県立牧野植物園

    はじめに 牧野富太郎とは 高知県立牧野植物園とは 牧野富太郎記念館本館 牧野富太郎記念館展示館 温室 おわりに 31番札所「竹林寺」 追記:おしゃれなカフェ「アルブル」 はじめに 2022(令和4)年は、高知が生んだ「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士の生誕160年です。 来年前半にはNHK連続テレビ小説「らんまん」の主人公として、その生涯がドラマ化されるそうです。 牧野博士の業績を記念した「高知県立牧野植物園」に行ってきました。 牧野富太郎とは 1862年、高知県に生まれた牧野富太郎は、独学で植物の知識を身に付けていきます。 22歳で上京し、東京大学理学部植物学教室への出入りを許されるよう…

  • 31番札所「竹林寺」には四国に5基ある五重塔の一つがあります

    リライトしました。 はじめに 境内 書院 竹林寺ようかん 縁起 おわりに はじめに 竹林寺は高知市郊外の五台山にあり、一方通行の細い道をくねくねと曲がった先の山頂に位置しています。 四国に5基しかない五重塔の一つがある31番札所です。 隣には、高知出身の著名な植物学者である牧野富太郎博士を記念した、高知県立牧野植物園があります。 境内 案内図 仁王門 仁王様は1686年に作られています。迫力ある阿吽の像でした。 仁王門から本堂へ うっそうとした木々の中を、本堂に向かっていきます。 地面は一面が、じゅうたんのような緑の苔です。 日吉神社 仁王門を入って歩いて行くと、右手に日吉神社の鳥居が見えます…

  • 七宝焼き作品

    はじめに ブローチづくり 葉っぱのペンダント作り 2022(令和4)年の新作 はじめに 姉は手先が器用なので、いろいろと小物作りや裁縫を楽しんでいます。 「七宝焼き」の市民講座にも参加して、作品制作に励んでいました。 ブローチづくり 七宝焼きの講座があると聞き、ブローチやペンダントが作れるといいなあ、と思って申し込みました。 1回目はスプーンの持ち手の飾りを作り、2回目に待ちに待ったブローチ作りをしました。 どんなふうに作っていったのかを紹介します。 製作過程 ①銅板に好きな形を書いて、切り抜きます。 端っこがざらざらしているのでやすりで磨きました。表から裏に向かって磨くようにします。 ②丸み…

  • 香川県綾川町の主基斎田記念館

    山なみ芸術祭2022の作品展示がある、主基斎田記念館と隣にある山田公民館に行ってきました。 はじめに 綾川町主基斎田記念館 主基斎田とは おわりに 山なみ芸術祭2022の作品展示 はじめに 主基斎田(すきさいでん)記念館は、小高い山に挟まれた田園風景の中にあります。 特に目立っている訳ではないので、ほとんど見逃してしまうような小さな資料館といった具合です。 かつて、この田舎の静かな地域が思いもかけずに、大きな国家的行事に関わったことを記念して記録した資料館でした。 綾川町主基斎田記念館 2016年、主基斎田100周年を記念して、主基斎田の歴史的資料の保存・公開と稲作文化の伝承・発展のために設立…

  • かがわ・山なみ芸術祭2022

    はじめに モノハウスとは モノハウスの展示作品 おわりに はじめに 今回、5回目を数える「かがわ・山なみ芸術祭」が開催されました。地域住民やボランティアに支えられた、ほんわかとした芸術の祭典です。 「山なみ」とあるように、山の奥深い所ではなく、里山が連続している山の中といった場所にあるいくつかの会場で開催されています。 メイン会場のモノハウス(旧旧枌所小学校)に行ってきました。 モノハウスとは さまざまな分野の芸術家が集まって「ものづくり」の視点で創作活動をしている場所です。 活動の拠点は、香川県綾川町の廃校となった旧枌所(そぎしょ)小学校で、「四国ものづくり学校・MONOHOUSE」とされま…

  • 瀬戸内芸術祭2022秋会期の香川県最西端「伊吹島」

    はじめに パサング トイレの家 つながる海 イリコ庵 伊吹の樹 ものが見る夢 浜辺の歌 おわりに はじめに 瀬戸内海の真ん中に浮かぶ、伊吹イリコ(カタクチイワシの煮干し)の生産で有名な伊吹島で、瀬戸内芸術祭2022が開催されました。 伊吹島は、平安時代の京言葉のアクセントが残っていたり、江戸時代以来の道の地割がそのまま残っていたりする、歴史と文化のある島です。 カラフルな歓迎の旗 伊吹島について、詳しくはこちらをご覧ください。↓↓↓ www.teinenoyaji.com パサング 「パサング」というのは、インドネシア語で潮流とかペアを意味するそうです。 メラ・ヤルスマさんとニンディティヨ・ア…

  • 香川県最西端の伊吹島と伊吹島民俗資料館

    はじめに 観音寺港から伊吹島へ 伊吹島の名前 伊吹島の真浦港に到着 イリコの加工場 伊吹島民俗資料館 帰りの船 おわりに はじめに 伊吹島は香川県の西端にあり、瀬戸内海の燧灘に浮かぶ周囲5,4㎞の台状の島です。 観音寺市から船に25分ほど乗ると、伊吹島の南側にある真浦港に着きます。 良質ないりこ(カタクチイワシの煮干し)の産地として有名な島です。 訪れた日は曇りがちでしたが、海も穏やかで、滑るように船が進み、さわやかな気分を味わうことができました。 伊吹島全景 観音寺港から伊吹島へ 乗船するのは「NEW IBUKI Ⅱ」です。 これから25分の短い船旅が始まります。 発着場 桟橋には、瀬戸内芸…

  • 阿波池田たばこ資料館

    はじめに 徳島県三好市は、江戸時代より葉タバコの生産が盛んに行われており、「阿波刻み」と呼ばれる、キセルやパイプ用の刻みたばこの産地として知られていました。 火付きの良い「阿波刻み」は、瀬戸内海から北前船によって北海道にもたらされ、販路が拡大されていきます。 三好市池田町には、刻みたばこを生産する業者の家々が立ち並ぶ、豪華な装飾を施した防火壁「うだつ」を上げた屋敷が多く建てられるほど繁栄しました。 最盛期には100軒以上の刻みたばこ業者がいたといわれており、旧真鍋家住宅もそのうちの一つです。 阿波池田たばこ資料館 阿波池田たばこ資料館 富の象徴である「うだつ」のある旧真鍋家住宅は、かつてのたば…

  • 阿波池田「MINDE」と「うだつ」のある家

    はじめに 徳島県西部の山に囲まれた三好市池田町は、吉野川が南から東へちょうど大きく曲がる場所に位置しています。 古くから徳島の西部の政治・経済の中心として、また、交通の要衝地として栄えていました。 2006(平成18)年に三好郡の5町村と合併して三好市になっています。 稲作に向かない山間地帯であったため、江戸時代から葉タバコの生産が盛んでした。 三好市の中心となる池田町には、タバコで大きな財を成した家が立ち並んでいる「うだつの町並み」が残されており、当時の繁栄を伺い知ることができます。 地域交流拠点施設「真鍋屋」(愛称MINDE) 地元の住民によって守られてきた旧真鍋家の商家が、地域の交流拠点…

  • 讃岐漆芸美術館

    今週のお題「地元自慢」 はじめに 讃岐漆芸とは 讃岐漆芸美術館 おわりに はじめに 讃岐漆芸は江戸時代の高松藩時代に確立された伝統工芸で、讃岐漆芸美術館は2014(平成26)年にオープンした民営の漆芸専門美術館です。 高松市にある普通の住宅街の一角にあります。 1Fはカフェ・体験教室、2Fが展示スペースでした。 入口 讃岐漆芸とは 江戸時代に登場した玉楮象谷(たまかじぞうこく)によって始められました。 「蒟醤(きんま)」、「彫漆(ちょうしつ)」、「存清(ぞんせい)」といった技法によって製作されています。 以来、伝統的な工芸として受け継がれてきています。 装身具・堀口恵司 讃岐漆芸美術館 伝統的…

  • 歯とアートがコラボした高松市庵治町の「歯ART美術館」

    はじめに 和田精密歯研株式会社 駐車場のアート 屋外のオブジェ 美術館入り口 4F:企画展示 3F:クラシックカメラと世界の仮面 2F:歯に関する展示 おわりに はじめに 歯ART美術館があるのは、香川県庵治町生の国(いきのくに)で、生きるために美味しく食べる大切な「歯」をテーマにした博物館にはぴったりな住所です。 目の前が瀬戸内海の志度湾で、小さな白い砂浜を独り占めしている素晴らしいロケーションです。 何ともぜいたくな海辺の場所にある、4階建ての建物でした。 ちょっと変わったネーミングですが、「歯」に関する実物の資料が保存展示されている博物館でもあります。 「歯」関連資料だけでなく、アートも…

  • ツツジが咲き誇る84番札所屋島寺

    リライトしました。 はじめに 境内 縁起 おわりに はじめに 源平の古戦場がある屋島は、江戸時代までは陸から離れた島でしたが、埋め立てられて陸続きになりました。 南北に約5km、東西に約2kmの山頂は平たんなのが特徴で、北嶺の高さは282m、南嶺の高さは292mあり、周囲が急な崖になっています。 84番札所の屋島寺は南嶺にあります。 今はドライブウェイが通っているので、車でスムーズに参拝できますが、かつては厳しい遍路道を上って行かなければならない札所でした。 歴史もあり由緒もあるお寺は、ゴールデンウィークの頃には赤や白のツツジの花が咲き乱れます。 屋島山上からの源平古戦場 屋島寺の境内 境内 …

  • 高松市の屋島にある「やしまーる」

    高松市にある屋島とは 屋島は、南北5km、東西2km、高さ290mあまりの平べったい屋根のような台状の形状をしています。 古くから瀬戸内海の海上交通路に面した要衝であり、弥生時代の高地性集落の跡や飛鳥時代の屋島城といった歴史的な遺跡があります。 八十四番札所の屋島寺といった古刹や、源氏と平氏が戦った屋島合戦の古戦場も点在しているなど、歴史と文化の豊かな名所として、今なお、多くの観光客を引き付けています。 屋島の山上から高松市や瀬戸内海を一望することができます。 屋島山上からの眺望 屋島山上の「やしまーる」 香川県の県都、高松市を一望のもとに見下ろせる屋島山上に、新しい交流拠点施設として「やしま…

  • 宮内庁管轄の崇徳天皇陵と81番札所白峯寺

    リライトしました。 崇徳天皇白峯陵(すとくてんのう しらみねのみささぎ) 白峰寺十三重石塔 81番札所白峯寺 縁起 白峯寺への道中 境内 最後に 崇徳天皇白峯陵(すとくてんのう しらみねのみささぎ) 四国八十八か所81番札所白峯寺の隣に、静かな森の中でひっそりと佇んでいます。 宮内庁の管轄している場所です。 「竹木を切らない」「魚鳥をとらない」といった注意書きがありました。 玉砂利の道の先にある階段を上った所に陵があります。 保元の乱(1156)に敗れた崇徳上皇は讃岐に配流され、46歳で崩御されました。崇徳上皇は白峯山で荼毘に付せられ御陵が作られました。 御陵は積み石の方墳であったといわれてい…

  • 真言宗と時宗の78番札所郷照寺

    リライトしました。 はじめに 境内まで 境内 縁起 おわりに はじめに 古い町並みを抜けて上がった所にあり、宇多津を見下ろす高台から瀬戸内海を遠望することが出来ます。 歴史のあるお寺で、その経緯により真言宗と時宗の両宗にわたるといった四国霊場中、唯一の札所です。 境内まで 浄泉寺 郷照寺の山門へ通じる道の角には浄泉寺があり、四国一大きなエンマさまが祀られています。 境内 案内図 山門 山門の隣には大吉地蔵が祀られており、参拝者を出迎えてくれています。 鐘楼 鐘楼からは宇多津の町を一望できます。 「釣り鐘と龍神さま」の話 江戸時代に釣鐘が割れてしまったため、鳴らなくなりました。 たまたま、大阪の…

  • ぐるっと回った小豆島~瀬戸内芸術祭と「からかい上手の高木さん」

    はじめに 「からかい上手の高木さん」 ①土庄港 ②瀬戸芸作品「はじまりの時」 ③道の駅「大阪城残石記念公園」 ④福武ハウス ⑤寒霞渓 ⑥マルキン醤油記念館 ⑦「二十四の瞳」の舞台「岬の分教場」 ⑧「二十四の瞳」映画村 ⑨道の駅「小豆島オリーブ公園」 ⑩三都半島の瀬戸芸作品 ⑪尾崎放哉記念館 ⑫「恋人の聖地」エンジェルロード ⑬世界一狭い「土淵海峡」 おわりに はじめに 香川県にある小豆島をぐるっと一周しました。 素敵な景観あり、歴史あり、芸術・文化ありと見どころいっぱいの島です。 瀬戸内芸術祭の作品があちこちにあり、アニメ「からかい上手の高木さん」でも島を盛り上げていました。 「からかい上手の…

  • 田村神社の隣にある83番札所「一宮寺」

    リライトしました。 薬師如来さまを祀る小さな祠にまつわるお話 境内 由緒 おわりに 薬師如来さまを祀る小さな祠にまつわるお話 一宮寺の境内には、薬師如来さまを祀っている小さな祠があります。 「地獄の釜とおばあさん」 昔むかし、一宮寺の近くに意地悪なおばあさんが住んでいました。 おばあさんは「お寺には地獄の釜の煮えたぎる音が聞こえる祠があって、頭を入れると抜けなくなる」と人々がうわさをしているのを聞きました。 そんなことは無いだろうと思い、試しに頭を入れるとたちまち扉が閉まって頭が抜けなくなりました。本当に地獄の釜の音が聞こえてきたのです。 おばあさんがどんなにしても扉は開かず、頭は抜けません。…

  • 五色台にある瀬戸内海歴史民俗資料館

    はじめに 建物 資料館の展示 おわりに はじめに 香川県にあって瀬戸内海に張り出している五色台は、五色の名の付いた紅ノ峰・黄ノ峰・青峰・黒峰・白峰山からなる台形状の山塊です。 五色台は瀬戸内海国立公園に含まれ、崇徳天皇陵、81番札所白峯寺と82番札所根香寺といった歴史のある名跡があります。 瀬戸内海歴史民俗資料館は、風光明媚な備讃瀬戸を眺望できる五色台の北側に位置しており、瀬戸内地方の歴史や民俗に関する資料の収集、展示、調査・研究を行っています。 資料館展望台から見た瀬戸内海 建物 1973(昭和48)年に建設された資料館は、五色台の自然環境に調和した石積みの建物です。 1975(昭和50)年…

  • 地中海情緒あふれる道の駅「小豆島オリーブ公園」

    「小豆島」はオリーブの島 道の駅「小豆島オリーブ公園」 白いギリシャ風車 「魔女の宅急便」ロケ地 ハーブ関係施設 おわりに 「小豆島」はオリーブの島 1907(明治40)年、農商務省が三重・香川・鹿児島の3県を指定して試験栽培を始めました。 小豆島に植えたオリーブだけが順調に生育し、日本で初めてオリーブの栽培に成功しました。 先人たちのたゆまぬ努力によってオリーブ栽培が盛んになりますが、戦後のオリーブ輸入自由化によって、国産オリーブは下火になってしまいます。 しかし、平成以降、イタリア料理や健康食品ブームで国産オリーブの需要が増大するとともに、オリーブ栽培を始める移住者や6次産業化を目指す農業…

  • 「咳をしても 一人」の小豆島「尾崎放哉記念館」

    俳句「咳をしても一人」 尾崎放哉(ほうさい)(本名:秀雄)が小豆島で読んだ、代表作といわれる句です。 俳句なのですが、五七五の定型ではなく、自由律俳句といって決まりを抜け出して自由に詠むものだそうです。 尾崎放哉も、自由に破天荒に人生を駆け抜けた人物で、最晩年を小豆島で送りました。 小豆島尾崎放哉記念館 「いれものがない 両手でうける」 これは小豆島で詠んだ句で、庭に句碑が建立されていました。 記念館外観 記念館内部の展示 尾崎放哉とは 明治から大正にかけて活躍した自由律俳句の最も著名な俳人です。 鳥取県鳥取市で生まれた放哉は、東京帝国大学法学部を卒業後、東洋生命保険に就職し、大阪支店次長を務…

  • 小豆島「瀬戸内芸術祭2022」夏会期めぐり

    はじめに 小豆島の瀬戸芸作品 土庄港 北浦 福田 寒霞渓(かんかけい) 田浦半島 三都半島 おわりに 追記:姉が見た瀬戸芸の春会期 はじめに 2010(平成22)年に第一回の瀬戸内芸術祭が開幕してから、今年で5回目となります。「海の復権」をテーマとして、瀬戸内の島々に活力を取り戻し「希望の海」となることを目指しています。 「瀬戸内芸術祭2022」の夏会期に小豆島を訪れました。 瀬戸内海にある美しく、歴史や文化のあふれる小豆島で、たくさんの作品が展示されていました。 小豆島の瀬戸芸作品 土庄港 ①「太陽の贈り物」チェ・ジョンファ(崔正化) 高松港から小豆島に向かう航路の小豆島側の玄関口、土庄港に…

  • 世界一狭い小豆島の土淵海峡

    世界一狭い土淵海峡 土淵(どぶち)海峡は小豆島の本島と前島の間にある海峡です。 どう見ても普通の川にしか見えないのですが、実は、1996(平成8)年にギネスブックにも登録されている、れっきとした世界一狭い海峡なのです。 一番狭い所で9,93mしかありません。 横断証明書 横断すると土庄町役場で「世界一狭い海峡横断証明書」(1枚100円)をもらえます。 旅の記念にもらってきました。 世界一広いドレーク海峡 世界一広い海峡は、南アメリカと南極大陸の間にあるドレーク海峡で、どれ~くらい広いかというと、最小幅で約650kmもあるそうです。 こちらもギネスブックに登録されています。 土淵海峡はドレーク海…

  • 道の駅「大阪城残石記念公園」と石の絵手紙

    はじめに 大阪城残石記念公園 大坂城残石資料館 小海(おみ)の舞台棟 小豆島「石の絵手紙」 おわりに はじめに 豊臣家の大阪城が落城した後、江戸幕府によって大坂城の再建が諸大名に命じました。 諸大名は大坂城の石垣を再築するための花崗岩を求めて、瀬戸内海の島々に石丁場を開いています。 小豆島でも黒田家などの大名によって丁場が拓かれました。 たくさんの石が大坂に送られましたが、残されていた石を中心として大阪城残石記念公園が開園され、道の駅ともなっています。 大阪城残石記念公園 小豆島の北海岸にある大坂城残石記念公園は、大坂城を修築する際に切り出され、使われることなく放置された石を中心に整備された公…

  • 小豆島の福田地区と「福武ハウス」での瀬戸内芸術祭

    はじめに 「福武ハウス」 芦田の森テラス 葺田パヴィリオン 2022年瀬戸内芸術祭≪夏公開≫ おわりに はじめに 小豆島の北東に位置する福田地区は、三方を山に囲まれていますが海に面しており、福田港と姫路港を結ぶフェリーが就航しています。 古くから農林業や漁業・石材業が営まれており、人と文化の交流点として発展してきた町です。 しかしながら、高齢化と過疎化が進み小学校も廃校になってしまいました。 2013(平成25)年、瀬戸内国際芸術祭をきっかけにして、福田地区を中心としてアジア諸地域をつなげる「福武ハウス」のプロジェクトが始まりました。 福武ハウスは、廃校となった旧福田小学校を活用し、地域の新た…

  • 小豆島の特産は醤油「マルキン醤油記念館」

    はじめに 小豆島では400年前から醤油が製造されていたといわれています。もともと製塩業が盛んで、塩を原料とした醤油づくりが江戸時代後期に盛んとなったようです。 瀬戸内海における海上交通の要所であった小豆島は、醤油の原料の大豆や小麦を手に入れやすく、大消費地の大阪へも出荷しやすかったこと、気候が醤油造りに適していたことなどの様々な要因が醤油業の発展を促したと考えられています。 明治時代には400軒もの醤油蔵があったそうですが、現在は22軒ほどの醤油蔵で伝統的な醤油づくりが行われています。 マルキン醤油記念館 1987(昭和62)年に丸金醤油の創業80周年を記念して、「マルキン醤油記念館」として開…

  • 瀬戸芸作品のある「二十四の瞳」映画村

    はじめに 映画の舞台 「二十四の瞳」映画村 岬の分教場(苗羽小学校田浦分校) ギャラリー松竹座映画館 キネマの庵 瀬戸芸「漁師の夢」 海洋堂 おわりに 追記:瀬戸芸「愛のボラード」 はじめに 岬の分教場から700mほど行ったところに、「二十四の瞳」映画村があります。 瀬戸内海と湾に挟まれた海岸沿いの約1万㎡の広大な敷地に、大正・昭和初期の村の様子が再現されました。 「二十四の瞳」像『せんせあそぼ』 映画の舞台 壺井栄の小説『二十四の瞳』は、1954(昭和29)年と1987(昭和62)年に映画化されています。 小説の舞台は「瀬戸内海べりの一寒村」とされており、具体的な地名は出てきませんが、原作者…

  • 四国にあるケーブルカー&ロープウェイ

    小豆島にある寒霞渓ロープウェイへ行きました。 これで四国にあるすべてのロープーウェイに乗車することができました。 はじめに 四国ケーブル(株)のロープーウェイ&ケーブルカー 雲辺寺ロープウェイ 太龍寺ロープウェイ 箸蔵山ロープウェイ 八栗ケーブルカー 四国のロープウェイ 眉山(びざん)ロープウェイ 松山城山ロープウェイ 石鎚登山ロープウェイ 四国のリフト 松山城山リフト 石鎚山観光リフト 剣山観光登山リフト 津峯神社リフト おわりに はじめに 四国ケーブル株式会社は1964(昭和39)年に創業した、四国でケーブルカーやロープーウェイを運営している会社です。 関連会社も含めて4か所のケーブルカー…

  • 小豆島にある岬の分教場は「二十四の瞳」の舞台

    はじめに 小豆島の南東にある田浦半島の先端に映画「二十四の瞳」のロケ地となった岬の分教場があります。 穏やかな湾を見ながら道を進んでいくと、小さな漁村に学校がありました。 岬の分教場 小説「二十四の瞳」の舞台となったのは、小豆島にある田浦分校(岬の分教場)だといわれています。 1902(明治35)年、田浦尋常小学校として木造平屋建ての校舎が建築され、2つの教室と教員住宅がありました。 1910(明治43)年からは苗羽小学校田浦分校となりましたが、1971(昭和46)年に廃校になってしまいました。 小説の舞台は「瀬戸内海べりの一寒村」とされており、具体的な地名は出てきませんが、原作者壺井栄の故郷…

  • 小豆島の寒霞渓ロープウェイ

    はじめに 寒霞渓ロープウェイ 「寒霞渓」とは おわりに はじめに 小豆島には「寒霞渓(かんかけい)」という絶景スポットがあり、ここを一望しながら山頂まで上がるロープウェイがあります。 ロープウェイからは渓谷の景観や奇岩、瀬戸内海の島々を見ることができ、短い時間ですが、豊かな自然を満喫できます。 寒霞渓ロープウェイ 寒霞渓ロープウェイは1963(昭和38)年に開通しました。 麓にある紅雲駅(こううんえき)(標高295m)から山頂駅(標高612m)まで、全長917m、高低差312mを約5分で結んでいます。 ロープウェイからは渓谷の奇岩だけでなく、遠くの瀬戸内海も見通すことができます。 秋の紅葉が有…

  • クボタのコンバインで「コシヒカリ」「ヒノヒカリ」の稲刈り

    今年(令和4年)8月末に1回目(コシヒカリ)の稲刈りが、無事に終了しました。 天気予報を気にしつつ、雨が降る前に収穫できました。 はじめに 中古のコンバイン 値段 事情 購入コンバインのスペック コンバインの準備 田んぼの準備(すみ刈り) 1回目の刈り取り(9畝のコシヒカリ) 2回目の稲刈り(2反5畝のヒノヒカリ) ブドウ栽培のために藁を確保 2020(令和2)年の様子 2021(令和3)年の様子 おわりに はじめに 1回目の稲刈りは「コシヒカリ」 1回目の稲刈りは8月末、9畝の田んぼに植えたコシヒカリの収穫です。 毎年のことなのですが、猛烈な暑さの中で刈り取りをしなければなりません。 昨年は…

  • 小豆島フェリーで高松から小豆島へ向かう船旅

    はじめに 香川県の小豆島には5つの港があり、本州・四国を結ぶフェリー航路は7航路あります。 8月末に、高松港と土庄港を結ぶ四国フェリーグループの小豆島フェリー(株)が運航するフェリーに乗って、小豆島に行きました。 高松港乗り場 乗船するためのチケットを販売している所です。 乗用車(カローラスパシオ)は5m未満ということで、片道6,330円です。 フェリー「第二しょうどしま丸」外観 車の乗船口 高松港 高い建物が港のすぐそばに立ち並んでいます。 思いのほか船のスピードは速かったです。 フェリー内部 船室には一番乗りだったので誰もいませんが、この後、続々と乗船者が入って来て、いっぱいになりました。…

  • 小豆島にある「恋人の聖地」はエンジェルロード

    はじめに エンジェルロードとは 「恋人の聖地」エンジェルロード おわりに はじめに 小豆島には陸地と島が干潮時につながる不思議な場所があります。 弓型に連なる砂の上を歩くことができ、瀬戸内海の穏やかな景色を堪能できる場所です。 エンジェルロードとは エンジェルロードは1日2回、干潮時に海の中から現れる砂の道です。 満潮時は海の中ですが、干潮時になると海から砂の道が現れて、陸地と島が繋がることを“トンボロ現象”といいます。 フランスにある世界遺産のモン・サン・ミッシェルが有名ですが、日本では珍しい現象のようです。 潮の満ち欠けによって道が現れたり海の中に沈んだりするので、自然の不思議を感じながら…

  • 四万十市郷土博物館と幸徳秋水の墓

    はじめに ①四万十市立郷土資料館 ②幸徳秋水のお墓 おわりに はじめに 清らかな清流の四万十川の下流域に四万十市の街並みがあります。 かつて中村と言っていたこの地は、古くは九条兼実に連なる一条家が統治していましたが、長曾我部元親によって滅ぼされました。 その後、山内一豊が土佐に入封すると、弟の山内康豊を中村城に置いて3万石が与えられましたが、やがて所領は土佐藩に返還されています。 中村城は一国一城令によって廃城になりましたが、二の丸跡に模擬天守の四万十市立郷土資料館が建設されました。 ①四万十市立郷土資料館 四万十川とその支流の後川に挟まれた小高い丘の上に四万十市郷土博物館があります。 かつて…

  • トンボ王国にある「四万十学遊館」はトンボと魚の博物館

    トンボ王国 トンボ王国には「四万十学遊館あきついお」と「四万十トンボ自然公園」があります。 トンボ王国は1985(昭和60)年に、世界初のトンボ保護区として整備されました。 約80種のトンボが生息しており、単一地域としては国内最多とされています。 「四万十学遊館」は「あきついお」ともいっています。 「あきつ」は古語でトンボのことで、「いお」はうお=魚の訛った言葉だそうです。 トンボ王国は「公益社団法人トンボと自然を考える会」によって管理されており、トンボが住みやすい環境づくりを目指した環境整備がなされています。 トンボ王国への橋「ヤンマ橋」 四万十学遊館あきついお 「四万十学遊館あきついお」に…

  • 愛媛県で最初の40番札所「観自在寺」

    はじめに 境内 縁起 おわりに はじめに 40番札所観自在寺は、四国八十八ヶ所で「菩提の道場」といわれている愛媛県の最初の霊場です。 リアス式海岸による豊かな海の幸と柑橘類の生産が盛んな、自然あふれる地域にあります。 1番札所霊山寺からもっとも遠くにあることから「四国霊場の裏関所」とも呼ばれています。 境内 案内図 仁王門 仁王門から本堂への参道 本堂 ご本尊は薬師如来様です。 本堂内部 観自在菩薩像 人々の苦悩を救ってくださる仏様が、本堂と大師堂の間に建立されています。 大師堂 心経宝塔 弘法大師が平城天皇の病気平癒のために般若心経の祈祷をしたという故事にならい、信者から写経奉納されたものが…

  • 高知で最後の39番札所「延光寺」

    はじめに 境内 縁起 おわりに はじめに 国道56号線から一車線の脇道を辿っていった先にある、山里の奥にひっそりと存在している山寺です。 延光寺は通称、カメ寺ともいわれていて、カメをかたどった岩や植木があります。 足摺岬にある38番札所金剛福寺からは74km離れており、車でも約2時間はかかる距離にあります。 境内 境内案内図 仁王門 赤亀と銅の梵鐘 仁王門を入ると、右手に亀の甲羅の上に鐘を載せている像があります。 伝説によると、境内にある池から赤い亀がいなくなり、やがて銅の梵鐘を背負って竜宮城から戻ってきたとされています。 本堂 ご本尊は薬師如来さまで、「眼治し薬師」として信仰されています。 …

  • 愛媛県愛南町にある紫電改展示館

    はじめに 紫電改とは 海底から引き上げられた紫電改 おわりに はじめに 愛媛県の南部には自然に満ちた一大レジャーゾーンの南レクが広がっています。 南予レクリエーション都市公園として、さまざまなレジャー施設が整備されており、「南レク」と呼ばれて、多くの観光客がやって来ている所です。 南レクには宇和島の「うわじまゾーン」と愛南町にある「あいなんゾーン」があります。 「あいなんゾーン」には、キャンプ場やスポーツ施設をはじめとして子どもたちが楽しめる動物園・ジャンボ滑り台といった施設が整備されています。 今回、訪れた紫電改展示館は「あいなんゾーン」の馬瀬山(ばせやま)公園にありました。 駐車場から見た…

  • 女性建築家のパイオニアが設計した「海のギャラリー」

    はじめに 海のギャラリー 建築家の林雅子氏による設計 ギャラリーの展示 おわりに はじめに 土佐清水市立竜串貝類展示館である海のギャラリーは、2003(平成15)年に日本建築学会に文化遺産として建築百選に認定されています。 女性建築家の林雅子氏によって設計された建物は、シャコガイをイメージしており、真っ白な屋根と青壁が印象的なモダン建築です。 海のギャラリー 森の中にたたずんでいるような、洒落た建物でした。 建築家の林雅子氏による設計 北海道旭川市で1928(昭和3)年に生まれた林氏は、日本女子大学家政学部生活芸術科住居専攻(第1期生)を経て、女性建築家の草分け的存在である建築家となっています…

  • 「足摺海底館」は海底7mの海中展望塔

    はじめに 足摺海底館 海底館までの遊歩道にある奇岩 おわりに はじめに 海の中から突き出た塔のような建造物が足摺海底館です。足摺宇和海国立公園の中にあり、日本で初めて海中公園に指定されている竜串・見残しエリアのシンボルとなっています。 このエリアは豊かな自然環境に恵まれ、たくさんのサンゴや魚が生息しており、海岸一帯は弘法大師も見残す程の難所だったことから「弘法大師見残し」とされる奇岩の景勝地としても知られています。 遠くに海底館 足摺海底館 半世紀も前の、1972年(昭和47年)にオープンしています。塔は川崎重工で作られ、タンカーに乗せて現在地に取り付けられたそうです。 かつての写真を見ると、…

  • 高知県立足摺海洋館 SATOUMI(さとうみ)

    はじめに 「足摺海洋館 SATOUMI」 竜串ビジターセンター「うみのわ」 おわりに はじめに 1975(昭和50)年にオープンし、2020(令和2)年に「足摺海洋館 SATOUMI(さとうみ)」としてリニューアルオープンしている水族館です。 新しくオープンした施設は、土佐清水市の観光拠点である竜串エリアにあります。 ここでは足摺の生態系や目の前に広がる竜串湾に生息するたくさんの生き物、約350種15,000点が飼育展示されています。 「足摺海洋館 SATOUMI」 展示内容 『SATOUMI』の展示は、山から始まり、川を流れ、そして海に到達する自然の流れを感じられるよう工夫されています。 足…

  • 土佐清水市中浜にあるジョン万次郎の生家

    はじめに ジョン万次郎とは 中浜万次郎生誕地 ジョン万次郎生家(復元) おわりに はじめに ジョン万次郎が生まれたのは、高知県土佐清水市の中浜という小さな漁村です。 この地に万次郎の生まれた家が復元され、無料で公開されています。 ジョン万次郎とは 万次郎について詳しくは、こちらをご覧ください。↓↓↓ 中浜万次郎生誕地 家が密集しているので、万次郎の生家へは自動車では行くことができません。 目の前の浜には、こぢんまりとした漁港が整備されており、堤防には中浜万次郎生誕地の歓迎看板が掲げられていました。 ジョン万次郎記念碑 幹線道路から漁村に降りていくと、港を見下ろすことができる高台に、万次郎の生誕…

  • 土佐清水市のJOHN MUNG MUSEUM(ジョン万次郎資料館)

    はじめに ジョン万次郎資料館 ジョン万次郎とは おわりに はじめに 足摺岬近くの小さな漁村に生まれた万次郎は、数奇な運命をたどり、幕末から明治にかけて日本とアメリカの懸け橋として活躍した人物です。 地元の土佐清水市には、万次郎の足跡を顕彰した資料館があり、人気の観光スポットになっていました。 館長は「ビビる大木」さん 埼玉県春日部市出身のビビる大木さんですが、縁あってジョン万次郎資料館の館長になっています。 ジョン万次郎資料館 2006(平成18)年、海の駅あしずり構内にオープンしました。 ジョン万次郎とは 遭難 土佐清水市の中浜の漁師であった万次郎は、1841年、14歳の時に嵐に会って遭難し…

  • 四国最南端の足摺岬にある38番札所「金剛福寺」

    はじめに 37番札所の岩本寺から38番札所の金剛福寺(こんごうふくじ)までは約90kmあり、四国霊場の札所の間では最長距離となっています。 歩けば3泊4日はかかるようです。 行けども行けども、たどり着かない距離なので、まさに「修行の道」です。 しかし、金剛福寺は穏やかなたたずまいであり、お遍路さんを優しく包み込むような雰囲気のお寺です。 境内 境内案内図 境内への入口 仁王門 仁王門の真ん中に掲げられている扁額(へんがく)は、嵯峨天皇の直筆で「補陀洛東門」と書かれた勅額だということです。 仁王像 朱色が鮮やかな仁王様です。 手洗鉢 丸に三つ葉柏の山内家の家紋がある立派な花崗岩製の手水鉢が、山内…

  • 足摺岬は四国最南端

    はじめに ジョン万次郎銅像 足摺岬展望台 足摺岬灯台 足摺の七不思議 おわりに はじめに 太平洋を一望のもとに見渡すことのできる四国最南端の場所が足摺岬です。 素晴らしい展望台からの眺望だけでなく、岬の周辺には様々な歴史的観光スポットもありました。 足摺岬の案内板 ジョン万次郎銅像 桂浜の坂本龍馬像、室戸岬の中岡慎太郎像と並んで、明治維新に活躍した人物として足摺岬にジョン万次郎の銅像があります。 万次郎は足摺岬に近い、現在の土佐清水市中浜に漁師の子として生まれました。 彼は漁に出ていた船が難破してしまいますが、アメリカの捕鯨船に助けられアメリカに渡ります。 知識欲旺盛な万次郎は英語をはじめとし…

  • 阿南市立阿波公方・民俗資料館と地蔵寺の旧平島館

    はじめに 阿波公方とは 阿南市立阿波公方・民俗資料館 小松島市の地蔵寺 おわりに 追記:小松島市にある源義経の巨大騎馬像 はじめに 徳島県阿南市那賀川町は、阿波(平島)公方ゆかりの地です。 かつて、この地に阿波(平島)公方館があったことから、阿波公方・民俗資料館が建てられました。 阿波(平島)公方の館の模型 阿波公方とは 1534年、室町幕府の第10代将軍であった足利義稙の養子であった義冬が、阿南市那賀川町の平島庄に拠点を構え、住民から阿波公方とか平島公方と呼ばれるようになりました。 この義冬が初代の阿波公方で、義冬の子である義栄は第14代の室町幕府将軍になっています。 1805年に9代目の阿…

  • 小松島ステーションパークのSL記念広場・たぬき広場

    はじめに SL記念広場 たぬき広場 金長たぬき伝説 おわりに はじめに 小松島ステーションパークは、日本で一番短い国鉄路線として知られていた小松島線(1,9km)の駅跡地に作られた公園です。 公園には道を挟んで、西側にSL記念広場、東側にたぬき広場があります。 SL記念広場 SL記念広場の入り口 旧小松島駅 SL記念広場には、国鉄小松島線の小松島駅舎が再現されています。 蒸気機関車 C12形蒸気機関車 280が客車オハフ50-272と連結されて展示されていました。 残念ながら、蒸気機関車は錆が多く、客車も鍵がかかっていて中に入ることはできませんでした。 貴重な歴史的産業機械なので、何とか、しっ…

  • 四国21番札所「太龍寺」に参拝

    リライトしました。 はじめに 太龍寺ロープーウェイ 境内 境内案内図 舎心ヶ嶽 弘法大師像 流政之作「山のさきもり」 おわりに はじめに 空海が19歳の時、舎心嶽(しゃしんだけ)で修行されたことが「三教指帰(さんごうしいき)」に記されています。 この時、空海はあらゆる経典を記憶し、忘れることがなくなるという「虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)」を修したそうです。 空海は青年期における、思想形成の上で重要な時期をこの太龍寺山で過ごしました。 21番札所の太龍寺は、太龍寺山頂(標高600m)付近にあり、札所の中では6番目の標高です。 山深い、うっそうとした木々の中に伽藍がたたずんでいることか…

  • 西日本一長い太龍寺ロープウェイ

    リライトしました。 はじめに 道の駅「鷺の里」 太龍寺ロープーウェイ おわりに はじめに 徳島県にある21番札所太龍寺に上る太龍寺ロープーウェイに乗りました。 太龍寺は「西の高野」と呼ばれる、険しい山道を登った先にある弘法大師空海が修行をした場所にあります。 1992(平成4)年にロープーウェイが開業するまでは「遍路ころがし」と言われる難所を登って太龍寺に参詣するしかなかったのですが、開業してからお遍路さんたちは容易に参拝することが出来るようになりました。 ロープーウェイは西日本一の長さということで、下から見上げながらあの山を越えて行くと思うと乗車する前からワクワクしました。 21番札所太龍寺…

  • 四国22番札所の平等寺で健康を祈願

    リライトしました。 はじめに 境内 縁起 おわりに はじめに 21番札所太龍寺の手前に22番札所平等寺があります。 こじんまりとしていますが、弘法大師ゆかりの由緒正しい歴史のあるお寺です。 農村の原風景である里山に村の人々とのつながりを大切にしながら存在しているように感じました。 境内 仁王門 駐車場から道を隔てて、すぐそこに仁王門があります。 仁王様 朱色の鮮やかな阿像と吽像が参拝者を迎えてくれます。 コロナの影響でマスク姿です。 弘法の霊水 白水の井戸、開運鏡の井戸ともいわれているそうです。 弘法大師が水を求めて井戸を掘ると乳白色の水が湧いたとされています。 万病に効果ありといわれている水…

  • 崇徳天皇ゆかりの79番札所天皇寺と白峯宮

    リライトしました。 縁起 境内 白峯宮 白峯宮境内にて「夕涼み動物園」 79番札所の天皇寺 八十場の清水 最後に 縁起 天平年間に、行基が薬師如来を本尊とする堂を開創しました。 のちに空海がこの地を訪れた時に霊木を見つけて十一面観音菩薩を本尊、脇侍に阿弥陀如来、愛染明王を刻んで堂を建立し、魔尼珠院妙成就寺(まにしゅいんみょうじょうじゅじ)としました。 崇徳上皇が讃岐に配流となり1184年にこの地で崩御しました。 都から指示があるまで、棺を八十場の霊泉に浸し続けたところ、21日間すぎても上皇のお顔はまるで生きているようだったと言われています。 崇徳上皇の死後、都で災いが相次いだことから、崇徳上皇…

  • 琴弾公園の中にある道の駅「ことひき」

    琴弾公園 琴弾公園案内図 琴弾公園の名所 道の駅「ことひき」 「観音寺総合コミュニティーセンター」と「Café&Food 集」 「世界のコイン館・大平正芳記念館」 郷土資料館 おわりに 琴弾公園 道の駅「ことひき」は琴弾公園の一角にあります。 標高70mの琴弾山から有明浜・瀬戸内海へと連なる約38,6ヘクタールの広大な地域に、風光明媚な景観を楽しむことが出来る公園です。 公園一帯には、銭形砂絵、琴弾八幡宮、山崎宗鑑ゆかりの一夜庵、第68番札所である神恵院、第69番観音寺といった歴史的な文化遺産が数多く残されています。 琴弾公園は瀬戸内海国立公園に含まれ、国の名勝にも指定されているので、道の駅「…

  • 四国にある現存天守は4城

    はじめに ①丸亀城 ②松山城 ③宇和島城 ④高知城 おわりに はじめに 現存天守というのは江戸時代より前に建設された天守で、現代まで保存されている天守のことです。 これ以外にも天守はありますが、復元されたり模擬的に建築されたりしたものです。 江戸時代以前の武士の時代に造営された天守として残っている、歴史的に貴重な建築物として、国宝や重要文化財に指定されています。 四国には、いずれも重要文化財に指定されている、次の4城の天守があります。 ①丸亀城(香川県丸亀市) ②松山城(愛媛県松山市) ③宇和島城(愛媛県宇和島市) ④高知城(高知県高知市) ①丸亀城 天守は3層3階の小ぶりなものですが、そそり…

  • 高知市にある武士の家:上士の武家屋敷と郷士の関川家住宅

    はじめに ①高知市大川筋武家屋敷資料館 ②高知市旧関川家住宅民家資料館 おわりに はじめに 土佐藩には上士と郷士という武士の身分がありました。 江戸時代、最上位の家格を有する上級藩士が上士(じょうし)とされました。それより身分が低い武士は下士とされていましたが、有名なのは土佐藩の坂本龍馬が下士である郷士の家出身であることです。 幕末の土佐藩では、龍馬をはじめとして郷士出身者が多く活躍しました。 高知市には、 ①上士の家は「高知市大川筋武家屋敷資料館」 ②郷士の家は「高知市旧関川家住宅民家資料館」 として残されており、誰でも見学することができます。 ①高知市大川筋武家屋敷資料館 山内一豊に従って…

  • 高知の山内神社と旧山内家下屋敷長屋

    はじめに 高知城から少し離れた鏡川沿いに、元藩主山内家ゆかりの山内神社があります。 すぐ隣には、旧山内家下屋敷の遺構である重要文化財の長屋が大切に保存・展示されています。 高知城だけでなく、江戸時代の雰囲気を味わうことができる場所でした。 山内神社 山内神社は土佐藩の初代藩主山内一豊、妻千代、および土佐藩歴代藩主を祀っています。 境内の入り口 参道 木漏れ日の心地よい木々の中を歩いて、本殿へと向かいます。 亀石 参道の途中に、まるで本物の亀かと思ってしまう亀石がありました。 本殿前広場への入り口 由緒 1806年、10代藩主豊策(とよかず)が藩祖山内一豊夫妻と2代忠義を祭神とする藤並神社を高知…

  • 高知城

    はじめに 高知城内 城内図 本丸へ 二ノ丸から本丸への入口 本丸 本丸御殿 天守 高知城とは 高知城の銅像 おわりに はじめに 江戸時代以前に建造された天守を「現存天守」といい、全国には、国宝の天守のある城が5城、重要文化財の天守のある城が7城の計12城あります。 残念ながら四国には国宝の城はありませんが、重要文化財の城が4城あります。 高知城はそのうちの一つで、別名「鷹城」と呼ばれており、高知のシンボルとして大切に保存され、親しまれています。 高知城内 城内図 追手門 本丸へ 二ノ丸から本丸への入口 詰門(橋廊下) 二ノ丸と本丸をつなぐ渡り廊下となっています。 2Fの廊下は、下臣たちの控え場…

  • 岩松とホタルの思い出

    ホタルの思い出についてリライトしました。 ホタルの思い出 父の庭造り 岩松(イワヒバ) イワヒバのホタル おわりに ホタルの季節が巡ってきました。 毎年、田植えの時期になると、ホタルの話題があちこちから聞こえてきます。 ホタルの思い出 子供の頃(半世紀前のことです)には、たくさんホタルがいたように思います。 夏になると蚊帳の中にホタルを放して眺めながら、親子そろって一緒に寝ていました。グァー、グァーというカエルの鳴き声もうるさいぐらいでした。 今、思い返すと映画のシーンに出てくるような幻想的な情景です。 暑い夏の夜に蚊帳の中でホタルを見ながら眠りにつく、などということは何とロマンティックなこと…

  • 花蓮の西福寺と暁雨館

    はじめに 西福寺 暁雨館(ぎょううかん) おわりに はじめに 愛媛県四国中央市土居町にある、蓮の花で有名な西福寺と土居町の郷土資料館である「暁雨館(ぎょううかん)」を訪れました。 ちなみに「花蓮」は花の咲いている蓮のことで、古事記では「はなばちす」とあるようです。 「暁雨館」も歴史のある名称で、土居町が文化的で豊かな歴史を有していることを、うかがい知ることができます。 西福寺 花蓮の寺 以前はショウブ寺として有名だったようですが改修工事の際に撤去され、現在では蓮のお寺として有名です。 6月末から8月にかけて、華麗な蓮の花が咲き、訪れる人たちを楽しませています。 本堂 高野山真言宗に属し、本尊は…

  • 新宮あじさいの里と新宮ダム

    四国中央市のアジサイ名所についてリライトしました。 はじめに 新宮あじさいの里 モノレール「あじさい号」 あじさい茶屋 新宮茶 四国中央市のアジサイ名所 新宮ダム おわりに はじめに 現在は四国中央市新宮町ですが、かつては新宮村と呼ばれていました。 新宮村は東西に流れている銅山川が深い渓谷を形作っており、急傾斜の山肌に添って人々は暮らしています。 民家が点在している静かな山村で、地域の住民が作り上げたアジサイの花が咲き誇る里がありました。 あじさいの里の全景 新宮あじさいの里 1975(昭和50)年に、主婦らが農道に沿って2000株のアジサイの苗を植え、あじさいロードと名付けました。 以来、あ…

  • 四国中央市の「あじさいロード」と「下長瀬あじさい公園」でアジサイを堪能

    はじめに あじさいロード 下長瀬あじさい公園 カフェ「グリーンハット」 おわりに はじめに 愛媛県四国中央市にあるJR伊予三島駅から国道319号線を南に向かい、法皇山脈にある法皇トンネルを抜けると銅山川があります。 銅山川は東に下っていくと吉野川と合流します。 下流から新宮ダム、柳瀬ダム、富郷ダム、別子ダムの4つのダムが建設されています。 川沿いには険しい道が所々にありますが、あじさいの名所が点在しています。 柳瀬ダムによって銅山川がせき止められてできた金砂湖周辺にも、たくさんのあじさいを見ることができます。 あじさいロード 法皇トンネルから銅山川に沿って別子山までの西へ向かう15kmの道沿い…

  • 懐かしの連絡船を思い出す道の駅「瀬戸大橋記念館」

    リライトしました。 はじめに 紫雲丸事故 連絡船 館内展示 道の駅「瀬戸大橋記念公園」 「親切な青鬼くん」と「さかいでまろ」 はじめに 瀬戸大橋が開通するにあたっては、悲劇的な「紫雲丸事故」を忘れることは出来ません。 四方を海に囲まれている四国の人々にとっては、本州と四国を陸路で結ぶことは長年にわたる念願でした。 今では当たり前のように車で鉄道で行き来が出来ていますが、ここに至るまでに多くの犠牲があったことは忘れてはならないことだと思います。 瀬戸大橋記念館でも、この事故のことについて展示していました。 記念館の正面入り口 日本の20世紀遺産 瀬戸大橋が「日本の20世紀遺産」に選定されました。…

  • 迫力ある電車の音を間近で聞ける「瀬戸大橋記念公園」

    はじめに アクセス 記念公園案内図 瀬戸大橋をかたどったメインプロムナード 子供広場 浜栗林 どだま獅子 マリンドーム 機械展示場 おわりに はじめに 瀬戸大橋のすぐ下には、広大な敷地の瀬戸大橋記念公園が広がっています。 瀬戸大橋完成を記念して1988(昭和63)年に開催された瀬戸大橋架橋記念博覧会(瀬戸大橋博)の会場跡地を整備した10,2haの海浜公園です。 公園内には、水の回廊や芝生広場、浜栗林などの憩いのスペース、瀬戸大橋記念館など瀬戸大橋を紹介する施設があります。 瀬戸大橋を間近かに一望できるビューポイントでもあります。 アクセス 記念公園案内図 瀬戸大橋をかたどったメインプロムナード…

  • 高松「仏生山の森ガーデン」バラのある庭

    はじめに 施設 仏生山ガーデン おわりに はじめに 高松市南部にある「仏生山の森」は、『自然と共に生きる』をテーマとして、ずっと先の世代の人々にまで長く愛される憩いの場であることを願って新しく創られました。 「仏生山の森」の中には、さまざまな憩いの場があり、完成形ではなく成長し続けている森です。 移りゆく季節と人々の暮らしとともに変化する場所と謳われている施設です。 施設 「窯焼バーグ五十八(いそや)」は、看板メニューのハンバーグが名物のカジュアルレストランです。 「caféISOYA」は、五十八に併設したカフェスペースです。 「BBQ焚き火テラス」は、半屋外のオープンスペースにあるアウトドア…

  • 愛媛県の東温市立歴史民俗資料館

    はじめに 展示 災害の記録 「生活の質の向上」コーナー おわりに はじめに 2004(平成16)年に 重信町と川内町が合併した東温市に設置されている地域の歴史や民俗に関係する史資料を保存・展示公開する施設です。 遠くには伊予の山々が連なり、畑や田んぼに囲まれた田園風景が広がる地域に建物があります。 東温市立図書館・天体観測室と併設している建物の3階部分が歴史民俗資料館となっています。 展示 資料館には東温市の歴史や文化を学べる資料や民具が展示されています。 発掘調査で出土した遺物や、江戸時代の文書、農具をはじめとするさまざまな民具等、東温市の郷土文化に関わる歴史資料があります。 縄をなう機械 …

  • 廃校になった小学校で現代アート6人展‼

    はじめに 会場 作品 妹背裕 宇野貴美恵 長野由美 平野年紀 ルカ・ローマ 山端篤史 おわりに はじめに 香川県三豊市の廃校になった小学校で、現代アートの展覧会「Bridge Over All Arts」がありました。 地元で活躍している6人の方が制作した、独創的な作品を展示したアート展です。 今、香川県で開催されている「瀬戸内芸術祭2022」とは関係はありませんが、製作者独特の世界観を表現しているものばかりでした。 開催期間は2022年4月29日~5月21日までです。 お土産 お土産にハート型の手作り石鹸とポストカードをいただきました。 会場 今は廃校になってしまった旧三豊市立辻小学校の校舎…

  • 愛媛県東温市の「高畠華宵大正ロマン館」はモダンでレトロな美術館

    はじめに 愛媛県東温市の山間に「高畠華宵大正ロマン館」があります。 訪れた人はきっと「こんな所になぜ、こんなにモダンでレトロな雰囲気の美術館があるの?」と思ってしまうことでしょう。 でも、一歩中に入ると大正時代を感じさせてくれる雰囲気の素敵な美術館でした。 館内 大正時代の雰囲気を醸し出す家具が置かれていました。 作品 高畠華宵(たかばたけかしょう)とは 大正から昭和にかけて活躍し、人気のあった挿絵作家です。 愛媛県宇和島市生まれで、本名は幸吉といいます。 京都市立美術学校日本画科に学び、その後、関西美術学校で洋画を学びました。 上京して広告などの仕事に携わるようになり注目されてきます。 大正…

  • 高松港とバラの花

    今年もサンポート高松にあるバラ園に行ったので、リライトしました。 はじめに バラの花園 2021(令和3)年のバラ園 2022(令和4)年のバラ園 高松港 高松港のモニュメント 流政之さんの作品 サンポートモニュメント おわりに はじめに 「高松港でバラの花が咲き誇っている」というのを知り、さっそく見に行ってみました。 やさしく海風が吹いている港の海辺に、それはもう見事にいろんな色のバラの花が咲き誇っていました。 2021(令和3)年、バラ園とサンポートビル 2022(令和4)年、バラ園とサンポートビル バラの花園 高松港にあるバラ園は「サンポートばら園」と名付けられ、「さぬきばら会」の皆さん…

  • 1回目の田植えはコシヒカリ

    今年も1回目の田植えが終了したので、リライトしました。 農協から田植え用の苗を買っています コメ作りの理由 1回目の代かき 1回目の田植え 苗に殺菌剤をふりかけ 田植え機 まっすぐに田植えをしたい おわりに 農協から田植え用の苗を買っています 毎年、農協が育てた「コシヒカリ」の緑化苗を買ってきています。 箱に植わっており全部で17箱あります。 少し小さい苗なので1週間ほど家で水をたっぷりと撒いて育てます。 今回、田植えをする9畝の田んぼに、これを植えます。 1反が300坪なので270坪ぐらいです。 農協から持って来て、すぐに植えることのできる苗もあるのですが、1週間ほど家で育てる苗の方が値段が…

  • 田植えに向けた田んぼの準備

    田んぼの作業について、リライトしました。 はじめに トラクターで除草作業 トラクター まるでベンツ? モグラとの闘い ハイテクマシンでモグラの追い払い モグラの遊び場 田植え前の土づくり 水路の水を堰き止めるための板を制作 おわりに はじめに 毎年のことですが 、親の残してくれた田んぼで、コメを少しばかり作ってきました。 全部で3反半ぐらいあります。 田んぼの面積は1町≒1ha、1反≒300坪で10アール(1,000㎡)という数え方を するので、だいたい1000坪ということでしょうか。 お米は買った方が安いのですが、田んぼでコメを栽培しないとすぐに草が生え、木が生 え、再び田んぼとしてお米を栽…

  • 松山城二の丸庭園は「恋人の聖地」

    花手水のイベントがあったので、リライトしました。 はじめに 開園30周年記念の花飾りイベント 松山城二の丸 二の丸史跡庭園 恋人の聖地「二の丸庭園」 おわりに はじめに 松山市の中心にある城山のふもとに、松山城二の丸史跡庭園があります。 かつての松山藩主の生活の場として、豪壮な建物が建っていたところを、発掘調査して整備・保存されたものです。 都市の喧騒の中ではありますが、静かにたたずむ市民の憩いの場所として美しく整備されていました。 開園30周年記念の花飾りイベント 開園30周年を記念して、2022(令和4)年のゴールデンウィーク期間を中心としてお花で園内が飾られました。 二之丸多聞「花のアー…

  • 「瀬戸内芸術祭」会場の坂出市沙弥島は万葉の島

    はじめに 瀬戸内芸術祭は3年に1度、香川県を中心とした瀬戸内海にある12の島と2つの港を舞台に開催される現代アートの祭典です。 「瀬戸芸」の略称で知られていて、春・夏・秋の3会期に分かれて実施されます。 今年の4月14日から5月18日の35日間にわたって、各地で春会期が開催されています。 今回、会場の一つである香川県坂出市の沙弥島へ行ってきました。 坂出市沙弥島の北のナカンダ浜からの瀬戸大橋 瀬戸芸作品 「階層・地層・層」ターニャ・プレミンガー 「八人九脚」藤本修三 沙弥島の隣の瀬戸大橋記念公園にある作品です。 「月への道」レオニート・チシコフ 沙弥島とは 沙弥島は、かつては坂出市の沖合約4k…

  • 瀬戸内芸術祭2022~小豆島めぐり~

    はじめに 小豆島での瀬戸芸 ①土庄港周辺 ②迷路の町周辺 ③三都半島周辺 ④醤(ひしお)の里周辺 おわりに はじめに 瀬戸内国際芸術祭が4月14日から開催されています。この芸術祭は3年に1度、瀬戸内海にある12の島と2つの港を舞台に開催される現代アートの祭典で、「瀬戸芸」の略称で知られています。 早速、姉がバスツアーに参加して小豆島での「瀬戸芸」に行き、記事を書いてくれました。 小豆島での瀬戸芸 四月中旬、瀬戸内海で2番目に大きな島「小豆島」へバスツアーで行ってきました。 小豆島は日本で初めてオリ-ブの木が植えられた所で、島全体にたくさんのオリーブの木を見ることができるオリーブの島です。 瀬戸…

  • 美空ひばりさんと日本一の大杉

    リライトしました。 美空ひばりさんの事故 昭和27年、事故の5年後 ひばりさんの遺影碑と歌碑のある「大杉の苑」 日本一の大杉 美空ひばりさんの事故 高知県大豊町で美空ひばりさんは9歳の時に、大きな交通事故に遭っています。 このことについて、高知脳神経外科病院が発行している「みつる(154号)」(令和2年5月31日)に「美空ひばりと嶺北地方」という記事を、眼科の上野脩幸氏が投稿しています。 昭和22年4月、美空ひばり(当時9歳)さんが乗ったバスが川に転落しそうになり、ひばりさんは九死に一生を得るという大きな事故に遭いました。 上野氏は大豊町郷土史家の鎌倉登氏の私製本を元に、バス事故を知っている患…

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