介護付き有料老人ホームに入所している母を通して、娘の私が見たこと感じたことをまとめたブログです。親を老人ホームに入れるか悩んでいる人に読んでもらいたいです。
2020年6月
日本列島が桜一色に染まるころ、母は施設長から花見に 誘われた。桜の美しい近くの公園を、ホームの希望者全員が訪れる恒例のイベントだという。母は渋っていたが、たまたま来ていた私も誘われたので、参加を決めた。 母は単純に、娘がついてくれるなら安心で、桜も久しぶ
初めの頃、このホームに売店があった。といっても、週に一度、日曜日の決まった時間に、1階のホールの隅を借りて、業者がアメや煎餅などの駄菓子や、歯磨き、肌用クリームなどのちょっとした日用品を売っていた。入居者はお金を持っていないから、代金はツケか、もしくは
1か月後母に、その後の看護師長は親切だったか聞いた。すると、あれから1度も顔を見せていないと言う。「私にはあんたが付いているから大丈夫、と思っているのじゃないの?」そういえば、玄関で看護師長や施設長に会ったとき、私は、「お世話になりました。おかげさまで
翌日の早朝、再びホームに行ったが、母は相変わらず元気がない。それでも薬が効いて、嘔吐は収まり、咳も、医師が「胃炎が収まればなくなります」と言った通り、徐々に鎮まっていった。 ミキサー食は、とみると、野菜の皿、メインの皿、ご飯、とそれぞれが液状になってい
翌日の月曜日、9時きっかりに看護師長がやってきた。そして私に「どうしてほしいの?」と聞く。私はてっきり母を病院に連れて行く手筈に来たのだと思ったので返事に窮し、やっと「薬をもらいたい」と言うと、「なんの薬?」と、これも思いがけない言葉。「胃薬と咳止め」
胃を壊した原因に心当たりはある。骨粗鬆症の予防薬の副作用だ。副作用のある薬を母は2か月以上も飲んでいた。 母は何度か処方を中止してほしいと訴えたが、手違いからか叶えられなかった。そのためついにダウンしてしまった、というわけだ。 私は母の身体を拭いたり、
入所して3ヶ月目に母は胃を壊した。私は懸命に看病した。 このときのことは、今でも不思議に思う。「なぜホームの人たちは何もしてくれず私が看病することになったのか、私がいなければ母はどうなったのか」と。 その顛末を、親友にランチをしながら話した時のことだ。
2020年6月
「ブログリーダー」を活用して、あかさたなさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。