今日紹介するのはまたリスの仲間で、「ホッキョクジリス」と言います。外見はプレーリードッグにそっくりですが、このホッキョクジリスは背中に白い斑点があり、山の斜面やツンドラに生息しています。昼行性なのでハイキングしていると比較的簡単に観察することが出来ます。キノコを食べています。ちょっと丸みのある体型が愛らしいです。なんとアラスカの厳しい冬を過ごすために6〜9ヶ月も冬眠します。しかも体温は最低−3℃まで低下するそうです。バックカントリーハイキング中、地面に掘った巣穴からこちらを伺うジリス。樹上性のアカリスと違って、地面にくらすジリスは捕食者からの逃げ場が少なく、あまりすばしっこくない為、アカギツネやグリズリー、オオカミに簡単に捕食されてしまうようです。(ファストフードやスナックと呼ばれていました。)サイズも40cm...アラスカの生き物ホッキョクジリス
クマの話になると、つい重たい雰囲気になってしまったり、書きすぎてしまうので気分転換に可愛い生き物について触れてみようと思います。アラスカの生きものといっても、沢山いるのですが、今年はネズミ年ということもあり、木鼠(きねずみ)とも呼ばれるリス科の生きものから紹介していこうと思います。今回はタイガと呼ばれる針葉樹林帯に生息するアカリスです。キャンプ場の近くのデッキで毛繕いをしているところです。もうこれだけで可愛い。大きさは尻尾を入れて大体の40cmぐらいです。日中は食べ物を探したり、縄張り争いをしたりと常に忙しなく森の中を駆け回っています。もうその姿は愛くるしくてしょうがなくて、ずっと見ていられるぐらいです。実はとてもいたずら好きで、食器洗い用のスポンジやトイレットペーパーを持っていかれてしまったことが何度かありま...アラスカの生きものリス編
アラスカから帰ってきてからはもうヒグマに会いたくて仕方がありませんでした。それはスリルを味わいたいとかでなく、子供の頃に夢中になって見ていた動物のドキュメンタリー番組の世界への憧れでした。友人と知床に行く日が近づいてきました。給料を全て注ぎ込んで良いカメラも買いました。ちょうど9月はカラフトマスやシロザケが産卵のために河川を遡上するヒグマに会うには良い時期です。ちなみに知床の語源は「シリエトク」というアイヌ語で、「大地の果て」を意味するそうです。なんだかロマンがあります。しかし、また何も知らずにクマに会ってしまっては怖いだけなので、何冊かのクマに関する書籍を読み、事故が起こる原因について調べてみました。そして人とクマとの事故の多くは原因が明らかにされている事を知りました。その中で山を歩く私たちに起こり得るものし...クマに会いに知床へ。
初めまして。最初はクマと遭遇した実体験を基に写真を交えながら、クマという生き物について思ったことを何回かに分けて書いてみたいと思います。私自身、山登りや野生動物観察が好きなので今まで何度もツキノワグマやヒグマに会ってきました。暖かくなり、クマも私たちも山を歩くには良い季節になってきましたので、もしも出会ったとき、お互いが不幸な事故にならない様に参考になる事があれば嬉しい思います。クマは豊かな自然の象徴でもありますから、私は山での彼等との出会いは素晴らしいことだと思っています。私がクマについて勉強してみようと思ったのは、あるヒグマとのふとした出会いがきっかけでした。2016年6月にアラスカのデナリ国立公園を訪れた時のことです。私は野生動物を観察する為、ハイキングをした後キャンプ場に帰るバスを待っていました。すると...クマに会う
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