音楽について感じたことを気ままに書こうと思います。PCを使うことで、音楽を自由に・能動的に・快適に聴けることに少し前に気づきましたので、それについても。楽曲に関わるデータ提供もしています。ベートーヴェンに畏敬の念あり。
おやすみベートーヴェンを聴いた。 第14夜《リギーニのアリエッタ〈愛よ来たれ〉による24の変奏曲》--人気のオペラ作曲家の主題を用いたピアノ変奏曲なかなか追いつけない、どころか離されていってる。ここでしばらく停まってしまっていたのは、感想が書きにくかったからだ。ベートーヴェン20~21歳の作品。決して悪い曲ではないと思う。ただ、あまりベートーヴェンらしさを感じない……気がした。このおやすみベートーヴェン第14...
運命は日本だけ、なんてわりとどうでもいい話だと思っていたが、その弊害が出ていると思われる記事を見かけた。クルレンツィスのベートーヴェン「第5」--運命が扉を叩く」は滑稽だ 林田直樹のミニ音楽雑記帳 No.8> いわゆる「運命」というニックネーム> (日本のマーケットでしか通用しない悪しき習慣と言っていい)> で知られているこの交響曲には、過去の名だたる名演奏がたくさ> んあり、ジャジャジャジャーン、というと「あ...
今さらだが、三密(密閉・密集・密接)と聞くたびに妙な気分になる。密接せずに密集できるのだろうか?誰一人密接していない状態を、密集と言えるのだろうか?つまり、密閉と密接を避ければ、自動的に密集することはなくなるので、「密集」は要らないのではないか?ただ、感染しやすい状況から逆に考えると、「密集」を入れる意味は分からなくもない。それは、人が集まる状況である。人が集まっていても、密閉されておらず、密接しない...
断捨離、と聞くと、ダン・シャーリーという名前の変な外人が奇声を上げながら物を捨てまくっている映像が頭に浮かぶ。まぁ、変なのはワタシだな。それはともかく、部屋を片付けようと思うなら捨てなきゃダメだ、ってのは真理だと思う。分かってはいるのだが……なかなか捨てられない。そして、捨てたとたん必要になって買い直した経験が何度かある。これは断捨離あるあるの一つかもしれない。そんなダメ人間のワタシだが、ようやく古...
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契約の関係でダメだろうと思っていたが、英アマゾンの画像も取得できたので、ついでにジャケットに
作曲家は、オペラ型と器楽型に大別される、というのが欧米の常識らしい。作曲家の三枝成彰によれば、両方で成功したのはモーツァルトだけ、ちょっとオマケしてR.シュトラウスも、なんだとか。音楽愛好家の間ではどうだろう。両方を好きだって人はどれくらいいるのだろう。わたしは、ほぼ器楽しか聴かない。私の知り合いには、オペラは好きだが、器楽はまったく聴かない、という人がいる。ドイツ・リートは、聴かなくもない、という...
NASのフォーマットが1週間以上たっても終わらない。さすがにもうダメだろう。ということで、電源を切った。スイッチで切ってもダメだったからACアダプタを引き抜いた。これはさすがに壊れちゃったかな。でも諦め悪く、再度初期化。ユーティリティではアクセスできるのだ。フォーマット再開。1分もかからず終わった。?音楽ファイルをコピーしてみた。何事もなく終了。コピーした音楽ファイルを再生してみた。ふつうに聞こえた。…………...
英アマゾンで、'Beethoven Fate' を検索して最初に出てくる商品のページがこれ。 Beethoven Symphonies No. 5
ベートーヴェンの第五交響曲ハ短調作品67が「運命」と呼ばれるようになったのは、彼の秘書・雑用係であったシンドラーが著した「ベートーヴェン伝」の次のような記述からである。ある日、著者の前で第1楽章の楽譜の冒頭を指差して、「このようにして運命は扉を開くのだ」という言葉をもってこの作品の真髄を説明して見せた。 ※ウィキペディアより。このことは少なくともかつてのクラシックファンの間では常識だったと思う。CDのラ...
前の音楽帖:CD最大の弱点 で書いたように、CDは多楽章形式に対応しておらず、収録されている音楽データのどこからどこまでが一つの曲なのかが記録されていない。そのため、CDをデータ化する際にも、自動で曲を表示させることができない。いちおうの対応策として、わたしはアルバムという単位を曲に置き換えている。上の画像は、foobar2000 というアプリをカスタマイズした結果である。作曲家; アルバム --- 演奏家 というグループ...
NASのフォーマットがまだ終わらない。始めてから、もう60時間を過ぎた。これはもう壊れたとみるべきなのだろうな。ただ、製造元提供のユーティリティで見るとフォーマット進行中って表示が出るんだよねぇ。もうちょっと待ってみるか……電気代以外に失うものはないわけだし。...
音楽教室と著作権 (2) で書いたとおり、著作権法の条文を普通に読めば、カラオケ屋さんは著作権料を支払う義務がない。でも、それは変じゃないか、ってことで少々強引な理屈・カラオケ法理が考え出された。カラオケで客が歌っているけど、利用行為の主体は事業者である、という理屈だ。さすがに歌っているのは事業者だとは言いにくかったようで、「利用行為の主体」と言い換えられている。これは普通に考えれば不自然だろう。知財...
稀にではあるが、PCをつけっぱなしにしなければならないことがある。いま古いNASをフォーマットしているのだが、16時間経ってもまだ終わらない。数十時間かかる場合もあるらしい。それは仕方がないとして、その間ディスプレイは消したい。電気代のムダだ。焼き付きの可能性もある。だが、ディスプレイを消すと、ウィンドウのサイズとか配置がおかしくなるのだ、Windows だと。次に使うときいちいち元にもどすのは面倒だ。その手間...
おやすみベートーヴェンを聴いた。 第13夜プードルの死に寄せる悲歌 WoO110Elegie Auf Den Tod Eines Pudelsこれ、昔はプードルじゃなくて「むく犬」と訳していたと思う。 ウィキペディアにもむく犬で載っているむく犬とプードルではずいぶんイメージが違う。昔の日本ではプードルと言っても誰も知らないからむく犬って訳したのかもしれない。ベートーヴェン17歳あるいは24/25歳の作品。(確定していないようだ)数年前に死んだ猫の...
なんと、こんなのまであるのか!曲名!運命!ジャジャジャジャ~ン♪ううむ、すごいな。しかし、やっぱ「運命」なのね。(そして子ども向けはやはり「ベン」)ベートーヴェンといえば、運命、第九というのはできれば勘弁してほしい、というのは多くのベートーヴェンファンが思うところなんじゃないかとは思うものの、第五交響曲Op67が空前絶後の傑作であることは認めざるをえない。音符4つの動機を元に一曲を構築し、闘争と勝利という...
カラオケ屋さんで著作権者に無断で自由に音楽を使ってよいか?って、聞かれたらたいていの人は、そんなことはない、って答えるんじゃないだろうか。ところが、著作権法を普通に読めば、自由でいいことになってしまうのだ。というのは、音楽(著作物)の私的な利用は自由だからだ。 著作権法第二十二条 著作者は、その著作物を、公衆に直接見せ又は聞かせることを 目的として(以下「公に」という。)上演し、 又は演奏する権利を専...
かつては、ベートーヴェン不細工説が多かったように思うのだが、最近のイメージは違うんだろうか。ライフマスクなどからして、特にイケメンでも不細工でもなくまぁ普通、というのが本当のところらしい。シュティーラーの肖像画がいちばん有名かもしれない。私のイメージはこれだな。まぁ、容姿はどうでもいい話だと思うけれど。そして、子ども向けの本では「ベートーベン」なのね。にほんブログ村...
前の音楽帖:新PC到着で、シーク音がうるさいと書いたのだが、ほぼ無音になった。特別な対策をしたわけではない。あんまりうるさいので、SSD換装を決意して、簡単にできるか確認するために蓋を開けた。うん、わりと簡単そうだね、と安心して蓋を閉めた。それだけでほぼ無音になった。なんだそりゃ!いやはやワケが分からない。気のせいというレベルではないのだ。カチャカチャカッチャーンと鳴り響いて我慢できなくなっていたのが...
おやすみベートーヴェンを聴いた。 第12夜三重奏曲卜長調 WoO37クラヴィーア、フルート、ファゴットの三重奏。う~ん、いまいちパッとしないな、と思ったので、手持ちのCDを確認すると、ブリリアントの全集に入っていた。(Rampal, Veyron-Lacroix, Hongne の演奏)データ化しておくと、すぐに確認できて便利だ。CDで探していたころは結構面倒だった。ああ、こっちの方がずっと良かった。わたしは、演奏にはあまり興味がないのだが、...
久しぶりにCDを聴こうとしたらダメになっていた。そんな経験をしたことがないなら幸福である。上の写真は、スポンジで印刷層がはがれてしまったもの。もう聴くことはできない。CDを保護するために入れられていたスポンジでダメにされたのだから皮肉なものである。現在販売されているCDにスポンジが入っていることは多分ないと思う。が、スポンジが入ってなくてもCDは経年劣化する。 CDの寿命は20-30年くらいらしい。温度・湿度が高...
おやすみベートーヴェンを聴いた。 第11夜《ロマンツェ・カンタービレ》Hess13これはブリリアントの全集には収録されていなかった。なんというか、あまりベートーヴェンらしさを感じなかった。もちろん、悪い曲ではないけれど。ベートーヴェン15歳の作品。色々な可能性を模索していたのだろうね。にほんブログ村...
CDには「曲」という概念がない。あるのは、(事実上)トラックだけである。例えば、シューベルト・エディションの1枚目には、シューベルトの交響曲第1番と第2番が収録されているが、これをふつうのCDプレーヤーにかけると、「8」という数字が表示される。これはトラック数である。何曲収録されているかの表示はない。そもそもCDには曲数の記録がないからだ。だから、CDプレーヤーで次の曲を聴くためのボタンがない。次のトラックを聴...
おやすみベートーヴェンを聴いた。 第8夜クラヴィーア四重奏曲ハ長調 WoO36-1 第9夜クラヴィーア四重奏曲変ホ長調 WoO36-3 第10夜クラヴィーア四重奏曲変ホ長調 WoO36-2モーツァルトのピアノ四重奏曲を土台として書かれたと言われたこともあったが、実はモーツァルトより早く作曲されていたということだ。もちろん、モーツァルトが真似をしたわけではない。モーツァルトの《アウエルンハンマー》ヴァイオリン・ソナタ集6曲のうちの...
こんな記事を見かけた。高坂はる香の「思いつき☆こばなし」第7話 CDの片づけ方?どんな順番で並べると便利?参考になるアイディアをまったく書いていなかった……まぁ、もっとも正しいCDの片付け方は、(HDDに取り込んで)捨てることだと思う。大事なのは音楽なのだから、そのメディアにすぎない物体に時間を取られるのは愚の骨頂だ。なんて、身も蓋もない正論はとりあえず置いておく。わたしも、CDの再生はしなくなったが、取り込んだ...
いちおう変換がすんで登録できたのだが、なぜかブログでは見ることができない。タグを削除して貼り直してもダメだった。原因が分からない。もしかしてコーデック関係か?ソフトを変えて再挑戦してみた。ギャップ入り再生の例:運命のアタッカこんどはうまくいったようだ。もしかして、FC2動画はH265非対応なのかな?...
ギャップレス再生問題にわたしが初めて遭遇してから、もう20年近く経つ気がする。これが未だに解決していないのはどういうことなんだろう。ギャップレス再生は、特別な再生の仕方ではない。むしろ逆で、普通の再生、まともな再生のことなのだ。それができない再生装置が未だにけっこうあるらしいのは、とても悲しいことだと思う。ギャップレス再生できないプレーヤーで運命のアタッカを再生するとこんな感じになる。ギャップ入り再...
アタッカということばはどれくらい知られているんだろう。クラシックファンなら、言葉は知らなくても、きっと知っているはずの演奏法だ。クラシック音楽とポピューラー音楽の大きな違いの一つが1曲が複数の楽章で構成されている形式だと思う。通例、各楽章が終わった後には間があって、その間に観客が咳をしたり演奏者がチューニングしたりすることがある。アタッカは、その間をなくして切れ目なく演奏するやり方だ。ベートーヴェ...
最近、意味が分からない「なんなら」を目にするようになった。例えば、これ。 一例:ひびクラシック> なんなら『英雄』『運命』も聴いたことがある…「なんなら」は、伝統的には相手の意向を確認する文脈で用いられる。 「なんなら」ということばの新しい使われ方」新しい「なんなら」、って何なら?ひびクラシックには、いちおう聞いてみようか。...
おやすみベートーヴェン第7夜♪ 《チェンバロ協奏曲 変ホ長調》WoO4ベートーヴェン13,4歳時の作品。ピアノフォルテもしくはチェンバロのための協奏曲と現存する楽譜には記されているそうだ。ただし、オケパートは逸失してしまい、残された鍵盤譜への書き込みを元にして音楽学者ヴィリー・ヘスによって復元されたという。第1,2楽章のコーダの直前にはカデンツァが指定されていて、これもベートーヴェンらしいと思う。にほんブログ村...
コロナ騒動の陰にすっかり隠れてしまった感があるが、音楽好きにとって重要な判決が下されている。音楽教室のレッスンで行われる演奏から、著作権料を徴収することを認める判決である。 東京地裁2月28日判決音楽教室側の敗訴は、おおむね予想通りだったと思う。裁判の争点となったのは教室のレッスンで教師や生徒がする演奏が公衆に対して聞かせることを目的としているかどうか、だった。「公衆に対して聞かせることを目的としてい...
連載「おやすみベートーヴェン」コンプリートシートこういうのまで用意されているのね。しかし、意外に進まない。まぁ、無理すると楽しいことが作業になってしまうので、気まぐれに行きたい。体調が悪い日は休むに限る。と言いながら、更新を途切れさせたくなくて書いてたりする。いや、書きたいことは他にいっぱいあるんだけれど、体調が悪いときちんと書けないからなぁ。...
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