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りんごのLove storys https://ringo0430.fc2.net/

主にイェソンとリョウクのイェウク小説やウクCPのLove storyを書いてます(*´ω`*)

りんご
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2020/03/06

  • 君と、恋をしよう32

    (Jongwoon side) キュヒョンのメールを見て、俺達はカフェを飛び出しキュヒョンの家へとやって来た。その間キュヒョンに電話を何度もかけるが結局出ることはなかった。「キュヒョナ、家にいないみたいですね…」何度もインターホンを押すが一向に出て来ずだ。家にいる気配も無さそうだ。「あいつどこ行ったんだよ…」キュヒョンにもしものことがあったらと思うと堪らなく不安になり焦る。「電話も出ないし…あっ、シウォンさんに連絡...

  • 君と、恋をしよう31【ウォンキュ編】

    (KyuHyun side)『たかが失恋で』そう言われるかもしれないけど、何だか自分が世界一不幸な人間に思えて仕方がなかった。信頼していた兄に好きな人を奪われ、その相手がリョウギだったショック。だけど、そんな事を知ってもやっぱりリョウクへの気持ちは冷めることはなく俺はどこまで彼のことが好きなんだろうと自分に呆れてしまう。だからこそヒョンのことがどこまでも許せなくて毎日のように嫌がらせメールを送ってしまう。仕事...

  • 君と、恋をしよう30

    季節は年が移り変わり新年を迎え、仕事初めがあっという間に訪れた。全てをキュヒョナに告白し、この日をどう迎え、どんな顔をしてキュヒョナに会えばいいかなんてまったく分からなかった。結局僕達はお互いにどこか気まずさを感じながら仕事をし、以前のような関係には戻ることはできなかった。どこか心苦しさを感じつつも、僕はどうすることもできずに日だけがただただ過ぎて行くばかりだった。ふと、カレンダーを見るともう1...

  • 君と、恋をしよう29

    「僕達、マッチングアプリで出逢ったんだ」「…え…?」こんなこと言ったら、きっとキュヒョナに嫌われてしまうかもしれない。けど、全てを隠さずに話すと僕は決めた。「恋人にフラれてむしゃくしゃしていた僕は、女のふりをしてマッチングアプリを利用しておじさん達からお金をもらおうとしてたんだ。いわゆる、パパ活ってやつかな…」「…お前が…?」キュヒョナは酷く動揺していた。無理もない、親友がパパ活なんて受け入れられるは...

  • 君と、恋をしよう28

    彼に抱かれた熱がまだ身体に残る中、ベッドに入って眠りにつこうとしていた。彼の匂いが染み付いたシーツを嗅いで、もう会いたくなってしまう。その時、電話が鳴った。相手はジョンウンさんだ。もう時刻も日付けが変わろうとしていた。どうしたんだろ…?「もしもし?」『もしもし?寝てた?』なんだかやけに元気の無い声に心配になってしまう。「どうしたんですか?こんな遅くに?」『いや…またリョウギの声が聞きたくなって…...

  • 君と、恋をしよう27

    真っ白なシーツの上でベッドを軋ませ、互いをどこまでも求め合う。もう何回共に達しただろうか?汗ばんだ身体を揺らし、快楽に溺れていた。激しさを増す吐息を重ね、絶頂を再び迎えようとしていた。「…あっ…はぁ…リョウギ…!」彼の細い指に俺の指を絡め、どこまでも熱く火照ったその指先からの熱を感じる。肌と肌がぶつかり合う音が卑猥さを増す。「….あぁっ…ジョウンさん…もっと…来て…」瞳を潤ませ熱く火照ったリョウクの身体が...

  • 君と、恋をしよう26

    (Jongwoon side) 今まで生きてきて、自分の頭の中を100パーセントも占める存在なんて誰もいなかった。四六時中相手のことが頭から離れなくて、そんな会いたくて堪らない存在がいるだけで嬉しい。恋をすると、どこか色を失っていた毎日が本当に色鮮やかになる。いつも見ている何気ない風景が鮮明に見え、心が弾む。それだけでも、自分がやっと人間らしくなれたんだと嬉しくなる。今年度の仕事納めも無事に終わり、次の日は特に予定...

  • 君と、恋をしよう25

    仕事納めの帰り、事務所近くの居酒屋でキュヒョナと待ち合わせをした。キュヒョナが来る前に僕はチャミスルの瓶を一つ空け、飲んでいた。僕とジョンウンさんのマッチングアプリでの出会いは否定されるかもしれないけど、恋人に発展したことはきっと受け入れてくれるよね?それにしても、話しがあるって言ってたけど話しって何だろう…?少しの緊張と共に、良いが回り始めた頃キュヒョナが店に入って来た。「リョウギごめん!待っ...

  • 君と、恋をしよう24

    事務所に、お歳暮を持って年末の挨拶に来たチョン社長を目にしてあの日の記憶がフラッシュバックする。『リョウクくん、ジョンウンくんとデートかね?』あの日のデートの目撃者……非常にまずい!!「チョン社長じゃないですか!昨年は大変お世話になりました!」キュヒョナが背後からチョン社長に挨拶をする。「こちらこそ、昨年は大変世話になった。君達に感謝している」チョン社長にあの日の話題を出されないうちに、ここはキュ...

  • 君と、恋をしよう23

    (Ryowook side) 朝、目が覚めると彼の綺麗な横顔がすぐそばにあり心臓が飛び跳ねる。「…そういえば…」昨日はだいぶ酔ってたけど記憶はちゃんとある。どうもお酒を飲んでしまうと大胆になってしまうから困る。昨日の夜の出来事は一つずつ整理する。僕達の関係ってどうなったんだっけ…?僕は彼に好きだと伝えたことは覚えてる。でも、彼はどうだったっけ…?『君と恋をしたいと思う』その言葉を思い出す。ってことは…ジョンウンさ...

  • 君と、恋をしよう22

    『あなたにまた抱かれたいです…』色付いた視線を向けられ、その紅く染まる頬に触れてみたい衝動を抑えきれないくらいに甘い誘惑に惑わされ、その誘惑に負けてしまいそうだった。「一瞬の衝動で関係を持てばきっと後悔する。それに、『割り切った関係でもいい』なんてそんなこと言うもんじゃない。君はだいぶ酔ってるみたいだ。今日は帰ろう」「そんなの…ジョンウンさんあなたほんと酷い人ですね…」「何が…?」「じゃあ何で今夜僕を...

  • 君と、恋をしよう21

    (Jongwoon side) 今まで、誰かと一緒に過ごす時間はどこか退屈だと感じて来た。恋人になった女性のどうでもいい自慢話しや誰かの噂話し。早く時間が過ぎないかといつも時計を気にしていた。けど、彼と過ごす時間はそうじゃなかった。彼の存在が全然邪魔じゃなくて、このまま時が止まってしまえばいいのにと思えるくらいに穏やかで優しい時間だった。その中に感じる胸の鼓動。彼を見つめて揺れる鼓動に焦りを感じた。キュヒョンが...

  • 君と、恋をしよう20

    (Ryowook side) キュヒョナと初めて出逢った日のことを今でも鮮明に覚えてる。少し人見知りな僕に、フワッと笑顔を向けてくれた彼の姿を。彼に当たり前のように惹かれ、恋に落ちた。でも、その恋心は彼への嫉妬と劣等感で壊れてしまうことになる。誰にも打ち明けることもなく、ひっそりと閉じてしまったこの恋心をキュヒョナのお兄さんに語る日が来るなんて、夢にも思わなかった。「今日は荷物一緒に持ってもらってありがとうご...

  • 君と、恋をしよう19

    クリスマスイブの華やかな街中を、買い物袋を手にぶら下げて歩く。正直、クリスマスイブに買い物袋をぶら下げているなんて俺達くらいだろう。「すみません…買い物袋なんか持ってもらって…恥ずかしくないですか?」「まあ、正直クリスマスイブにこんな姿は恥ずかしいかも」俺は冗談混じりに笑う。「すみません…」「いいよ。君のこんな姿見たらほっとけるわけがない」それに、こんなことキュヒョンが知ったら怒られるかもしれない...

  • 君と、恋をしよう19

    (Jongwoon side) キュヒョンが1人で暮らすマンションを訪れ、部屋の合鍵で鍵を開けた。クリスマスイブにコロナ感染とかつくづく気の毒に思ってしまう。いや、あいつに恋人なんていないから別に気の毒に思う必要はない。シーンと静まり帰った廊下を歩き、キュヒョンの寝室のドアをノックしそっと開けた。「キュヒョナ、大丈夫か?」俺の声にキュヒョンはベッドから身体をゆっくり起こした。「…ヒョン?来たんだ…コロナ移ったらどう...

  • 君と、恋をしよう17

    『僕達、たまにこうやって会いませんか?』彼と連絡先を交換して数週間が過ぎた。気付けば明日はもうクリスマスイブ。でも、だからと言って連絡する勇気も無く今に至る。なんであんなこと言っちゃったんだろ…『好きになったら困る』とか言われてなんか屈辱感半端なくてやっぱり思い出すと恥ずかしかったり悔しかったり。無駄に携帯にある彼の番号をもう消そうとも思ったけどそこまでしなくても?と思ってしまう。いや、せっかくの...

  • 君と、恋をしよう16

    なんだか昨日彼に会ってから、恋も始まってないのにフラれて頭の中でグルグルと考え過ぎて眠れるはずもなく、今日の朝に至る。事務所で眠気覚ましのコーヒーを淹れ、席に座り軽くあくびをした。そうだ…彼はノンケだからああいう言い方になるのも無理はない。彼なりの自己防衛ってやつ?彼の表情や言葉にときめいていたのは確かだ。それを察しちゃったかな…?ハイスペック男子が自分に自信が無いわけがない。でもなんか悔しい〜!...

  • 君と、恋をしよう15

    彼は僕の本当の姿を知りたいと言ってくれた。だから、彼に伝えてもいいんじゃないか…「ジョンウンさんあの…僕は性同一性障害なんです。だから、僕は恋愛対象が男なんです」こんなこと、キュヒョナと親くらいしか知らない。あまりよく知りもしない彼にカミングアウトするなんて危険行為だとは分かってる。「だから、この前のことであなたが責任を感じる必要は全くはありません。誘ったのは僕だし…」「…ああ…そういうことか…」「引...

  • 君と、恋をしよう14

    (Ryowook side)目と目が合った瞬間、心臓の鼓動が足早に動きだしていた。『君の本当の姿を知りたいんだ』せっかくあの日のことを忘れかけていたのにどうしてそんな言葉を…「でも…ジョンウンさんに申し訳なさすぎて合わせる顔がありません…」「本当の君を知ればもっと許すことができるかもしれない」そうだ…正直にちゃんと彼に伝えればいいんだ。あの日の気持ちも全て全部…「じゃあ…隣に座ってもいいですか?」「ああ」追加注文し...

  • 君と、恋をしよう13

    (Jongwoon side) 週末は、カフェでゆっくりコーヒーを飲みながら本を読むのが好きだ。普段は保険会社の営業として慌ただしい日々を過ごしているから、カフェの心地良い空間とゆっくり流れる時間がたまらなく好きだ。クリスマスを前にして街中が賑わう週末、いつものようにカフェで本でも読もうと立ち寄った。カフェ巡りは趣味の一つでもある。このカフェは、こだわりのコーヒーと落ち着いた雰囲気が印象的で気に入っていた。その...

  • 君と、恋をしよう12

    (Ryowook side)「お互いにとって毒のような存在か……」僕は、ハァっと深いため息をついた。彼に言われた言葉なんてもう忘れてしまえばいいのに、そんなことできないくらいにどうやら僕は深く傷付いているようだ。仕方ない…自業自得なんだ自業自得。全部僕が悪いんだ。「どうした地面に穴が空きそうなくらいため息ついて?」キュヒョナに深いため息を見られてしまいドキっとなる。「いや…何でも…」「俺には言えないようなことでも...

  • 君と、恋をしよう11

    (Jongwoon side) 会計事務所から職場に戻り、気持ちを落ち着かせる為に熱いコーヒーを一口飲んでフゥっと息を吐いた。クールな表情を装っていたが、内心は全然穏やかではなかった。まさか、彼がキュヒョナのいる事務所で働いているとは…あの子、やっぱり年齢も詐称してたんだな…つくづく呆れてしまう。そこまでして金が欲しかったのか?ふと、上着のポケットに押し込まれたお札を思い出した。「一応罪悪感はあったんだな…」お札を...

  • 君と、恋をしよう10

    な……なんで…彼がここに…?彼から名刺を受け取り、わなわなと震えてしまう。S保険会社営業、キム・ジョンウン…あの日、受け取った名刺とまったく一緒だ。「代表はいらっしゃいますか?」「あっ…実はまだ戻らなくて…中でお待ちいただけますか!?申し訳ありません!!」声もおかしいくらい裏返ってしまう。「いえ、私も時間が少し早かったので待ってます」彼を応接室に案内した。まるで、僕のことを忘れてしまったかのようにまったく...

  • 君と、恋をしよう9

    (Ryowook side) 彼と会って、1週間が過ぎた。あの日はだいぶお酒を飲み、次の日酔いが覚めたら何だかむしゃくしゃした気持ちが一気に冷め、僕がした行動がバカバカしくなってマッチングアプリも削除した。今となっては彼に申し訳なく感じ、どこかでまた出会えたらお金も返そうかと思っている。正直、彼との会話は素直に楽しめたしどこまでも素敵な人だった。あの日の夜のことを思い出すだけで身体が一気に熱くなる。彼の愛撫だ...

  • 君と、恋をしよう8

    自宅のマンションに帰り、ドアの暗証番号を打ち込み部屋に入ると、「おかえり〜」あいつの声がした。また従兄弟のキュヒョンが来てるのだろう。昔からキュヒョンは実の弟のように可愛がって来た。今では俺の部屋の合鍵を持ち、自宅と行き来してるくらいだ。俺は帰るなりバスルームに直行し、シャツを脱ぎ洗濯機に投げ入れた。さっきまで会っていた彼の甘いコロンの匂いがどうやらついてしまいその香りがなんだか邪魔だ。シャワー...

  • 君と、恋をしよう7

    街外れにあるホテル街に彼と来た。よく見ると、マッチングアプリで知り合ったであろう中年男性と若い女性が並んで歩いている姿をよく見かける。僕達周囲から一体どんな風に見られているのだろうか…?そんなことより、僕は今夜彼に殺されてしまってもおかしくない状況だ。自業自得と言えばその通りなんだけど、人生なんてどうでもいいように思えて来た。『何で僕はみんなと同じ風に生まれて来れなかったのだろうか』自分自身の生...

  • 君と、恋をしよう6

    店から外に出ると、酔いが冷めてしまいそうなくらいの寒さで思わず身震いしてしまう。白い息を吐きながら彼を待つ。クリスマスシーズンの街中を恋人達が仲睦まじく手を繋ぎ歩く姿が多く見られる。お互いを愛おしそうに見つめ合う恋人達。なんだか、あの人達の姿を見てると僕がして来た恋が酷く薄っぺらく感じた。あんな風に見つめ合い、誰かに触れたくて堪らなくなるほど誰かを愛したことがあっただろうか?僕は、今まで本当に誰...

  • 君と、恋をしよう5

    (Ryowook side) なんだか、宝くじにでも当たった気分だ。長い人生、こんなにかっこいい人に今まで出会ったことはない。まさか、あのプロフィール写真が偽物じゃなくてガチだったなんて。実物は100倍イケメンだ。彼は33歳で、外資系保険会社の営業管理職らしい。仕事も顔も全てが完璧だ。マッチングアプリ界隈にはこんなハイスペック男子がたくさん存在しているのだろうか?と驚きを隠せない。だけど、彼は彼女もいないし結婚も...

  • 君と、恋をしよう4

    (Jongwoon side)週末の金曜日の夜、仕事を終えいつものようにパソコンの電源を切り、荷物をまとめ帰る支度をする。時刻は午後7時。マッチングアプリで知り合った彼女との約束を忘れたつもりではない。職場から約束の場所は5分で着く。けど、俺は約束の場所には行かなかった。そのことによって、彼女に悪く思われても別にかまわない。だって、俺達は会ったこともないし互いに素性をまったく知らない。それに、ヒョクチェ達が勝手に...

  • 拍手コメでパスワードを問い合わせをされた方へ

    拍手に返信できない為、こちらでお伝えさせていただきます。パスワードのお問い合わせありがとうございました。正しいパスワードは、08240621oabです。アルファベットが逆のようです。お読みくださりありがとうございます!!...

  • 君と恋をしよう3

    (Ryowook side) マッチングアプリのサイトに登録して数分、さっきからサイトを通したメッセージが鳴り止まない。数分で既に50通近く、出会いを求める男性達からのメッセージが止まらなかった。「女子大生効果凄すぎ…」若干僕は引き気味だった。マッチングアプリ界隈では、女子大生設定がかなりおじ達からの支持が高いと聞いたことがある。まあ、僕は女子大生でも何でもないんだけど…昔から童顔とはよく言われる。そこら辺はあえ...

  • 君と、恋をしよう2

    今年で気付けば33の歳になっていた。周囲の友人達はほとんど結婚し、子供もいる。そんな一般的な人生の軌道に俺は今だに乗れずにいた。だけど、それを哀れだと思ったことはない。結婚はしてないが、俺は人生が上手く行ってると思う。韓国の名門大学を卒業し、仕事では良い成績を収めそれなりの地位を築けて来た。完璧な俺の人生。だけど、人間誰しも完璧な人間なんてなかなかそういないものだ。 大学を卒業し、外資系の保険会社...

  • 君と、恋をしてみよう1

    (ryowook side) 今年もクリスマスの季節がやって来た。煌びやかなイルミネーションにクリスマスプレゼントに、誰もが心が躍る季節だ。だけど、僕は違った。クリスマス前に恋人に浮気され呆気なくフラれ捨てられた。フラれた理由も別れ際に教えてくれた。『お前、なんかつまらないんだよな』彼は僕にそう吐き捨て去って行った。そんなこと、分かってるし自覚してたつもりだった。なんも取り柄のない僕だけど、面白いことなんて何一...

  • あざと可愛くてごめん

    自分に自信が持てない人が多い世の中だけど、僕は結構自分に自信がある方だ。なぜなら、365日肌の手入れは怠らないし男だけど女子力は結構高めだと思う。今日も朝から肌の調子は絶好調だ。昨日の高級パックが良かったのだろう。丁寧に洗顔をし、化粧水と美容液、日焼け止めまでぬかりなく塗る。唇に軽くリップを塗り、仕事へと向かった。僕の仕事はアイドルだ。僕がここまで自分磨きをするのはアイドルだからという理由よりかは...

  • 嘘から始まる恋 KyuHyun side後編2

    誰かを想い続けてもう5年になる。自分がこれほどまでに一途な人間だということを自分でも知らなかった。食堂で彼を見かけると、決まって彼と同じメニューを注文する。1人寂しく昼食を食べる俺とは違って、彼はいつも同僚達と賑やかに昼食を食べていた。自分もあの輪に入り、あの人に笑顔を向けてほしいと何度願い、夢見たことか。一目惚れだった。あの人はいつも笑顔で周囲にはたくさんの人がいて、周りを明るく照らす太陽の...

  • 嘘から始まる恋 KyuHyun side後編1

    彼を家に送り届ける頃には、雨はだいぶ小降りになっていた。いつまでも相合傘を楽しんでいたいからこのまま梅雨が明けなければいいのにとさえ思ってしまう。「いつも送ってくれてありがとうな」湿気で少し濡れた髪と肌が一層彼の色気を引き立たせている。ああダメだ…今日は我慢して大人しく帰ろう。いつも彼には無理をさせている。「ジョンウンさん、それじゃあまた明日」彼に背を向け、帰ろうとした時だった。「待てって…随分濡...

  • 嘘から始まる恋 KyuHyun side前編

    晴れ間が出ていた午前から、天気は昼を過ぎると一気に下り坂となり雨が降り出した。きっと、あの人は朝に天気予報も見ず慌てて傘も持たずに仕事へ向かっただろう。今日は定時に帰ると言っていた。だから、俺も早く仕事を終わらせ彼を待つ。季節は梅雨となり、夏はもうすぐそばまで来ているのだろう。梅雨は憂鬱で嫌いだ。少しクセのある髪もまとまらないしとにかく湿気が俺を憂鬱にさせる。けど、そんな憂鬱な梅雨はいつもとは違...

  • 8月24日更新します

    皆様、お久しぶりです…もう、存在すら忘れられてたかと思いますがあと1話残したままとんずらしてしまい申し訳ないです(;ω;)言い訳はいろいろありますが、8月24日(木)兄さんセンイルに更新予定です♡訪問してくださったら嬉しいです!りんご...

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