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短行想・・・今日の私は昨日より新しい。 https://blog.goo.ne.jp/nokoyacanna

あれもこれも穿って、雑考の向こう岸  とくなが じゅん ・・・折々に、頭を巡る事柄は雑然としており、これらをなんとか、言葉に映してみたくて整頓中・・・

のこのこや
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2020/02/19

  • 2024/06/04

    📌人の道を説き、愛や慈しみを語る宗教の歴史の実態は、専ら権威と排他を増幅させてきただけである。どの時代をとっても戦争の土台、残虐の歴史を含んでいる。信仰の清らかさを謳う舞台裏は、単に傲慢と差別と憎悪の博物館である。それでも人々は、信仰する。清らかな幻想に救われたいのだ。神が存在するかしないを、考えてみようとは思わない。分からない。だが、人間の顔をした神や神の子がいたという、その言い方は馬鹿臭い。神の子出現前の万年を超えて存在した人々を、人間の基本を持たない夥しく未開な存在だとするのだろうかと、問いたい。宗教者たちが、自らを気高い伝承者らしく装うのが滑稽である。宗教行為に、仰々しい舞台を設けて、いちいち儀式を重んじるという事が、既に、伝承はそうした演出がなければ説得力を持たないという事を示し...2024/06/04

  • 灰色

    📌骨格も内臓も灰色なる老いを知りてか歩み合わせよ混み合った医院の椅子の素っ気なさ混み合いでむしろ和らぐ受診待ち高齢と呼ばれて久しまた師走誰もいぬ病院廊下我ひとりあの時、遺体の額に手を当てその冷たさに、母の生命の果てたことを実感した。衰弱した病床の父との最後の目の会話も焼き付いている。言いようのない寂しさと静かさを覚えた。あれから40年は過ぎてしまった。その私が80余歳となっている。生命の限りを思う日々である。そうではあるけど、親への想いに過ぎ去った時間は邪魔をしない。写真と共に様々な親の顔、祖母の顔がすぐそこに浮かぶ。疾うに存在しないのに情が重なって重なって過ぎる。情感とは不思議なものである。そして、また年が暮れる師走が来てしまった。僕もいずれ、娘や孫にそういう想いを誘うのだろうと思う。僕...灰色

  • 選良という言葉があるのは、間違いだ。

    📌政治集団の不誠実。彼らをそれを流儀としているのだろうか。彼らは法を作るけれども、彼ら自身は遵法精神が乏しい。常に法の抜け道を歩こうとする。裏金とかキックバックとか、策謀丸出しである。今回が特異なことでもない。それが国民を苛立たせる。集団も構成員も、選良とは程遠い。ただただ狡猾な手法に頭を捻り、平然と組織内正義としている。暴力団もどきの結束で、それを実現させている。政治家は、やはりどこかが信用できない。容易く変質してしまう。露見すると、政治の信用回復を政治家側が盛んに発信する。国民には、それが力弱く虚しく響くばかりだ。これまでも政治家の数々の不正、不祥事を知っているからである。不審な金の動きのみならず、優越的な越権行為とか、選挙のためなら反社会勢力をも与するなど、選良の欠片もない。ずるさ丸出しである。選良という言葉があるのは、間違いだ。

  • 経営のいやらしさ

    📌ビックモーターズの反社会的な経営が紙面を賑わして、間もないのに、今度は、ダイハツの会社ぐるみの不正検査が明るみに出た。全工場の生産停止に追い込まれるほど、結果は重大で、愚かな経営だった。社会の眼がこのことに気がついて良かった。そこに購買者に対する安全意識はない。何をもって完成車と思えたのだろう。購買者に対する生産者の裏切りである。こうした組織内正義が大メイカーで罷り通っていた事に、全くうんざりする、またも、経営はすまし顔で反社会的になる。企業経営は、時として安直なその場凌ぎ、言い訳を選ぶのだ。“ごまかし“が、会社に重大な損害をもたらした数々の先例を知らぬ筈が無いと思われるのにだ。学習能力がない。大組織には腐敗菌が潜在している、という証明である。今回の結果は、様々な協力会社にも大きな影響を及ぼしてしまう。...経営のいやらしさ

  • 耳障りな・・・

    いつのころからか、関係性とか空気感とかいう言い方をよく耳にする。が、このいい方が僕は引っかかる。気持ち悪い。いろんな単語に的を不用意に付けまくることと同じだ。単語に安直に糊付けしても特殊な雰囲気は出ない。前後の行間が生む感性に任せることだ。とにかく、無駄な畳語みたいで聞き心地が悪い。不要な装飾をやめてもらいたい。言葉の力が腑抜ける。関係や空気でなぜいかんのか。その方がよほど真っ直ぐ響く。耳障りな・・・

  • 心神喪失

    心神喪失で、多数の死傷者を出しても、無罪判決になる法は果たして、社会の正義なのか、死者に対してそれは正義なのか。一切の罪が問われないなら、死傷者は不運な生命の敗残者に貶められるだけか?生命の尊厳は、惨殺された者には無用のものなのか?法は決して生命に対して平等ではない。つくづく、法は何を求めているのだろうと思う。法の正義とはなんなんだろう。生きてる者だけに示される、便宜的な処方箋に過ぎないのか、しかも、無理やり編み出した量刑という屁理屈で勘定されている。その屁理屈が、偏った生命の尊厳を、根底から歪めていないか。裁判官は法の終身牢人であるから、決して、檻の外に出ようとしないし、出られない。そして、現存社会の妥協点を割り出して、権威としてしまう。こういう判決に出会うたびに、居た堪れなくなってしまう。心神喪失

  • 政治の制度の前に

    社会や歴史を政治制度から話し始めるのは、間違っていると思う。はじめに、風土や風習がどうだという前提を掘り下げるべきだろう。自然発生的な要素に左右されている共同社会への視点が抜けがちになる。政治制度だけでみていくと、その社会の根底、生きようを解明できない。その共同社会の本態が隠れたままだ。風土や風習には、手順や優先や合理性が希薄だからだ。一方的な合理性を含む政治制度が、いつもの説得力を持っているとは思えない。強権、専横で押し切るしかなくなるわけである。行き詰まった政治の最終的選択に露骨な暴力がある。市民に対しては選択肢がない極端な強制であり、他国に対しては戦争を仕掛ける。政治は、脅迫と暴力に容易く変身する。さまざまな言葉を使って正当化されるが、暴力そのものである。政治の制度の前に

  • 言い古された諺は‥

    言い古された諺は生きている身の回りには言い古された諺が沢山ある。或いは、年寄りの知恵として発せられたこともるだろう。人は成長につれて論理的な説明や方法に慣れ、それで合点がいく。で、俗な諺を軽視して、それが存外に理に適っている事に気が付かない。その含意は凝縮されており、そのうえ口語的な平易な言いようなので、その論理性が希薄と直感するのかも知れない。言い古された諺を口されると、面白くない軽口か皮肉と受け取ることになる。だが、さまざまな曲折を経た末に難題の出口を見つけた後に、問題の本質が、言い古された諺に喝破されていることに気がつくことがある。平易な諺は短絡しているが本質を指摘しているのだ。鋭いのである。言い古された諺は‥

  • それぞれの旅

    ※それぞれの旅旅は、緻密に考えて出かけるより大雑把に出かけた方がいい。寄り道、遠回りがあって、旅の愉快さが膨らむ。小さな旅でも自宅を踏み出せば、すでに軽い興奮に自分がいる。その軽めの気分を悟られぬよう、あえて澄まし顔をする。五感がフル稼働し始めて、いつもの乗り物でさえ違って匂う。豊かな旅は、好奇心が見つけるてくれる。見なければ見えない。歴史や風物に感じ入のも良いけど、雑景を無駄に観察するのも、気持ちがユルんできて面白い。旅行の特権というか、見慣れると何でもないはず街が、妙に深く見える。全てを、私が観るために仕立てられた舞台、という錯覚に浸れる。そこで暮らしている人々の苦心を横目にスルー出来る身勝手・・旅に潜れば、好奇心が勝手に増幅する、旅の力である。観光スポットを訪ね過ぎると、感動や観察力が不感症になる。...それぞれの旅

  • 顔の地殻変動

    自分が老いたせいだろう。ひとを見て、もろもろ想像してしまう。例えば、若い顔、中年の顔、老い顔、街でも車内でも、tv画面などでも、歳を重ねて人の顔の変わっていく図を無礼ながら、つい勝手に想像してしまう。若い顔はその老い顔を想像し、老いた顔はその若き日の表情を浮かべて見る。Tv画面に出てくる著名人を見て、あの人のこんな老い顔を見たくなかったと思ったりする。顔のつくりは、地殻変動の如くに、歳を経るに従って変じる。おやっと思うほど印象の変わる人もいる。幼い子どもたちは、そういう想像を全く誘わない。老いに最も遠い彼らの無邪気さと幼な顔は、どの子もとてもみずみずしい。そして、やはりわが顔を身体を思う、抗っても、皺もシミも弛みも、老いがすっかり覆っている。細胞の代謝はうまく働かなくなっている。受け止めるしかないことばか...顔の地殻変動

  • 無理矢理に

    無理やりに歩いて暇を潰しけり老いまぐれ未来という字をジッと見る老いる身に”終活”煽るお節介萎たる家屋見てさえ我が身かな残日は台風一過の心地あり抗えど見映えは老いて席貰い風通る枕ひとつの昼寝かな風呂あがり夜風を浴びる股間かな陽ぞ憎し日陰をたどりて遠回り眉薄れ老けの中和にメガネ黒競技者に無心の拍手白き歳走りゆく少年の勢い羨まし夏のような秋が来てまだ素麺の昼無理矢理に

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