映画 「海よりもまだ深く」 感想
樹木希林と小林聡美の親子は、なんとも言えない。本当の親子以上の不思議な雰囲気を感じる。希林;「暑い、暑い」と言って、冷蔵庫の扉を開け閉めして冷気を浴びようとする。アドリブのような自然な感じがいい。今の社会を映しているようだった。独り暮らしの老人。しかし、近所との交流があり、趣味を楽しんでいる面もある。息子は、小説家だが、売れていない。探偵で生計を立てているが、苦しい。別れた妻子に養育費が払えない。月1回面会、食事、買い物をして別れる。妻には、再婚を考えている男性あり。子供は、馴染まない。仕方ないと思っている。一緒にいる時は、家庭を顧みなかったが、別れると未練が募る。失くして気づく、大事なもの。やり残したことが多く感じる今日この頃。妙に、大切なものを粗末に扱ってきたことに気づく。今、関わっている人たちを大事にでき...映画「海よりもまだ深く」感想
2020/03/28 13:15