2023年最後に読んだ本
今年最後に読了した本は『静寂の声』 乃木希典夫妻の生涯を描いたもので、吉田松陰つながりで読んだ。 松陰神社の松下村塾の模造建築物の脇にあった石標に 「玉木正之」のことが書かれていたのがキッカケ。 石標を寄贈したのは玉木正之氏の孫娘さんらしく、 「乃木希典大将の甥として、その葬儀の喪主をつとめる。 その前後の事情は渡辺淳一氏著『静寂の声』に詳しい」とあった。 玉木正之は前原の乱で非業の死をとげた希典の弟・真人 ( のち玉木文之進の養嗣子となり、玉木正誼 ) の息子で、父の死後しばらく乃木宅に身を寄せている。 乃木夫婦が自害した時 既に2人の息子は亡く、一番の近親者は希典の末弟・集作だった。 だが…
2023/12/31 20:00