対話

対話

   いつからだろう。得体の知れぬ怪物に、私は夜な夜な、自らの肉を与えている。悲しみと苦しみ。ときには切ない愛しさで味付けしたそれは、一体 どんな味がするのか。 はじまりはきっと、シミのように小さかっ