本音が大切
僕の実家は、小さい神社を営んでいる。小さいけれど毎朝、数人の人がお参りに来てくださって、朝のお勤めをしている。そのお勤めの後に、母がちょっとした小話をすることがある。その母の小話の中に、人間には本音と建前がある、また本音があっても言うと差しさわりがあるから波風を立てないために、何も言わずに流れに合わせていくことも人生の中には多々ある。そんな話があった。そして、母は、このように話をつづけた。人は建前ではいいことを言うことが慣例だし、また本音では嫌だと思っていても波風立てないために無言で流れに従っていくこともある。しかし、人間が罪を作ったりまた人に暖かい印象を与えたりするのは、建前や不本意な建前の部分ではなくむしろ本音の部分にある。人は本音の部分で罪を作ったり暖かいものを残して行ったりする。そういうものだと。...本音が大切
2024/10/24 17:09