興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。
2020年2月29日 新型肺炎で、金融市場に大きな落ち込み。 なぜウイルスが、そんなに大きな経済的脅威なのか。 4つの理由。 理由1。 生活と商業活動を寸断。 中国では、工場が止まりサプライチェーンがずたずたに。 消費者は、購買を控え車もスマホも売れない。 旅行客は、移動しない。 市民は、職場にもレストランにも映画館にも行かない。 理由2。 通常の不況対策の効果が薄い。 消費回復を狙い減税しても、消費者は外出を恐れ、お金を使わない。 娯楽の場自体、閉鎖中。 金利を下げても、工場に資材は届かない。 そもそも労働者が出勤できない。 理由3。 景気後退で、かねてからの懸念材料に火が付く恐れ。 例えば…
2020年2月28日 米国で初めて、海外旅行歴も、感染者との濃厚接触もない新型肺炎患者が現れた。 カリフォルニア州サクラメントのUC Davis医療センターに2月19日入院。 陽性が判明したのはその4日後で、CDCによる検査結果を待たなければならなかった。 米国で今、検査能力があるのはCDCと少数の地域医療機関のみ。 この患者は、米国初の「市中感染」患者である可能性。 患者が入院した病院では、複数の医療従事者が自宅隔離中。 新型肺炎の感染力が高いのはわかっているが、実際にどうやって人から人へうつるのかは、まだはっきりしない。 現在米国の感染者は60人で、うち43人がダイヤモンド・プリンセスの乗…
2020年2月26日 ドイツで先週起きたトルコ系移民を標的にした銃撃テロ。 容疑者は外国人排斥を叫んでいた。 昨秋もシナゴーグがテロに。 2012年以来、危険な思想を持つ極右の数は5倍に増加。 だがドイツ社会がどこまで強く、白人至上主義と人種差別的な暴力が、社会の根源的な脅威である、と感じているかは疑問、との声。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) TIME@TIME “How many mass shootings will it take for Germany to confront its far-right problem?” writes Can Dündar h…
韓国政府が、入国者の健康状況報告を義務づける新型肺炎対策アプリを導入
2020年2月26日 新型肺炎対策として、韓国への入国者は、同政府の新アプリを携帯に入れることが義務づけられることに。 入国時に、当局がアプリをインストールする。 各人は毎日、新型肺炎の疑いがある徴候が出ていないか、当局に申告しなければならない。 入国後の状況を継続してモニターするために、新しく投入。 (柴田優@呼アカデミック・ジャーナリズムがツイート) CNN International@cnni South Korea rolled out an app that requires travelers entering the country to self-diagnose and re…
新型ウイルス流行で横行する中国系差別の体験シェアを、英紙が呼びかけ
2020年2月25日 新型ウイルス流行で、中国人を標的にした差別的事件が起きる中、英ガーディアン紙が体験のシェアを呼びかけた。 オンライン・フォームに名前、住所、メールアドレス、年齢、職業等を書き込み、質問に回答。 設問例。1、私は差別的事件を目撃した or 私は差別的事件を経験した or その他 (具体的に)。 設問の続き。 2、新型ウイルスに対する英国の世論の動向により、日常生活に影響が出ているか。 3、中国系住民が多い公的施設や店舗、レストランを避ける人々が多いことに気づいているか。 4、この回答を公開していい or 公開していいが、匿名で or 公開していいが、その前に連絡を or 情…
2020年2月24日 新型ウイルスで、中国の開発業者が危機に直面。 3か月分しか資金の余裕がない企業が多いが、場所によっては、都市閉鎖や移動制限が2か月目に突入した街も。 不動産業は中国のGNPの7%を占める。 経済成長だけでなく雇用への影響も大。 1月の住宅価格の伸びは過去2年で最低。 ショールームが閉鎖された2月はさらなる悪化の予想。 旧正月後の1週間の新築マンションの売上は97%ダウン。 通常1日400件の取引がある北京で4件程度に。 このため思い切った手段に出る業者も。 恒大集団は3月末までの購入なら25%割引をオファー。 わずか頭金5千元で物件を押さえられる。 さらに過激な花様年控股…
2020年2月23日 横浜港に停泊中の客船ダイヤモンド・プリンセスの乗員の70%以上がフィリピン人、インド人、インドネシア人。 船からは636人の新型ウイルス感染者が出たが、うち50人が乗員だった。 乗員は隔離中、乗客の世話に奔走、今も除菌作業に従事。 その後ようやく彼らにとっての「公式」の隔離期間が始まる。 乗員は乗客に、飲食物の配膳や薬の配布をして来た。 その際ウイルスに感染した可能性がある。 その上、乗員間で部屋やトイレ、食堂を共同使用。 フェアな扱いとは言えない。 乗員を隔離しなかったのは大きな間違い、と米専門家が指摘。 ただ、乗員には若い世代が多く、感染率は5%と、乗客の20%より低…
ジョニー・デップが新作映画で、水俣病患者を撮った米写真家を熱演
2020年2月22日 米俳優ジョニー・デップの主演映画『ミナマタ』がベルリン映画祭でプレミア上映。 デップは水俣病の写真集を出した写真家ユージン・スミスを熱演。 チッソの工場排水による水銀中毒で苦しむ患者を70年代に撮影、世界に衝撃を与えた。 ミシガン州フリントの鉛による水道水汚染など、公害病は今も深刻。 だが英インディペンデント紙は辛口批評。 デップの演技は見事だが、映画の軸足がはっきりしない、と指摘。 社会派ドラマなのか、スミスが来日して写真家として成功する物語なのか不明だとか。 同紙は触れていないが、スミスの写真で有名になった患者の親族は、もう休息させてと公開停止を求めていた。 (柴田優…
2020年2月21日 NYでロスで中西部で、同じ米国民であるアジア系や、アジア人に見える人に対する差別的な言動が頻発。 地下鉄で暴力をふるわれたり、ホテルでアジア系は泊まれないと言われたり。 被害を受けた当人や周囲の人が、その様子を録画して告発。 もしあなたが偶然そうした場面に出くわしたら、何をすべきか。 関わることで自分にも危険が降りかかるリスクはある。 だが黙っていることで状況が良くなることはない、と専門家。 まず近くにどれだけ人がいるか確認。 目を合わせて、彼らが味方かどうかを測る。 話しかけるのをためらうなら、被害者に少し近づくと、被害者をサポートしていることを伝えられる。 被害者に配…
2020年2月6日 香港政庁は、新型ウイルスの発祥地である湖北省から帰国した30家族に、居場所を特定するリストバンドの装着を求めた。 リストバンドは、政庁が提供したスマホとワイヤレス接続。 スマホから30メートル以上離れると政庁に連絡が行く。 2週間自宅に滞在しなければならず、破ると半年間の収監の可能性。 香港政庁は、リストバンドにGPSはついておらず、プライバシーに配慮していると言明。 現在5百個を用意、さらに千個を調達予定。 だが、まるで犯罪者のような扱いだと批判も。 台湾政府も、自宅滞在の感染者に居場所を特定できるスマホを配布。 自宅から遠く離れると、最高9千ドルの罰金が科される。 中国…
2020年2月6日 新型ウイルスの感染が各国で拡大する中、東京五輪組織委の武藤事務総長が水曜、五輪は予定通り開催すると言明。 国際パラリンピック委スポークスマンのスペンス氏は、拡大しているのはウイルスより恐怖の方と指摘。 WHOが言って来ない限り、通常通り実施予定。 過去五輪が中止になったのは、戦時下のみ。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) The Associated Press@AP Tokyo Olympic and Paralympic organizers again try to allay fears the 2020 Games could be postp…
2020年2月5日 中国のディズニーランドが、新型ウイルスと香港のデモのため、2億8千万ドルの損失を計上する見込み。 上海も香港も今、営業を無期限停止中。 武漢で新型ウイルスが問題化するまで、上海の集客は好調に推移。 デモで揺れる香港での減益相殺が期待されていた。 頼みにしていた旧正月の稼ぎを失い、泣き面に蜂。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) CNN@CNN Profits from Disney parks in China could drop by $280 million due to shutdowns caused by the coronavirus and…
新型ウイルス感染防止策で、北京でレストランのグループ利用が禁止に
2020年2月5日 北京で水曜、レストランやケータリングサービスのグループでの利用が禁止になった。 予約が入っていても、即時にキャンセル又は延期されることに。 誕生日会や卒業の祝賀会、年賀の会合も同様。 火鍋で知られる四川省でも、夕食会が全面禁止。 新型ウイルス感染拡大を防ぐため、市民の生活が大きく制限。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Bloomberg@business Beijing is banning group meals, birthday parties and banquets in an attempt to curb the spread of th…
2020年2月1日 武漢発の新型ウイルス感染を恐れるべきかどうか。 英国でもマスクが、売り切れ続出で払底しつつある。 だが今のところ、感染者数に比べて死者数は少ない。 致死率は、SARSやMERSよりはるかに低い。 インフルエンザで毎年亡くなる膨大な数を考えてみてもいい。 ではWHOは、どうして緊急事態宣言を出したのか。 それは、ウイルスの突然変異を恐れているから。 感染が広がるほど、突然変異が起きやすくなる。 つまり、致死率が高くなる可能性。 だが突然変異で逆に、力が弱まる可能性もある。 実は、2009年の新型インフルエンザは、そうだった。 世界の3割が落命したとされる、1918年のスペイン…
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