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海外ニュースで知る世界の流れ https://www.shibatayuko.com/

興味のある英文記事を日本語で要約し、「柴田優呼@アカデミックジャーナリズム」でツイート。そのツイートの再録ブログです。英語のニュースを知り、世界の流れをつかむご参考にしていただければ。

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2019/11/01

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  • 今年初の吹雪で、米ミネソタで261台を巻き込む事故

    今年最初の吹雪に見舞われた米中西部ミネソタ。 わずか18時間で多数の事故が、ツインシティや北部のノースダコタとの州境など各地で発生。 高速道路や一般道路で少なくとも261台が事故に巻き込まれたとの通報があった。 厳しい寒さで知られるが、初雪の時は誰もが新米ドライバーに戻る、と地元の運転手。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) ABC News@ABC "Everyone is a rookie on the first snow," one local driver says. https://abcn.ws/3lGWNGd ABC News 世界各地で運転したけど、よく無事…

  • 作家は執筆中、どんな読書をするのか

    作家は執筆中、どんな読書をするのか。 米国人のベストセラー作家、ダイアナ・ガバルドンの場合。 元々書き終えるまで時間がかかるタイプ。 だから書き始めの頃や真ん中辺りまでは、何でも大量に読む。 ただ最後の数か月は、あまりとりこにならない本や、とりこになっても、すぐ終わる短い本を読む。 書き始めの頃は特に、詩的な文章を読む。 美しい言葉にそそられるから。 文学でなくていい。 でも作者が定期的に言葉遊びをしているものがいい。 作者は、読者の感情や思考を操るものだけど、作者が自分の感情を偽っていると、台なしになる。 また良い本は例え冒険ものでも、感性と知性の両面で傑出。 何でもかんでも読んでしまうタイ…

  • 今年のローズ奨学生に記録的な数の女性が選ばれる

    将来指導者になると目される米国人学生に授与されるローズ奨学生に今年、記録的な数の女性が選ばれた。 応募者826人中受賞者は32人で、うち22人が女性。 選抜基準は多様性の確保ではなく、成績優秀者。 かつ社会にインパクトを与えたいという志と、目標達成のため人と協力できる非凡な能力の持ち主。 コロナ禍のため、今年のローズ奨学生の選抜は昨年に続き、オンラインで行われた。 ローズ奨学生には、世界で善いことを行うために抜きんでた力があり、他者の幸福と福利の実現に強い関心を持ち、不平等な状態に対して鋭敏に反応するようになることが期待されている、とローズトラストの代表は語る。 (柴田優呼@アカデミック・ジャ…

  • チリ大統領選の有力候補は、ミレニアル世代

    21日投票のチリ大統領選。 左派の有力候補ガブリエル・ボリッチ氏はミレニアル世代の35歳。 10年前の2011年はチリ大学で法律を学ぶ学生。 学生組合の代表となりデモ隊を組織、街に繰り出した。 公的援助の増加と不平等な教育体制の是正を訴え、教育改革を引き起こす原動力に。 その後7年、国会議員を務めてきた。 だが世論調査では、ブルジルのボルソナロ大統領とも比較される極右のホセ・カスト候補が小差でリード。 チリは80年代、ピノチェト軍事政権が規制緩和や公共サービスの民営化を実施。 外資の投資を誘い、南米で最も豊かな国の1つに。 一方で経済格差はOECD諸国で随一で、国民の6割が生活の困難に直面。 …

  • なぜ君は首相に就任すると即、米大統領と会談しなければならないのか

    新首相が就任するや否や、必ず訪米し米大統領と会わなければならない日本。 全く中身のない会談であっても。 それを疑問視する日本メディアも皆無。 会談の実現は、年内か感謝祭の前か。 彼らが気にするのはそれだけ。 ジェラルド・カーティス・コロンビア大名誉教授の直言。 米政府にとって、これがどれだけ迷惑か。 日本側はそれを考えたこともない。 第二次大戦終結から、既に76年。 日本の主権回復から69年。 日米安保条約締結から61年もたっているんだ。 頼むよ、Fumio。 長年外相をやってきた君ならわかるだろう。 今必要なのは、実質的で率直で、よく練られた会談なんだ。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリ…

  • ツイッターのアルゴリズムは、右派政治家のツイートをタイムラインで優遇?

    ツイッター社は20年4-8月、日米英仏独、カナダ、スペイン7か国の政治家による発信数百万ツイートと、ニュースの発信数億ツイートを分析。 その結果、独を除き、アルゴリズムが選んだ各国のタイムラインには、右派寄りの政治家によるツイートが、左派寄りより増幅されて表示されていることがわかった。 また米国では、右派寄りのニュースの発信が、左派より増幅されてタイムラインに表示されていることも判明。 ツイッター側は、アルゴリズムの構築に好みが反映されているとしたら問題だとして、今後原因を究明、変更が必要かどうか探る。 分析はサードパーティーが担当。 要請があれば生データを共有するという。 (柴田優呼@アカデ…

  • コロナ下の米国で、大辞職時代が到来

    コロナ下の米国で、記録的な数の辞職者が出る「大辞職時代」が到来。 8月だけで全体の3%に上る430万人が辞職。 通常は1-2%。 医療や飲食、販売業の前線で顕著に。 8月にデルタ変異株が猛威をふるったため、感染を恐れる労働者が増加。 また隔離で登校できない子供の面倒を在宅で見る必要が生じた。 さらに医療・飲食業界の前線で働いてきた人々が燃え尽き症候群に。 不満やストレスを抱えた患者や客を扱うという、普段はしなくていいことまでする状況が続いた。 金銭的にもWLBの点でも、自分にとっての仕事の意味を問い直す人が増加。 ただワクチン接種の義務化は、辞職の大きな理由ではないという。 (柴田優呼@アカデ…

  • 気候変動で消えるフィリピン系米国人の歴史の地

    ルイジアナ州は米国で一番、気候変動の影響を受けてきた。 海辺の地域は2016年の時点で、1932年から25%も消失。 これはデラウェア州に相当する広さ。 原因は、浸食や海面上昇、ハリケーン。 この結果、この地で4代前から生活を営んできたフィリピン系米国人コミュニティの歴史が失われようとしている。 歴史的な場所の多くは今や海に沈み、ツアーガイドと船で訪れるしかない。 定住は18世紀とも19世紀とも言われる。 ルイジアナとフィリピンが共にスペインの統治下にあった頃。 当時フィリピン人はよく、欧米の商業船の船員として従事。 だが徒弟労働を強いられ、米国や豪州、南アの港に着くと逃走。 支配の及びにくい…

  • コロナ下の消費増で、サプライチェーン危機のアメリカ

    米国におけるコロナはマスクと入院、ワクチンだけを指すのではない。 インフレと人手不足、空っぽの商店の棚も意味する。 今やロジスティックスとサプライチェーンが政治問題に。 在宅でネット購入が増えたという以上に、米国人はモノを買う喜びに目覚めた。 コロナ前に比べ、商品の個人消費は2割増。 商品の多くはアジアからの輸入。 今年前半のアジアからの貨物量は2年前に比べ27%も増加。 その結果、コンテナ船は不足、輸送費は急上昇、LAの港湾には9月末、入港を待つ船の長い列が。 貨物を運ぶトラックの運転手も不足。 中国から米国内の目的地まで73日かかる。 2019年は40日。 全てがスローダウン。 (柴田優呼…

  • 巨大な小惑星数個が地球に接近中

    NASAによると、巨大な小惑星数個が地球に接近中。 今週金曜 (米国時間)、直径525フィートと、ギザのピラミッドより大きい2021SM3が、地球から350万マイルの地点まで来る。 地球に最も接近するのが2021TJ15で、地球から24万マイル、月との距離と同じ地点に土曜到達。 大きさは6-13メートル程度。 また1250フィートと、エンパイアステートビルなみのサイズの2004UEは11月13日、地球から260万マイルの距離に来るという。 これらは全てそれ以上地球に近づくことはなく、心配無用。 NASAは過去、地球に接近する小惑星2万7千個を確認。 大半は1千-2千フィートだが、中には3千フィ…

  • ジョージア・オキーフ展が初めてパリで開催

    ジョージア・オキーフ。 かつて米国で最も有名な女性5人の1人に数えられた前衛画家。 20世紀前半に多くの代表作を生み出した。 だが欧州では著名度が低く、米国モダニズムは戦後、ジャクソン・ポラックから始まったと思われてきた。 女性のアート作品の軽視も関係。 オキーフ展のパリ開催は皆無だった。 モダニズムの擁護者だったオキーフの夫が、彼女の作品を欧州に送るのを嫌ったことも背景に。 だが遂に今秋、ポンピドーセンターで主要作品の展示が実現。 オキーフの作品は米国の広大な空間、その大気と空、光、平原、大地と密接に関連。 死ではなく、活力と永続性を示唆。 空間を神話的領域に高めた。 オキーフが描いた砂漠の…

  • 山林火災による大気汚染が原因の死亡者数が、世界で1番多いのは日本?

    山林火災による大気汚染が原因で亡くなった人々を、国際的に比較したフォーブスの英語記事。 ワースト国家はなんと日本で、死亡者は年間7千人に上るという。 本当?どんな統計をもとにしたのだろう。 和訳された記事は下記。 ここには日本の言及はない。 不思議なニュース。 https://news.yahoo.co.jp/articles/1febe964bb3e77336a28f981f42fbde5eaed4ad9 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Forbes@Forbes Wildfire pollution kills thousands of Americans each …

  • イギリスのコロナ重篤患者の2割が妊婦

    英国でここ数か月、最も重篤なコロナ患者の2割を妊婦が占めている。 エクモ使用に至った16歳から49歳の女性患者の3割も妊婦で、コロナ初期の20年3月から6%増加。 現在1回目のワクチンを接種した妊婦は8万人、2回目が6万5千人。 ワクチンと流産、早産、死産に相関関係はないので安心して接種を、と英政府。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) ITV News@itvnews Unvaccinated pregnant women make up 17% of England’s most ill Covid patients https://itv.com/news/2021-1…

  • 読み切れないほど本を買ってしまう人が、自分を納得させる方法

    人生を3度繰り返しても読み切れないほど本を買ってしまう人は、どう自分を正当化すべきか。 ウンベルト・エーコの蔵書は3万冊あった。 もちろん生前、全部読んだ訳ではない。 だがだからこそ、知への好奇心を持ち続けた。 つまり蔵書は無知の証明。 知らないから本を買い、読んでいないから興味を持つのだ。 (柴田優呼@アカデミック・ジーナリズムがツイート) Fast Company@FastCompany Stop feeling bad about all those books you buy and don’t read. http://f-st.co/kajwBh3 Fast Company

  • マーベル初の中国人ヒーローの映画が大ヒットするが、中国で公開できず

    初めてアジア系男性がヒーローになったマーベル映画最新作『シャン・チー / テン・リングスの伝説』は先月の公開以来、コロナ下で最高の興収を米国で記録。 アジア系観客に大好評で、全世界で3億7千万ドルの興収を上げた。 だが中国での公開は未定。 米中間の緊張や中国のナショナリズムの高揚が関係。 映画は元々、中国公開を念頭に製作された。 登場人物は中国語で会話、ミシェル・ヨーやトニー・レオンら中華スターも出演。 だが主演俳優が過去、カナダへの移民経験をインタビューで話した際、中国は第三世界で皆飢えていたと言ったことが、微博で問題に。 それなら中国人の役をするなと批判された。 さらに1973年の原作では…

  • シングルの米国人が、過去30年で3割から4割に増加

    配偶者やパートナーがおらず、シングルでいる25歳から54歳の米国人は、1990年の29%から、2019年は38%に増加。 特に男性の単身率が高い。 離婚経験者も含まれるが、主な理由は婚姻率の低さ。 米国人の7割が男性に経済力を期待するというが、彼らの多くが収入や学歴が低く、経済的に自立できずに親と同居しているという実態がある。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Pew Research Center@pewresearch In 1990, unpartnered women at the median out-earned their partnered counterp…

  • 文法ミスを減点しないので、英国の大学生の書く力が低下?

    英国の大学生の書く力が衰えているのは、採点基準に文法やつづりのミスを含めず、内容の評価だけしているからだ、と英国政府機関。 平等法の拡大解釈の結果で、成績の水増しが起きており、今後は罰則も検討する、という。 大学側は、調査対象は400校のうちわずかで、実態を正確に反映していないと反論。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) The Guardian@guardian Universities ‘failing to mark down students’ for poor writing skills https://theguardian.com/education/2021…

  • 世界自然遺産の熱帯雨林を、豪州の先住民に返還

    世界自然遺産のデインツリー熱帯雨林を含む、豪州で最も美しい景勝地、計16万ヘクタールが、先住民アボリジニに返還された。 当面クイーンズランド州と共同管理するが、将来は先住民に委ねる。 景勝地フレーザー島も最近、先住民の言葉であるクガリに改名されたばかり。 クガリはパラダイスの意味。 デインツリーは世界最古の熱帯雨林とされる場所。 グレートバリアリーフのあるケアンズの北125キロに位置する。 カンガルーやヒクイドリ、カエルやこうもりの希少種など、地球上でこの地以外には見つからない希少動物の宝庫だ。 豪州に生息する有袋類の3割、爬虫類の2割の生息地で、希少植物も多数。 (柴田優呼@アカデミック・ジ…

  • コロナ下の米国で、看護師に暴力をふるう患者が急増

    米ミズーリ州の病院で2019-20年、患者の暴力事件が40件から123件と3倍に急増。 スタッフのけがも17件から78件に。 コロナで診療まで時間を要し、面会が難しいことが引き金に。 警備員への連絡用に看護師に非常ボタンが配布される事態に。 それまで警備員に電話するか、助けを求めて叫ぶしかなかった。 コロナ下、病院スタッフへの暴力は全米で増加。 10人に1人が暴力を経験したとの調査も。 病院の外でも暴言を吐かれたり暴行されるため、買い物にすら行けなくなったというスタッフも。 病院スタッフへの暴力はコロナ前から問題だった。 暴力の被害者となる確率は、他の職場の5倍という統計もある。 (柴田優呼@…

  • サンノゼが、かつてチャイナタウンが焼き払われた歴史を謝罪

    シリコンバレーのサンノゼ市にはかつて、中国系移民のチャイナタウンがあった。 だがそこに新庁舎を建てるため、市議会が皆の迷惑だと非難宣言。 その後1887年、チャイナタウンは放火で灰塵に帰し、中国系住民1400人は全員移住。 この歴史についてサンノゼ市は、中国系コミュニティに対し公式に謝罪。 コロナでアジア系へのヘイトクライムが全米で急増する中での公式謝罪。 まだ10代の少年だった祖父が、当時焼き払われたチャイナタウンに住んでいたという郷土歴史家のユ。 「謝罪までこんなに時間がかかったが、それでも中国系コミュニティにとって意義深いこと。平和と和解の象徴となる」と語る。 (柴田優呼@アカデミック・…

  • コロナ回復後も、アジア系米国人経営者の苦境は継続

    コロナ下のカリフォルニアで、アジア系米国人経営者の6割が閉店や従業員解雇等に追い込まれている。 カリフォルニア全体で打撃を受けた経営者は4割で、より被害が大きい。 元々飲食、販売、サービス業従事者が多く、コロナに直撃。 さらにアジア系へのヘイトの高まりで、店に人がよりつかなくなった。 カリフォルニアの事例は全国的な傾向と見られる。 コロナから回復しつつある今も、アジア系の店舗の破壊や、アジア系の人々への暴力行為は継続。 隔離中の接触は店舗に限られていたが、今はむしろ路上など公的空間に広がりつつある。 アジア系の店舗に行くのを避けるなど、消極的なボイコットも続く。 (柴田優呼@アカデミック・ジャ…

  • コロナ下で生まれた詩が語る、米国の人種主義と哀しみ

    ピュリツァー賞受賞の詩人で黒人女性のトレーシー・スミスは、世の中への問いかけを、詩の形で表現して来た。 個人的な問題には政治的な問題が含まれ、物語の中では人種主義、権力、正義が絡み合う。 構造的な不平等を黙考するに至ったコロナ下での経験が、10月上梓される詩集に反映されている。 詩はこの瞬間、私たちが何を知っており、何を知るべきかを明らかにする。 そうやって現在における自分及び過去における自分と、アートとの関係が示されるという。 ただ彼女の詩は、奴隷制や人種主義について描きながらも、喜びと希望を求める。 自分自身と自分の体、自分の物語を大切にするためだ。 コロナ下の1年、よく瞑想し、心の中で誰…

  • 『ロード・オブ・ザ・リング』は、出版時絶賛されたわけではなかった

    トールキンが三部作『ロード・オブ・ザ・リング』を発表したのは1950年代半ば。 賛否相半ばだった。 これだけ詳細な想像世界を築いた作品はない、とされる一方で、退屈で文章もひどいという評も。 前例がないタイプの小説で、読者は面食らった。 1961年のノーベル文学賞候補に挙がったが、受賞は逃した。 『ナルニア国物語』で知られる作家のC・S・ルイスは、友人であるトールキンの作品を推し続けた。 今の基準だと、友人の作品の推奨は倫理的に問題になる。 だがルイスは、トールキンはそう書かなければならない話をそう書いただけだ、と説明。 今に、人々の心になくてはならない物語になる、と予言した。 (柴田優呼@アカ…

  • コロナ後、メトロポリタンオペラの上演第一号は、初の黒人作曲家の作品

    コロナでライブ公演を中止していたメトロポリタンオペラが27日再開。 記念すべき初演演目の作曲家は黒人男性のテレンス・ブランチャード。 MET138年の歴史で、黒人作曲家の作品上演は初めて。 「確かに自分は初の黒人だが、ここで上演資格がある黒人作曲家という点で言えば、自分は初めてではない」と語る。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムかがツイート) NBC Nightly News with Lester Holt@NBCNightlyNews It's opening night for the Metropolitan Opera. For the first time, the Met…

  • 女性の方が稼ぎのいい場合、男性のパートナーが言うこと

    女性の方が男性より稼ぎのいい場合、パートナーの男性が女性に言うこと。 「なんてセクシーなんだ」 「そんな性差別的な環境で働いているんだから、もっと給料をもらうべきだ」 「ローンがたくさん返せてよかった」 「ワークライフバランスに気をつけて」 「家にいると、子供の成長が見れて嬉しい」 周囲の人には「僕のパートナーはこんなにすごい仕事をしていて、誇りに思っている。僕はとてもラッキーだ」 自分については「収入増や昇進のために働かなければならないストレスを感じずにすんで、ありがたい」 女性の弁。 「私も、自分のキャリアを大切にできていい。私達は2人で1つのチーム」 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリ…

  • 百歳の現役パークレンジャーが語る米国の歴史

    カリフォルニアの国立公園の1つに、百歳の今なお現役のパークレンジャーがいる。 黒人女性のベティ・ソスキン。 85歳でこの職に就いた。 第二次大戦に貢献した米国人を称える目的で、同公園は新設された。 だがあまりに白人中心のストーリーになっており、自分の経験を反映させる必要があると思った。 黒人であるソスキンは戦時中も、人種隔離された中で働いた。 出征した男性達に代わり、職場で活躍した白人女性の経験とは大きく違っていた。 国立公園訪問者に、その話を数えきれないほど語った。 「彼女の影響はとてつもなく大きい」 「より完全な話を語る上で、なくてはならない存在」と公園責任者。 (柴田優呼@アカデミック・…

  • 米国の独立系インディーズ出版社の挑戦

    発売2週間で2百万部を売り上げたミシェル・オバマの自伝。 同書を手掛けた名物編集者が独立し、新しい才能を見出すため出版社Zandoを立ち上げ、来春3冊を発行予定。 著名人で、ツイッターやインスタのフォロアーが多数いることが、本の出版にも期待される時代。 そうした現状を打破したい、との考え。 大きな出版社だと、尖った本を出すのは難しい。 目玉の本以外は、細やかな販促活動も無理。 そこで独立系のインディーズ出版の出番というわけだ。 出版社は今、どうやってマーケティングをすればわからなくなっている。 ブッククラブや影響力のあるセレブに読んでもらわないと、新人の本は売れにくい。 だが、Zandoを創始…

  • 中国不動産危機は、イケイケ文化の終焉を告げる?

    中国最大の不動産企業、恒大集団の経営危機が示すこと。 習近平主席が本気で、過去20年のイケイケ文化に幕を降ろすつもりでいること。 成功した経営者がセレブになる時代は終わる。 イーロン・マスクのように体制を凌駕する個人はいらない。 中国市場に的を定めていた海外企業も戦略の再考を迫られる。 中国の住宅市場は既に2019年、リーマン危機前の米国の不動産バブルの2倍の規模になっていた。 ただリーマン危機の再来にはならないとの見方が強い。 中国政府は恒大集団の負債を肩代わりする力があるし、国家経済への波及を望まないからだ。 注視されるのは、中国のビジネス文化の今後の変貌ぶり。 (柴田優呼@アカデミック・…

  • 政治的中立を貫いてきたチュニジアの軍隊が変質?

    チュニジアの軍隊は歴史的に、政治に介在してこなかった。 このため国民の85%が軍隊を信頼。 信頼度の高さで、警察や宗教指導者、政治家を上回る。 だが現大統領が7月、国会を停止し首相を解任。 違憲だとの批判が集まる中、軍隊が国会の建物を警備し、議員の入場を拒絶。 中立性が疑問視される事態に。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) DW News@dwnews The Tunisian army has remained apolitical throughout its modern history. But now, some locals fear the military …

  • 米国成人の半分が、SNSでニュースをチェック

    SNS経由で、時々又はよくニュースを知るという米国成人は48%。 ニュースを知るのに使うSNSは、FB31%、YouTube22%、ツイッター13%、インスタグラム11%の順。 ただ、YouTubeでニュースを定期的にチェックするというユーザーは3割程度しかいないが、ツイッターだと半分以上で、SNSによって特性の違いも。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Pew Research Center@pewresearch When it comes to where Americans regularly get news on social media, Facebook o…

  • 人造シーフードがネタの寿司が登場

    一見トロ。でも実際のネタはトマト、という寿司が登場。 オリーブオイルや香辛料、醤油による味付けで、トロにひけをとらぬ美味。 その名も tunato。 フード・イノベーションにより作られた人造シーフードで、本物に比べ安価。 人造肉がブームとなる中、Z世代の若者が消費を牽引するのではと期待がかかる。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Bloomberg@business Sushi made from tomatoes. Plant-based shrimp. Faux fish is rattling the multibillion-dollar seafood marke…

  • コロナ下の米国で、紙の本を読む人が急増

    コロナ下の米国で紙の本を読む人が急増。 大手ブックチェーン書店の Barnes & Noble の売上は今年、コロナ前の2019年と比べ、2ケタ成長。 驚くべきは10代の購入者増。 金曜や土曜の夜、漫画を買いに来る若い読者で混雑、売上500%増を上げる店も。 衰退基調だった大型店舗型書店も、ようやく下げ止まりに。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) New York Post@nypost The pandemic has sparked a book craze — and Barnes & Noble is cashing in https://trib.al/KnAm7…

  • Occupy Wall Street 運動が、この10年間にもたらしたもの

    Occupy Wall Street (ウォール街を占拠せよ) 運動から10年。 以下、かつての参加者の評価。 1、物理的なスペースを共有することの大切さを知った。 あれは象徴的なコモンズ。 2、ミレニアル世代の社会運動はあそこから始まった。 後のBLMやバーニー・サンダースの選挙応援、ツイッターでの社会運動等。 3、反資本主義や階級分析をもたらし、社会主義がクールなものに。 従来の労働運動では無理だった。 4、ジェンダーやLGBT差別は受け入れられない、との考えが定着。 だが人種差別についてはまだ十分ではない。 5、単にoccupy (占拠) するという運動の限界を知り、選挙で政治を変える必…

  • 脳の働きを利用して、集中力を持続する方法

    集中力を持続するにはどうしたらいいか。 第一に、睡眠不足の解消。 自分が睡眠不足かどうか知るには、昼過ぎに難しい本を読んでみるといい。 5分以内にうたた寝を始めたら、睡眠が足りていない証拠。 第二に、退屈に感じたら、あと5分ほどやってみる。 脳に「持続」のメッセージを伝えることができる。 第三に、スマホをどこか簡単に手の届かないところに置く。 メールやSNSを1時間に数回チェックするのが普通だったりすると、脳は20分ごとに「さあ今はチェックする時間です」と知らせてくる。 その時間を超えてもチェックせず、やるべき仕事を続けていると、やがて脳はそちらに合わせるようになる。 (柴田優呼@アカデミック…

  • トランプの共和党への影響力が衰えつつある?

    今年1月6日に起きた米議会襲撃を支持するデモが土曜、ワシントンDCで開催された。 700人の参加が見込まれていたが、実際に集まったのは 400-450人。 現場に行くと逮捕される、とのデマがSNSで流されていたことが関係。 民主党の中には、トランプ氏の共和党への影響力が衰えてきたことの表れ、との見方も。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Newsweek@Newsweek Trump's "waning influence" shown in "very small crowd size" at "Justice for J6" rally: Ted Lieu https:…

  • Airbnb増で賃貸先がなくなり、ホームレスが増加するLAの観光地

    ボヘミアンの雰囲気が漂うLAのベニスビーチ。 富裕層と低所得層が混在する多様なコミュニティだった。 だがAirbnbが盛んになった2014年頃から一変。 観光客に部屋を貸すため、大家が長年の店子を追い出すように。 これではシェアリング・エコノミーではなく、スティーリング・エコノミーだとの嘆きも。 手頃な価格帯の部屋が不足する中、コロナが来た。 ビーチには野営するテントの列が並ぶように。 人口3万5千人に対し、ホームレスが2千人に上り、弱者を直撃。 病気や犯罪増を懸念する行政が住宅対策に乗り出すが、ホテル代わりに貸し出す大家は後を絶たない。 取締りも徹底せず、住宅危機が進行中。 (柴田優呼@アカ…

  • アフガニスタン人の協力者置き去りの責任を取り、オランダ外相が辞任

    アフガニスタンで、オランダ政府は同国の軍に協力した現地のスタッフや通訳の退避に失敗。 政府が危機の徴候に気づかず、優柔不断だったためだ、と下院が政府批判の動議を可決。 これを受けてオランダ外相は、内閣が無責任だったことを認めて、辞任した。 英国でも、対応に批判が集まっていた外相が交代。 タリバンが政権を掌握しても、英外相はすぐに休暇先のギリシャから戻ろうとしなかった。 ここまでガーディアン英紙の報道。 国会の開催もなく外相も交代せず、何の責任も取らないまま、自民党総裁選に突入した政府。 それを批判しないメディア、事件を忘れつつある国民。 欧州と日本の政治は、好対照。 (柴田優呼@アカデミック・…

  • 総選挙前のカナダで、過去18年で最悪のインフレ

    カナダのインフレ率が8月 4.1%になり、過去18年間で最悪を記録。 総選挙の直前というタイミング。 トルドー首相率いる与党が苦戦、野党の保守党のリードが伝えられるさ中の出来事。 コロナ禍で起きている世界的なサプライチェーンの混乱や、労働者不足がインフレに拍車。 生活費の高騰を招いている。 ガソリンや住宅価格のほか、家具や家電、車の価格が上昇。 移動規制の緩和で、旅行関連のコストも上がっている。 この点、第四波に見舞われ、旅行熱にストップがかかった米国とは逆。 全ては、カナダの人々が普通の生活に戻った8月以降に起きていること。 だが経済再開はまだ、始まったばかりだ。 (柴田優呼@アカデミック・…

  • ネイティブアメリカンの子供達を150年以上、家族から隔離、虐待も

    何千人ものネイティブ・アメリカンの子供達が1829年から1983年まで150年以上、家族から一方的に引き離され、カトリックの寄宿舎学校に入れられていた。 白人文化への同化と、部族文化の根絶が狙いで、言語や伝統の継承は禁止。 施設では肉体的、性的虐待も。 収容経験者は、自らをサバイバーと呼ぶ。 そうした寄宿舎は全米に350校あり、政府が資金を援助。 カナダにあった類似施設の墓地では、子供の遺体千体以上が発掘され、社会に衝撃を与えた。 米国でも6月、調査開始を決定。 かつて収容された元海兵隊員の男性は、55年以上前の出来事なのに、今もトラウマに苦しむ。 真実を認めてほしいと訴える。 (柴田優呼@ア…

  • 911後のアメリカが、戦争でなく福祉にお金を使っていたら

    同時多発テロ後の米国。 政治家も学術関係者もメディアのコメンテーターも宗教指導者も。 皆が叫んだ。 「復讐だ !」。 米国民の88%が戦争に賛成。 議会で反対票を投じたのは、黒人女性のバーバラ・リー民主党議員ただ一人。 だが「復讐でなく正義を」との合言葉で、当初から活動したグループもあった。 参加者には、公民権運動家ローザ・パークス、フェミニスト活動家グロリア・スタイネム、『オリエンタリズム』のエドワード・サイードら。 軍事行動は恐怖をなくさない、むしろ暴力をエスカレートさせ、無実の人の命を奪い、新たなテロリズムを呼び込む、と訴えた。 20年後、正しかったのは彼らの方。 米国人はもう、この戦争…

  • 中国がハリウッドをコントロールする時代

    『ノマドランド』でオスカーを受賞した北京出身のクロエ・ジャオ監督。 彼女の活躍は「中国の誇り」と共産党系新聞は賞賛していた。 だが「中国は嘘だらけの所」という8年前の発言が、中国のネットで話題に。 するとオスカー受賞のニュースは削除、『ノマドランド』は上映中止、次作の上映も望み薄。 つまり中国ではもう、ハリウッドでの成功は重要ではないということ。 中国の映画市場の規模は2020年北米を超え、中国側がハリウッドをコントロールする時代に。 外国映画の上映は年間34本程度に限る割当制を採用しているが、今夏外国映画は2か月間、共産党創立百周年に合わせて上映が見合わされた。 中国での公開日、広告量、劇場…

  • 驚きの逆転勝利で、メルケル独首相を引き継ぐシュルツ財相

    メルケル独首相を引き継ぐと目される最右翼候補が、オーラフ・ショルツ財相。 穏健すぎる、と所属政党であるドイツ社会民主党の代表にもなれず、一時は政界引退も考えた。 だが一番手と二番手の候補がこけ、コロナ禍で大幅な経済支援をした手腕が評価された。 選挙まで17日を控え、驚きの逆転勝利が目前。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Bloomberg@business This surprise front-runner to lead Germany may owe his political resurrection to the pandemic https://trib.al…

  • プラットフォームの失敗の本質とは

    プラットフォームは21世紀で最も重要なビジネスモデルの1つ。 アンドロイドや iPhone のように、第三者企業が補足的な製品やサービスを加える形で参加するタイプと、アマゾンのマーケットプレイスや Airbnb、Uber のように、製品やサービスを流通させるタイプがある。 だが成功するのは簡単でない。 過去20年の調査では、プラットフォームは平均4.9年しか続かない。 ユーザー不足や資金不足で、2、3年でぽしゃる場合も多い。 失敗の原因の多くは、価格の設定ミス、ユーザーらとの信頼関係構築の失敗、寡占にあぐらをかくこと、参入の遅れ。 巨人マイクロソフトも例外でなく、失敗から学ぶ姿勢が大事。 (柴…

  • 仕事で集中するには、バロック音楽を聴くのがいい?

    ソプラノ歌手兼心理学者が語る音楽と感情との関係。 仕事で集中するには、1分50-80拍で歌詞のない音楽が向いている。 バッハやヘンデル等、バロック音楽がいい例。 新しい曲より、数回聴いて慣れている曲の方が、脳波が反応しやすい。 また若い時によく聴いた曲だと、当時の楽しい記憶が蘇り、活性化する。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) ABC Australia@ABCaustralia Music can bring people together, unlock memories and transport us to happier times. Research shows…

  • 違法殺害との批判を受けるフィリピンのドゥテルテ大統領が、副大統領に立候補

    フィリピン憲法は大統領再選を禁止。 そこでドゥテルテ大統領は次期選挙で副大統領に立候補予定。 娘を大統領に立て、実質的な力を握るのではとの予測。 就任後の半年間、薬物との戦争との題目で警察等に7千人以上を違法に殺害させたとの批判があるが、副大統領なら国際刑事裁判所の訴追から逃れられる。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Alfons López Tena@alfonslopeztena Philippine President Duterte is barred from a second term by the Constitution, so he will run a…

  • ストリートパフォーマンスは、NY復興のシンボルではないのか

    6歳でモダンダンスを始め、最前線のダンスを学ぶため、18歳でNYに渡った横浜出身のカナミ・クサジマさん。 公園で踊っている姿が、「NYは止まらない」と題した、NY市のポスターに掲載された。 ポスターの目的は、コロナ危機からの復興を示すこと。 だが公園周辺に住む富裕層からの苦情で、公園で踊るのは禁止に。 ストリートパフォーマーはこの街の一部のはず、とクサジマさんは訴える。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) New York Magazine@NYMag Kanami Kusajima is literally the face of New York City’s recov…

  • デルタ株のため、米国の地域の95%で感染率がハイレベルに

    米国の郡 (州の中の行政区) の95%で、過去7日間に十万人当たり百人以上が新規感染するという、感染率が「高い」レベルを記録。 新規感染の99%がデルタ株。 米国の感染数は計4千万件に達し、死者は64万人以上。 ただ最近の入院者や死者の大半は、ワクチン未接種者。 現在成人の75%が1回以上の接種を完了。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) The Hill@thehill 95 percent of US counties now seeing "high" COVID-19 transmission rate: CDC data http://hill.cm/19vm28Z…

  • 女性が酒を飲むのはクールという風潮に、女性医師が警鐘

    米国で最近、女性がお酒を飲むのはかっこいいという風潮が生まれている。 特に母親。 業界が女性を戦略的なターゲットにしていることが背景に。 だが女性は男性よりアルコールの限度量が少なく、コロナ禍でストレスが高まる中、注意が必要と女性医師。 適切な量は週にワイン7杯程度だが、つい超えがちに。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリストがツイート) ABC News@ABC From popular sayings like mommy juice, wine down, rose all day and happy hour to T-shirts that read "Mama needs win…

  • コロナ下でのオンライン生活に疲れる米国人

    コロナ禍で在宅が増え、それに伴う疲労感も増える中。 米国人の68%がオンラインでの交流は役立つが、対面にはかなわない、と世論調査で回答。 4割がビデオ通話に疲れた、と答えた。 コロナ前に比べ、4割が友人、25%が親しい家族と心理的距離を感じるように。 17%が、対面とオンラインは違わないとの見方。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Pew Research Center@pewresearch Chart: 17% of Americans say digital interactions have been just as good as in-person contac…

  • アジア系女性が主役の、米大学ドラマ「チェア」

    米国で話題のドラマ「チェア」。 大学を舞台に「オフィス」等に続く中間管理職の悲哀を描く。 目を引くのは、主役の英文学部長が、アジア系女性であること。 これまで脇役しかあてがわれて来なかったアジア系女性が魅せる。 外部の人にはあまり共感されて来なかった、大学人の内実と心情に迫る、名演技。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) The New Yorker@NewYorker From “The Wire” to “The Office,” the powerlessness of middle management has been one of the great subjec…

  • コロナでホームレスになった市民のため、米デンバーで画期的なサービス

    コロナ禍で職と住み家を失い、ホームレスとなる人が3割も増えた米デンバー市。 幼少時、家族がホームレスになった経験のある黒人男性市長の下、NPOの助力を得てテント型シェルターを設置。 ゴミ収集、住宅や就職情報、電話の提供、医師や看護師の派遣、メンタルヘルスのサービスも。 新しいモデルを示す。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) NBC Nightly News with Lester Holt@NBCNightlyNews Denver, like many cities across the country, has a growing population of peopl…

  • 中絶問題について執拗に聞く男性記者にぴしゃり

    バイデン大統領はカトリック教徒なのになぜ中絶を支持するのか、会見で執拗に聞く男性記者に、ジェン・サキ報道官がきっぱり。 「女性はいつも産むか産まないかの選択に直面している。 でもあなたはそんな選択に直面したことなければ、妊娠したこともない。 この選択は女性にとって、とても難しいこと」。 ‘I know you've never faced those choices, nor have you ever been pregnant’: White House Press Secretary Jen Psaki said when pressed by a male reporter about…

  • 米国人の7割が組合支持、1965年以来最高に

    米国人の68%が労働組合を支持するという世論調査結果。 1965年の71%に次ぐ高い数字。 2009年には48%に落ち込んでいたが、近年では最高値。 コロナ下で米国経済が著しい回復を見せる中、公正さと平等が求められていることを示しており、議会は国民の声に応えるべき、と米労働総同盟・産別労組会議会長。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) The Hill@thehill NEW POLL: Americans' approval of labor unions hits near 60-year high http://hill.cm/ofteTD5 The Hill

  • 米国人の7割が、アフガニスタン介入は失敗と見なす

    米軍のアフガニスタンの撤退完了前に行われた、米国世論調査。54%が、米国撤退を支持した。69%が、米国介入の目的達成は失敗した、と見なした。42%が、このたびのバイデンの対処の仕方はまずかった、と回答。46%が、タリバン支配は米国への大きな脅威と答えたのに対し、44%がマイナーな脅威だとした。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Pew Research Center@pewresearch Most Americans believe the situation in Afghanistan poses a security threat to the U.S., with…

  • カブールに取り残された米国人が語る絶望

    米軍撤退後カブールに取り残された米国人女性。 過去14年通訳として米軍と働いた。 米国務省の指示に従い、グループで空港のゲートからゲートへと移動したが、中には入れなかった。 退避する最後の飛行機が離陸したのも告げられず、帰れるものだと希望を持っていた。 もう誰も信じられないとCNNに語った。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) The Hill@thehill American describes being left behind in Kabul: "I don't believe in anybody anymore" http://hill.cm/ocwOn0W Th…

  • カブール空港のテロの遠因は英国、と米国が主張

    アフガニスタンのカブール空港で26日テロが起きたのは、英国に間接的に起因する、と米国が主張。 退避する英国人が空港に入るため、ゲートの1つを開放しておくよう英国が求めた。 それが逆に標的にされたという。 だが英国外相は事実と反する、と否定。 このテロで、対日協力者達も空港に近づけなかった。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) The Guardian@guardian Raab rejects US claims Britain indirectly to blame for Kabul attacks https://theguardian.com/world/2021/a…

  • パラリンピックと米軍の深い関係

    パラリンピックと米軍の深い関係。 最も人気の競技の1つ、車椅子バスケは、第二次大戦で負傷した米退役軍人のリハビリのため始まった。 元々五輪で現役/退役軍人が活躍。 その延長で、米軍は負傷した退役軍人の心と体の治療にスポーツを活用。 負傷軍人の選手は米国で、他選手より脚光を浴びるように。 過去40年の朝鮮/ベトナム/湾岸戦争で、負傷した退役軍人数と負傷率は、増加の一途。 その結果リハビリの重要性も増加。 2004年には彼らがパラリンピックに出るための特別プログラムもできた。 背景には軍の志願者数の減少がある。 さらに9.11以後、軍務につく人々に感謝するメンタリティが米国で形成。 一方で、米軍が…

  • リッチな人々が支持する米民主党

    米民主党は今や金持ちのための党に? 年収50万ドルの世帯の65%が民主党支持者の多い地域に、年収1万ドル以下の世帯の74%が共和党支持者の多い地域に住む現実。 ジェフ・ベゾスらスーパーリッチはもう、共和党支持者ではない。 でも昔ながらの石油やタバコ産業が今も富を蓄えていると信じ込む矛盾。 民主党は常にNYタイムズやワシントンポスト、3大ネットワークやCNN、そしてリッチで洗練されたセレブ達の支持を得てきた。 今、警察の予算をなくそうとの声が上がっているが、賛成するのは若い白人のエグゼ、反対するのは中年で黒人の労働者階級だったりする。 民主党が本来保護すべき対象との乖離。 民主党は労働者の組合結…

  • アマゾンの森林破壊が過去十年で最悪に

    アマゾンの森林破壊が過去十年で最悪に。 20年8月から21年7月の間、熱帯雨林1万平方キロが消失。 21年の破壊予測は、現ブルジル大統領当選前の18年より、5割増の見通し。 違法な農業経営等が原因で、環境省の予算削減も影響。 軍が数千人を配置して違法農業を止めさせようとしているが、効果は出ていない。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Guardian news@guardiannews Deforestation in Brazilian Amazon hits highest annual level in a decade https://theguardian.com…

  • 米国で1日当たりのコロナ感染者数が最多を記録

    米国で1日当たりのコロナ感染者数が15万8千人を記録、7か月ぶりに最高値に。 入院患者数も昨年冬以来の急増ぶりで、現在9万3千人が入院。 死者数は平均640人に上り、過去6週間に比べ233%増、過去4か月で最も多い数となっている。 米国の感染者数の総計は3730万人で、既に米国人の8人に1人が感染した計算。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) ABC News@ABC NEW: The U.S. reported the highest single-day COVID-19 case total in nearly seven months overnight, with …

  • 米国に見捨てられるアフガニスタン人協力者

    米国に協力したアフガニスタン人は数万人はいる。 その一人で通訳のカーンは今、カブールの賃貸ルームを転々。 お前がいると危険だと追い出されたり、その地域が危険になったり。 カーンは街頭でタリバンが人々を銃撃するのを目撃。 妊娠8か月半の妻は逃げる群衆に踏み倒された。 空港に続く道は遮断。 米国高官はサイゴン陥落とは違うと言ったが、確かに違う。 米国は当時、協力者のベトナム人13万5千人を脱出させた。 バイデン大統領は自分で国を守ろうとしない、とアフガニスタン人を非難。 一方で米国への協力者に対する自身の責任は、無視。 確かにこれは、米国の歴史に刻まれる出来事。 恥と共に。 (柴田優呼@アカデミッ…

  • 今年の7月は、観測史上最も暑かった

    アメリカ海洋大気庁によると、142年前の観測開始以来、今年の7月は世界各地で記録上、最も暑かったことがわかった。 陸地と海洋を合わせた表面温度は、20世紀の平均値である華氏60.4度より1.67度高かった。 北半球では、最高値だった2012年を上回り、アジアでは過去最高、欧州では2番目の暑さとなった。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) NBC News@NBCNews BREAKING: July was the hottest month ever recorded, according to NOAA data. https://nbcnews.to/37D5Ikv N…

  • キャメロン・ディアスが女優業から離れた理由

    女優業から離れているキャメロン・ディアス。 長期間ハイレベルの場所にいて、そこから何かを伝えようとしてきたが、人生の別の部分や、人間としての自分を生きる時間がなくなるのが理由。 演じるのは好きだが、高いパフォーマンスをするだけでは、自分は精神的に完成されない、と感じるという。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) The Independent@Independent Cameron Diaz stopped acting because she was struggling to manage her life ‘as a human being’ https://indep…

  • ミレニアル感覚の新ファッションとは

    Lisa Says Gah (リサはひゃーと言う / LSG)というブランドがミレニアムの女性に人気。 サンフランシスコに住むリサ・ビューラーが2015年、28歳で始めた。 女性起業家によるサステナブルなスモール・ビジネスのつもりだったが、コロナ下で急成長。 前衛的ベーシックというミレニアルの美意識を体現。 LSGには、おばあさんが編んだニットのような服がある。 クールであるより、ちょっと風変わりなのがいい。 セクシーよりキュートがいい。 高級ブランドとファストファッションの中間の100-200ドルの価格帯。 それが25歳から34歳の女性ファンを集める。 シックで控え目なのが美徳、という価値観…

  • 自分の人生を脚色されたと、マット・デイモンの新作映画を批判

    イタリア留学中の英国人女子大学生が殺害された事件で、イタリア当局がルームメートだった短期留学中の米国人女子大学生を2007年に逮捕。 米伊両国のメディアを揺るがす騒動に発展。 8年もの法廷闘争後、イタリア最高裁は捜査の誤りを認め、米国人女子学生の無罪が確定。 だが女子学生の人生は破綻。 その当事者で、今はジャーナリストとなったアマンダ・ノックスの筆。 逮捕当時20歳。 判決を受け、4年収監された。 その間彼女の私生活は好き放題にメディアに取り上げられ、誰もが好き勝手に彼女の人物像を語るように。 無実になって10年たつ今も変化はない。 本人の声や見方は無視される状況が続く。 マット・デイモン主演…

  • エドガー・アラン・ポーに学ぶ政治と科学の関係

    エドガー・アラン・ポーは、コレラが猛威をふるった1830年代を生き抜いた。 ダーウィンと同年の1809年生まれ。 当時流行りの科学的思考に憑りつかれていた。 だがポーの慧眼さは、政治の支えなしには科学は力を発揮できない、と見抜いていたこと。 コロナ危機の今、大いなる教訓となっていると言える。 写真、蒸気エンジン、電信、鉄道が、進歩と発展の象徴だった時代。 新聞や雑誌の数が激増し、情報が洪水のように溢れた。 記事の一部はコピーされ、繰り返し出回った。 元々の意図とはかけ離れた形で。 まるで今のリツイートのように。 科学技術に対するそうした大衆の興奮を、ポーは物語に織り込んだ。 フィクション、詩、…

  • コロナは、アメリカ生息のオジロ鹿にも浸透

    コロナの自然環境における影響を見るため、米国に多く生息している野生のオジロ鹿を東部と中西部4州で調べたところ、コロナの抗体を保持している鹿が全州で見つかった。 感染経路や、コロナの蔓延に関係しているかは不明。 オジロ鹿は人と接触することもあるが、人に感染させている可能性は低いという。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Newsweek@Newsweek "There is no evidence that animals, including deer, are playing a significant role in the spread of SARS-CoV-2 t…

  • 50年後、イギリス北部の発音は南部と接近

    2066年までに、イギリス北部のアクセントは、南部と大差なくなる、との研究結果。 1950年代と2016年のデータを比較した。 原因は、国内の交流の増加。 北部で使用される語彙も一部消滅する見込み。 南西部も似た運命をたどる。 なお地域は関係なく、ある種の言葉の発音が、より言いやすい方向に変化する。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) The Independent@Independent Northern accents could sound southern by 2066, study finds https://independent.co.uk/life-styl…

  • アメリカ都市部の賃貸価格が、再び上昇中

    コロナ禍で停滞した昨年から一転、米国の賃貸価格が上昇中。 理由は需要の増加。 若い世代は都市部の賃貸に住み始め、年配の世代は住宅ブームに乗って自宅を売却後、賃貸に移り住んでいる。 元々多くがコロナで、都市部から郊外に移動。 だがオフィスの再開と共に、予想より早く都市に戻る人が増えた。 米国で最も賃貸価格が高い8都市は、NY、サンフランシスコ、LA、ボストン、オークランド、サンホセ、ワシントンDC、シアトル。 上記の都市ではコロナ禍で賃貸価格が大幅に下がったが、現在は着実に戻ってきている。 2021年1月の時点では前年比20%減だったが、現在と2020年1月の比較では、15.6%減に。 郊外の賃…

  • 過去20年間で、寄付するアメリカ人世帯が減少

    アメリカで過去20年間で初めて、寄付をする世帯が全体の半数に減少した。 2000年は66%だったが、2018年は50%弱に。 礼拝参加者の減少と呼応する。 さらにリーマンショック後の落ち込みから回復しないまま、ここまで来た。 当時若者は寄付する余裕がなく、それがその後も習慣化してしまった、との見方。 チャリティ組織への不信感、さらに個人間の不信感が募っていることも、寄付の減少に影響している、という。 特にミレニアルに顕著。 学歴や既婚歴、年収も関係。 大卒以上や既婚者は寄付をすることが多いが、年収5万ドル以下だと少ない。 寄付を呼びかけるメッセージがうまく届いていない、との声も。 (柴田優呼@…

  • コロナ治療費のクラウドファンディングが、インドで急増

    コロナで家族がICUに入った後、治療費が払えず、クラウドファンディングに頼る人がインドで急増。 健康保険、クレジットカード、銀行からの借金など、金策を使い果たした末のこと。 定職のある人でも、大半が高額治療をまかなえず、破産の危機に直面。 このため保険や行政による支援の代替策として浮上。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) BBC News (World)@BBCWorld Indians turn to crowdfunding to pay Covid bills https://bbc.in/3zHFGsp BBC News (World)

  • 思考は頭だけでなく、全身で行う経験

    2021年7月26日 心と体は別々のものではない。 思考は実は、全身的な経験だという。 直感は体から伝わってくるものだし、散歩や運動で体を動かしている時とじっと座っている時とでは、心の状態が異なる。 言葉にする直前の考えは、まず手の動きに表れるという説もある。 また、脳をコンピューターに例えるのは間違い。 オフィスの机にあろうと公園のベンチにあろうと、パソコンに変わりはない。 だが脳は、外界の環境によって消耗度が違う。 自分で自分のいる場所をコントロールできていると感じているか、 その場が自分のアイデンティティや所属意識を担保しているかも、大事。 でも最も活発化するのは、人との交流時。 (柴田…

  • ポストコロナのアメリカで、物価が上昇

    2021年7月21日 ポストコロナの米国で、あるゆる物価が昨年より上昇。 不動産が20%、アパレル5%、外食4%アップ。 新車は12%増で、コロナ下の落ち込みを経て、今は購入希望者が急増。 あおりを受けて、昨年発売の中古車が新車販売時より高い値付けに。 中古車全体でも、新車時の95%の価格。 来年に入っても続く可能性。 余波を受けてレンタカーの在庫は僅少に。 ワクチンを済ませた後、レンタカーを借りてロードトリップに出たくても、借りる時期や場所で妥協を強いられる。 今年1月から、ガソリン価格も4割上昇。 さらにホテル代も急騰。 それでも米国人の旅行熱は冷めやらず、独立記念日の週末はコロナ前を上回…

  • 世界の反体制運動家の監視に、イスラエル企業のスパイウエアを使用?

    2021年7月19日 世界の人権派弁護士、活動家、反政府主義者が、イスラエル企業開発のスパイウェア、ペガサスにより監視されている、と英ガーディアン紙。 企業側は、テロリストや重大な犯罪者を見張るためのものと主張するが、実際は各国政府の監視リストに挙げられた人々の動向を、携帯を通じて探っているとか。 例えば、サウジアラビアの著名な女性運動活動家が、その標的となった1人という。 ソフトウエアの顧客であるアラブ首長国連邦で、情報が洩れ、拉致された。 同国の友邦であるサウジアラビアに連行された後、3年間投獄生活を送った。 その間、拷問も受けたとされる。 イスラエル企業側は否定している。 (柴田優呼@ア…

  • 米西部で例年より6週間も早く、メガファイア発生

    2021年7月18日 カリフォルニア、アイダホ、モンタナ、ワシントン、オレゴンの5州をまたぎ、住民2百万人が今年初めての山火事の「メガファイア」の警報下に。 その面積は、サンフランシスコの7倍に及ぶ。 米西部の94%が干ばつという危険な状態。 例年なら8月か9月に起きるが、今年は6週間も早い。 農作物にも深刻な影響。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) NBC Nightly News with Lester Holt@NBCNightlyNews 2 million people are under red flag warnings across California, …

  • 暑さ対策先進地、アブダビに倣うアメリカの都市

    2021年7月16日 地球温暖化による破格の暑さに悩む米国の諸都市。 華氏百度でも、居心地のいい空間づくりを進めてきた先進地アブダビに倣おうという動き。 高層ビルが建つ人口密集地であろうと、比較的過疎の地域であろうと、ポイントはカスタマイズすること。 日陰が必要なのは何時頃か。 風の通り道を作るか塞ぐか。 日差しを反射する舗道や緑地帯があるか。 ビルの建築資材は何か。 エアコンの数や車の通行度合は。 これらは、涼しい空間作りのため細かく考慮すべき要素。 低所得層の地域では、緑地が少ないのでどうするか。 干ばつになりやすい地域ではどうするか。 答の1つが、ポケットパークこと小規模公園の建設。 中…

  • コロナ後の人手不足で、マクドナルドが従業員の育児サポート

    2021年7月15日 コロナ後の労働者不足に悩む米国の飲食業。 その中でマクドナルドが雇用対策として、従業員の育児サポートに乗り出した。 時給アップ、有給休暇の付与、授業料の補助も行う。 例え一時的なものであったとしても、低賃金に苦しんできたレジャー産業や旅行業等、ホスピタリティ産業の従事者には、一筋の光。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) CBS News@CBSNews McDonald's franchises to offer childcare and tuition to attract employees https://cbsn.ws/3efDD6G CBS…

  • ポストコロナ期の米国人は楽観的に

    2021年7月15日 ポストコロナ期に移行した米国の今。私達は繁栄している、と思う米国人は6割で、13年前の世論調査開始以来、最多を記録。 また47%が米国は正しい方向に進んでいると考えており、オバマ時代の2009年以来、最高値。 昨年は22%しかいなかった。 問題は、今も51%が悪い方向に向かっている、と考えていること。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) CNN Politics@CNNPolitics American optimism is highest in more than 10 years Analysis by CNN's Harry Enten ht…

  • 米中新冷戦の鍵を握るデータ争奪戦

    2021年7月11日 米株式市場でIPOを行った中国の配車アプリ大手企業、滴滴のアプリを、中国政府が自国ストアから削除。 米国が滴滴を通して中国人の住所や勤務先、旅行先のデータにアクセスできるようになり、安全保障上問題が生じると危惧したから、との見方も。 米中間の新冷戦の焦点は、軍事よりむしろデータに。 ただ米金融市場に足場を持った滴滴が、米国について大量のデータを得る可能性も。 現実には米中経済は固く結びつく。 新興国市場最大のシェアを持つ中国は、米国の年金や投資信託などの行き先。 真の争いは、巨額の利益を追い求めるビジネスエリートと政治指導者間の争いで、米中間ではない、との声。 (柴田優呼…

  • 台湾人と同じぐらい、中国の侵攻を恐れるオーストラリア人

    2021年7月9日 オーストラリア人の42%が中国の侵攻を恐れている。 これは台湾人の51%に近い数字。 両者の地理的、歴史的な違いを考えれば、驚くほど高い。 中国政府の言動及び、それに対する豪州内の反中的な言説の増加が関係。 だが、軍事的な観点から見れば考えにくいことで、こうした心情の背景を分析すべきと研究者。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) Guardian news@guardiannews Australians fear attack from China almost as much as Taiwanese do, survey finds https://…

  • 気候変動とともに、人類の体格は変化

    2021年7月9日 過去百万年間、人類の体格は気候変動により変化。 寒冷化だと体が大きく、温暖化だと小さくなった。 だが気候変動が脳に与えた影響は不明。 脳の維持には栄養がいるため、安定した環境が有利。 開放空間だと大型動物捕獲のため脳が大きくなる傾向も。 ただ社会の複雑化や食生活、技術発展等、複数の要因が絡む。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) CNN@CNN The average body size of humans has fluctuated significantly over the last million years and is linked to a…

  • バイデン政権下、ホワイトハウスの職員の6割が女性に

    2021年7月8日 バイデン政権下、ホワイトハウスの職員の6割、上級職の56%を女性が担っている。 また職員全体の44%、上級職の36%を非白人が占め、史上最も多様な人員構成となっている。 閣僚についても、女性やLGBTQの人材、アメリカ先住民、アジア系・アフリカ系・ラテン系アメリカ人の人材が初めて要職に任命された。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) CNN International@cnni Women make up approximately 60% of the staff at the White House and 56% of senior staff, t…

  • 米政府が、航空業界や巨大農業企業の寡占を牽制する大統領令を準備

    2021年7月7日 バイデン政権は、少数の大企業による寡占状態が続く航空業界や農業に、競争を持ち込む方針。 そのための大統領令の中身を、数日中に公表する。 巨大農業企業が生産物を買い叩いたり、農業機械の修理先を縛ったりすることをなくすほか、生産者側が苦情を言っても、企業から報復を受けないようにする。 また農産物は、米国で生産されたものだけを米国産とし、米国で加工処理されたものは含まないようにする。 飛行機の乗客が、追加料金を支払って預けた荷物が到着しなかったりした場合も、払い戻しを受けられるようにする。 全体として、消費者にとって、公正で透明なマーケットを提供するのが狙い。 (柴田優呼@アカデ…

  • コロナ後マスクをどうする、悩むイギリス

    2021年7月6日 英国で7月12日以降、マスクは必須でなくなる公算大。 即マスクをやめると言う政府関係者もいる一方で、それでもマスクをし続けると言う医療従事者も。 変異種が威力を増す中、感染者も増加中。 公共空間でマスクをしないのは問題だという声も多い。 実際2020年6月以降、公共交通機関ではマスクが必須。 英国では、過去28日間で感染者24248人、死者15人に上る。 閉鎖的な空間で多くの人と一緒にいるなら、今後もマスクをするという人々も。 マスクはコロナ後の流感予防にも役立つ上、心理的影響も大きい。 政府がコロナは終わったとして、国民に外出してほしくても、マスクなしでは逆に躊躇する可能…

  • AIが解雇を決めるようになったアマゾン

    2021年7月5日 アマゾンは最近、従業員の解雇を担当させるため、中間管理職とHRをAIに置き換えた。 配達ドライバーが迅速、安全かつ効率的にノルマを達成しているか、ソフトウエアがモニターして決定。 交通事情や配達指示の誤りがあっても考慮しない。 解雇通知もアプリ経由。 ボット相手だと嘆願も交渉もできない。 モニターの仕方が不公平で、人の目による判断がない、と従業員からの苦情は多い。 だがアマゾンは方針を変えない。 長期に働けない制度になっている、との指摘も。 新顔が多く、まだ立場が不安定なので、自分を雇用側に合わせがち。 背景には、アマゾンで働きたい労働者が絶えない事実も関係している。 (柴…

  • コロナで変わる海外のビジネススクール

    2021年7月4日 コロナで海外のビジネススクールに大きな変化。 オックスフォード大学では、1クラス80人から40人に削減。 ソーシャル・ディスタンスのためだったが、クラスの議論が活発化するなど効用が大。 学生が話しやすいから、とオンライン授業も継続。 MITやバージニア大は、GMATなしで合格させる措置を継続。 中堅校の中には、GMATを完全に廃止するなど、柔軟な対応をする所も。 マレーシアのビジネススクールでは、就職面接のため香港、シンガポール、ドバイに学生を送るのを中止。 オンライン面接に転換した結果、学生はより多くの就職機会を得ることに。 元々増加傾向にあったオンライン面接が、一般化。…

  • NYとLAの違いを、ツイートで分析

    2021年7月3日 よくライバル視されるNYとLA。 実際はどんな違いがあるのか。 各都市を自分の居場所とする米国人1200万人が2016年10月にツイートした内容をAIが分析。 NYの人はNY自体について、LAの人は地元の具体的な場所や球団についてよく話す。 NYは糖尿病、LAはヘルスケアに関心。 仕事中よくツイートするのはLA。 ではNY、LAに住む人に共通するツイートには、どんなものがあるか。 経済や産業の中心地らしく、両都市とも「job」がハッシュタグの1位。 「hiring」も10位以内に入り、仕事についての関心が高い。 ツイートする人たちに、高所得層が多いのも共通した特徴。 政治に…

  • データ使用料を、ベーシックインカムの財源にする案が登場

    2021年7月3日 コロナ禍の欧米では、多額の給付金が配られた。 これは実質的にはベーシックインカムの実現。 ポストコロナでどうなるか。 もし全ての福祉制度を廃止したら、米国では国民1人当たり毎月1350ドルを給付可能。 だが低所得層にとっては格差の拡大につながる。 それに収入は、生きる意欲と個の尊厳にも関係。 個の価値を取り戻し、ベーシックインカムの財源となる、一石二鳥の案がある。 それは私達についてのデータを集合化した、データトラストを作ること。 テック企業から私達の貴重なデータを取り戻す。 そして必要な企業に売って、ベーシックインカムを賄う。 私達のデータの権利は私達にあるということ。 …

  • K-popアクティビズムが支える、バンコクのトゥクトゥク

    2021年6月28日 コロナ禍で過去1年、売上が激減したバンコク名物、三輪タクシーことトゥクトゥク。 その救世主になったのがK-popファン。 車体にK-popスターの広告掲載をするようプッシュ。 乗車し写真撮影、チップまで払うことも。 この恩恵を受けたドライバーは数百人に上る。 ちなみにバンコクの登録車は約9千台。 支援の背景に、タイのK-popファンのアクティビズムがある。 大半が、政府批判で街頭に繰り出した若者たち。 中心人物は21歳の大学2年生。 収入を躊躇せず、社会変化と経済弱者支援のため使う。 政府の補助金受領にはモバイル決済が必要で、トゥクトゥクのドライバーには難しい。 代わりに…

  • 米女優シャロン・ストーンが回顧録出版

    2021年6月23日 映画『氷の微笑』で一世を風靡した米女優シャロン・ストーンの回顧録。 当時の撮影秘話、me too以前のハリウッド業界、2001年に脳卒中で死にかけた話、少女時代に目撃した家族内の性的虐待など生々しい話が出て来る。 63歳になった彼女が、一個の人間として世間に自分を理解してほしいと書いた著書。 コロナで隔離中、ストーンは水彩画を描き続けた。 誰もが、何か信じるものが必要だ、と語る。 それは自然でもいいし神でもいい。 自分のための愛の言葉を見つける必要がある。 絵はそれを語るための言語を彼女に提供してくれた。 ひどい嵐の中にいても、愛を見つけようとする行為のようなものだったと…

  • 気候変動により、米西部で水不足が深刻化

    2021年6月20日 気候変動の影響を受け、米政府は史上初めて、コロラド川沿岸地域の水不足を宣言する見込みだ。 アリゾナ、ネバダ州の農業はもちろん、都市部も影響を受ける。 サンフランシスコのベイエリアは別の水道システムの下にあるが、それでも住民は、2019年に比べ使用量を15%削減するよう求められている。 ラスベガスに近い米最大の広さの人造湖であるミード湖は、1930年のダム建設以来、水位が最低になる。 気温が上昇する一方で、雨水の恵みは望み薄。 米西部の9割方が危険ゾーンに入る。 西部では2000年からずっと干ばつが続いており、暑さが干ばつを生み、干ばつが暑さを生む、悪循環に陥っている。 (…

  • コロナ禍を経て、アパレルに起きた変化とは

    2021年6月19日 アパレルの世界は予測に基づく。6月に何が店頭に並ぶかは、前年の11月に決まる。 参照されるのは、インスタやTikTokの投稿、結婚式やレストラン、ホテルの予約。 だがコロナを経て日常が回復する中、ネットでの状況がより大きな決め手に。 トレンドより、客が毎日何をしているかが鍵となっている。 全てがオンライン化した昨年、ファッションショーではなくSNSが重要に。 その結果、インフルエンサーが着ていた服が一晩だけ人気になるなど、トレンドが瞬間的になる傾向。 しかし供給側が対応できるのは1週間後だ。 2020年に流行するはずだったロマンチックな服が今年後半、人気になるとの見方も。…

  • アジア系へのヘイト加害者は、非白人より白人がずっと多い

    2021年6月18日 アジア系に対するヘイト行為の加害者は、他の非白人である、という印象が報道やSNSの中で作られている、との分析。 公式の犯罪統計によると実際は、コロナ前もコロナ後も、白人が4分の3を占める。 こうした誤解は、非白人間の連帯を妨げる、と憂う声も。 背景には、非白人と犯罪を結びつける傾向がある。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) NBC Asian America@NBCAsianAmerica More than three-quarters of offenders of anti-Asian hate crimes and incidents, fro…

  • 反中感情の高まりが、韓国の移民政策に影響

    2021年6月17日 少子化に悩む韓国政府は労働人口増を狙い、外国人長期滞在者の子弟が国籍を取得しやすくする法改正を計画。 だが反対署名が30万筆を超える事態に。 背景に反中感情の高まり。 昨年の時点での該当者3930人中、3725人が中国人だったからだ。 複雑なのは、韓国在住中国人の7割が元々、韓国系であること。 韓国系中国人の大半は百年前、中国に移住。 だが韓国では、中国に否定的な国民が2015年の37%から、2020年には75%に急増。 韓国系中国人は、このあおりを受けた形。 キムチや韓服の起源は中国と主張する中国人の存在が悪化に関係。 韓国の国籍取得者は2000年、33人だったのが、昨…

  • イスラエルのネタニヤフ首相への賞賛と批判

    2021年6月14日 イスラエルで最長の15年間、首相を務めたネタニヤフ。 最年少の47歳で首相になった。 アメリカ英語を操り国際ニュースの常連に。カリスマがあり、王とも呼ばれた。 カルト的なファンがいる一方で、似たような考えの人々とは次第に疎遠になった。 腐敗疑惑で裁判となり、遂に政権交代に至った。 まだ復権の可能性はあるが、国民は「ネタニヤフ疲れ」の様相。 過去2年の選挙4回全てが彼の信任投票。 経済と安全保障に長け、強く有能な指導者とのイメージがあり、コロナのワクチン接種も迅速。 一方で、人口の5分の1のパレスチナ人9百万人を圧迫したとの批判。 デマゴギーの徴候を見て取る国民も。 (柴田…

  • 経済的安定の難しい米ミレニアル世代

    2021年6月13日 20代は人生で一番いい時、とよく言う。 それが本当なら、その後はもう成長することはなく、誰もが同じ人生行路をたどることになる。 だが米国では50年前、成人とは高校を卒業して自活し、結婚して子供を持つことだった。 2017年にはそれは、大学を卒業し経済的に安定することを意味するようになった。 ベビーブーマーが20代の時、彼らは米国の富の2 割を占めていた。 だがミレニアルは5%以下だ。 1979年から2019年にかけ、米国の生産効率は72%増えたが、時給はわずか17%増。 コロナ禍で若者の失業は国平均の倍に。 「成人の立場」になることすら難しい状況。 自由でワイルドな20代…

  • 米独立記念日までに、ワクチン接種7割を達成する目標に赤信号

    2021年6月13日 米独立記念日の7月4日までにバイデン大統領が掲げた目標。 米成人の7割が最低1回ワクチン接種を完了することだが、67-68%にとどまりそう。 大統領選でバイデンが勝利した州では目標をほぼ達成。 だがトランプが勝利した州では、いまだ平均55%で目標には届かない見込み。 選挙結果に従い色分けされている。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) CNN International@cnni Nearly all of the states Joe Biden won will make his July 4 vaccine goal, while all of t…

  • コロナ優等生国に試練が訪れる、とWHO

    2021年6月8日 WHOは、オーストラリアのようにゼロ・コロナ政策を取って来た国々は今後、ジレンマに直面するとの見方。 これまでの厳しい規制を緩めると、感染率の高い国からコロナが入って来る。 その結果、感染者の多かった国々より、感染リスクが高くなるという訳だ。 ワクチン接種の進展に頼る以外、解決法はない。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーナリズムがツイート) The Age@theage Countries like Australia are now more at risk than others as a result of their elimination strategies, …

  • フィリピン政府が、医療スタッフの海外派遣を停止

    2021年6月7日 フィリピン政府は、海外で働く自国出身の看護師が、年間の上限である5千人に達したため、彼らの海外渡航を停止すると発表した。 海外の医療機関で働くため渡航するフィリピン人は毎年数千人に上るが、コロナ禍で国内の医療の需要が高まっている。 土曜の感染者は7千人を数え、感染者は計120万人に上る。 (柴田優呼@アカデミック・ジャーニリズムがツイート) Bloomberg Economics@economics The Philippine government suspended the sending abroad of nurses, and their assistants a…

  • ボストン地区のアジア系米国人の実像

    2021年6月7日 米ボストンと周辺地域のアジア系米国人像。 人口規模は、アフリカ系米国人と同等。 だが世帯収入2万6千5百ドル以下とされる貧困層の占める割合は、アフリカ系米国人より多い。 白人の3倍を数える。 白人、黒人、ラテン系に比べ、アジア系の経営する小規模ビジネスのコロナ禍での収入の下落率は最大。 コロナ禍で医療保険や歯科保険を失った割合も、アジア系米国人が最大。 不法移民の4分の1もアジア系。 アジア系は難民から就労ビザ保持者まで幅が広いのが特徴。 ベトナムやカンボジア系の大卒は3割以下。 日系、韓国系、インド系は8割以上。 ネパール系の平均賃金は6万ドルだが、インド系は13万ドル。…

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