【2025/06/06 ロイター】米労働省が6日発表した5月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は13万9000人増加で前月から減速した。関税措置の不確実性を背景に鈍化したものの、堅調な賃金上昇から経済拡大が当面続くとの見方から、連邦準備理事会(FRB)が利下げ再開を遅らせる可能性がある。失業率は3カ月連続で4.2%となった。62万5000人が労働力から離脱したことが背景にある。ロイターがまとめたエコノミストの予想は、非農業部門雇用者数が13万人増(予想レンジ:7万5000─19万人増)、失業率は4.2%だった。 時間当たり平均賃金は前月比0.4%上昇。4月は0.2%上昇だった。前年比では3…