【2025/07/03 ロイター】米労働省が3日発表した6月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は14万7000人増加で市場予想を上回った。5月は14万4000人増に上方改定された。労働市場が安定を維持していることが示され、米連邦準備理事会(FRB)は利下げ再開を9月以降に先延ばしできそうだ。ロイターがまとめたエコノミストの予想は、非農業部門雇用者数が11万人増(予想レンジ:5万─16万人増)、失業率は4.3%だった。 失業率は4.1%。5月の4.2%から予想外に低下した。13万人が労働力から離脱したことが一因とみられる。 賃金上昇ペースも鈍化しており、時間当たり平均賃金は前月比0.2%上昇…