大好きなサーフィンにまつわる想いや日々の出来事、個人旅行、自然やグルメ、本や映画から経済、時事まで思いのままに綴っています。
週末ライフ。「雨の朝。春から夏へと便箋に綴る思いは晴れ模様。『お元気ですか』と贈る言葉は季節が運ぶ五月晴れ」との思い。
こんにちは、halukaです。 時計を見ると、 午前5時を少し回っていました。 カーテンの向こうはもう、 うっすらと明るく見えます。 室内で、軽く感じる冷気。 「雨でも降っているのかな」と、 窓の外を眺めてみると、 小粒のしずくがぽつり、ぽつり。 日が差し込む様子はなくて、 感じた冷気は、雨のせいだったのでしょう。 数日前から、手紙を1通、書くつもりでいて、 手を付けないままの日曜日。 朝食前に熱いコーヒーを1杯、カップに注いで、 机の脇から便箋を引っ張り出しました。 「拝啓」と書き始めるか、 「前略」と書き始めるかで、 その手紙の取り急ぎ様も計り知れるというもの。 どちらにしても、この春から…
渚のサーフ物語。「小波が刻むリズムに揺られる穏やかな波乗り気分が爽快な梅雨も間近な初夏の海」の巻。
こんにちは、halukaです。 朝方から、空をうっすらと雲が覆って、 涼し気な週末。 サーフィンを楽しみに通い慣れた、 いつもの海辺に午後、 向かってみました。 ビーチブレイクが楽しめるサーフポイントに近い、 見慣れた駐車場の埋まりは5割ほど。 はてな?。 土曜日の午後だというのに 空いていると言えば、空いています。 車の荷台からウエットスーツを持ち出して、 そそくさと着替えを済ませて、 ソフトケースから引っ張り出した サーフボードの表面に ごしごしとワックスを塗り込みます。 「さ、波に向かおうかな」という気になる、 そのルーティーンが好きで、 いつもの決まった仕草です。 海に出る準備を済ませ…
進め!俳句ビギナー㉖。「清流に舞う蛍を思う頃。『源氏蛍』に『平家蛍』。『初蛍』に『蛍火』と季語に詠まれるほのかな命を知る」の巻。
こんにちは、halukaです。 ちょうど今頃の時季でしょうか。 5月の終わりくらいから、 6月に掛けての間、 日が沈んだ頃合いに ホタルを探しに出掛けた記憶はありませんか。 「源氏蛍(ゲンジボタル)」、 「平家蛍(ヘイケボタル)」をはじめとして、 「初蛍」や「蛍火」、「蛍狩り」など、 「蛍」は、 6月の頃の俳句によく詠まれる、 親しみのある「季語」のひとつです。 今年も、もうそんな季節を迎えます。 夏の初めから梅雨の頃、 清流のせせらぎが耳に届く辺りで、 手に取るほどにはないのだけれど、 夕闇に隠れた木々の枝葉や草むらに ほのかな線を描いてみせる、 音のない、ささやかな蛍の発光は、 目の前をふ…
こんにちは、halukaです。 夢、想う初夏。 大樹が揺れる青空を見上げると、 水を弾く勢いの新鮮な色調の緑の葉が、 意気揚々と吹く、 夏の初めの風になびいています。 水稲を育てる田には水が張られ、 整然と植え込まれた早苗が、 大樹にも負けない、 鮮やかな緑の色を放っていることでしょう。 5月も終盤になり、 「水無月(みなづき)」と呼ばれる6月は、 もうすぐそこです。 「水無月」を広辞苑(第六版・岩波書店)で探すと、 「水を田に注ぎ入れる月の意」。 「陰暦六月の異称」とありました。 早苗は初夏の太陽光を浴びて背を伸ばし、 夏から秋にかけてやがて穂を出して、 秋に熟して米となります。 そうは言い…
渚のサーフ物語。「太陽光を浴びながら波待ちからのパドリングにテイクオフ。アフターサーフが爽やかな海辺が贈るサーフィンの魅力」の巻。
こんにちは、halukaです。 サーフィンを楽しみに通い慣れた海辺を想うと、 目に浮かぶサーフ・シーン。 起き抜けに頭からかぶってきたTシャツを脱いで、 車の荷台に放り投げてきた、 ウエットスーツを引っ張り出して、 着替えにかかります。 ソフトな肌触りの裏起毛に覆われた、 厚さ5ミリほどのそれは、 伸縮性に富んで、 全身を柔らかく、けれどしっかり包んで、 まだ高くはない、初夏の海水温から、 大切な体温が逃げ出す隙を最小限に抑えてくれます。 ウエットスーツは、 秋から冬、そして初夏を経て梅雨の頃まで、 海のスポーツ・サーフィンに欠かせないアイテムです。 ウエットスーツに着替えたら、 滑り止めのワ…
自分流「旅のスタイル探し」。「人生は、日常にあるささやかな贈り物の大切さに気づかせてくれる旅なのかもしれない」という思い。
こんにちは、halukaです。 気になっている方。 お世話になった方。 そんなどこかの誰かへの贈り物を考えるとき、 「何が気に入っていただけるかな」と、 あれこれ悩むのは、よくあることです。 そのお相手がひときわ大切な方で、 大切な記念日や誕生日といった 何かの節目の贈り物ならなおさらでしょう。 贈り物を探している時の軽やかな気持ち。 贈り物をしたいなと、 そう思いついた時の浮き立つ気持ち。 それは意外と爽快で、 「喜んでもらえるといいな」と、 お相手に気に入ってもらえそうな贈り物を探していながら、 探している本人がふいに、 にこやかな表情になっていたりもするものです。 なにも、形あるものばか…
進め!俳句ビギナー㉕。「五感で切り取る季節の変化と心象風景。その移ろいを映してみせる季語が振るう采配は躍動感と小粋なリズムに包まれて」の巻。
こんにちは、halukaです。 新型コロナウイルス禍の影響で、 しばらく休講となっていた俳句教室から、 再開の知らせが届きました。 1月、2月、3月と、 そぞろ歩くように季語を追いながら、 「俳句を詠む」ということを習っていましたが、 4月、5月辺りがぽかりと空いた様子になって、 少々、急ぎ足で、季語に追いつくと言いますか、 季節に置き去りにされないように、 その節目を肌で感じていたい心持ちです。 春夏秋冬の四季には、それぞれ、 その季節ならではの “采配” が効いているように感じます。 それは、 川や森や海が映し出す風情だったり、 花々の色合いだったり、香りだったり、 身にまとう衣服だったり…
週末ライフ。「ウネリを忘れた海面と雲を忘れた空の間の穏やかな水平線を眺めながら、やがて来る夏への思いを語ってみたい」という思い。
こんにちは、halukaです。 潮風が肌に優しく吹く浜辺。 その浜辺に続く、 コンクリートで整えられた階段に腰を下ろしました。 見ると、ぽつりぽつりと、同じように、 コンクリートの階段で憩う人影があります。 初夏の午後。 やわらかな日差しが波打ち際を包みこんで、 海の青を静かに照らしていました。 沖合で横一線を描く水平線は、 いつもと変わらない定位置で、 ウネリを忘れた海面と雲を忘れた空の間で、 ひときわ青い境界線になって、 穏やかに大気と潮流を分けてみせます。 凪(なぎ)の海。 サーフボードを持ち出していたなら、 波間にすっと滑らせた、 そのサーフボードにまたがったまま、 延々と波待ちをして…
週末ライフ。「輝く朝焼けと太陽が照りつける真昼と和らぐ夕焼けの海辺。自然が描く絵画のような風景を想った休日」の巻。
こんにちは、halukaです。 前日の夜更かしがよくなかったのでしょう。 のんきに目を覚ました今朝、 窓の外は、もうすっかり明るくなっていました。 トーストにイチゴのジャムとコーヒーの軽い朝食を摂って、 何をするでもなく、 拙宅の庭先に出てみて、ひと思案。 「目の前の雑草を抜きにかかるか、それとも海か」。 現実逃避というのでしょうね。 「雑草は、まあ、そのうちに…」ということにして、 「潮風にでもあたろうか」という気分になって、 そそくさと愛車に乗り込み、 サーフィンを楽しみに通い慣れた、 海辺に向かいました。 海が好きな方なら、ご存知かもしれません。 空を濃淡のオレンジ色に染める海辺の朝焼け…
週末ライフ。「好きな紅茶と愛読書。森の散策。休日に気持ちを切り替えてあしたの自分を元気にする源を探してみたい」という思い。
こんにちは、halukaです。 ここ数日は天候の乱れもあって、 いささか落ち着かない1週間でした。 今日などは、 久方ぶりに肌寒い一日でもあったようです。 お気に入りのカップに、 お気に入りの紅茶を注いで、 読みかけだったハードブックを持ち出して、 ほんのひとときの読書を楽しむ…。 そんな憩いの時間がもてる週末はすてきです。 日頃、 手を付けようと思っていても、 なかなか手がつかない部屋の片づけや、 季節でいえば、衣替え。 さらに、もうひと息、頑張る気があれば、 部屋の模様替え。 そういった、身近な事でも、 何かしらの手段で、 日常から非日常へと、 気持ちを切り替えてみると、 疲れていた心と体…
自分流「旅のスタイル探し」。「静かな海の風景のなかに自分の置いて、ほっとひと息つけたなら、その風景に自分らしさを感じたい」という思い。
こんにちは、halukaです。 ほっとできる時間。 ほっとできる場所。 ほっとできる会話。 一日を過ごすなかで、 自分のためのそんな小さな間合いがあれば、 ただそれだけで、 気分が変わったりもするものです。 海のある風景が好きで、 そこに吹く風が好きで、 そこに射す光が好きです。 太平洋の片隅に寄せる波を黙って見ていると、 海渡る風や降りそそぐ太陽光を伴奏に、 その絶え間ない自然の営みが刻むリズムが、 心地よく五感に響いてきます。 きのうの事、 きょうの事、 あしたの事を考えて、 スケジュールに追われる日もあるでしょう。 心に曇がかかる日もあることでしょう。 目まぐるしく移り変わる世情を映して…
進め!俳句ビギナー㉔。「青空に緑が浮き立つ風景に『俳文』を想う。季語集をめくりながら日常が包んで育む情愛を探してみる」の巻。
こんにちは、halukaです。 初夏の青空に木々の緑が浮き立って見える季節です。 俳句に触れる中で、 「俳文」というエッセイに出合うことがあります。 俳文とは、簡潔に言えば、 「そこに詠まれた俳句の背景」と考えると、 分かりやすいと思います。 どんな心象風景が、どんな自然景観が、 どんな世相風俗が、どんな生活習慣が、 その俳句を詠ませたか。 その俳句に秘められているのかを綴る散文、 あるいは、随筆と呼べば似合うでしょうか。 「俳文」と「俳句」を合わせて観賞することで、 詠まれた俳句の自分では気づかなかった趣きを あらためて感じ取ることができます。 では、「なぜ、そうした俳文が求められるのか」。…
散文夢想「夕暮れ時が包む森は吹く風が万緑を揺らす爽快感に抱かれて」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う初夏。 前夜の雨はあがりましたが、 西から吹く風が強い初夏の一日。 午後のスケジュールを終えた夕暮れ時、 ぽっかりと時間が空いたので、 「さて」と、時計を見ると午後の4時。 風薫る季節です。 夕食までにはまだ少し、余裕があるなと思案して、 気分転換にいいかなと、 そう遠くない、 低い丘を包む小さな森を歩いてみました。 森に向かう、舗装された歩道を行くと ぽつり、ぽつりと人の影。 その人影を覆い隠す大樹の枝葉が、 天を突く全身を濃淡に彩る万緑を誇るように、 上下左右に大きく揺れて、 吹く風の強さを教えていました。 十分な年輪を感じさせる森の木々。 その木々…
散文夢想「紫陽花が可憐な蕾を付ける頃。秋風で、真っ赤に染まる並木道も今は若葉の季節の盛り」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う初夏。 週明け早々、空が荒れているようです。 皆さま、どのようにお過ごしでしょうか。 「立夏だ」「初夏だ」「薄暑だ」と、 夏に向かって湧き立っているのは、 独りよがりの気持ちばかりかと思っていましたが、 カレンダーに目をやると、 いつの間にか、5月も下旬を迎えます。 つい先日まで、 長そでのシャツで過ごしていたと思ったら、 「今日は、もう半袖でいいかな」と、 そんな具合でおりまして、 春夏秋冬は、 こちらの油断を知ってか知らずか、 順を追って、遅れをとらず、 身にまとう彩りを変えてみせます。 毎日の暮らしで言うならば、 たとえば、衣替え。 あるいは、食卓…
週末ライフ。「岸に寄せる潮騒は海辺を潤す憩いの調べ。一瞬の晴れ間に輝く海岸通りに初夏の風が届いていました」の巻。
こんにちは、halukaです。 「一瞬の晴れ間」というものは、 あるにはあるもののようです。 潮風を求めて、海岸通りを歩いていたら、 それまで、空を厚く覆っていた雲が、 一瞬、風に吹かれて陣形を崩し、 天上から真っすぐに射す太陽光を塞ぎきれずに、 光を地上にこぼしてきました。 日中、陽だまりに出ると、 汗ばむくらいの時季になりました。 朝陽がはっきりとは姿を見せない、 曙(あけぼの)の頃には、まだ肌寒さはありますが、 午前も半ばを過ぎる時刻になりますと、 陽気がすっかり目を覚まし、 薄暑と呼ばれる、初夏の訪れを教えもします。 海沿いを歩いた、 そんな夏めく昼下がり。 「海を吹き渡る風」を何と名…
週末ライフ。「甘雨を浴びた大海原の波は穏やか。雲の切れ間の真っ青な空が教える季節は夏の初めの頃」の巻。
こんにちは、halukaです。 雨あがりの午後。 何日ぶりでしょうか。 愛車のハンドルを切って、 南バイパスを南下して、 サーフィンを楽しみに通い慣れた、 いつもの海辺を目指してみました。 ウネリがあればビーチブレイクが楽しめる、 その遠浅の浜辺近くの駐車場に タイヤを滑り込ませると、 前夜から降り続いていた雨は、ぱたりと止んで、 夏の初めの太陽光がおぼろげに射していました。 上空には、見上げるでもなく、 分厚い雲がもくもくと、 高度を下げて漂って、 夏めいた甘雨が今にもまた、 ひと粒、ふた粒、あふれそうです。 久しぶりの海辺までのドライブでした。 緩やかなカーブを描くバイパス道の 濡れたアス…
進め!俳句ビギナー㉓。「季節を先取りして俳句を詠む。ふと気になった『青嵐』。初夏の後には梅雨が来て、梅雨が明ければ夏本番」の巻。
こんにちは、halukaです。 相変わらず、俳句づくりに苦悶をしています。 「季語」は俳句を詠むには必須の要素です。 幾多の季語が映し出す、季節の風物詩。 そのシーズンならではの風景や情愛、 季節のバックグラウンド、とでも申しましょうか。 「季語」という言葉が醸し出す、 めぐり来る季節の新鮮さ、斬新さ、 あらためて思い出させてくれる心の中の原風景、 目の前の情景をひと言に凝縮してみせる言葉の妙に、 一方的に惚れ込むばかりの片思いでおりまして、 俳句を詠むセンスと言うのでしょうか、 作句の仕草そのものが、 上昇気流に乗る気配は一向にありません。 そんな思いでいましたところ、 「季節の先取り」とい…
自分流「旅のスタイル探し」。「波を想って、空を想って、自然の青の不思議な魅力の海辺を想う昼下がり」の巻。
こんにちは、halukaです。 いつの間にか撮りためた、 波の写真を見比べながら、 飽きもしないで 海辺を想うこの頃です。 たとえば、 缶コーヒーを片手に久しぶりの海岸沿い。 車を止めた堤防から、 めずらしく、 荒い波が立っているのが見えたりもします。 風はオンショア。 海から陸の方向に強めの風が吹きつけて、 ウネリから立つ白波の波がしらを次々に 陸側に向けて吹き崩します。 背中からの風に押されて、崩れて、 波のフェイスを維持し切れずに、 白い砂浜に打って、寄せるそんなオンショアは、 サーフィンを楽しむのにはあまり向かない、 ひねた波間の昼下がり。 風向きが、 陸から海に吹くオフショアに変われ…
散文夢想「窓辺に届いた朝陽に寄り添う初夏の香りは希望の香り」。
お題「#おうち時間」 こんにちは、halukaです。 夢、想う初夏。 音はなし。 一瞬、窓辺が明るくなったように思えて、 目が覚めて、薄目を開けて、 もう一度、その窓辺に視線を投げると、 そこには、 新しい一日の始まりを告げる朝陽が、 遠慮がちに射し込んでいます。 夏の初めを知らせながら、 朝の訪れを告げる朝陽。 寝床で、もう少し、 ぐずぐずとしていたい気持ちをなだめて、 起き上がって眺めた窓辺は、 遠慮がちどころか、 もう、すっかり明るい朝を迎えています。 東の空から射す太陽光は、 背を伸ばし始めたばかりの 窓辺の緑の茎を照らしてみせて、 ひと足先に目を覚ましていた緑の葉が、 その光を存分に…
自分流「旅のスタイル探し」。「明日が晴れると知っているなら笑顔に会いに、長靴も傘も持たずに、ただスニーカーで出掛ければいい」という思い。
今週のお題「会いたい人」 こんにちは、halukaです。 「春に三日の晴れなし」とは言いますが、 晴天の日が多いように思うのは、 ただただ、陽気のせいでしょうか。 せっかく咲いた卯の花を 傷めてしまう雨が降る、 「卯の花腐し(くたし・くだし)」の頃ですが、 晴天の日が多いように思うのは、 ただただ、陽気のせいでしょうか。 時に「旅路」と呼ぶ人生を歩いていれば、 途中には、 雨の日も、晴れ日もあろうというもの。 それでも、 「春に三日の晴れなし」というのでしたら、 きょうと明日は雨だよと、そういうのでしたら、 晴れの日はいつ頃くるのか。 もしもそれが分かるなら、 長靴と傘はその日は持たずに出掛け…
散文夢想「人に個性があるように。花に個性があるように。色合いくらいは見通してあげたくもなる穀雨の後の初夏の風」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う初夏。 色鉛筆の先を削るという手作業をしなくなって、 どれくらいになるでしょうか。 色鉛筆の芯を削った記憶… たどってみても、さっとは思い出せません。 それほど、以前の事なのでしょう。 きょうのこと。 気温が20度に近づいたのは、 午前の早い時間でした。 雲の切れ間から覗いていた、 陽射しの強さから察するところ、 午後の気温はきっと、間もなく上昇して、 その一線を超えたことでしょう。 吹く風は、 つい先日までの肌寒さなど、 とっとと、どこかに置き去りにして、 真緑色の 新樹の季節を吹き連れてきているようです。 人に名前があるように。 幾千幾百の花々に名前…
週末ライフ。「1杯の冷たい水が喉を潤す。陽気を帯びた初夏の風が吹き抜ける人影のない朝の小道は真夏に続く散歩道」の巻。
こんにちは、halukaです。 陽気がすっかり夏めいてきましたね。 この週末、 皆さまは、どのようにお過ごしでしょうか。 早朝、窓の外が明るくなる頃。 うっすらと目が覚めて、 首をかしげて、時計をみると、 午前5時を少し過ぎた頃でした。 先日から、気にはなっていたのですが、 このところ、少々運動不足だなと思う、 そんな心持ちもありまして、 「少し歩いてみようか」と、 起き上がってみたところ、 空には白い雲。 少し厚い雲が漂っていて、 窓から吹く風には、 軽い湿り気を感じました。 それでもまあ、 人影のない早朝の小道を歩くなら、 今がちょうどいいくらいかなと、 そういう具合で、 スニーカーを履き…
週末ライフ「初夏の陽だまりが教えてくれるのは『自分を振り返る時』の大切さ」という思い。
こんにちは、halukaです。 この週末は、 皆さまどのようにお過ごしですか。 近くの公園で、 小さな陽だまりに浮かぶベンチを見つけて、 なんだか、ほっとした瞬間の記憶があります。 よく知った海辺で、水平線を眺め、 夕陽に背中を照らされながら、 なんだか、気が抜けた瞬間の記憶があります。 陽が昇る寸前の砂浜にたたずんで、 凛とした空を染める静寂の朝焼けに なんだか、気を洗われた瞬間の記憶があります。 日常という毎日は遠慮なく、 「次のスケジュール」を運んできます。 そんな毎日にあって、 つい、ないがしろにしてしまいそうな、 「自分を振り返る時間」。 心のリズムを整えるためには、 それが大切な時…
自分流「旅のスタイル探し」。「好きな場所、好きな風景を探しておいて、そこに自分を置いてみる。そこで見つけたリフレッシュ・シーンを大切に」という思い。
こんにちは、halukaです。 「少し風が強いなあ」と感じながら、 見上げた空には、ちぎれ雲。 青い空を背景に 白い雲が東から西へ、 飛ぶように流れていました。 初夏の頃。 新緑が森を飾り、 野原には蝶が舞うようになり、 軽く体を動かせば、肌が汗ばむ日差し。 風は、冬から春へ、そして夏へ。 季節の移ろいと歩調を合わせて、 少しずつ向きを変え、 惜春の頃を季節の後ろに置き去って、 日差しの豊かな、 初夏の頃を引き連れてきています。 空の青さも、雲の白さも 季節に合わせて “衣替え” をするのかもしれません。 日々を暮らしながら、 このところ、 明るいニュースに触れる機会が少なくて、 けれども、気…
進め!俳句ビギナー㉒。「薄暑の候。『初夏の海』から『日常を詠む』まで、俳句づくりに挑んでもみる夏探しの頃」の巻。
こんにちは、halukaです。 いつもの月ですと、そろそろ、 俳句教室の頃合いなのですが、 目下、休講中です。 再開の折には、 お知らせがあるとのことでしたので、 今のところは、 ほっと、ひと休み……をしている場合では、 実はありません。 思えば、私が俳句教室に通い始めたのは、 昨年暮れの12月です。 初心者の端くれとしましては、 こういうスキマ時間こそ、 “俳句力” を身に付けるべく、 鍛錬を重ねるべき時なのでしょう。 ところが、です。 まあ、言い訳なのですが、 ここのところ、 外出の機会を出来るだけ減らしていたために、 俳句に詠みたくなりそうな、 俳句を作れそうな気がする、 そんな自然の素…
散文夢想「潮騒を連れて夏の初めの海原が弾いて飛ばす反射光」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う初夏。 二十四節気でいう「立夏」を過ぎました。 暦の上では、もう夏。 海辺にも、きっと、 その陽気がやって来ています。 もう何年も、 サーフィンを楽しみに出掛けて、 もう何度も、 その海辺を歩きました。 空に雲がない日なら、 空の雲が薄い日なら、 そこには、 白い砂浜が太陽光を弾いて飛ばす反射光があり、 青い海原が太陽光を弾いて飛ばす反射光があります。 反射光は、肌に降る太陽光と競うように、 そこに居る者の肌を射し、 そこにある光景を目に焼き付けてもくれます。 今年もそんな夏が、 足音を立てて、 もうすぐそこまで来ているはずです。 暑く、まばゆく、輝く夏…
自分流「旅のスタイル探し」。「『立夏』を迎えて、夏本番も遠くはなさげな『こどもの日』。緑陰が憩いを誘う休日」の巻。
こんにちは、halukaです。 きょう、5月5日は二十四節気でいう「立夏」。 「立冬」、「立春」、「立秋」とならぶ、 四立(しりゅう)のひとつで、 新しい季節の始まりを感じさせます。 ついこの間まで、 朝晩にはまだ、 何気なしの冷え込みを感じたものですが、 この頃は、 そんな体感気温の変化もあまり気にならなくなって、 朝夕なりとも、薄手の上着1着でもあれば、 のんびりと時間を過ごせる頃合いになりました。 「立夏」は、文字通り、「夏の始まり」。 やがて来る、梅雨の時季を挟んで、 太陽光が照り付ける「夏、真っ盛り」に向かって、 四季が移り変わっていくのでしょう。 花々の膨らんだ蕾は次々と咲き乱れ、…
散文夢想「朝もやを吹き流しながら海を渡る風を夢見て、その風が連れ行く波と戯れる日に想いを馳せる」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う初夏。 海辺に吹く風は、 「潮騒」という名の 波が立てる音を伴って、そよいできます。 「そよぐ」と書いてはみましたが、 それは、いつも変わらずそうなのではなく、 「荒れる」日もあれば、 「暴れる」日もありますし、 「そよ風」すら感じない日も、 1年のうちには、何度かあるものです。 梅雨の時季にはまだ早く、 台風の季節にも少し早い、 この5月の頃はきっと、 2、3日に1度、 少し強い南寄りの風を吹き混ぜながら、 たいていは、ゆらり、すらりと、 穏やかに潮の香りを運んできてくれるものです。 ここしばらく、 そんな海に出掛けていないので、 確信がもてるわけでは…
週末ライフ。「書籍群を前に断捨離を試みるも、背表紙の魅力に敗れ去り、久しぶりの小雨の上がりに涼風に吹かれた休日の午後」の巻。
お題「#おうち時間」 こんにちは、halukaです。 「ステイ・ホーム」の日曜日。 自室のデスクに、 いつの間にやら積み上がっている書籍を目にして、 一念発起。 腰を上げ、 「これと、これとこれは、もういらない」と、 整理に取り掛かってみた次第。 ところが、です。 「本好き」にとりまして、 書籍の背表紙とは、 その定位置が、 上手い具合に脳裏にすでに焼き付いていて、 書棚のどの辺りにしまい込めばいいのかくらいは、 そのお気に入り具合が、 さささっと、分かってしまって、 頭より手の方が先に動いています。 挙げ句、視線を向けた書棚の具合は、 数日前とそう優劣もなく、 見た目の変わらないこと、果てし…
週末ライフ。「初夏を迎えて花が香りをまくように季節も香りを伴って、新茶の芳香は朝のひとときを豊かにもする自然の恵み」の巻。
こんにちは、halukaです。 初夏を迎えた証しでしょう。 夜明けが随分と早くなりました。 体内時計の知らせというのでしょうか。 いや、もう少し正直に書けば、 お腹が空くと、目が覚めるという具合で、 週末なんだから、 まして、大型連休中でもあるし、 もう少し、そのまま、 眠気にうずもれていたい気を引きずりながら、 窓を見ると、外はもう薄明るくて、 「さあ、起きる時間だ」と、 そう言わんばかりです。 仕方がないので、 まだはっきりとは覚めない目をこすり、 冷蔵庫の扉を引いて、がさがさやって、 ベーコンと玉子とトマトのベーコンエッグで朝ご飯。 洗い忘れの ブルーのジーンズのことを思い出しながら、 …
進め!俳句ビギナー㉑。「麗らかな5月の季語に引き寄せられて、作句に挑むもたどり着けるか葉桜の頃の趣き」の巻。
お題「#おうち時間」 こんにちは、halukaです。 「夏」、「メーデー」、「憲法記念日」、 「こどもの日」、「立夏」、「初夏」、 「卯月(うづき)」、「牡丹(ぼたん)」、 「更衣(ころもがえ)」… なにをそんなに勇んで列挙しているのかと、 そう、いぶかしがられても不思議はない、 我ながらの唐突さです。 お気づきの方もおいでかと思いますが、 実はこれら、いずれも俳句で詠われる、5月の季語です。 手元の季語集のページをめくると、 「新樹(しんじゅ)」、「新緑」、 「若葉」に「薄暑(はくしょ)」と、 はつらつとした「夏遠からじ」と、 そう思わせる季語の数々が並び、 1月や2月の厳冬の頃の季語と比べ…
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