散文夢想「まばゆくとも静かなる青い渚とめぐり来る初夏に寄せて」。
こんにちは、halukaです。 夢、想う春。 天空を覆う青い大気が、 透明感を保ったまま目に映る球面をたどって、 青い海の果てで、 横一線を描いてみせる水色のライン。 それを水平線と呼んだりします。 今日のように空が晴れ渡った日ならきっと、 そのラインは、たどり着く先を、 あたかも、あらかじめ、 その位置と決めていたかのように、 嵐の日とは違って、乱れることなく、 空と海との狭間をくっきりと、 区切ってみせてくれていたことでしょう。 波のない、 凪(なぎ)の海で、 海面に泳がせたサーフボードにまたがって、 そんな風景を気抜けした笑顔で眺めていたりすれば、 いつの間にか、頬の辺りがすっかりと日焼…
2020/04/30 20:00