地球温暖化の最前線の極地グリーンランドで、先住民イヌイットの協力を得ながら現地での観測を続けている日本人研究者を紹介する。
自称「教養番組評論家」、公称「謎のサラリーマン」の鷺がツッコミを混じえつつ教養番組の内容について解説。かつてのニフティでの伝説(?)のHPが10年の雌伏を経て新装開店。
10/20 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「寝付きが悪い 夜中に目が覚める 最新研究で改善!睡眠のお悩み」
睡眠の質を高めるために 睡眠の悩みを抱える人は多い。キチンとした質の良い睡眠を取れないと、昼間のパフォーマンスの低下だけでなく、心臓病や脳卒中のリスクが2.1倍になるとか、70代以上の男性の場合はアルツハイマー型認知症のリスクが2.9倍になるという報告もある。近年、睡眠に関わる脳内物質であるオレキシンの発見で睡眠科学の発展があったという。今回は最新の睡眠科学の結果について紹介。 睡眠に悩む人が増えている 睡眠の役割であるが、記憶の定着やら認知症の原因物質であるアミロイドβの除去、さらには免疫系を整えるなどがあるという。厚労省が推奨する睡眠時間は6時間以上だが、40代~60代の半数はそれ未満だと…
10/19 NHK 新プロジェクトX~挑戦者たち~「革命の自転車 つなげ、感動のバトン~電動アシスト自転車~」
変人が提案した電動アシスト自転車 今回のテーマは電動アシスト自転車。例によって平成プロジェクトXらしい微妙なテーマである・・・。 80年代初め、オートバイの市場を巡ってホンダとヤマハが壮絶な戦いを繰り広げていた。しかし市場制覇を目指して増産戦略に出たヤマハはそれが裏目に出、大量の在庫を抱えた挙句に赤字に転落、ホンダの軍門に下ることになるという敗北を喫する。巻き返しを図るヤマハは事業開発室を立ち上げる。事業開発室長に命じられたのが藤田武男。笑顔を見せないことで知られる実直な男だった。 そこに変人で知られる菅野信之がアイディアを出してくる。それが電動アシスト自転車だった。フィットネスブームで自転車…
10/17 NHK あしたが変わるトリセツショー「「がん対策」命を守る切り札SP」
がん対策の切り札の検診、しかしなかなか受けない人が多い 日本人の死因第一位で、毎年38人以上が命を落としているというがん。この対策の切り札を展開するというのが今回だという。どうも自治体と連携してのプロジェクトを実行した模様。 がんが悪化する要因としては、「自分は大丈夫」という正常化バイアスだという。早期発見すれば大抵のがんは治るのだが、どうしてもこの正常化バイアスのために早期発見のチャンスを見逃しているという。 婦人科検診とかは特にハードルが高いのか受診率が低い ここで登場するのががん検診啓発特使を務めている悪魔。デーモン閣下は自身もがん検診で早期発見をしたらしい。しかし現実はなかなか検診を受…
10/16 NHK 歴史探偵「古代のアイドル はにわの秘密」
着色されていた埴輪 現在人気のはにわについての紹介。なお現在東京国立博物館ではにわ展が開催中とのことであるから、どうせNHKがそれに関与していて、この番組は宣伝も兼ねているという仕掛けだろう。 はにわと言えば有名なのが挂甲の武人。これはかのはに丸のモデルでもある。ということで今回は番組にははに丸がゲストで登場・・・ってどうでも良いわ。この挂甲の武人は、今は完全に土の色をしているが、パーツに分解しての調査の結果から、彩色の状況が明らかになってきたのだという。その結果として分かったのは、鎧は白く太刀は赤く塗られていたということ。鉄の鎧を白で表現したものだと考えられるという。 挂甲の武人はこのように…
10/14 NHK-BS 英雄たちの選択「北前船に賭けた男たち~工楽松右衛門と高田屋嘉兵衛~」
北前船の発展に尽くした男 加賀市橋立、かつてこの地域は日本一の富豪村とも言われた。この地に富をもたらしたのは北前船。最盛期には30人もの船主が軒を並べた。彼らは上方で仕入れた日用品を売りさばきながら北を目指して、蝦夷地で仕入れた物産を上方で販売して莫大な利益を上げたのだった。その北前船に改革を成し遂げたのが工楽松右衛門である。 工楽松右衛門の像(出典:株式会社御影屋HP)ちなみに同社は松右衛門帆を販売している (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 船頭として頭角を現し、新型の帆を開発して北前船に革命をもたらす 1743年、松右衛門…
10/13 NHK-E サイエンスZERO「ゲンジボタル大調査!点滅間隔の謎に迫れ!」
ホタルの点滅間隔が東西で異なる? 日本固有種のゲンジボタルであるが、その光の点滅間隔が2秒のものが西日本に、4秒のものが東日本に多いという報告がなされている。ホタルの研究者によるとゲンジボタルが2種に分化しつつあるという。そこでNHKでは全国の視聴者にホタルの映像を送ってもらい、全国規模で解析を行うという試みを実行した。その結果について報告するとのこと。 日本固有種のゲンジボタル ゲンジボタルは集団で点滅するが、その間隔が段々と揃ってくるという同時点滅という現象が見られるという。それが東西で異なるというのである。この謎に挑んだのがホタル博士こと大場信義氏。彼が全国のホタル棲息地を調査した結果、…
10/13 TBS系 健康カプセル!ゲンキの時間「~疲れ目・老眼・軽視してない?~今注目!アイフレイルの真実」
加齢に伴うアイフレイル 今回のテーマは目の不調。これは多くの人が訴えているが放置している人も少なくない。しかし中にはアイフレイルに陥っている人がいるかもしれないという。アイフレイルとは加齢による視力の低下で、放置するとさらに視力が低下したり、緑内障などの失明につながる病気が潜んでいる可能性もあるという。 アイフレイルであるが、40~50才ぐらいから可能性があるという。チェック項目だが、1.目が見えにくくなった 2.夕方になると見えにくくなることがある 3.若い頃よりも見えにくくなったと感じる 4.眼鏡をかけてもよく見えないと感じることが多くなった 5.まばたきをしないとハッキリ見えないことがあ…
10/12 NHK 新プロジェクトX~挑戦者たち~「孤立集落へ 命の道をつなげ~東日本大震災6日間の闘い~」
東日本大震災で地元住民を救うために立ち上がった人々 2011年3月12日、三陸地区を襲った巨大津波で道路は寸断され、各地に孤立集落が発生した。その中で住民を救うために自ら立ち上がった地域の土建業者達の話。 釜石市鵜住居。この近くの土建業者である小笠原清二は住民の依頼で、子供たちのための野球場をボランティアで建設した。そして仕事を引き継いだ息子の保もこの地区が大好きだった。しかし球場が出来た33年後、その平和な日常が奪われる。マグニチュード9.0の巨大地震で沿岸部は津波に襲われる。内陸で仕事をしていた小笠原保は妻と娘の安否を気にしながら車を走らせていた。海から2キロ地点まで戻ってきたところで道路…
10/10 NHK あしたが変わるトリセツショー「高血圧対策の新常識★楽しい驚きのお得ワザSP」
楽に出来る高血圧対策 今回は「楽しくてはまる」高血圧対策を紹介するとか。とは言え、高血圧対策の基本は減塩と運動。この食材だけ摂れば運動も減塩も不要なんて言うのはまるで「発掘あるある大事典」なので、そういういかがわしいものではなさそう。要はなるべく負担に感じない方法でこれらを実現しようと言うことらしい。 高血圧は日本人の国民病でもある まず高血圧の定義であるが、上が140mmHg以上または下が90mmHg以上というもので、日本人の3割が該当するという。ただ今回注目すのは上が120~139または下が80~89という予備軍。日本人の約4割が該当だが、この時点で心臓病リスクは2.1倍、脳卒中リスクは1…
10/9 NHK 歴史探偵「戦国ご当地大名シリーズ 最上義光」
政宗とは違う東北の雄・最上義光 ご当地大名シリーズの第4弾ということで今回は東北の雄、最上義光である。なお「よしみつ」と読みそうになるが正しくは「よしあき」である。東北と言えば伊達政宗の印象が強すぎて地味系武将というイメージもあるが、実際はかなりの実力者であった。 最上義光と言えば山形城の騎馬像が無性に格好いいのであるが、山形は鋳物の技術が高く、それは最上義光が職人を集めたことから始まるという。なお義光は通常の刀の2倍の重さがあるという指揮棒(指揮棒と言っても、実質的には棍棒のような鈍器である)を振り回して戦ったとか。かなりの巨漢な上に剛力だったようである。 有名な義光の騎馬像(撮影2022年…
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地球温暖化の最前線の極地グリーンランドで、先住民イヌイットの協力を得ながら現地での観測を続けている日本人研究者を紹介する。
ニュージーランドのトンガリロ国立公園は、火山が織りなすダイナミックな風景により自然遺産に指定されているのみでなく、この地に住むマオリの文化の象徴としての文化遺産でもある。
新たな国民病「逆流性食道炎」 食品の通り道で毎日使われる臓器だが、今ひとつ地味で印象の薄いのが食道。しかし現在、逆流性食道炎を患っている人が非常に多く、成人の10~20%がかかっている新国民病だと言われている。今回は食道のトラブルに注目。 逆流性食道炎は胸焼けなどの症状が出る 食道とはのどの奥から胃にまで続く通路であり、太さは大体2~3センチで筋肉で出来ているという。 番組では胸やけなどの症状を訴える50代の男女を診察しているが、結果は2人ともに逆流性食道炎という結果。逆流性食道炎とは、胃の噴門が緩んで胃酸が逆流することで食道に炎症の起こる病気。症状が続くとびらんというただれが生じてしまうこと…
蜘蛛の糸を人工合成する 毎回結構突然なテーマが出てくるこの番組だが、今回は「糸」とこれもまたかなり突然の物である。 糸とは自然素材や合成素材などの繊維をより合わせた物だが、ここに様々な素材の物が登場しているのだという。最初に登場するのは丈夫な糸。試しに4キロの重りを綿の糸で吊り上げてみると簡単に切れる・・・となるはずが重りが浮いてしまってドッチラケで浅井アナが少し焦るという展開になるのだが、とりあえずその後に唐突に切れて目出度し目出度し。で、次に登場するのが今回の本命の糸。こちらは4キロの重りを軽々と持ち上げて余裕がある。この糸の正体が何かから始まる。 この糸を作ったのは京都大学で高分子材料を…
柱サボテンの森 メキシコのテワカン・クイカトラン渓谷は、20メートル級の柱サボテンが林立する異様な景観を誇る。またここはメソアメリカン文明の発祥の地でもある。 www.youtube.com 世界遺産エリアは東京都の2/3の面積がある。ここには柱サボテンが世界でもっとも多く群生している。森の木のように見えるのは柱サボテンで、100メートル四方に最大1800本が生えている。高さ18メートルのサボテンは100年の寿命がある。また左曲がりの固有種も存在する。サボテンの中は90%が水分で、これで乾燥気候に対応している。メキシコ湾との間に2000メートル級の山脈があるために渓谷は乾燥するのだという。 柱…
健康長寿の鍵となる「血流力」 健康長寿の秘訣は血流力だという。実際に102才で未だに健康に活躍をする女性を取材しているが、血流を示す数値は通常の100才よりも10倍も良いと言う結果に。今回はその血流力に注目する。 血流力とはそもそも何であるかだが、全身に血液をめぐらせることが出来る能力のことを言うとか。番組では疲れやすさに冷え性、動悸や息切れなど血流力低下のサインが現れている被験者を集めて、血流力低下につながる生活習慣をチェックする。ちなみにこのような症状を放置すると心筋梗塞や骨粗鬆症、認知症につながる危険もとのことだが、これは少々煽りすぎ。 血流力の低下する原因だが、まずは血液の質にあるとい…
加藤清正の城、近代戦を戦う 加藤清正が築いた名城が熊本城である。扇の勾配で知られる堅固な石垣などに守られた堅城は、結局は戦国の世ではその真価を発揮することなく終わった。しかしこの城が日本の命運に影響する近代戦の舞台となったのである。それが西南戦争であった。 近代化を目指す日本では、徴兵令によって軍が編成され、日本をいくつかの管区に分けて九州の軍の本営である熊本鎮台が熊本城に置かれていた。さらに秩禄処分によって士族は先祖代々の家禄を廃止されることになる。廃刀令で武器を奪われ、その上に収入を断たれた士族は不満を感じて各地で反乱を起こす。 1876年10月24日、熊本でも不平士族の反乱が発生。170…
新たな生態系の構築の調査 2013年に火山活動が起こった小笠原諸島の西之島。2020年の大噴火で元の島が溶岩に完全に飲み込まれてしまって、陸上生物は全滅してしまった。しかしこうなったことで新天地に外部からどのような生物が上陸して繁殖するかの巨大実験場としての注目を研究者から浴びているという。そこで最新調査の結果を報告するとのこと。 2018年時点の西之島 西之島は隣の島からも130キロ離れた絶海の孤島である。そのために生物の上陸は容易ではないと推測される。最初はかつてここで繁殖していた渡り鳥が戻ってきたが、2023年の大量のガスの噴出でそれらも逃げ出したという。では今どうなっているか。 202…
冬に起こりやすい肌トラブルの注意点 寒さの厳しい折には気になるのは肌のトラブル。しかし肌は人体最大の臓器で最大の免疫器官でもあるという。それだけに肌の不調が思わぬ病気につながる危険もある。そこで肌の不調の原因と対策について紹介するとのこと。 町中で肌の悩みについて調査したところ、悩みの3位はしもやけ。これは凍瘡と言って毛細血管の血流が滞ることで炎症などが発生して痛みやかゆみが出る症状だという。冷たいものに触れる機会の多い人はなりやすいという。防ぐにはグーパーで血流を良くすることが効果があるという。手先に冷えを感じた時にすれば良いという。なお足が冷えると足でもすれば良いとのこと。 第2位はあかぎ…
万病に影響する口内フローラ 最近になって、口内環境があらゆる病気に影響するということが知られてきたが、その口内環境である口内フローラの改善で健康につなげようという話。 口の中には100~300種、1000億個以上の菌がバランスを保って存在している。口内フローラとはそのような環境を指すのだという。 番組では糖尿病の診断を受けた患者が登場するが、彼が医師から言われたのは歯医者に行って口内の状態を整えるようにとのこと。彼はかなり重度の歯周病になっていたという。歯周病は口内フローラが乱れた状態であるという。歯周病は実は糖尿病の状況に対する影響が強いのだという。 糖尿病以外にも脳梗塞、心筋梗塞、さらには…
日本の甲冑の進化について 今回のテーマは甲冑。日本独自の甲冑の進化について。内容的にはつい先日に加古川の兵庫県立考古博物館で見てきた内容を連想させる。 www.ksagi.work まず甲冑の元だが、中国で使われていた短甲というものが古墳時代などには使われていた。日本独自の甲冑である大鎧が登場したのが平安時代になる。そして戦国時代になると、より当時の合戦に適した当世具足というものになる。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 武士の戦い方に合わせた日本独自の大鎧 最初に大鎧だが、番組では春日大社に収蔵されている国宝の大鎧を見ている…
書物の世界で生きることを目指した馬琴 全106巻の超大作南総里見八犬伝を28年をかけて書いた滝沢馬琴は、職業作家のパイオニアでもあるという。さらには読本と言われる分野を開拓したことによって江戸文化に大きな影響を与えた。その馬琴の生涯を紹介。 滝沢馬琴 馬琴は100万都市江戸で、1767年に深川の下級武士の家に生まれる。馬琴は学問や武芸を重んじる父の元で幼い頃から書物や俳句に親しむ。しかし馬琴が9才の時に父が突然に亡くなる。大黒柱を失ったことで滝沢家は危機に瀕する。主家に仕えていた長男は俸禄を半減され、次男は口減らしのために養子に出された。馬琴も武家に奉公に出されるが、そこの子供が暴力を振るった…
コンスタンティノープルの攻防 今回は新年スペシャルで鈴木亮平がイスタンブールを訪問するという企画の第二弾。今回のテーマはコンスタンティノープルの攻防とオスマン帝国の富。 www.youtube.com コンスタンティノープルは高さ12メートルの堅固な城壁に守られていた。この城壁は三重構造になっており、一番外には幅20メートルの水堀がある鉄壁の守りであった。しかし15世紀のオスマン帝国の攻撃でコンスタンティノープルは陥落する。オスマン帝国は大砲による城壁への一斉攻撃で城壁を破ったのだという。その大砲はかなり巨大なもので、重さ285キロの丸石を砲弾として飛ばしたのだという。 コンスタンティノープル…
今回はスーパーDr.シリーズの第二弾。肩や肘の治療のエキスパートと、眼科医で強度近視治療ののエキスパートを紹介とか。 肩や肘の治療のエキスパート 最初に登場するのは医療法人社団TSOC理事長TSOC北参道院長の菅谷啓之医師。整形外科医である彼は肩や肘のトラブルのエキスパートで、1日で100人以上の患者を診察するという。他の病院で不調の原因が分からなかった患者に対し、肩や肘を動かして可動域の検査を行うだけで、不調の原因を突き止める。しかも肩の関節を触って力を入れるだけで、肩関節のズレを調整してしまうという凄腕。 菅谷医師(出典:TSOCHP) さらに真骨頂は手術で、肩関節の手術などを内視鏡で高速…
ひざの若返り 今回は加齢によってトラブルの生じやすいひざの痛みの対策。ひざを若返らせることが出来るのだという。 ひざの痛みに悩む人は多い ひざの軟骨は老化によって磨り減ってくる。そして磨り減った軟骨は元に戻らないと言われている。しかしこの軟骨の状態を改善する方法があるというのだ。島根大学の内尾祐司教授によると、家の階段を這って登る状態だった78才の女性が、手術をしないでもある方法でひざの痛みがなくなったのだとか。実際に今は95才になった彼女は階段をスタスタ降りている。どころか平泳ぎの世界チャンピオンになったとか。彼女の軟骨は完全に磨り減った状態だったのだが、水中ウォーキングをすることで軟骨の状…
歴史に残る南海トラフ地震 阪神淡路大震災から30年ということで、今回は歴史上の巨大地震についてとのこと。神戸出身の俳優で、今の朝ドラにも出演しているという新納慎也氏がゲストに来ているが、例によってこれはどうでも良いこと。 現在世間の大きな関心事となっているのが南海トラフ地震だが、歴史を眺めると過去に9回発生しているという。最も古いの飛鳥時代の白鵬地震で、大体90年~260年の間隔で発生しているという。 幕末の南海トラフ地震であるが、東京大学の地震研究所を訪問してその特別資料室を見学している。ここに収蔵されいるのは地震に関する歴史書だという。当時のかわら版によると被害の範囲は広く、関東から近畿に…
アジアとヨーロッパの境目の都市 今回は新年スペシャルということで鈴木亮平がイスタンブールを訪問するという企画。 www.youtube.com イスタンブールの世界遺産エリアはボスポラス海峡の西のヨーロッパ側にある。上空からヘリで眺めているが、ボスポラス海峡は狭いところでは700メートルほどしかなく、川のように感じられるという。この海峡がアジアとヨーロッパを分けている。イスタンブール歴史地区は半島のように海に突き出している。この地区にはイスラムのモスクとかつてのキリスト教の大聖堂がそそり立つ。イスタンブールと言えばイスラムのイメージが強いが、実はこの地はかつて東ローマ帝国の首都・コンスタンティ…
このシーズンに気になるむくみ 寒くなってきたら気になるのが身体のむくみ。特に足のむくみで困っている人が多い。またこのむくみは単に美容上の問題だけでなく、場合によると命に関わる病が潜んでいることもあるという。そこで今回は危険なむくみの見分け方とむくみ対策について。 まずむくみとは何であるかだが、静脈に水分や老廃物などが戻らずに、毛細血管から染み出して溜まってしまうことによる現象である。するとこの水が脂肪に蓄積され、脂肪が膨らむことでむくみ状態になるのだという。また寒い時期には血管が縮まることで血行が悪くなるので、静脈が水分を回収しにくくなるのだとのこと。 脚のむくみに悩む女性は多い (adsby…
高尿酸血症の恐怖 尿酸値と言われてもピンとこない人が多いようだが、この尿酸値は7.0を超えると高尿酸血症となり、それを放置すると痛風を患うことになる。風が吹いても痛いと言われる病気であるのだが、どうも「痛みが出るまでは大丈夫」と軽く考えている人が多い。しかし高尿酸状態は糖尿病や腎臓病、さらには心筋梗塞や脳梗塞のリスクをも上昇させることが分かっている。高尿酸状態が続くと知らない間に体中の血管が傷つくという。そこで今回は高尿酸状態を解消する方法について紹介。 足の関節などに激痛が走るのが痛風 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 痛風…
戦国最強立花宗茂 戦国ご当地大名シリーズの第5弾となりますが、主人公は私が以前の最上義光の回で予測したとおり、立花宗茂だったようです。 tv.ksagi.work 戦国最強大名は誰かいう質問に対し、以前は三英傑以外では上杉謙信や武田信玄、さらには伊達政宗などが上がっておりましたが、近年になって急激に評価が上がっている九州の大名であります。実際にその生涯での戦績は無敗だとか。 立花宗茂 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 立花宗茂の強さの秘密 番組では宗茂のゆかりの柳川の立花家史料館を訪問しているが、そこに収蔵されている宗茂の鎧は…
ネパールの古都を巡る 世界の屋根ヒマラヤを臨む国ネパール。ここは異なる神が息づく信仰の土地でもある。ヒンドゥー教の極彩色の寺院に巨大な塔を頂く仏教寺院など、様々な風景が見られる。そのようなネパールのカトマンズ盆地の3つの古都を紹介する。 www.youtube.com まずはボダナート。ここには高さ36メートルの世界最大の仏塔がある。この塔には仏陀の骨が祀られており、人々はマニ車を回して五体投地の祈りを捧げる。しかし2015年の大地震でこの仏塔は甚大な被害を受けた。そして他の文化遺産も大きな被害を受けた。だがあれから9年、古都は復活しているという。バクタプルでは地震で由緒ある寺院が崩壊して、半…
食中毒の落とし穴 これからのシーズンに増加する食中毒。しかし食中毒菌が繁殖しても臭いや色などでは判別は困難。そこで今回は食中毒の要注意事例を紹介する。 最初の事例だが、朝食に用意した炒飯を夕食まで常温保存、夕食時に再加熱して食べたら皆が食中毒になったという事例。食中毒の原因はセレウス菌。土の中などに普通にいる菌で、10~50度で発育して熱を加えると多くが死滅するという。しかし炒飯は作る時と食べる前に加熱されている。なぜ食中毒をしたのか。そこでパスタを作ってセレウス菌の実験。和風、クリーム、ナポリタンの3種を作って、作った直後はいずれもセレウス菌は検出されず。しかし常温で12時間保存後はナポリタ…
会津軍はかなり精強だった 今回のテーマは戊辰戦争。日本近代史上最大の内戦で、その中でも会津合戦は一番激しい戦いだった。戊辰戦争において旧幕府軍の中心であった会津藩は新政府軍から目をつけられて武力討伐の対象とされていた。しかし今までこの戦いは進んだ兵器で攻撃する新政府軍に、旧式装備の会津藩は全く歯が立たずに惨敗という文脈で語られることが多いが、実は会津藩はもっと精鋭であり、この戦いはかなり際どいものであったのだという。 当時の戦いを調査するとのことで、番組は新潟の朝日山を調査している。ここでは新政府軍を会津を中心とする奥羽越列藩同盟軍が迎え撃つ戦いをした。新政府軍は5倍の兵力だったが、同盟軍はこ…
AI研究の最前線 急激な進歩を遂げるAI技術。しかしその影でフェイク映像の登場や新たな犯罪などの危機も懸念されている。こんな中でヒトとAIがいかに共生していくかを目指す研究を紹介する。 AIを社会活用していく上での問題を研究しているのが東京大学の山崎俊彦教授のグループ。敵対的攻撃からAIを守る研究を行っている。画像にノイズを載せることでAIの判断を誤らせるという攻撃が考えられるのだという。この攻撃は最悪の場合は自動運転の車が事故を起こすなどの人命に関わる可能性がある。この攻撃を阻止するためにニューラルネットワークに注目したという。ニューラルネットワークへの攻撃は各層の幅を広げることが効果的だと…
キリマンジャロの水の恵み 前回はキリマンジャロ頂上の氷河の観察をしたが、今回はそのキリマンジャロの水が生む風景だという。 www.youtube.com 熱帯にもかかわらず山頂に氷河のあるキリマンジャロは水資源も豊富である。標高4200メートルの辺りでは火山岩の間に多くの泉があるという。これらは川となって山を下っていく。その周辺にある奇妙な植物がジャイアントセネシオ。寒冷な高地でありながら高さ8メートルもある草だという。枯れた葉を防寒のためにまとったその姿は独得なものがある。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle []).push({}); 多くの動植物を養…
頭痛の原因に迫る 今回のテーマは頭痛。頭痛に悩んでいる人は4人に1人もいるという。しかし対処が難しいのは原因が人様々ということ。そこで今回はその頭痛の原因、さらには命に関わるような頭痛の見分け方などを紹介する。 頭痛に悩む人は実に多い 今回は頭痛に悩む60歳の男性と20代の女性が頭痛外来を訪れるという内容。最初の男性は10年前ぐらいから頭痛に悩んでおり、月に1回ぐらいの頭痛が5日~1週間ぐらい続くという。まずは医師は問診で一次性頭痛か二次性頭痛かを判断。一次性頭痛は頭痛自身が病気の場合で、これは命に関わることない。しかし二次性頭痛は脳の疾患などから来るもので急な痛みに襲われ、これは命に関わる危…
破産の危機に瀕した離島 夕張のように自治体の破産が話題になったが、今回のテーマは破産に瀕した地方自治体の再生の物語。 その自治体は隠岐の島の海士町。1980年代、日本がバブル景気の中で大阪から渋々故郷の海士町に帰ってきたのが吉本操だった。都会で暮らしたいと考えていた吉本は、長男だからと強引に呼び戻されたが島で暮らすことにウンザリとしていた。父は漁師だったが、漁師よりも安定した仕事が良いと町役場に就職する。 役場には幼なじみの奥田和司と大江和彦も勤めていた。彼らも長男で島に戻っていて土木課に所属していた。当時の隠岐は国からの潤沢な補助金で住民の要望に応えて様々な事業を行っていた。この頃、島の漁業…
善玉コレステロールと悪玉コレステロール コレステロールには善玉と悪玉があるという話は結構良く知られているところだが、一般的に悪玉と言われているのがLDLコレステロールである。基準としてはLDLが119以下、善玉と言われるHDLが40以上だと正常とされる。しかし近年になってこの悪玉の中でさらに超悪玉が存在し、コレステロールが正常値でも発病する可能性があることが分かってきたのだという。 まずは血管内視鏡を使って心臓の冠動脈の血管内のコレステロールの観察から。するとコレステロールが沈着した血管壁は黄色っぽくなっている。これはコレステロールが血管の壁の中に溜まって血管を細くして、ついには閉塞させてしま…
復元工事が進行中の首里城 2019年、沖縄の首里城が火災で焼失するというショッキングな事件が発生したが、現在再建中で2年後の完成を目指しているという。そこで復元の状況紹介と共に琉球王国について紹介するとのこと。 首里城正殿(2012年撮影) まず首里城の復元であるが、以前の復元とは少し異なる姿になるという。現在、屋根の骨組みなどが出来上がっている状況だが、漆塗りのための下地塗りが始まっているという。そして朱塗りであるが、平成の時と異なる色になるという。それは沖縄の弁柄を使用するからだとか。これは古文書の記録に基づいたものだという。かつての商業用弁柄による鮮やかな色から、少し渋い色になるらしい。…
重源の大仏再建プロジェクト 源平の争乱の混乱の最中に平氏に焼き討ちにされた東大寺の再建に挑んだ重源が今回の主役。 大仏再建に取り組んだ重源上人 大仏殿の横のかつて七重の塔があった場所から焼けた土台が見つかったという。これは平氏による南都焼き討ちによるものである。平清盛の命で奈良の寺社勢力を攻撃した重衡は寺々に火を放ったが、それが燃え広がって東大寺や大仏殿を焼きはらってしまったのである。その後の朝廷による調査によると、大仏の首は落ち、手は折れて横たわっていて、灰は積もって大きな山になっているという惨状だったという。調査に同行した職人達は再建不可能と匙を投げたという。 しかしその困難な事業に名乗り…
産業に重要な接着剤の最前線 あらゆる産業分野で利用されるようになった接着剤。今では軽量化のために接着剤で組み立てられた車まで登場しているという。さらに最新のスマホなどを支えているのも接着の技術である。そのような接着剤の最前線を紹介。 実に多様な接着剤の世界 接着剤は昔から使われており、バベルの塔でもアスファルトを接着剤として使用したと記されているという。しかしこのような接着剤だが弱点は「水中では使えない」ということだったという。この難題に挑戦したのが東京大学工学部の江島宏隆准教授。 彼が2022年に発表したのが水中でも物を接着することが出来るという画期的接着剤である。1平方センチ当たり100キ…
赤道直下の氷河へ アフリカ最高峰と言えば標高5895メートルのキリマンジャロ。赤道下にもかかわらず山頂には氷河が存在するという。しかしこの氷河が現在年々減少しており、消滅が懸念されているという。 www.youtube.com キリマンジャロ国立公園はタンザニアの北部にあり3つの峰がある。その中で最も高いのがキボ峰であり、この山頂に氷河がある。登山口からはガイドやポーターなど総勢40名の大部隊で出発。往復8日間の取材のために1トンの資材が必要で、これをすべて人力で輸送するのだとか。 キリマンジャロは標高によって気候が変化する。最初の低地付近では熱帯雨林気候となる。標高3000メートルにかかわら…
あざの種類 今回のテーマはあざ。あざとはどんなものでなぜできるか、また出来た時にはどうするのが良いか。さらには問題のないあざと危険なあざとはという話。 専門家によるとまずあざとは急性のものと慢性のものがあるという。内出血などによるものが急性のあざで、蒙古斑などが慢性のあざとなる。なお内出血によるあざは最初は青紫色でそれが緑となって茶色を経て黄色になるという経過が多いとか。これは赤いヘモグロビンが黄色のビリルビンに変わることによるという。なお高齢者が内出血のあざが起こりやすいのは血管自体が脆いのと、組織に隙間が多いので圧がかからずになかなか出血が止まりにくいことがあるという。なお内出血を早く止め…
初の実用EV・日産リーフ開発の物語 現在、世界的にEVシフトが進行しているが、その先駆けとなったという日産リーフの開発物語。 初代日産リーフ 1991年、空前の好景気を謳歌している自動車業界の中で日産も至って好調であった。その一方でアメリカのカリフォルニアで大気汚染規制が強化されるとの情報に、日産も対応を準備しておく必要があると50人のEV開発チームが編成された。主力車の開発部門から移籍してきた門田英稔は、アメリカでわずかに売るためだけの車の開発部門に左遷だと肩を落としていた。電池開発担当の宮本丈司も他の部署から日陰部署と冷ややかな目で見られていた。しかしそこに自ら志願したのが電池担当の枚田典…
WHOも認めたツボの効果 今回はツボに関して。どうもツボによる治療というと胡散臭さを感じる人もいるようであるが、実はWHOでツボに関しての場所の統一のための会議が行われ、361のツボが認定されるなど、今や世界基準の治療法と認定されているというのである。 ツボ治療の効果が認められるようになってきた そこで実際のツボパワーの実践例が登場だが、痛みで首が右に曲がらないという女性の首を針で一突きすれば首が回るようになり、デスクワークで腕が上がらなくなったという女性も一突きで腕が上がるように。どころか逆子の治療まで足のツボに一突きで胎内の赤ん坊がゴソゴソと動き始めて姿勢が変化するということに。 さらに「…
清少納言の枕草子 例によって今回も大河連携企画。この番組ってこればっかりの気が・・・。しかしさすがに紫式部も藤原氏もネタ切れ感が強いので、今回は紫式部のライバルとも言われる清少納言に注目。清少納言と言えば枕草子なんだが、日本最古のエッセーなどとも言われている。彼女は藤原定子の女房であり、紫式部が彰子の女房なのでそういう点でもライバル関係と言えた。 土佐光起画の「清少納言図」 枕草子は写本で残ってきたのだが、番組では最古とも言われる藤原定家の写本などを紹介している。さて枕草子と言えば「春はあけぼの」だが、番組ではこれが実際にどんな景色だったのかを追究するところから始まる(どうでも良いような気もす…
世界遺産条件の4つを満たす砂海 アフリカの大西洋岸には骸骨海岸と呼ばれる多くの船を座礁させてきた海岸がある。その背後にあるのがナミブ砂海である。その面積は東京都の14倍もあるという。海岸から何もないナミブ砂海が続く。朝になるとここに美しい風紋が見られる。この自然の美しさが世界遺産登録の理由の一つとなっている。 www.youtube.com 内陸には乾燥で涸れた湖に枯れた木が乾燥のために腐らずにアートのように立っている。この砂漠にはサソリを始めとして固有の生き物が多く住んでおり、これも世界遺産登録の理由となっている。砂漠にはカメレオンもおり、体色を変化させて獲物を狙う。また固有種のトカゲや蛇な…
スマホから来る身体の不調 最近はスマホを長時間使用する人が増えており、ある調査によると1日の平均は113分とか。特に高齢者の使用時間が6倍以上に増えているという報告も。この事態に医療関係者からはスマホの使いすぎによる脳過労による脳機能の低下、スマホ老眼、前屈みの姿勢による首の異常などが懸念されている。そこで今回はこれらの専門医にスマホとの正しい付き合い方を紹介してもらう追うという趣旨。 スマホ中毒に要注意 まずはスマホ依存度のチェックから。○使用時間が1日平均2時間以上、○家でも仕事中でもすぐにスマホを手に取れる状態だ、○疑問が浮かんだ時すぐにインターネットで検索する、○移動時間など少しでも時…
夢物語と非難されながらも橋の建設を訴え続けた神戸市長 明石海峡に吊り橋を世界最長の吊り橋を架けて淡路島を通じて本州と四国を繋ぐという壮大な計画について。 明石海峡大橋 そもそも明石海峡大橋の構想をぶち上げたのは、1957年神戸市長の原口忠次郎だった。内務省に勤めていた原口は四国の物流の悪さによる過酷な状況を知っていた。四国との間に橋をかけて阪神の経済圏に結びつけるのは、阪神地区の繁栄のためにも必要だと考えていた。しかし4キロの明石海峡は潮流が早く水深も深いので橋桁工事が困難で、つり橋しか不可能だったが、当時はそんな長いつり橋など存在しなかった。夢物語だと批判されたが、原口は「人生すべからく、夢…
高血糖を脱出する方法 今回のテーマは高血糖。要するに糖尿病になる前段階で、この状態が続いていくと糖尿病になってしまう。実際には1000万人という高血糖と診断されても放置する人が多い。しかし半数が10年で2方糖尿病になってしまうという。糖尿病になると血管が損傷することで失明や手足の壊死などが起こったり、脳梗塞などで命を落とすことにつながることがある。また肌なども糖化で劣化したりする。 この検査で110以上が出たら要注意 高血糖の定義であるが、空腹時血糖が110以上だと高血糖とされる。またHbA1cが5.6以上も高血糖と診断される。で、今回はこの高血糖の人たちの数値を正常に戻そうという話。 番組で…