米国東側の某都市に在住して早十数年。洋書を和書に近いスピードで読めるようになりたくて奮闘中。読書の感想、本の情報、読書を通して学んだ英語などを綴っています。
我らが安藤百福さんが英語絵本に! ヘンな日本が出てこなくて安堵『Magic Ramen』(Andrea Wang,Kana Urbanowicz)
以前、以下の記事で、私の安藤百福さんへの深い尊敬を熱く語ったことがありました。 hyakunennokodoku.hatenablog.com いや、ほんと、安藤百福さんとか水洗トイレの発明者(S字パイプはこの人、タンクの浮きはこの人)とかは、もっともっと評価されるべきだと思いませんか!? トイレの人たちなんて日本語のWikiのページすらない。スティーブ・ジョブズみたいな人がもてはやされるのもわからないでもないですが、世界規模で考えるとiPhoneより水洗トイレ使ったりインスタントラーメン食べてる人の方が多いんじゃないかな。百福さんはジョブズと違って人間的にも素晴らしいし!! 人類貢献度に対し…
ディストピア小説を通り越してもはやホラー? この小説を荒唐無稽と言えない現実に悲しくなる『The Handmaid's Tale(日本語版題名:侍女の物語)』by Margaret Atwood
そう遠くない未来、現代のアメリカの特定地域(多分ボストン周辺)は、キリスト教原理主義者のようなセクトの制圧地域となってしまった。そこで繰り広げられるおぞましいドラマが、ある一人の女性(Handmaid=侍女)の語りでつづられてゆく。カナダの大御所女性作家マーガレット・アトウッドが1984年に発表したディストピア小説。英語圏では”Classic”、つまり読むべき小説100選とか50選に選ばれるような古典名作の域に達している小説らしい。2017年からHuluでドラマ化もされ、ちょうど今月には約35年の時を経て続編小説「The Testaments: The Sequel to The Handma…
世界にはまだこんなにも謎がある! 祝書籍化!『オカルト・クロニクル』(松閣オルタ)
本のタイトルと内容が合っていない!「オカルト」ってあるけれど、オカルトじゃないでしょと首をかしげたくなるような事例も多く載っている。表紙の右上のコピー「奇妙な事件 奇妙な出来事 奇妙な人物」が内容を表しているかと。それに「クロニクル(年代史)」になっていないし。でも、それでいいです、おもしろいから。オカルト・クロニクル作者: 松閣オルタ出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2018/08/23メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る
孤立無援の犯罪被害者が真犯人と戦う心理サスペンス、オーディオブックが素晴らしい『The Girl Who Lived』(Christopher Greyson)
四人が殺害された凄惨な殺人事件で現場から一人逃げ出すことに成功し生き延びた少女フェイス。彼女はその後10年の時を経ても事件から立ち直ることができない。アルコールや喫煙に依存し、自殺願望や他害衝動があると診断されて精神科の施設への入退院を繰り返す日々を送ってきた。23歳となりついに施設の外での生活を始める彼女だったが、彼女の生きる目的はただ一つ。自分だけが姿を目撃している事件の真犯人に復讐を果たすこと。しかし、彼女の精神状態から目撃証言は誰にも信じてもらえない。フェイスは自ら犯人を見つけ出し目的を遂げることを決意するが・・・。 Jack Stratton刑事シリーズで人気のクリストファー・グレイ…
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