富士山・お鉢めぐりと八葉蓮華
▼富士山・お鉢めぐりと八葉蓮華【概略文】富士山の山頂には火口の穴があり、まわりの尾根を歩くことを「お鉢めぐり」といっています。尾根は約3.5キロほどで1時間半で一周。火口は直径800m。火口は大内院と呼ばれ、西安河原にも小内院と呼ばれる噴火口があります。小内院の外側をまわるのを外輪コース、内側をまわるのを内輪コースと呼んでいます。火口のまわりには剣ヶ峰、白山岳(釈迦ヶ岳)、久須志岳(薬師岳)、大日岳(朝日岳)、伊豆ヶ岳(阿弥陀岳)、成就ヶ岳(勢至ヶ岳)、駒ヶ岳(浅間岳)、三島岳(文殊ヶ岳)と8峰。それらを仏教の「八葉蓮華」に例えて「お八めぐり」といったといいます。しかし、その後明治維新の廃仏棄釈により仏教的な呼び方が否定され、火口をすり鉢に例えて、呼び方を「お鉢めぐり」と変えたという。こんなところにも明治...富士山・お鉢めぐりと八葉蓮華
2025/05/30 08:43