高坂昌信という武田信玄のところの武将が書いたものでいつか購入して読んだものに甲陽軍鑑というものがあったんだけど、まあ大体中身は忘れた。しかしそういうものを書き残そうという意識っていうのは大体悪いことを書いてやろうというよりは後世にいい影響を多少なりとも残したいという思いがあったはずで、先人のそういう心がけというのは実に尊いものがあると思った。戦国時代なんかはとっくに社長の息子は…
文学研究やってます! 今はタクティクスオウガの研究に勤しんでおります。 ゲームばっかしてます。
ヴァイス(C)の話 http://www.kikikikikinta3.com/article/469187503.html ヴァレリア解放戦線の話 http://www.kikikikikinta3.com/article/469131731.html 非干渉条約 http://www.kikikikikinta3.com/article/469058296.html
新戦国策秦4ー3、樓緩(ろうかん)が秦王に聞かれてさらっとかわす話
ということで前回は獻則(けんそく、獻は献の旧字)が公孫消(こうそんしょう)に太后である宣太后にゴマ擦っとけと言う話でした。ゴマすりしないと身が危うい、出世が遠いということもありますが、一番問題なのはそうしないと成り立たないこの秦の内部の群雄割拠状態が一番危ういという話でした。 韓・魏・斉の三国が秦を攻めて函谷(関)に入った。
新戦国策秦4ー2、獻則(けんそく)が公孫消に太后にゴマすりしとけという話
ということで前回は甘茂が秦に尽くしてきましたが、王が変わって追放されると。そして蘇代に尽力してもらって斉に行くことで生きていくことになるというお話でした。 獻則(けんそく、獻は献の旧字)が公孫消(こうそんしょう)に言った。 「貴公は大臣の中でも特に尊い者だと言える。しばしば戦争をしても功績がある。しかし宰相となれないその理由というのは、太后…
ということで電撃ラケットを使った全自動ハチ退治です。 こちらがその写真。
ということでハチに刺されて一日経ちましたが、立ちくらみがひどいっすね。二日酔いで天井が回るばりの勢いで一日中天井も床もぐるぐる回っていました。アナフィラキシーに立ちくらみって症状があるようですが、吐き気もありましたが悪寒みたいな感じが意外となかったのでまあ心配いらないかと少しだけ安静にしていました。 ハチの天敵を知らべていると、意外とハチの天敵ってアブなんですね。確…
ということで今回から昭襄王(しょうじょうおう)に入ります。この人長いだろうなと思ったら、なんと長すぎて上下に分かれていますね。さらに始皇帝をやったら秦はおしまいです。当分続きますね。 甘茂(かんも、かんぼうとも)は秦を逃げ、斉に行こうとした。 関所(特に函谷関)を出て、そこで蘇子(蘇代)に会った。 そこで言った。 「君はかの江上の…
新戦国策秦3-15、ある人が腹を立てている秦王にゴマすりして機嫌を直す話
ということで前回は長かったんですが、秦王があまりに国力が圧倒的になったのと周辺国をいじめているので釘を刺すと言った感じの話でした。実は今一番すごいのは秦ではなく斉だよ、と言うという話ですね。 秦王は弁士である中期(ちゅうき)と争論したが勝てなかった。 秦王は大いに怒り、中期は恐れ騒ぐこともなく徐々に去っていった。ある人が中期のために秦王に言った。<…
ということでスズメバチに襲われました。キイロスズメバチかな?まさかあんなに大量に襲ってくるとはということで慌てて逃げましたが、三か所くらい刺されました。死ななくてよかった。アナフィラキシーにならなくてよかったねということですが、たいていの人は二度刺されたらなるということで、貴重なその一回をこんなことで棒に振ってしまったという。まあ命があっただけめっけもんだし、そもそも今までの人…
新戦国策秦3-14、ある人が秦王に驕れる者は久しからずを説く話
ということで前回は楚の秦担当相である屈蓋(くつがい)が秦に講和を言い出しますが、これは罠だと。これに乗ってくれれば魏は不信感を秦に抱くことになるし、そうなれば秦を孤立化させることができる。それを見破ったのが甘茂だったという話ですね。 今回長いので番号を振りました。 ①②③としましたが、結論の③から見た方がわかりやすいかもしれません。 ①ある人…
最近フロントミッションってSFCのゲームやって強い感銘を受けたので感想など書いてみたい。といってもさっき全クリ終わったばかりなのだが。ネタバレ普通に悪気なく書く気がしますので(笑)、ぜひ見てみたいって方はyoutubeで探されてからがいいのかも。20分とかでざっくりって動画が出てましたので。 おもしろくないと引き付けないけど、でも引き付けるような名場面を先に見てしまうとネタバレにな…
ということで、前回は甘茂が先手を打って公孫衍(こうそんえん)を秦から追い出すという話でした。酷なようですが、これをやってなかったら追い出されるのは、あるいは殺害されるのは甘茂の方だったろうという紙一重の戦いだったということですね。こういうことを取り扱うことに関しては、戦国策の独壇場という気がします。 甘茂が秦・魏間の盟約をして楚を攻めた。 楚の秦担当相…
新戦国策秦3-11、甘茂が武王にとって苦手な使者は相手にするなという話
ということで前回は秦で味方のはずのある人が甘茂の失敗を画策し、一生懸命工作して回るという話でした。 ある意味では人のしょうもなさをとてもよく表しているくだりかなと思います(笑) 秦王が甘茂に言った。 「楚より来たる使者は全く屈強な弁士が多い。議論しても私はたびたび窮地に陥ってしまう。どうすればよいのだろう」 甘茂が言った。…
新戦国策秦3-12、甘茂が先手を打って公孫衍(こうそんえん)を秦から追い出す話
ということで前回は武王が屈強な使者が苦手だったのですが、そういう人は相手にしないでおけば自ずと楚の方で使者を選んでくれるでしょうとアドバイスするという話でした。 甘茂が秦の宰相となった。 王は公孫衍(こうそんえん)のことを愛しており、問題の時には立って話をすることもあった(ほど親しかった)。ある時、自ら「私はそなたを宰相にしようとしているのだ」と言った…
新戦国策秦3-10、味方であるはずのある人が、なんとしても甘茂の宜陽攻略を失敗させようと画策する話
ということで前回は楚と韓とが同盟して恐れる王に、甘茂が説明してみせるという話でした。 宜陽の役で、ある人が楊達・公孫顯(ようだつ・こうそんけん。二人とも秦の人。顯は顕の旧字体)に言った。 「貴公のために五万の兵で西周を攻めてみせましょう。これによって九鼎(きゅうてい、当時の玉璽のようなものだが、規模は巨大)を手に入れれば甘茂の功績を抑…
前々から思っていたことではあるが、この時代は差別の時代だと言えるしはっきりとそういう時代に入ってしまっていることを感じる。ヘイトスピーチ解消法というのができてから四年らしいが、これはそもそもそういうことを言わなければならない状況になっているという事態の方を表しているものであり、これができたからじゃあ全部一気に帳消しになる、負債は全部消えるという意味の徳政令を示すものではないとい…
ということで前回は宜陽を攻めている最中の甘茂に、左成が一言言うという話でした。 しかしその話の前後で出て来た話が繰り返されており、改めて見るべきところはあまりないような気がしました。 宜陽の役で、楚は秦に背いて韓と同盟した。 秦王はこれを恐れた。 甘茂は言った。 「楚が韓に合流したとはいえ、韓のために楚は戦わないでしょう…
ということで前回は馮章(ふうしょう)が楚に土地をあげるよといいつつ、いなくなって「土地をやるなんてことはあいつが勝手に言ってたことだ」ということで結局上げないで済んだという話です。歴史上、詐欺のハシリみたいな話ですが(笑)しばらく宜陽を落とす関係の話が続いていますが、まだ当分宜陽関係で話が続きそうです。 宜陽は今だ落とせず、秦では死傷者が多数い…
3-7、馮章(ふうしょう)が楚に土地を上げるよと言いつついなくなり、結局土地をあげない話
ということで前回の話は甘茂と武王による息壌の誓いという話でした。これだけ念押しされても人は忘れるんだねという話ですね(笑) 宜陽の役について、馮章(ふうしょう)が秦王に言った。 「宜陽を落とすことがなければ、韓・楚は秦の状況に乗じて攻めてくることとなり、国は必ずや危うくなりましょう。 楚に漢中をあげて喜ばせておく…
人は何に向けて生きるかといえば未来に向けて生きる、あるいは生きている、とこうなる。ところが実際にはどうなのかといえば、それはどうも怪しいなとふと思った。大体の場合、実際には人が生きているのは過去に向けてである。未来に向けて生きながら過去に向けて生きている、という表現が非常に難しいのだがこれはどういうことなのか、といえばつまり人は思ったよりも概念的に、つまりは頭でっかちに、いや正…
ということで前回は医者の扁鵲(へんじゃく)が秦の武王の死を見透かしたような言葉を言うという話でした。扁鵲は武王の陥っている状況が深刻であることを一目で見透かしたようです。 今回の話結構長いので番号を①~④と振ります。 ①秦の武王が甘茂(かんも)に言った。 「私は車を三川から(三方に渡って)走らせ、周の王室を窺おうと考えている。…
ということで前回は魏冄(ぎぜん)がある人に斉や韓、魏と仲良くしなさいと言われるというものでした。しかし魏冄はそうはせず、真逆で各国を攻め始めるようなこととなり、「秦に王はいない」とさえ言われるような状態になったのが皮肉だという話でした。 医者である扁鵲(へんじゃく)が秦の武王にまみえた。 武王はこれに自らの病気を示した…
「なぜバカなのか」 この問いを問いかけられたが(別にオレに対して言われているわけじゃないぞ笑)、確かにこれというのは不思議なことだ。もっと合理的、もっと打算的、もっと得をするように……いろいろ考えられることはあるのになぜかそれらの選択肢が選ばれることは一切ない。なぜかほどほど、なあなあ……いやそれどころではない、もっとも最低だと思える選択肢すら人は選び取る。ここで「バカ…
3-4、ある人が魏冄(ぎぜん)に孟嘗君(もうしょうくん)と仲良くして張儀に対抗しなさいという話
ということで前回は土地を楚にあげようとする張儀と、それをなんとしても止めようとする甘茂(かんも)の話でした。まあ張儀にも何らかの思惑はあったのかもしれませんが。 ある人が魏のために、秦の宰相である魏冄(ぎぜん)に言った。 「あなたは東方(山東の諸侯)の話を聞きましたか」 「いえ、聞いていません」 「秦の人…
3-3、楚に土地をあげようとする張儀と、それを何としても食い止めようとする甘茂(かんも)の話
ということで前回は張儀が樗里疾(ちょりしつ)を秦から追放させるというお話でした。こんなんやっててよく秦は強くなれたなというお話ですね。 張儀は漢中(かんちゅう、地名)を楚に与えようとした。 秦王に言った。 「漢中を保とうとするのは、木の虫みたいなものであります(中から食い荒らす虫。ここでは国害と言いたい)。 木を植えても場所が悪け…
漢文の話(韓で、親切な冠係(典冠)が寝てる王に布団かけて処罰される話)
ふと思い出したのがこの話。 https://ja.wikibooks.org/wiki/%E9%AB%98%E7%AD%89%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E5%8F%A4%E5%85%B8B/%E6%BC%A2%E6%96%87/%E4%BE%B5%E5%AE%98%E4%B9%8B%E5%AE%B3 有名な話ですが、高校の漢文の授業…
3-2、張儀が厚く用いることによって樗里疾(ちょりしつ)を追い出す話
ということで前回は張儀が魏を助けに行くというので、左成(させい)と甘茂(かんも)が相談してこりゃ行かせた方がいいぞということでまとまるという話でした。 張儀が樗里疾(ちょりしつ)を損なおうと考えた。殊更に重く扱うことで楚へ行かせて、楚王に秦の宰相とされてはどうかと秦に言わせようとした。 張儀が秦王に言った。 「樗里疾を重んじて使者として扱うと…
3-1、武王、左成(させい)が甘茂(かんも)に張儀に兵を与えた方がいいと助言する話
ということで前回で惠王は死に、ここからは次の武王となります。 前回は王が死んで、張儀を排斥しようという運動が起きたところで終わりました。 張儀は秦の兵を借りて、魏を救おうとした。 左成(させい)は甘茂(かんも、かんぼうとも)に言った。 「これは兵を与えた方が良い。 魏が秦の兵を返さなければ、それすなわち張儀は秦には戻らん…
ということで前回の内容と矛盾するところも多々出てくる気がしますが、今日は東京オリンピックについての話、というか圧倒的私見を書きたいと(笑)思います。 そもそも一年延長したわけですが、いろいろおかしいところが多々出ています。これだけの惨状であればそもそも去年やっていた方がかなりマシだったのでは? あるいは別に今年やるにしてももっと沈静化をすることはできたのでは? あるいはそもそも来年以…
2-13、惠王が死に公孫衍(こうそんえん)と李讎(りしゅう)が張儀を追い出そうとする話
ということで前回は陳軫(ちんしん)が秦王に、斉を助けて楚を襲えという話でした。何かそこに起死回生の手があったのでしょうか。陳軫の思惑がよくわかりませんでしたが。 秦の惠王が死んだ。 そこで公孫衍(こうそんえん)は張儀を排斥して困らせようとした。李讎(りしゅう)は公孫衍に言った。 「甘茂(かんも、か…
経済戦争の話ですけど、一度思いつくとポンポン出てくるのでまあボチボチ書いていこうかなと。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210709/k10013129721000.html これ四日前のニュースですね、女性の自殺がコロナ禍でえらいことになっているという話です。 そもそもの前提として、…
最近ガンハザードってゲームしてました。これがどう言ったらいいのか絶妙におもしろくて、書くならばギャグ方面でいくかシリアス方面でいくか悩みどころです。とりあえず言えることは間違いなく傑作の部類に入るでしょうね。やってきたゲームの中でも十指に入るおもしろさだと思います。そのうち動画にしようかな。 ・まあ直接関係ないんですが、それやってて閃いたことってのがあったので以下に書いておきたいなと。…
2-12、陳軫(ちんしん)が秦王に、斉を助けて楚を襲えという話
ということで前回前々回で張儀が楚王を騙して秦を攻めさせて楚を壊滅させるという話でした。 今回もその関連の話です。 楚は斉との国交を絶ち、斉では兵を出して楚を討った。 陳軫(ちんしん)は楚王に言った。 「王は土地をやって斉と和解し、西の秦とは講和するに越したことはありません」 楚王は陳軫を秦…
2-11後編、楚の懐王が秦を攻めて滅亡寸前まで追い詰められる話
ということで前回の話の続きです。 張儀の話を受けた楚の懐王は「広大な土地を手に入れたぞ!」と朝廷で宣言し、そこに陳軫(ちんしん)が遅れて参内します。それを見かけた楚王がこいつ叱責しようかなと話しかけたところでした。 みんなオレを祝っているぞ、なのになぜおまえは祝わんのだと。 陳軫(ちんしん)はこれに答えて言った…
ということで前回は司馬錯(しばさく)が張儀の意見を遮って意見し、それが通って秦は蜀の征伐に乗り出し、それが成功して国力を増すことに成功すると。そういう話でした。 今回ものすごく長いので、前編後編に分けることで二回に分けてやることにします。 斉が楚を助けて秦を攻め、曲沃(きょくよく)の地を奪った。その後、秦は斉を討とうと思った。しかし斉と楚の関係は良…
今日はなれ果てお休みです。期待していた方すみません。といってもそんなにアクセス数ないからあまりこちらで期待されてないのかも(笑)まあ期待されているかいないかではなく書きたいかどうかで決めているので、気が向いたらそのうち続きを書きます。 多分ブログを読んでいる方は薄々ご存知な気がするし、ツイッターを見ている方はもうお気づきだろうか、けっこう私は過激派な気がする。なぜ、いつから過激派…
2-10、司馬錯(しばさく)が張儀に対抗して惠王に意見をする話
ということで前回は公孫衍(こうそんえん)が義渠(ぎきょ)というオルドス地方の君主に話しかけて、秦軍に一泡吹かせてやるというお話でした。秦は弱ったら贈り物を送ってくるぞと言っておく。そうしたら贈り物が届いた。なので攻撃した。 贈り物を送ったら攻撃されるとかたまらんだろという感じですね(笑) 今回も長いですね。 …
ここから読めます https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156740222662 アプリではしばらく三巻分無料とかやってた気がするので、読んでみるのもいいかもしれません。 前回は雨宮と委員長についてみた。 雨宮は委員長に対して復讐し、その復讐は最…
2-9、公孫衍(こうそんえん)が義渠(ぎきょ)の君主に入れ知恵して秦を襲撃させる話
ということで前回は陳軫が楚から来て、また秦に帰っていくという話でした。 義渠(ぎきょ、長安の北方。秦と魏とが良く争っていた)の国の君主が魏に行った。 公孫衍(こうそんえん、就いている官位から犀首(さいしゅ)とも呼ばれる)は義渠の君主に言った。 「道が遠いために、再度お目にかかることができませんでした。で…
ここから読めます https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156740222662 アプリではしばらく三巻分無料とかやってた気がするので、読んでみるのもいいかもしれません。 ということなんですが、散々考えてきた内容があったのでせっかくなのでここで書いていくのもい…
ということで、前回は陳軫(ちんしん)が自分をはめにかかる張儀に対してうまくかわして逃れる話でした。 今回もそれに続いて陳軫の話ですが、今回長いですね。 陳軫は楚を去って秦に行った。 張儀は秦王に言った。 「陳軫は王の臣となりましたが、常にこの国の国情を楚に教えております。こ…
これはマガポケでやってたマンガのお話ですね。 今日の分で完結してしまった……毎週水曜日と言えばこれを読んでいたので、最終回というのは非常に残念。この作品、確か坂本殺しくらいから見始めたので、そうなると20話くらい。そこから50話だから、ちょうど一年くらい見ていることになる。この作者さんの前作も読んでいたが、そういやそれにハマってそこからこの作品にたどり着いたんだっけ。 ここから読め…
2-8、陳軫(ちんしん)が自分をはめにかかる張儀に対し、うまく乗り切る話
ということで前回は田辛子(でんしんし)が陳軫(ちんしん)のために、張儀がやってきたら真っ先に陳軫の悪口を言うだろうなと見越して、秦王に言っておくという話でした。ワクチン接種みたいなもので、秦王は張儀が悪口を言い始めたらそらきたと不機嫌になったと。 今回もその話の続きのようです。 張儀は秦王に対して、また陳軫を悪しざまに言…
2-7、田辛子(でんしんし)が秦王に予め張儀を入れないよう釘を刺しておく話
ということで前回は、張儀が魏の味方をして勝っても負けても土地が手に入るという計算をするという話でした。 田辛子(でんしんし、策士として有名)が陳軫(ちんしん)のために秦の恵王に言った。 「この臣は、王が郭君(かくくん、郭という国の君主。正確には「虢」のかくではないかと思われる)のようになることを恐れております。 晋の獻…
ということで先日ふと思い立って本屋へ行った。 高校生、いや中学生でも人によっちゃあ物理とか化学とかわかるわけだから、そう思ってみればなんてことはない、じゃあちょっと読んでみるかと開いてみる。 ……わからん。やれHの構造がどうとか、やれOがどう、なぜそういう構造になるかがさっぱりわからんのだ。そしてなぜそういう配置になればそうした効力が発揮されるのか。全然頭に…
ということで前回は楚の景鯉(けいり)が秦王と周最(しゅうしゅ)によって助けられると。個人がこうして助けられるというのはレアだなという話でした。 楚は魏を攻めた。 張儀は秦王に言った。 「魏に味方して魏を強くするに越したことはありません。秦が戦いに勝てば、魏は前のように指図を聞くことになるでしょうし、西河以西の土地を贈らざるを得なくなるでしょう…
2-5、楚の景鯉(けいり)が秦王と周最によって一命を救われる話
ということで前回は魏が土地をくれないという状況だったわけですが、管淺(かんせん)が楚に働きかけては、と言って解決してしまうという話でした。魏としては楚と秦とが関係を持っては困るということだったのに、よく秦に土地を与える約束を破る気になったなと(笑) 楚の使者である景鯉(けいり)は秦にいて、秦王に従い、国境で魏王と会った。楚王はこれに激怒した(注に…
2-4、管淺(かんせん)が約束を破った魏に土地を割譲させる話
ということで前回は、秦の惠王が蘇秦が裏切りやがったと自分が意見を採用しなかったことを考慮せず逆恨みしていたわけですが、こうなったら白起を送って(白起は時代がずれている気もしますが)脅かしてやろうかなと思っていたら、寒泉子(かんせんし)に注意を受けて意外と素直に謝ると。どうやら感情につっぱしるのが良くないという自覚があったらしい、という話でした。 楚と…
2-3、寒泉子(かんせんし)が秦の惠王に感情に引きずられないように説く話
ということで前回は蘇秦が秦で断られて趙に行き、趙では厚遇されて武安君となったという話でした。貧しかった個人がこうして成功したということを書くスタイルというのは戦国策では非常に珍しいなと思います。 秦の惠王が寒泉子(かんせんし、注によると策士ではあるが、秦の処士(在野の士)であるという)に言った。 「蘇秦は私のことを欺いた、一人の知恵で…
なんかふと天啓が……(笑) その天啓によるとこうなる。 なぜ日本はこうなってしまったのか、一体何が悪かったのか?? その答えはこうなる……無能だったからだと。 問題が発生する。しかし人はその問題を解決できないのだ。誰かがやってくれる、オレには関係ねえ、そうして本来速やかに解決されるべき簡単な問題が解決されなくなったしまった、確かにその意味では問題解決能力は奪われている。しかしそれと…
ということで前回は蘇秦が秦にやってきましたが、秦の方では口のうまいやつに懲りていて蘇秦は何を言ってもダメだったというお話でした。あまりにも長すぎて集中力が途切れてましたんで(笑)、また近いうちに見直そうかと思います。 今回はその話の続きのようですね。 また今回も長そうです。 長いんですけど、なんか蘇秦の伝記って感じですね。戦国策にしてはこういうのは…
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高坂昌信という武田信玄のところの武将が書いたものでいつか購入して読んだものに甲陽軍鑑というものがあったんだけど、まあ大体中身は忘れた。しかしそういうものを書き残そうという意識っていうのは大体悪いことを書いてやろうというよりは後世にいい影響を多少なりとも残したいという思いがあったはずで、先人のそういう心がけというのは実に尊いものがあると思った。戦国時代なんかはとっくに社長の息子は…
①先週、今年輸入するコメ輸入量は400トンにのぼるというニュースをやっていた。 https://x.com/hide_Q_/status/1878252483216363598 考えてみれば人はいるのにコメは作るなとやってきたのが減反なわけで、コメを作るにも田んぼはいるが今や田んぼはボロボロ、技術も失われ農機も非常に高額、かつては…
最近ツイッターの方がむしろ攻めたこと書いてるなあなどとふと思った。 ここで書こうということがあまり攻めたこと書かず、というより保守的な内容とかミスらない内容が増えるとなればまあ結局やってることは出がらしな内容ばかりになってしまうのは必然なんだよなあなどと。そうなるとブログの方が価値がなくなってしまう。 140字という縛りがいい具合に区切ってくれるから、短い…
最近は特にそうだが、うまくいかないことというのはチャンスだなと思うようになった。 なんでこんなにうまくいかないんだろとか、なんであいつはこんなにぐずなんだろと誰かがぼやくような話があった時に、その話はただそのまま聞くとただのぼやきや愚痴でしかないが、意外なほどチャンスの種みたいなものが詰まっていることがある。なぜそこにチャンスがあるのかって、それはその個々の事例で終わ…
なんとなく最近見返していたが、いろいろ思いついたことがあるのでまとめ。 ・まず2のBGMは非常にいい。 https://www.youtube.com/watch?v=KxtwitN_3Uw&list=RDQM_AWG6ANhJ94&start_radio=1 特に最近のゲームはエンディングがあれなものが多いので、そ…
二日前くらいに不意に閃いた。あ、そうかairということの言わんとしていることはそういうことなのかと。別に完成形ではないが、まあメモ代わりに書くことに。多分時間置いて程よく忘れるってのが重要なんだろうなあ。細かいところをほぼ全部忘れたがために浮き彫りになったものを選んで書いている感がある。 ・親切というのは「親を切る」と書くが(個人的にこういう語り口は好きではないが)…
ここんところ一週間不眠不休でオンラインゲームにハマっていた。夜討ち朝駆け当たり前のゲームで非常におもしろかったのだが、おかげで昨日今日は寝不足で寝落ちしたりしてかえって成績を落とした。連日1~2時間しか寝てないのでようやくぐっすり眠られそうだ。27勝12敗くらい。せっかくかなり勝っていたんだが。好き勝手できるので多分個人的に非常に相性が良かったゲームだった。今最終戦やってるところ。詳…
いかにも宗教くさい、非常に胡散臭げな題名である。 ・最近空き時間に大学の講義の動画を探してみていた。 おもしろいな―他の大学どんな感じなのか興味あるなーと思っていたが、イェール大学のなんとかという教授がやっていたのがこの講義だった。その講義を見ていていろいろ考えさせられたという内容。 そもそも大学の講義とは、大学とは<…
最近勝手にYoutube再生でおぼっちゃまくんが流れるようになり始めた。それを作業に合わせて変えるのもなんなのでそのまま聞いていた。 あーくだらねえなああははと思っていたが、段々慣れてくるにしたがっていやいやこれはまずいんじゃないか、この内容は由々しきことなんじゃなあいかなどと思い始めた。いやいっそこれがいかにくだらなくてまずいことかについて書こう、これもブログネタだおぼっ…
たまたまヌンチャクについて検索してみるとおもしろい記事を見つけた。 https://orientarhythm.com/concept/nunchaku/ ヌンチャクの起源は馬具か農具か?という説だった。大変おもしろかった。 ・ 先が曲がる意識について 記事の中の絵にもあるが、…
先日金属製のヌンチャクを入手した。これが1.5キロあり、ブンブン振るとそれだけでかなりの重さがある。木製のものは軽くてちゃちいなーと思っていたが、金属製はずっしりとしていて迫力が違う。これはもう使っているだけで上半身の筋トレにもなるし、ヌンチャクとは何ぞやというのを考えるにもおもしろいので大切に使っていこうと思っている。遠心力に負けて一回ぶん投げたけど。壊れなくて良かった。 …
最近コロナになって寝ている。コロナも弱毒化しているとは言われるが、今回はのどの圧迫感や微熱、身体中のだるさとか軽い頭痛とかありはしたものの、前回に比べて圧倒的に軽いなという印象。大事にならないといいがと思いつつも、本当にあっさり終わった感じだった。ちょっと重いただの風邪という感じだった。インフルエンザの方がまだキツイのではと思った。まあここ数年で多数の死者をだしたものなので、ま…
何がこの二つを分けるものなのかを考えていた。 ・なぜこうなったかを考えて、あー失敗した、じゃあ次は別のやり方をしようと考える。それにやって少なくとも次は違う結果、できれば最善の結果を期待する。そうした姿勢のことを恐らくは指すのではないか。 例えばPDCAで時々話題になるが、DDDDDDというのがたびたび問題になるし、しかしこれ実際には意外といい結果を…
今日一日いろいろ考えていた。 その内容。 ①世界は、人間は、その根底はクズ。 人がバカで愚かということを剥ぎ取った先にある根本的な性質としてのクズ性は否定できない。 そしてクズであるがゆえにこの世界が成り立ってきた経緯もある。誰かが獣を殺す。安心を得ながらも殺すようなあいつらはクズだという。
いやなんとなくスーファミとは何だったんだろうなあと。なんとなく一日考えていたので、外に出して一応まとめといてみようと。 ・聖剣2 https://www.youtube.com/watch?v=b_uLgyLrMQ0 いや本当にメチャクチャはまったゲームは多分これが一番なんじゃないかと思う。今一番おもしろいとは言えないまでも当時一…
どっかで逆立ちが健康にいいとかやってたので最近暇があったら練習していたという。小学校の時は完全にできなくて、空手やってた時はジャッキーチェンがカンフー道場で逆立ちやってたとかいうので練習していたが、最近は全くやってないので本当に0~という感じだった。やりながら思ったのは、もしかしてできなかったのはオレが運動神経悪かったんじゃなくて教え方が悪かったんじゃないか?ということで逆立ちを…
好きだから得意になるのと、得意だから好きになるのは別にどっちがどっちてあっても変わりがない、大した問題ではないどちらにしろそうして叩き出した結果こそが大切なんだ、と我々は漠然と思い込んでいる節がある気がするが、ところがこれを5年、10年、15年と見ていくと非常に予後が悪いのは、得意なものを好きだからなんだと錯覚した側にあるように思われる。 好きであろう…
内容とあまり関係ないが、最近書くことが減った。思いつくことが減ったわけではなく、思いついても「あーまあいいか」と思うことが増えた。 これはつまりどういうことかと考えた。ブログってのは思いついたことをとりあえず書く場所であって、まあ書くと言えばメインになる。でツイッターはどうでもいいことをテキトーに書く場所になる。ただ政治経済関係が多く、きっちり言いたいがでもこういう見…
https://www.youtube.com/watch?v=tuaHtqgcMs0 なんかオススメに。 「ゲオルグって男はどうなんだ?」 という動画ができるほど、どうも人気とは言い難いらしいという雰囲気がいきなり伝わってきて視聴。 もともと自分でやってた時は必ず入れるくらい使ってたキャラだったので、多分みんな使って…
今回は曲というよりアルバムの曲集をまとめて一括りという感じで。 いかにも陽気でノリのいい音楽、そして「ミサイルとチョコレート」が表題。 なんだけど、結論から言えばこれは「ミサイルかチョコレートか?」が問われているんじゃないかということを述べていきたいなと。聞き込んでいくと、そして「背景」をそれに合わせて読みこむのであれば、これは二つの方向性を持っているということになるのではという…
Hour and Hour https://www.youtube.com/watch?v=8VMKDB-xDjI&list=OLAK5uy_l0kTIuErIb_XmoFasEXGBn6YBhYmt6H6o 歌詞 Hour and uta-net.com/song/234238/ ・ちょっと順番を変える…
カテゴリでCymbals関連を作った。 ということで改めて①から疑い直すことにしたい。 ・しかしそもそもの動機であり、発端、そして一体何をどう疑っているのかということをまず明らかにしないと読む側にとってはあまり親切なものだとは呼べないんじゃないかということでここで明らかにしてから話を進めることとしたい。歯に物の挟まったような物言いで、結局何を言いたいのかよくわか…
この4は本来書くつもりはなかったんだが。 というか昨日まではもう終わって次のに行くつもりだった。 まあ毎度の思い付きの話である。 謎はすべて(いや大部分、いやけっこう、いや多少は……)解けた……かもなあ?という感じ。 ・ツイッター見てるとこいつは一体何食ったらこんなこと思いつくんだろう?というような言説を数多く見かける。と…
ということでここ数日で10年分くらいシンバルズを聞いた。もう当分いいかなと。 Keith & the Moon https://www.youtube.com/watch?v=e4kgDHF_wg0&list=RDe4kgDHF_wg0&start_radio=1 Missile Song
https://www.youtube.com/watch?v=1IMfPm7GRgU&list=OLAK5uy_kvnZrkVDrki8JdtW-CIEEm6LhzdW7V2VI 昔こんなんあったなあと懐かしいなあと聞きながら。 Visualised! https://www.youtube.…
ふと昨日急にCymbalsを思い出した。 もうえらい長いことすっかり忘れてたなあ(多分10年以上)と思いつつも、ネット上に上がってねえかなーと探してみたという。 Air Guitar https://www.youtube.com/watch?v=zVbcsQUWy6w&list=PL812E55BF8140A85D&index=1
「ククク…… このヘビがっ……!!!」「今、オレのことをヘビだと言ったな……? ならお前がヘビなんだ!!!」 「???」 ・人は自分の持ち合わせたものでしか他人を測れない。 生きて行く上で、経験を積み人生観も…
先日、アリとアブラムシの関係は意外と薄いという動画を見てこれはおもしろいぞと思ったことを書いたのだが。 そして最近でこそ検索するとアリとアブラムシは共生しているけど意外と薄い関係だというものもよく検索に引っかかるようになってきているようだし、いわば定番化していると言っても過言ではない感じになってきているように思われる。 「アリとアブラムシの関係は薄い」
風呂場の照明を掃除すると、なぜか虫が証明の中に入っている。夏場は特に多いのだが、その中には数センチもあるような蛾が入っていたりすることもあるから驚く。 当然防水措置がなされているはずのものなので、水が入らないようパッキンにしろかなり厳重なつくりになっているはず、まあパッキンに沿ってネジ状に進めば一応中に入れないこともないのだろう……とはいえ、せいぜいあるとしても1ミ…
https://lite.tiktok.com/t/ZSYUgXbVr/ あまり評判のよろしくない(というかむしろ悪い)Tiktokの動画なので気を付けられる方は注意されたし。あまり気にしてないのでこうして貼っているけど。 ・まあTiktokに上がっている動画なんて99%以上は全く評価してないし、正直おもしろくないと思っている。 しかしこ…
マムシ毒を打って2日経った。 体感としては1/4000の時よりキツさがなかったので、ずいぶん間は空いたけどまあこんなもんなんかなあ?といった感じで思っていた。 しかしそれと同時にあった感じ……というより症状がかなり独特だったので書き留めておこうと。 ①腕の内出血
勉強した方がいい理由なんてそんなに語れる人間はいないとは思うのだが、ただ勉強はした方がいいとは一般的によく言われる。勉強はした方がいいのかと聞かれて、そうでないと言える人などまあ100人に一人か二人の変わり者くらいだろう。 しかしこれは一体なぜなのか? なぜ勉強した方がいいのか? たくさん理由はあるだろうが、とり…
一昨日、久々にマムシに出会った。大体400分の1くらいの確率で遭うなあとおもっていたが、本当に一年半くらいあ…
今日考えていたこと。 ・大卒差別はあったろうし、それも相当各地で根強くあったに違いない。Fラン大がどうとか現在言われてはいるが、大学出た方が有利だからなんとか行かせたいという要望はその当時かなりあったに違いない。そして増えた大卒と、同い年でありながら先輩である人らとの軋轢(あつれき)。そしてさらに氷河期世代問題もある。それは差別ではないのではなく、差別というくく…
この世において大切なものは何か? それは恐らく本来金ではない。 人と人との関係性、それさえあれば多少の金くらいはなんとかなるものだ…という錯覚は大なり小なりあった気がする。 ・まず第一の愚かとして、金は関係性より重いと見切るというその立ち回りを非常に賢いと思った、ということが最も愚かだったのは…
ふとなんか昔のことを思い出した。 といってもそんないいものは全くなく、全く苦々しいことばかりだったなあということなんだが。 とりあえず一曲 https://www.youtube.com/watch?v=YpthnoR6XLQ どっかのラジオで20年くらい前に流れていた気がする。 音質悪いが現状これしか上がっ…
モンキーターンというこの話自体、常々いかに勝つかが問われており、勝つためになんでもしていいのか、それとも節度を持つべきかが問われている……まあ要するに具体的にはダンプってこれは一体どうなのか?ということが常々問われている。勝つためとはいえ、他人や自分を危険に晒すってのはどうなのか?ということである。 ・小池さんという人は波多野の師匠だが、この人…
今日ふと思ったのが、 「日清日露戦争において日本軍には大量の脚気患者が発生した」ということ。これ関連で、陸軍では森鷗外を筆頭に伝染病説が主流であり、実際にはビタミンB1欠乏が原因だったんだが当時はわからなかった、そのため対応が後手後手に回り被害を大きく拡大したという話がある。そして海軍ではたまたま玄米か何かを食べさせたら良くなったと。ただ明確な根拠はなかったようではあ…
真夜中にふと腹が減っていろいろ調理して満たされてぽーっとしていたらふと思った。 しかしなぜ日本はこんなに凋落したのだろうか? 確定できるようなことはそこまでないが、間違いなく大きく凋落に関わっているなと思うのは差別問題だと思う。かつて日本は大きく差別もんだが取り上げられたことがあって、悲惨な歴史も数多くあったのだが、悲惨な歴史だった、もうこんな歴史は繰…