権力とメディアを考える夏
昨日の朝刊一面は、故ジャーニー喜多川の性加害問題の調査報告をトップで取り上げた。その一面下部の「天声人語」では、調査報告には「マスメディアの沈黙」も取り挙げられいることに対して「真摯に受け止めなければならない」とだけ記す。不祥事に対して政治家や企業トップが必ず言う「真摯に受け止める」はあまりにも常套句になっている。時として、真摯に「受け流す」とも聞こえることがある。今年は関東大震災100年目。昨夜のNHK「クローズアップ現代」では、集団心理、同調圧力による朝鮮人虐殺を取り挙げて新聞の「鮮人の暴虐」などの記事も虐殺を扇動したとした。戦時中のメディアの軍部への追従記事と併せ、権力とメディアを考えさせられる、この夏である。 昨夕の月は満月直前、今朝は曇りで見えず昨夕の西の空 権力とメディアを考える夏
2023/08/31 09:07