基本、映画の感想。新旧問わず。 点数は付けない。 オススメの映画を、読んだ人が観たくなる、且つ、観てよかったと思ってもらえるものを書いていけたらと思います。
(The Dark Knight Rises 2012年 アメリカ) catwoman前作『ダークナイト』の出来が良過ぎてハードルが上がっていたせいなのか、本作の方が低く評価される傾向にありますが、わたしは『ダークナイト』と同じぐらい好きだし、同じぐらい良い作品だと思いますよ。 本作は前作以上に「正義」というものに関して考えさせられる内容になってるし、『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』の内容を受け、文字通り三部作を完結させるに相応しい作品なのではないでしょうか。 今回の敵”ベイン”は、バットマン同様、第1作に登場したラーズ・アル・グールの元で戦い方を学んでおり、ラーズに破門された過去を持…
(The Dark Knight 2008年 アメリカ) Jokerヒーロー映画というジャンルに留まらず、映画史にその名を残す傑作。 どうしても”命懸け”でジョーカーを演じたヒース・レジャーに焦点が当てられがちだが、それ以外にも、映画を構成する重要な要素である「脚本」「編集」「撮影」に於いても秀でている作品である。 第81回アカデミー賞では、ヒース・レジャーが受賞した助演男優賞とともに、編集賞と撮影賞にノミネートはされている。 それだけに、作品賞、監督賞にノミネートされなかったことは残念でならない。 実際、本作が作品賞にノミネートされなかった事が大きな話題となり、翌年より作品賞の候補が10作品…
『バットマン ビギンズ』〜 The”人間”なスーパー・ヒーロー
(Batman Begins 2005年 アメリカ) Ra's Al Ghul ヒーロー映画が大量生産され、しかも興行成績の上位に何作もランクインしている昨今。 なぜ我々は、こんなにも”スーパー・ヒーロー”に魅了されるのか? 確かに、その”強さ”というのも、彼らの魅力の一つではある。 でも、ただ強いだけのヒーローに魅力はない。 彼らが垣間見せる”人間”の部分があるからこそ、彼らに親近感を感じ、魅力的に見えるのである。 ”親愛なる隣人”スパーダーマン然り、ロイス・レインに恋するスーパーマン然り、怒りを抑えきれない”神の子”ワンダー・ウーマン”然り。 そんな中で最も”人間”なのが、バットマンだと思…
2022年夏公開予定の『キングダム2 遥かなる大地へ』の新キャストとして、清野菜名さんの名前が発表されました。 特に原作のファンというわけでも無く、中国史にも詳しくない私にはさっぱり読めない役名なのですが、どうやら「キョウカイ」というキャラクターで結構重要な役らしい。 顔はもちろん、彼女のアクションの大ファンである私にとって、彼女がお子さんを授かった事によって、当分アクションは見られないかなと思っていただけに、ありがたさ倍増のニュースだった。 出演の発表と共に公開されたPVでは、清野さん演じるキョウカイが大勢の敵に囲まれている様子が映し出されている。www.youtube.comこの後、彼女が…
『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』〜 バットガールもいるよ
(Batman & Robin 1997年 アメリカ) 前作『バットマン フォーエヴァー』の大ヒットを受け製作された本作は、前作にも負けないオールスター・キャストで、監督はジョエル・シュマッカーが続投となりました。 前作を上回る制作費を投じ、ワーナーとしては次回作も視野に入れていたが、批評家にも観客にもそっぽを向かれ、最低映画を決めるラジー賞では多くの部門でノミネート、続編の企画も消滅する結果となってしまった。 正直、バートン版の『バットマン』が大好きな私は、本作を初めて観た時、そのあまりにも「漫画っぽい」感じにガッカリしたのだが、今回改めて観直してみたところ、色々と見所も多くなかなか面白いで…
(Batman Forever 1995年 アメリカ) シリーズ3作目と位置付けされているが、個人的には、『バットマン』と『バットマン リターンズ』を”ティム・バートン二部作”、本作と次作『バットマン&ロビン』を”ジョエル・シュマッカー二部作”と呼びたい。 そのぐらい雰囲気が違う。 元々はティム・バートンが監督として続投する予定だったが降板し製作の参加となったため、『セント・エルモス・ファイアー』(1985) 、『ロストボーイ』 (1987) 、『フラットライナーズ 』 (1990) 、『フォーリング・ダウン 』(1993) のジョエル・シュマッカーに白羽の矢が立った。 そして、前作まで主演を…
『バットマン リターンズ』〜 ティム・バートン監督のダーク・ファンタジー
(Batman Returns 1992年 アメリカ) Catwoman何を隠そう、(別に、隠す程のことではないが)わたしはバットマン映画の中で本作が一番のお気に入りである。 前作に引き続きティム・バートンが監督を務めた本作は、ヒーロー映画でありながらダーク・ファンタジー的な仕上がりとなっており、彼の初期の短編『フランケン・ウィニー』(1984)、『バットマン』第1作と本作の間に監督した『シザーハンズ』(1990)でも見られた、彼の「異形のモノ」への愛で溢れている。 そしてその後も、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1993)、『ビッグ・フィッシュ』(2003)、『ダーク・シャドウ』(2…
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